インフィニット・ストラトス ~紅の騎士~   作:ぬっく~

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第2話

今日も、織斑一夏はファイの屋敷に来ていた。

 

「で?間違えてISを起動してしまったと」

 

「はい・・・」

 

原作通りに試験会場を間違えて、ISを起動させていた。

 

「一応、IS学園も高校の類いだからな・・・・・・」

 

ファイはポケットからある物を取り出す。

 

「これって・・・・・・」

 

「地下室の鍵」

 

高校の入学祝いに地下室を見せてあげると言う約束だったので、ファイは一夏に地下室の鍵を渡したのだ。

 

「今日、見に行ってもいい?」

 

「すまない・・・このあと、お客さんが来るから明日にしてくれ」

 

「・・・・・・わかった」

 

一夏は紅茶を飲みえると、素直に帰って行った。

 

「・・・・・・出てきたらどうだ?スコール」

 

「あら?気づいていたのね」

 

林の中から、一人の女性が現れる。

 

「要件はなんだ?まぁ~、どうせあれだろ?」

 

「ええ、その通りよ。あなたを連れ戻しに来たのよ・・・・・・紅葉博士。いや、今はファイ・D・フローライト博士でしたね」

 

「お断りよ」

 

あっさり、断るファイ。

だが、スコールは諦めなかった。

 

「そう言うと思っていたわ」

 

「争いは好きではないんだがな・・・・・・」

 

スコールは、ISを展開するが、ファイは何も動きを見せずポケットに手を入れるだけだった。

 

「「・・・・・・」」

 

緊張する空気の中、先に動いたのはスコールだった。

だが、スコールの腹部に強烈な痛みが走った。

 

「が!?」

 

ファイはそこから、一歩も動かず、スコールに攻撃を当てたのだ。

 

「無音拳・・・ISのセンサーすら、感知不可能な攻撃」

 

「スコール・・・あんたが早く帰ってもらえれば、使う必要はなかったんだけどね」

 

「あら、あたしは結構タフなもんでね」

 

ファイはため息をつきながら、頭に手をあてた。

 

「そう、ならそのまま、土の中に埋めてあげるわ」

 

その時だった。

横から、何が来る気配を察知し、一歩下がる。

 

「大丈夫か!スコール」

 

それは、ファイにとっては見覚えのある人物だった。

 

「オータムか・・・・・・」

 

「っ・・・紅葉博士」

 

ファイは元亡国機業の開発班だったのだ。

その為、二人に出会うのは、とても懐かしかったのだ。

 

「オータム、見逃してやるからスコールを連れて帰りな」

 

未だにポケットから手を出さずに、撤退をすることをすすめるファイ。

 

「それは、できない。あんたを連れて帰るか、抹殺するかのどちらかだからな」

 

「・・・そうか、わかった」

 

ファイは両手を出し、合掌をする。

 

「咸卦法」

 

気と魔力を融合させ、一気にドーピングする。

 

「家の畑の肥料になりたいようだし、その願いを叶えてやろう」

 

スコールとオータムはISを展開しているはずなのに、勝てる気が、全くしなかった。

 

「眠れ・・・」

 

スコールとオータムはギリギリだが、最大威力の無音拳を避け、反撃に入る。

 

「やっばり、咸卦法を使うと隙がおおきくなるか・・・・・・」

 

生身のファイは咸卦法の能力のお陰で、ISとまともにやり合っていた。

 

「化け物かよ・・・」

 

「今ごろ、気付いたのかい?」

 

オータムのサブマシンガンを避けながらも、スコールを相手する。

 

「面倒ね・・・」

 

「とっとと、帰ってくればいいのよ」

 

休めれば、終わる。

ギリギリの戦いが、今も続く。

 

「これで、締めだ!」

 

いつのまにか、スコールとオータムは近くにおり、ファイの奥の手の射程距離に入っていた。

 

「千条閃鏃無音拳!!」

 

無数の無音拳が降り注ごうとしていた。

たが、それは放たれることはなかった。

 

「ぐっ・・・・・・」

 

ファイの感知出来ない距離からの射撃。

その一発が、ファイを襲ったのだった。

 

「しくったわ・・・・・・」

 

「これで、任務は終わりね」

 

オータムはファイを担ごうと手を伸ばすが、異変に気付いた。

 

「お前、まさか・・・!」

 

「あなたたちに渡るくらいなら、こうさせてもらうわ」

 

ファイの手元に何かのスイッチが握られていた。

 

「逃げるぞ!!」

 

スコールとオータムはすぐさま、その場を離れた。

 

「一夏くん・・・ごめんね」

 

そして、ファイは小規模の爆発と共に姿を消した。

 

 

 

 

「ファイさん・・・?」

 

家で晩飯を作っていた、一夏はふと、何かが聞こえた気がしていた。

 

そのあと、ニュースで知ることになった。

ファイの死を・・・・・・

 

 

 

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