屋敷の前では、ISを纏った女司令官と楯無が対峙していた。
「アメリカも、随分と暇なのね」
「それほど、暇ではないんだがな」
楯無は浸入者を建物内に入れるつもりはなかったのだが、ISを所持している者がいた為に兵士の浸入を許してしまっていた。
だが、その状況を一変する出来事が起こった。
◇
フル装備した兵士たちは、地下室へと向かっていた。
そして、地下室に突入するが・・・・・・
「止まれ!少年、そのISをこちらに渡してもらおうか」
「・・・・・・」
だが、一夏は何も喋らない。
「しょうがない、やれ」
「はっ!」
兵士は銃を向け、放った。
『
放たれた銃弾は一夏の手前で蒸発し、一発も届くことはなかった。
そして、一夏は7本の小さな剣が付いたブレスレットから放たれる光に飲み込まれ、ISを展開する。
「な!?」
『
赤騎士は大剣を展開する。
『
赤騎士はそのまま、出口に向かう。
兵士どもは慌てて、逆走するも間に合わず、弾き飛ばされて行く。
◇
「はっ!!」
「せい!!」
未だに女司令官に手こずっていた。
だが、それはそこまでだった。
オープン・チャンネルが開かれ、状況が一変した。
『こちら、A班!!緊急事態発生!!』
『どうした!』
『赤騎士が・・・・・・』
赤騎士と言う言葉に楯無は非常にまずい状況だと思っていたが、違った。
屋敷の扉が吹き飛ばされ、そこから出る熱に驚かせていた。
そして、顔をバイザーで隠された、赤騎士を纏った一夏が姿を現した。
(なによ・・・この熱量は・・・・・・)
ただことではない程の熱が辺りを包み込んだ。
赤騎士自体から白い煙が立つ程の熱を纏っていた。
『
そして、悟った。
これは、危険だと・・・・・・
『
赤騎士から放たれる機械音は人間よりも悍ましい覇気を纏っていた。