インフィニット・ストラトス ~紅の騎士~   作:ぬっく~

54 / 73
第54話

朝起きたらIS学園の自分の寝室にいた。

そこまではよかったのだが、体がいまだに女になったままで、しかも非常に困ったことが発生していた。

身長が140cmほどしかない。

いわゆる、幼女化というやつだ。

 

「これからどうするか…………」

 

この部屋には俺と楯無さんの服しかない。

つまり、着た所でのほほんさん並の服装になってしまう。

 

「…………鈴から服を借りよう」

 

IS学園内でお手頃サイズは鈴ぐらいだと俺は思った。

なので、俺はすぐさま鈴に連絡した。

 

『何よ、一夏』

 

「あ、鈴か? すまんが、服を貸してくれ」

 

『はあ!? あんたついに変態になったわけ?』

 

「いや、そういう訳ではないが。呪いで身体がちじんでしまったんだよ」

 

『…………わかったわ。少し待っていなさいよ。って言うより、あんたの部屋って何号室なの?』

 

「2002号室だが?」

 

『2002って……2年棟じゃない』

 

「専用機の関係でな」

 

『まあいいわ。今からそっちに行くわ』

 

「おう」

 

少ししてから扉をノックする音が聞こえた。

 

「入るわよ、一夏」

 

入って来たのは私服を片手に持った鈴だった。

俺はぶかぶかのジャージ姿で鈴の元に行く。

 

「あんた本当に小さくなったのね」

 

「中身はそのままだけど、身体だけがな」

 

2002号室には鈴と俺しかいない。

フレア、アクア、エンペラー、マル、モロ、ライラ、サー、ステファニーは自由気ままに外に出ている。

一週間は元に戻れない主の為に、室内いてもつまらないということで彼女らは街にでているのだ。

 

「とりあえず、はい」

 

「おう! サンキュー」

 

少しばかり大きいが、今あるやつよりはましだった。

ちなみに服はIS学園の制服だ。

 

「とりあえず、千冬姉に報告しに行かなっければならないな……」

 

「ふ~ん、なら一緒に行くわよ?」

 

「すまん」

 

この状態で他の生徒に見つかると色々と面倒なので、鈴に同行してもらうことにした。

鈴の予備の制服なだけあって、全く同じ姿であった。

唯一違うのは髪ぐらいだろう。

腰のところまで伸びた黒髪。

顔たちは相変わらず千冬に少し似ていた。

 

「あら」

 

職員室を目の前にして、扉を開けようとした時、楯無が出て来る。

 

「あっ、楯無さん」

 

「…………もしかして、一夏くん?」

 

「はい」

 

「…………」

 

楯無はいつも持ち歩いている扇子で口元を隠す。

 

(ロリっ子の一夏くんもいいわね。後で魔法少女の服を着させよ)

 

(楯無さん……また、写真撮影のことを考えている)

 

女体化する度に写真撮影が執り行われているので、大抵のことは分かってくる。

そのため、口元を扇子で隠すのが癖になっている。

 

「織斑先生に話があるので、失礼します」

 

「あら、ごめんなさいね」

 

楯無は鼻歌を歌いながら職員室を後にした。

それを見送ってから俺は職員室に入る。

 

「失礼します」

 

職員室に入ると中にいた教員たちがこちらに目を向けてくる。

それも当たり前だ。

千冬に似た生徒が入ってくれば、目を向けないわけがない。

 

「…………おまえか」

 

「はい」

 

あえて名前を言わない織斑先生。

少なくともやっかいごとは避けたいようだ。

 

「今回はそれか」

 

「ええ、どうやらアクアのやつが発動したみたいです」

 

「まあいい。後で山田先生に服の身調してもらえ」

 

「わかりました」

 

報告が終わったので、俺は職員室を出た。

外では鈴を待たせていたので、そのまま部屋まで送ってもらった。

 

「服はクリーニングに出してから返しておくよ」

 

「わかったわ。この後どうするの?」

 

「外で時間をつぶすよ」

 

「授業をサボる気満々ね、あんた」

 

「しょうがないだろ。この姿なんだし」

 

「まあ、いいわ。放課後にでもまた会いにいくね」

 

「ん~。了解」

 

鈴を見送ったあと、俺は屋上に向かい、電子書籍を読むことにした。

今日読むのはクロス○ンジュにした。




織斑一夏 アクアver

身長144cm
B73/W55/H78

サーの呪い時の姿をただ小さくなっただけ。
ただし、瞳の色が蒼玉へと変わっている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。