インフィニット・ストラトス ~紅の騎士~   作:ぬっく~

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第56話

日が明け、呪い4日目。

今日は珍しくマルとモロがいる。

 

「そっちに行った!」

 

「強敵。なかなかやります」

 

どうやら、朝からゲームをしているようだ。

 

「何やっているんだ……おまえら」

 

マルとモロの行動に眠気も覚め、とりあえず朝支度を済ませることにした。

今回はマルとモロと同じ髪の色で、長髪だった。

 

「くそ! 負けた!!」

 

「屈辱。流石は都市伝説なだけのことはあります」

 

外ではどうやら、マルとモロは負けたらしい。

後で聞いた所、プレイヤー名は『  』という有名なゲーマーらしい。

 

「再戦じゃぁ!!」

 

こうしてまた、マルとモロによる『  』倒しが始まった。

ちなみに、楯無さんは未だに寝ています。

 

◇

 

 

教室には行けないので、外で暇をつぶしていると後ろから声をかけられた。

 

「あ、あの……織斑くん!」

 

聞き覚えのある声に一夏は振り向くと、簪と折紙がいた。

 

「簪と折紙か……どうした?」

 

「あ、あのね……」

 

簪はおどおどしながら何かを話そうとするが……一向に進まなかった。

なので、折紙が代わりに説明する。

 

「一夏様にこれを」

 

折紙が渡してきたのは、ペット用の首輪とリールだった。

 

「簪様はこれを着けて散歩したいともしております」

 

「ちょっ!? 折紙!!」

 

変態発言をする折紙に一夏はまじで退く。

ここまで、変態だとは思いにもよらなかった。

 

「ごめんなさい……折紙が変なこと言い出して」

 

「あ、あ……。大丈夫だ、問題ない」

 

少しばかし、動揺が走っているが、特に気にする程の問題ではなかった。

 

「そ、それでね………今度」

 

簪は改めて話を戻す。

 

「買い物に付き合ってください!!」

 

「お、おう」

 

あまりにも大きな声だったので、少しびっくりする。

あの簪がここまで大きな声を出したのは初めてだろう。

返事を聞いた簪は顔を隠して何処かへと走って行ってしまった。

 

「では、私はここで失礼させていただきます」

 

折紙はお辞儀をして簪を追いかける。

 

「本当に変わったよな……簪は」

 

一夏はその後、束のいる整備室で騎士の微調整をおこなってもらった。

ステータスは相変わらずどのISを上回っており、普通ならリミッターをかけなければいけないのだが、かけらないので実戦的調整をおこなうしかないのだ。

全ての騎士の調整を終え、一夏は部屋に戻るが…………。

 

「こやつは、本当に人間か!?」

 

未だにマルとモロが『  』と対決していたのだ。

部屋を出たのが8時で帰って来たのが8時……つまり。

マルとモロは12時間ぶっ続けで『  』に勝負を仕掛けていたのだ。

 

「お前ら何時までやっているつもりだぁ!!」

 

あまりにもあり得ないことに一夏はつっこんだ。

 

「おお。帰ってきたのか」

 

「帰宅。お帰りなさい」

 

最低限な挨拶はするマルとモロ。

そういうところはしっかりしているのが不思議な所だった。

 

「はぁ……。ゲームはそれぐらいにして、夕食を食べに行くぞ」

 

部屋で作ってもいいのだが、今日は食材がないので学食で食べることになった。

多少、注目されるが特に気にすることなく学食へと向かった。

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