インフィニット・ストラトス ~紅の騎士~   作:ぬっく~

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第56話

日が明け、呪い4日目。

今日は珍しくマルとモロがいる。

 

「そっちに行った!」

 

「強敵。なかなかやります」

 

どうやら、朝からゲームをしているようだ。

 

「何やっているんだ……おまえら」

 

マルとモロの行動に眠気も覚め、とりあえず朝支度を済ませることにした。

今回はマルとモロと同じ髪の色で、長髪だった。

 

「くそ! 負けた!!」

 

「屈辱。流石は都市伝説なだけのことはあります」

 

外ではどうやら、マルとモロは負けたらしい。

後で聞いた所、プレイヤー名は『  』という有名なゲーマーらしい。

 

「再戦じゃぁ!!」

 

こうしてまた、マルとモロによる『  』倒しが始まった。

ちなみに、楯無さんは未だに寝ています。

 

 

 

教室には行けないので、外で暇をつぶしていると後ろから声をかけられた。

 

「あ、あの……織斑くん!」

 

聞き覚えのある声に一夏は振り向くと、簪と折紙がいた。

 

「簪と折紙か……どうした?」

 

「あ、あのね……」

 

簪はおどおどしながら何かを話そうとするが……一向に進まなかった。

なので、折紙が代わりに説明する。

 

「一夏様にこれを」

 

折紙が渡してきたのは、ペット用の首輪とリールだった。

 

「簪様はこれを着けて散歩したいともしております」

 

「ちょっ!? 折紙!!」

 

変態発言をする折紙に一夏はまじで退く。

ここまで、変態だとは思いにもよらなかった。

 

「ごめんなさい……折紙が変なこと言い出して」

 

「あ、あ……。大丈夫だ、問題ない」

 

少しばかし、動揺が走っているが、特に気にする程の問題ではなかった。

 

「そ、それでね………今度」

 

簪は改めて話を戻す。

 

「買い物に付き合ってください!!」

 

「お、おう」

 

あまりにも大きな声だったので、少しびっくりする。

あの簪がここまで大きな声を出したのは初めてだろう。

返事を聞いた簪は顔を隠して何処かへと走って行ってしまった。

 

「では、私はここで失礼させていただきます」

 

折紙はお辞儀をして簪を追いかける。

 

「本当に変わったよな……簪は」

 

一夏はその後、束のいる整備室で騎士の微調整をおこなってもらった。

ステータスは相変わらずどのISを上回っており、普通ならリミッターをかけなければいけないのだが、かけらないので実戦的調整をおこなうしかないのだ。

全ての騎士の調整を終え、一夏は部屋に戻るが…………。

 

「こやつは、本当に人間か!?」

 

未だにマルとモロが『  』と対決していたのだ。

部屋を出たのが8時で帰って来たのが8時……つまり。

マルとモロは12時間ぶっ続けで『  』に勝負を仕掛けていたのだ。

 

「お前ら何時までやっているつもりだぁ!!」

 

あまりにもあり得ないことに一夏はつっこんだ。

 

「おお。帰ってきたのか」

 

「帰宅。お帰りなさい」

 

最低限な挨拶はするマルとモロ。

そういうところはしっかりしているのが不思議な所だった。

 

「はぁ……。ゲームはそれぐらいにして、夕食を食べに行くぞ」

 

部屋で作ってもいいのだが、今日は食材がないので学食で食べることになった。

多少、注目されるが特に気にすることなく学食へと向かった。

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