ブルアカ世界にコンパスヒーロー達が現れたようです 作:カイロス神話
ある建物の前に2人の女子生徒が立っている。
そこには何やら不穏な気配が漂っていた。
「ヒャッハーーー!!!全部ぶち壊したらぁ!!」
「前からイラねぇと思ってたんだ!整地してやるぜ。」
ブオオオォォォォォーーーーン
「? おい、なんかバイク音聞こえねぇか?それも近づいて来て。」
「そうか?アタシには聞こえねぇが。」
ブオオオォォォォォーーーーン
「いや聞こえる、絶対こっちにきてやがる!!」
「マジか?だがバイクってのは……一体何だよ!?」
ブオオオォォォォォーーーーン! キキィィッ!!
バイクが急ブレーキをかけ、その後ろから1人の生徒が不良の前に立ち塞がる。
「うわぁぁぁぁ!!お前は…空崎ヒナ!!なんでここに!?」
その人物は空崎ヒナ。風紀委員である。
「ええ、怪しそうな人たちがいるって既に通報を受けていたのよ。
もしかしなくても貴方達よね?それじゃあ…殲滅させて貰うわ。」
「クソッ!せめて抵抗をほぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ドカァァァァーーーーーン!!
「………はぁ、争いってのはどこも絶えないのね。」
悪役みたいな事を叫びながら倒れた不良を見てため息を吐く。
あぁ、突然だけどこんにちは。
私のことは……とりあえずチーちゃんって呼んで。
私はコンパスってとこでバトルをしながら、あの子を守っていたんだけど、いつの間にかここにいた。あとは省略するわ。
そして何故か……ここ、ゲヘナってとこにいる。
けどゲヘナって聖書に書いてあった「罪人の永遠の滅びの場所」「地獄」だったはず。けどここは争いはあれど悪魔とかがいるわけじゃなさそう。
最初見た時は何事かと思ったけど、
あの子が見たらどう思うのかな………元気だろうか。
コト…コト…コト……
思考に耽っていると通報の対象を殲滅し、鎮圧をさせた子─空崎ヒナが帰ってくる。
高校三年生の中小柄な体に、その姿に見合わぬ機関銃を持ちながらも3さ風紀委員会の委員長だそう。
「お疲れ様、ケガとかない?」
「ええ、おかげさまで。貴方も送ってくれてありがとう。」
私は今、風紀委員の足として働いている。
1つは情報収集のため、移動中とかに何かしらの情報を得て戻る方法を考えればと思う。
2つは恩を返すため。言えば身元がわからない私を匿ってくれているこの人たちに何もせず居るには私のプライドが許さない。
それに通報されて迅速に向かっても、少しは時間が経ってしまう。
だけど私のバイクだったら最速で辿り着ける。
これも相まって今こうしている。
「それじゃあ、帰りましょう。」
「了解、しっかり捕まっててね。全力でかっ飛ばすよ!」
ヒナがその言葉に答えて、腰に手をかける。
その感触にあの子……メグメグのことを考える。
(メグメグ、今元気にしているかな‥もしかしたらこっちにきているかも知れない。
ハビーってのと離れたらどうなってしまうんだろう…だ、だって抱き付くとかハレンチなことするし///)
「…?どうかしたの? 何か考えていそうだけど?」
「あ、いやなんでもない、ちょっとしたことだから。さっさと帰りましょう。」
考え事は一旦置いて、私たちは帰る事にした。
──ゲヘナ・風紀委員室──
「みんな、帰ったわ。」
ヒナが扉を開けて、ただいまという。
その場には3人の少女がいた。
「委員長おかえり、今回も早かったね。」
銀髪ツインテールに褐色の肌をしたこの子は銀鏡イオリ。
我が強いところはありながらも基本的にはいい子だ。
融通が効かないことも多くてちょっと苦労をかけられるところもある……いいところだけどね。
「えぇ、今回も難なく終わったわ。けど現場に向かうのも苦労するわ。」
「通報されるにしても一々現場に向かうのにもねー、今はチーちゃんさんがいるから良いけど。」
「ヒナ委員長お疲れ様です、どうぞ私特製のコーヒーです!」
「ありがとう、あとでいただくわ。」
「 ^ ^ 」
こちらの青髪で服がその……ハレンチな子は天雨アコ。
風紀委員の実質No.2でもあり、行政官を務めている。
ヒナに並々ならぬ忠誠心を持っていて、時々暴走するけど基本的には役に立つことしかしない。
けど……この子の入れるコーヒーは少しだけ美味しくない。
前にヒナがアコの入れたコーヒーを美味しいと言って、騒ぎにもなったことがあるそう。
「委員長、お疲れのところ申し訳ないのですが…
「はぁ……仕方ない、さっさと済ませましょう。」
ヒナに仕事を持ってきたのは火宮チナツ。赤いニーソが目立つ子だ。
元々は別の場所にいたらしいけど、今は風紀委員に入ったそう。
主に事務仕事を担当していて、時には戦場に指揮として出ることもある。
この風紀委員はこの4人で構成されている。
それぞれが互いの欠点を補っているチームであり、戦うとすれば苦戦を強いるだろう。
だけど、戦闘力に関してはヒナに全てを任せているところもあり、言っちゃえばヒナさえいなければ苦戦することはないだろう。
時点でイオリなのだが、性格からしてすぐに突っ込んでしまう為長くの戦闘ができないところはある。
コンコン…………
そんなことを考えていると風紀委員室の部屋の扉が叩かれる。
「来客予定などあったでしょうか……ここまでこれているということは危険はないと思うのですが……どうぞお入りください。」
ギイィィ………
「キキキ…元気にしているか?風紀委員。」
「あら、マコトじゃない、おかげさまでね。で何か用なの?」
「まぁそんなに焦るな、先程連絡が来ただろう?それの補足を私自身からしてやろうと思ってな。」
「それにしても貴方一人だけなの?他に付き添いがいなくて大丈夫かしら?」
「キキキ‥いや、私だけじゃあない。」
「よいしょっと…イブキもいるよ!!えーと、お久しぶりですわ〜。」
「あら、イブキじゃないですか。それ、何かに影響されたんですか?」
「この前のモモフレンズのアニメで出たそうだ。キキキ、やはりイブキは可愛い……。」
マコトがイブキをよしよしし始めた。
イブキはなされるがままだがキャッキャってしてる。可愛い……。
そんな様子を眺めてたいけど、マコトが来た要因というものを聞かなきゃならない。
「あの、申し訳ないけど話があるから来たんじゃないの?」
「ンン…それもそうだったな。少し熱くなってしまったよ、本題を話すとしよう。」
〜〜作者の頭では到底理解できないような頭の良い話中〜〜
「なるほどね……最近不良が増えてきたのはそういうことだったのね。」
「確かにその日にち以降からの通報がそれ以前に比べてほぼ倍となっていますね。」
「先ほどの話と合わせれば、色々と辻褄が合います…が、これをどのような経緯で?」
「我らが情報部長がお前たちが捕まえた奴から聞き出したのだ。キキキ…まぁその時自分も催眠にかかってしまったがな……。」
「あぁ、あの子ね。いつも変わらないわね………。」
「そーそー、いつも変わらなーい!あはは〜!」
情報部長というのは京極サツキのことだ。
服装はもう……とてもハレンチだけど、ちょっとアホっぽい所がある子だ。
催眠術を使うらしいけど、よく自分もかかってるらしい。
「じゃあ、もうやることは決まったわね。」
「えぇ、敵陣突入ですね。」
「相手方にも捕まった情報は届いてることでしょう。準備をさせる暇もありません。」
「だよね、今すぐにでも攻め込もう!」
「だが待て、攻め込むと言っても足はどうするんだ?迅速に向かうとしても、何というか貴様では存在感でバレそうな気もするが。」
「あら、マコトの情報網でも知らなかったのね。こちらには強力な協力者がいるなよ。」
「ん?そういえば見ない顔がいたな…。もしや貴様か?」
「まぁ、そうね。アタシはチーちゃん、よろしく。それで目的地は何処?」
「チーちゃんとは可愛らしい名前だな、キキキ。まぁイブキの方が可愛いが。
場所はゲヘナ郊外の廃墟倉庫だ。そこで今日集会を開いているそうだ。」
「了解、そう言えば誰が私のバイクに乗る?全員連れて行きたいけど、流石に1人しか乗せられないよ。」
「それなら……イオリ、貴方が乗って。」
「え、私!?ヒナ委員長が乗った方がいいんじゃ……。」
「貴方は斬り込み隊長よ、貴方が先陣することで私たちも勢いが付くってものよ。これは貴方しか出来ないこと。」
「う、うん…よくわからないけどわかった!チーちゃん、行こう!」
「それじゃ、フルスロットルで行くよ!!」
イオリが後ろに乗るのを確認すると、全速力で駆け抜ける。
法定速度?……………ちゃんとギリギリMAXだよ!!!
▽▽▽
とある倉庫にて怪しげな会議が行われていた。この場には六人
椅子に座りふんぞりかえるリーダーのような不良生徒が声を出す。
「これより定例会議を始める。まずは何か情報でもあるか?」
「では私から、○○地区を破壊しようとしていた不良が風紀委員に捕まったそうです。」
「それは本当なん?最近減るのが早いと思うたけども。」
「そりゃ本当だ、下っ端だが確認
「そうか、尻尾を切ればいいが……最近は対処が早くなってきたな。」
「事実、最近は風紀委員や
「なるほどな、早急に対策を練らねばならないか………。」
新たな敵に対し頭を悩ませている
ブオオォォーン!
その時秘書の耳にある物音が聞こえる。
「…?何か音が聞こえませんでしたか?」
「そうか?何も聞こえなかったが…?」
ブオオオォォォォォーーーーン!!
「やはり聞こえます!バイクの音です!」
「バイクだと!?まさか奴らか!?」
「近づいています!早く退散を!!」
そのバイク音に狼狽えていると、突如倉庫の壁が突き破られる。
同時に銃声が鳴る。
パァン!!!
「アンタたち大人しくしなさい!!規則違反者は捕らしめるから!!」
「ってことで、貴方達大人しくしててね。」
その二つの声に笑いながら答える。
「ふははは、驚かせてくれるじゃないか…だが2人でこの人数を倒せると思っていたのか?」
「舐められたものですね…皆さん、出てきてください。」
秘書の声に合わせて、どこに隠れていたかわからないが銃を武装した不良達が1、3、7と不規則に増えていき、最終的に20人となった。
「任務の時の敵の数と同じ……2人ならちょっと辛いね。」
「任務とやらはしらんが、これで人数差は10倍だぞ?まさに袋の鼠だな。」
「こっちも舐められたものね、これだけの人数差くらいちょっと辛いだけで余裕なんだから…ね!」
ブロォォンブロロォォォンブオオオォォォォォーーーーン!!!!!
挑発にのり、バイクを吹かせる。そしてあたり構わず突進する。
その時何人もの武装した生徒も吹っ飛ばし瀕死にする(安心して、峰打ちよ。)
車体を破壊しようと銃を乱射されても、倉庫の中だというのに細かく煌びやかなハンドル操作によって避けて行き、銃を打った後隙を狙う。
イオリも「すっごい……」と驚きながらも負けじと敵を撃ち抜く。バックステップにより敵の銃弾を避け、その勢いのまま敵に放つ。
殲滅まであともう少し、ボスと秘書のみ………というところで最悪の事態に陥る。
「ただ…使いすぎたわね‥燃料がもうないわ。」
「まずい…もう弾の補充が出来ない……。」
その様子に気づいたようでボスが高笑いをする
「ふふふ…ふははははは!その様子だともう残っていないようだな?何もかも。」
まさかここまでやられるとは思わなかったが…運が尽きたようだな。」
「18人もやられてしまうことは考えていませんでしまが、反撃する手段がないのならばこちらの番です。さっきまでよくいじめてくれました。たっぷりお返ししましょう…!!」
絶対絶命、まさにそう言うことしか言えない場面である。
その時チーちゃんの耳にはある音が聞こえた。
ビュオン!!
その音に笑みを浮かべながら、時間を稼ぐ為の煽りをする。
「お返し?笑わせてくれるわね、さっきまではアンタ達が何も出来なかったくせに私たちがもう何も出来なくなったとわかった途端にイキり始めるなんて。それで威厳が出るとでも思ってたのかしら?」
意図に気付きイオリも続く。
「まったくだな。そこまでのこと言おうものなら部下に任せず自分の身一つでやってから言って欲しいな。さっきまで蹲っていた奴が言えるようなセリフじゃないと思うな。」
「ぐっ……ちっ、黙れ!お前達がもう何も出来ないことに変わりはないんだからな!たっぷりおしおきしてやるからなぁ*1」
「なんか急にイカついおじさんみたいな声でたんだけど…まぁいいよ。私たちの役目は一旦終わり。あとはあの人に任せるだけ。」
「あの人………まさか!?」
「えぇ、そのまさかよ。」
その声と共に現れたのは‥…風紀委員委員長 空崎ヒナだ。
「よく2人で頑張ってくれわね‥この数…ひーふーみー……結構2人でもできたのね。
これじゃあ私が良いところを奪うみたいで少し申し訳ないわ。」
「良いんだって、というかそれに……見てみて。」
「?…そういうこと。」
先ほどまで強気であった2人は武器を投げ捨てDOGEZAをしていた。
「すんませんでした!!!」
「許してください……。」
「委員長が来た瞬間にもうあれだったから。」
「はぁ……ちょっと締まらない最後だったね。」
このあとボス、秘書、幹部格、倒れていた部下合計20人を全員捕まえた。
彼らの目的は建造物破壊であったが、特に理由はなく、ただそこにあるから破壊したくなったそうだ。
私の世界でもそんな物騒な奴いないわよ……と驚いたことでもある。
そのままアコとチナツの迎えにより一同は学園へと帰った。
「とりあえず今日もお疲れ様。とくにイオリとチーちゃん、ふたりはよく頑張ってくれたわ。
貴方達のおかげで早く済んだとも言えるわ。」
「いやいやそんなこと…なきにしもあらずかもだけど、委員長が来てくれたから投降に応じてくれたってのもあるし、委員長のおかげでもあるよ。」
「そんなことない、貴方達が先に倒していてくれたからこそ、私も万全よく行けたのよ。まぁ意味はなかったけど。」
「イオリ、素直に受け取っても良いんじゃない?実際貴方のおかげで敵がバッタンバッタン倒れていっちゃったんだから。」
「はい、そこまでです。それ以上だと褒め合戦になってしまいそうですので。とりあえず今日の業務は終了です。
仕事が珍しく残ってもいませんので…委員長もちゃんと休んでくださいね!落ち着かないからって仕事探すのもダメですから!!」
「うん、わかってる。」
「わかってるならいいですね。それと委員長、一つ言いたいことがあるんですよね?」
「えぇ、そうね。チーちゃん、一ついい?」
「アタシ!?まぁいいけど。」
呼ばれると思っていなかったので驚きながら返事する。
「貴方はこれまでもよく手伝ってくれたわ。貴方のおかげで助かったことは幾度もあるわ。
出来ればずっと貴方にここにいて欲しい……けど、貴方には帰る世界があるのよね?」
「まぁ、ええ。それに、あの子が待っているかもしれないから。」
「そこでお願いがあるの。帰る時まで、私たちを手伝って欲しいの。こちらの勝手な要求だから、断られたらもう私たちにはどうすることもできないのだけど……どうかしら?もちろん身の回りのことは用意させてもらうわ。」
「ふふっ、あははは!そんなことしなくても大丈夫だよ。ていうか帰る時まではアタシも手伝わせて貰うって決めてたんだから。と言うかそれ以前よりよくはしてもらってるからね。ほら、顔をあげて。」
「そうね……ありがとう。断ってくれなくて、嬉しい。」
(やっぱ素直で可愛いわ……。)
まぁそんなこんなでチーちゃんは帰るその時まだ風紀委員と仲を深めらながら彼女達の仕事を手伝っていったのだった。
最後の締めは適当になりました。