臆病者が行くIS学園   作:灰人

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3話 ヘタレ考える

 

「やっと終わった……」

 

現在破壊神もとい織斑先生の説教から今しがた生還できたのだが問題は山積みである。ISとかISとかISとか、あぁやっぱり怒りに任せてあんな事言うんじゃなかった。あは、あははは。ハァ……死にたい。

 

「ていうかなんで俺もやらなきゃいけないんだよ?」

 

「……そりゃ推薦されたからじゃね?」

 

いまからドリルに謝ってこよううか真剣に迷ってるいると一夏が名案を思いつたのか俺の肩を揺さぶってくる。う、うぷ、やめろ、一夏。酔う……。

 

「……ど、どうした? 一夏」

 

「俺たちでISの特訓すればいいんじゃねえか?!」

 

「でも俺達って何も出来なくないか?」

 

言われて気付いたのかシュンとなる一夏、俺と一夏はあーでもないこーでもないと論争を続けていると朝に一夏をさらった人と出会った。確か名前は……。

 

「い、一夏」

 

「どうした箒?」

 

ああ!そうだった箒さんね、覚えておこう。

でもこの学校ってレベルが高いよな先生然りクラスの皆然りどうやったら集まるんだって言うくらいいるよな?お前もそう思うだろ読者諸君。

不細工がいない学校ってこの学校しかないんじゃないのか?

 

「ほ、ホントか!?」

 

む、こっちはこっちで話が進んでいるようだった。なんか箒さんは顔が赤いし何かあったんだろうか?

 

「べ、別にやってもかまわないぞ」

 

「双真やったぞ!この箒先生がISを教えてくれるそうだぞ」

 

「本当か!?ありがとうございます箒先生」

 

俺は救世主メシアに大してお礼を言った。途中「二人っきりじゃないのか……」とか聞こえたが、俺だって試合に勝ちたいので無視した。

 

「とりあえずは明日からだ」

 

「「Yes Sir!」」

 

取り合えず軍隊式感じで答え寮へ意気揚々と向かったんだがそこでも問題が起こる。今日一日呪われてるんじゃないか俺?

 

 

 

○○○

 

「部屋割り?」

 

巨乳先生そういうことは初めに言っときましょうや……後から言われたって変なリアクション取れないんだから、一夏に至っては固まってますよ?

 

「まだ部屋が空かないので一人か同居という事になります」

 

おいこら、なに重要な事サラッと言ってるんですか、男女15にして同衾せず。

常識だよな。え、違う? そうですかすいません。

 

「何重要な事サラッと言ってるんですか! そんな事初めて聞いたんですが!?」

 

さすが一夏は俺が思ってることをさらっと抗議してくれたぜ。そこに痺れる憧れる。

 

「当たり前だ私が決めたからな」

 

ギャーーーー破壊神! この人の決定かよ……もうだめだな……腹くくるしかねえ……。

 

「千冬姉なに――」

 

ガスッ!

 

「織斑先生と呼べと言っただろう」

 

一夏は拳骨を喰らい床に倒れのた打ち回っている、俺も授業中にやられてたから痛みは分かるのだが! 今は一夏に同情している暇はない、俺の平穏を得るために一夏には犠牲になってもらおう。

 

「はかゲフンゲフン……俺一人部屋がいいんですけど」

 

やば、言ってしまいしそうだった、ギリギリセーフ。

 

だが織斑先生の眉根はつり上がっていき俺に圧力をかけて来る。ヤバイ心が折れそうだ……俺は涙目になりながらも必死に堪えた。一夏? 知らん。

 

「いいだろう。場所は――」

 

織斑先生から場所を教えてもらい部屋へ行く事にした。荷物?もうすでに部屋に運んでいるとの事仕事が速くて俺的には嬉しいのだが、どうも織斑先生は俺と話しているときだけ怖いような気がする。気のせいかもしれないが……

 

「ついたか」

 

ようやく部屋の前まで着きの扉を開けてみる。

入った部屋の中身はどこぞのホテルと遜色ないレベル、当然俺の部屋より断然きれいだしなにより臭くない。そして圧☆倒☆的☆広さ!

 

「これは……ホントにここに住んでいいのか?」

 

取り合えず部屋の散策。

 

 

 

○○○

 

「この部屋本当にすごいな。まじで俺の部屋とダンチだ」

 

冷暖房完備、シャワーはもちろんの事。そして一番は……!

 

「ベッドがフカフカだ!!」

 

俺はベッドにルパンダイブ! そのまま一人ゴロゴロ転がっていた。

 

「でもトイレが無いんだよな……」

 

IS学園は女しかいないから当たり前なんだが、最悪シャワー室でやるしかない。だが授業中にトイレに行きたくなった場合は……考えたくも無い。

 

「あ、一夏はどうなったんだ?」

 

扉を開け周りを見るそしたら丁度一夏も部屋を入ろうとした瞬間らしく目が合った。がっつり

 

「よ、よう」

 

「お前隣だったんだな……」

 

「そうらしい……な」

 

一夏はまだ頭が痛むのか頭を押さえていた。ご愁傷様。

 

「じゃあ、また明日」

 

「おうじゃあな」

 

俺は一夏に挨拶をして、シャワーを浴びてそのまま寝た。

 

 

 

 

 

 

○○○

 

何時だろか? 取りあえず体を起こし携帯を開いてみた。時刻はもう少しで6時になろうかとという時刻、俺はシャワーを浴び制服へと着替えた。

そして着替えも時計を見てみると時間も丁度よかったので食堂へ行く事にした。

 

「いざ、食堂へ」

 

無意味な掛け声と一緒に扉を開ける、そしたらまた一夏と目が合った。がっつり

 

「気のせいかデジャブを感じるんだが?」

 

「奇遇だな、俺もだ」

 

取りあえず固まっててもしょうがないので、

 

「なあ一夏一緒に飯でも食わないか?」

 

「ああいいぜ。箒も一緒に行くよな?」

 

一夏は後ろで準備をしていた箒さんに声をかける、返事は良いとの事で三人で食堂へ向かう。

 

しばらく歩いていると目的地に着いた、どうやらここの食堂は安いのに味は絶品という場所らしいが……俺からして見れば胡散臭い話だ。

取り合えず食券を渡しトレイに乗せてもらった。

 

因みに俺の好物はカレーだ。

 

「うまい……」

 

一夏達も食べ始めるが大体こんな反応。それにしてもこんなの初めてたべたな、胡散臭いとか言ってすいませんでした!!

 

飯も食い終わったので俺は先に席を立ち一夏達に挨拶して先に教室へ行く。

 

「そもそもあのドリルは代表候補生とか言ってたけど一般人と何が違うんだ?」

 

「お答えしますわ!」

 

後ろから聞いたような声が聞こえてきたが無視する。

 

「ちょ、無視しないでください!」

 

「………ハァ」

 

自然に出てくるため息。

 

こう言う人は苦手なんだ、しつこい奴は特に。

 

俺は立ち止まりドリルと向き合う、するとドリルは喜色満面といった表情になるがそんなに説明するのが好きですか? ドリルさん。

 

「端的に言うと専用機を持ってるか否かですね――」

 

「ふーん、ありがと」

 

俺は説明を適当に切り上げ教室へ向かう。ドリルは説明を切り上げた事に怒っているが、これ以上アイツと関わりたくないのでさっさと教室へ行く事にする。

 

「……しかしあのドリルどうやって沸いたんだ?」

 

誰にも聞かれないように一人呟いた。もちろん誰にも気付かれる事なく俺の呟きはクラスの喧騒に消えてしまった。

 

 

○○○

 

「――例えば皆さんはブラジャーをしていますよね?」

 

「ブホォ」

 

時間は飛んで現在授業中なのだが中途半端に聞いていたのだが、何これ!? どういう状況でしょうか? ブラジャー? あああれね知ってるよ。女の人が付ける下着的なやつでしょ。でも最近には男用のブラジャーとかもあるらしくて――――何を話しているんだろうか……俺は。

 

「先生。俺と一夏はその……着けて……ないと思う……ですが」

 

巨乳先生はこちらをみて何が? 見たいな顔しているが……。

 

「何を着けてないんですか?」

 

もしかして気付いてないのか!? もしかして天然?

 

「その……ブラ……ジャーを」

 

「安部君聞こえないのですが?」

 

俺は立ち上がり先生に聞こえるように言った。

 

「俺はブラジャーを着けてないんです!!」

 

静まり返る教室、先生はようやく気付いたのか顔を真っ赤にしている。クラス中は笑い声に包まれているが、こっちは溜まったもんじゃない!

 

「す、すいません! 男の人にはわかりませんよね!!!」

 

クラスの皆はまだ笑っているが俺は恥ずかしすぎる。一夏はいつも通りなのだが……何でこんな状況で平然と入れるんだ? もしかして金玉無いのか?

 

「んん! 山田先生」

 

織斑先生の一喝によりクラスにまた静寂が戻る。――あの人本当にすごいな実は人間じゃなかったりして。そして今教鞭を取ってる先生って山田先生って言うのか、もしかして恋愛とかに奥手なのか? いい物持ってるのに残念だな。

 

「そ、それともう1つ大事な事は、ISにも意識に似たようなモノがあり、お互いの対話――つ、つまり一緒に過ごした時間で分かり合うというか、ええと、操縦時間に比例して、IS側も操縦者の特性を理解しようとします」

 

ISって人間みたいな物なのか? 唯の鎧にしか見えないんだが……でも動かした分だけ分かり合えるのか……人間とは違うんだな、人間なんて一生分かり合えないのに。

 

「それによって相互的に理解し、より性能を引き出せる事になるわけです。ISは道具ではなく、あくまでパートナーとして認識してください」

 

「先生それって彼氏彼女みたいな関係ですか?」

 

それは確かに一理あるな、ISを人間としてみればの話だが。 だがもしISに人格という物があったら面白いそうだな。いつか話をしてみたいもんだね。

 

キーンコーンカーンコーン

 

「次の時間では空中におけるIS基本制動をやりますからね」

 

チャイムがなり次の時間の内容を知らせる山田先生。

 

「ISって言うのは意外と興味深いものかもしれない」

 

こんな人生でも一回しかないんだ今は楽しもう。

 

俺はそのまま軽く伸びをする、背骨から小気味いい音が聞こえてくる。

 

「さぁて次も頑張りましょう」

 

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