臆病者が行くIS学園 作:灰人
休み時間も終わり授業中なのだが、教壇に立っている織斑先生から連絡があるとの事。授業を中断するほどの連絡だったらしいが、どんな内容か非常に恐い。
「織斑と安部、お前達のISだが準備まで時間がかかる」
「……俺と一夏って専用機でやるんですか?」
「ああ。状況が状況だからな。データ採取などの目的のため、お前達にはそれぞれ専用機が国家から贈られる」
なぁんだそんな事かビビって損した――――なんて事を思っていたら頭に出席簿が飛んできた……何故?
「お前が馬鹿な事を考えているからだ」
「……すいませんでした……どうぞ続きを」
なんて理不尽なんだ……俺は痛む頭を押さえながら一夏をみるとなぜか一夏は手を上げていた、なんか今までの所で分からないとこなんてあったか?
「俺にもわかるように説明してください!」
馬鹿だな〜一夏。もっとも俺も人のことをいえた立場ではないが……一応言っておくがクラスの皆はまた? 見たいな顔をし、織斑先生に至っては頭を押さえていた。
頭痛だろうか?
「……織斑、予習はしてきたのか?」
「専門用語を覚えて来たんですけど、まだ構造的なモノはちょっと…」
「そうか…では教科書7ページ音読してみろ」
「は、はい――――」
様はこんな感じ。
・ISは世界に467機しか存在しない
・コアは篠ノ之博士以外作る事は出来ず、博士ももう作る事を拒んでいる。
・そのため世界の国家や企業で平等に別け、それぞれ研究開発に勤しんでいる。
とまあ大体な感じなのだが今回俺達が動かすのは特例の為国家から支給が来るとの事。
どうせなら男も全員乗れるようにしてくれれば良いのに……そうすれば俺が女子のISスーツをみて辟易する事も無いのに。
「でも『篠ノ之』って何処かで聞いたような気がするんだけど」
女子のヒソヒソ声に耳を傾けるが、そんな奴この学校にいたか?
「あの……先生。篠ノ之さんって、もしかして篠ノ之博士の関係者なんでしょうか…?」
「そうだ。篠ノ之は篠ノ之博士の妹だ」
だからそんな奴いたか? 皆が一斉に箒さんの方を向いたが何かあるのか?
『えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』
ぎゃああぁぁまた鼓膜がぁぁぁぁ!! 防御すんの忘れてたああああああああああああああああ!! てかなに箒さんってそんなに有名人なの?! あとで聞いてみよっと。
「――――あの人は関係ない!」
クラス中に響いた怒声……あれもしかしてこれって地雷だったのか?
「……大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられるような事は何もない」
どうやら姉妹仲は悪いらしい……やっぱり聞きに行くのは辞めておこう、死にたくないもん。俺は好奇心にメッ! と言い聞かし授業に集中した(もちろん意味が分からんかったがな!)
○○○
授業も終わり一夏と授業の復習をやっていたら奴がきた。
「安心しましたわ。まさか訓練機で対戦しようとは思っていなかったでしょうけど」
「ごめんなさい。もう許してください」
「何をいきなり謝っているんですか!?」
もう疲れた、あなたとの会話。そっとして置いてくれませんかね? 無理か…
「あの時の事は謝るんで、もう辞めてくれませんか……ごめんなさい」
俺は誠心誠意土下座をした、これにはドリルも驚いたようで慌てている。
横から「セシリアさんってあんな事が……」と囁かれているが今は問題では無いだろう。
一夏はもう俺の土下座が日常と化しているのか俺とドリルの応酬をみても平気な顔でノートを書いている
「取り合えず頭を上げてください!」
俺は無理やり起こされドリルと向かい合う形となった。
いいか、俺は向かい合った時に決して「こいつ可愛いな…」とか思ってないからな! 絶対。
「な、なにいきなり変な事言ってるんですか!? あなたは?!」
「ん? 俺何か言ったか?」
「その、かわ…い…いなんて」
しまったぁぁぁぁ!! 口に出てたぁぁぁ!!!
「い、いやそそそんな事思ってねーしぃ。むしろ――」
「寧ろなんだ?」
とここで箒さん登場ありがとう救世主。あなたはいつもいい所で来ますね、空気を読んでいるのですか?
「寧ろ、箒さん同様かわいいって事です!!」
しまったぁぁぁぁ!! またやってしまったぁぁぁ!!!
こうなったら最終手段。
「って一夏が言ってました!」
「なにそれは本当か!? 一夏!?」
「え、何が?!」
あれこれ状況が悪化してない? 何なんだこのカオス……やべえな逃げよう。
「まあ、そういう訳なんだ。ドリル君察してくれ」
「何がそういう訳なんですか!? 今までの事を鑑みてどう察しろ!?」
いやそんな剣幕で詰め寄られると……顔が近い……。
「あ〜腹減った。飯食いに行こう、うん」
俺は逃げる口実の為食堂に行こうとするが、ドリル手を掴んできた。why? 何故?
「逃がしませんわよ。私も一緒に食べますからさっきの事を説明してくれるまで、離しませんから」
「本当にやめてください!! そんな事したら俺が泣くんで、ほんとやめてもらって頂けないでしょうか
ドリルのお譲」
「あなた本当に許してもらう気有るんですか!? 前から思っていたんですがドリルって何なんですか!? 私にはセシリア・オルコットっていう名前があるんですよ!?」
「あーもう分かったから!! 詳しい話しは食堂で話しつけましょう。ドリ……オルコットさん」
取り合えず一緒に向かおうとするのだがなぜか一夏が宙をまっていたのは気のせいだろう。
「……一応確認を取るが、俺達って敵だよな?」
「ええ、そうですわね」
なんで平然と言ってのけるんだよ……俺は女と会話するだけで一杯一杯なのに……緊張でちびりそうだ。いやもうちょっと出てる。
「なんで一緒に飯を食べるてるんデスカ?」
「毎度毎度空気が読めないチャイムのせいで私のありがたい話を聞かせれなかったからですわ!!」
「すいませんでしたぁぁ! 辞めてください本当マジで!」
もう嫌、この人怖い…その後俺はきっちりドリルのありがたーいお話を昼休みが終わるまで聞かされましたとさ。
なんか俺の説明からありがたーいお話にシフトしていたがそこは問題じゃないだろう。
○○○
一夏に言われ剣道場へ言ったみたにはいいがなぜか箒さんが一夏へと詰め寄っていた。
「どうしてアイツがここにいるんだ!」
「俺が誘ったから」
一夏に言われ箒さんはこっちを睨みつけてきた。何か俺はお邪魔虫らしい……自分から誘っておいてそれは無いんじゃないすかね。
「すいませんでしたぁ! 俺は他の所で勉強しておくんで二人で楽しんでください」
何か面倒くさくなったので適当に謝り剣道場から出ていった。出ていく途中に後ろから「やっと二人きり……」なんて聞こえたが二人きりだったら何が有るんだろうか?
「とは言った物のこれからどうしようか…」
大体どうやったら強くなれるんだ? 勉強をして強くなれる物なのか、いまいち分からん。
「こういう時は織斑先生にでも聞いてみようか」
俺はなけなしの勇気を振り絞って職員室へと向かった。
「―――というわけなんです」
「……お前の言わんとしていることは大体分かった」
おお分かってくれた! でもどうして織斑先生は頭を押さえているんだろうか?
「私はお前を見くびっていたようだ」
「じゃあ――――」
「お前は馬鹿だ」
なんで馬鹿とか言われなきゃいけないんだ。じゃあアンタも馬鹿だ。バーカバーカ。
「いいか。ISというのは直ぐに強くなるわけではないんだよ。
努力によって強くなるんだ」
「努力ですか……嫌いな言葉です」
「まあ、そう言うな。取り合えず自分で出来る事をやってみろ」
うまくかわされたような気がするが、この際何も言わない。いえないと言うべきか。不用意に変な事を喋ると出席簿が降ってくるしね……。
「……はぁ、分かりました」
俺はそのまま職員室をでてこれからのことを考えていた。
「どうしようか? 取り合えず教科書でも読むか…」
俺は『IS関連の教科書を読む』を当面の目標にした。寮に戻る途中剣道場から悲鳴が聞こえたような気がしたが気のせいだろう。