透き通る世界で魔王は何を見る?   作:いぶりがっこ

11 / 35
楽しいっすよね、小説を書くのって。
だけど、その代わりにえらくクオリティが下がってしまいました…何でぇ?(泣)

─追記─
明日から学校なので、投稿頻度が落ちると思います。ご容赦くださいませ。


その(kei)は、深きから目覚め

 

「こほんっ!アノスさんの力については理解しました。凄まじいことこの上ないですが、一連の出来事についてシャーレに報告しました。もうしばらくすれば、先生からも連絡がくるでしょう」

 

ヒマリが咳払いをし、ようやく本題に戻った。

 

「それまでの間、アノスさんはこの部室でゆっくり寛いでください」

 

「ああ、すまぬな」

 

煩わしい監視の気配もなくなり、ある程度の自由を得た俺は、先程の話に出てきたケイについて、救う意思があるのかを、改めてゲーム開発部の面々に聞いた。

 

「「「「もちろんだよ(です!)」」」」

 

意思の確認を終えた俺は、彼女らに対し──

 

「救うことができる」

 

「……え?」

 

「俺の力ならば、ケイを救うことができる」

 

誰が言葉を発したか、一瞬呆然となったゲーム開発部に対して再度、救うことが可能だという旨を伝えた。

 

「ほ、本当に!本当にケイを救うことができるの!?」

 

興奮したモモイが身を乗り出し、俺にそう問うてくる。

 

「嘘はつかぬ。俺に不可能はない」

 

そう言ってやると、彼女達は決意を固めたように、改めて俺へと向き直る。真っ直ぐとした、よい目だ。

 

「お願い、ケイを助けて!」

 

その言葉に俺は頷き、肯定の意を示す。すると、黙っていたヒマリが横から口を挟むようにして、疑問を漏らす。

 

「ですが……救うといっても、どういった形で救うのですか?まさか、魔法で?」

 

「そのまさかだ」

 

俺はそう口にし、魔法陣を自らの体に幾重にも描き、積層した。

 

「<波身蓋然顕現(ヴェネジアラ)>」

 

波の如く、ゆらゆらと俺の身体と魔力がブレる。

可能性を実在化させる<波身蓋然顕現(ヴェネジアラ)>。今回、実在化させた可能性はケイを安全に救い出せるという、その可能性だ。

 

続けて俺は機械人形(ケイ)を魔法で浮かせ、それに魔法陣を描く。描いた二つ目の魔法は──

 

「<背反影体(ダヴエル)>」

 

背反影体(ダヴエル)>は、秩序に反する影体を生み出す。そうして機械人形(ケイ)が影に染まっていき、その中から小さな黒い球が飛び出てきた。ケイの根源だ。

 

「……どうしました?アノス」

 

俺はきょとんと首を傾げるアリスを見つめ、その深淵を覗く。そうして彼女を解析していった俺は、更に続けて三つの魔法陣を描いた。

 

「<黒七芒星(デムド・イヴ)>」

 

「<深印(ドラム)>」

 

「<創造建築(アイリス)>」

 

深印(ドラム)>と<黒七芒星(デムド・イヴ)>によって、その深さを増した<創造建築(アイリス)>が創造したのは───アリスだった。いや、正確にはアリスを模した器である。

 

「え!アリス!?!?」

 

「「「「「「……!?」」」」」」

 

モモイが驚きのあまり、言葉を漏らす。他の者達も声には出していないものの、その顔は見たこともないほど驚愕に満ちた顔をしている。

 

そうしてアリスを模した器に、黒い球(ケイの根源)を定着させる。最後の一押しとばかりに、俺は手を伸ばし、水を出現させては、その水にて魔法陣を描いた。

 

「<流川操魔(メイヴィア)>」

 

正常とは言えぬ、弱りきったケイの根源。それが内包する神秘を川に見立て、弱りきった流れを補う魔力を流した。後は目覚めるのを待つだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

そうして暫くの時間が経ち、アリス達は心配そうに横たわるケイを見つめていた。

 

「……?」

 

──刹那、ピクリとその身体は動き、ケイはその目を開き始めた。




やっぱり難しいな…。だけど、本当に暇潰しには丁度いいですね、これ。妄想してゴロゴロ寝転がっていた時よりも、充実している気がします。

まあ、この小説も布団で寝転がりながら書いているんですけどね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。