透き通る世界で魔王は何を見る? 作:いぶりがっこ
明日、暇ならもちろん書きますけどね()
途中からケイがさらっと居ないみたいな扱いになっていますが、しっかりとアリスにくっついています。作者がケイをあまり知らないので、しっかり描写できないんですよ。
ケイ好きの皆さん、ごめんなさい!
ミレニアム。特異現象捜査部部室。
「──ここは……?」
皆に見守られるようにして起き上がるのは、アリスに酷似した少女、ケイだ。ふむ。ケイの様子を見るに、
「ケイ〜〜!!」
「……っっ!?」
未だ、状況を飲み込みきれていないケイが最初に目にしたのは、自分が守らなければならない最愛の
「ア、
「っ!はいっ!アリスはアリスです!アリス、ケイが無事に帰ってきてくれて、とっても嬉しいです!!」
アリスはその目に涙を浮かべながら、ケイに満面の笑顔を向け、抱きつく。今度はこの手からこぼれ落ちないように、しっかりと──。
「よかったね、アリスちゃん」
「この事を早く、ヴェリタスの先輩達に伝えないと!学籍の偽造を──」
「モ、モモイ?今はアノスさんも居るし、それは……」
彼女達はケイとの再会を喜び合っている。後ろに控えているヒマリも、そんな後輩達の姿に思わず笑みを零しているようだった。
……途中、聞こえてはいけない言葉が聞こえてきたのだが、それは軽くスルーしておく。
そんな時だった。ピロン、とヒマリの持つ
「あら?アノスさん、シャーレから連絡がきました」
「確か、先生とやらが所属する組織だったか?」
「はい。どうやら時間が出来たらでいいので、連邦生徒会の方へ足を運んでほしい、と」
なるほど、先のエネルギー反応についてか。それを反応の本人である俺から直接、話を聞きだして、真相を確かめたいといったところだろう。さて、話が拗れなければよいのだが。
「ああ、すぐに行くと伝えてくれ」
「はい。では、伝えておきますね」
俺がそう言うと、ヒマリは
◇
俺はミレニアムを出る準備をする。
すると後ろからアリス達が焦ったように俺の下に走ってきて、話しかけてきた。
「アノス、もうミレニアムを出るんですか!?アリス達、まだお礼もできていないのに……」
アリス達、ゲーム開発部が悲しそうな表情を浮かべ、こちらに向き直る。
「何、気にするな。礼ならもう貰った」
「え?私達、まだ何もしてないんだけど…」
俺がそう言ってやると、モモイが不思議そうな顔でこちらを見ている。俺は微笑み、モモイの頭を撫でてやる。くはは。なかなかどうして、愉快な顔だ。
「うわっ、くすぐったいよ〜」
そう言うモモイの頭から手を離し、今度こそ俺はミレニアムを去るべく、別れの言葉を口にする。
「なかなかどうして、お前達との時間は充実したものになった。世話になったな」
「うんっ!また会ったら、今度はウチの部室で一緒にゲームしようね!絶対だからね!!」
「任せよ」
俺はそう一言、口にする。部室に居る全員が、ミレニアム校舎前まで足を運び、最後まで俺を見送ってくれた。なかなかどうして、良い縁に恵まれたものだ
そうして俺はミレニアムを去り、今度こそ、連邦生徒会の方へその歩を進めた。
はい。これでミレニアム編……というより、特異現象捜査部&ゲーム開発部編は一旦終わりです。
凄く終わり方が無理矢理でしたね。
次回からは連邦生徒会編、連邦捜査部S.C.H.A.L.E編がスタートします。