よし、サボるぜ   作:まんぐーすかすか

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お久しブリュブリュ!(気さくな挨拶)

アズレン8周年おめでとナス!ホモのみんなはイベント行った?私はお家で生放送見てたよ!来年は私も行ってみたいな

出不精極まってるので初投稿です。

人口密度高いところが苦手なので不定期更新です。


ホモのみんなのためにカミングアウトするけど、、、実は私、男なんだ、、、一人称で勘違いしてたらごめんやで




ハイド&〇〇ク○ 3

 

 

 

 

「やべ...!」

 

 キアサージと目が合う直前に何とか身を隠せた──はず。

 

「俺の事を探してるって事は、もしかして鬼なんか...?ならまずいな、何故だか分からんがキアサージは俺がここに居る事に気付いている。いや、まだ勘付いているだけか...?」

 

 

 もう一度、恐る恐る伺ってみると、明石が何とか彼女の視線を逸らしてくれていた。

 

 

「いるんだろう?指揮官」

 

「にゃ!?い、いいいいる訳ないにゃ!!」

 

「そこまで慌てるという事はいるんだな」

 

「な、何の事だか、分かんないにゃ〜?」

 

 

「あからさますぎるだろ明石...」

 

 あの様子じゃ時間の問題か。最悪、ここから逃げる事も覚悟しておくか。あんまり期待してないけど頼むぞ明石...!!

 

 

「そ、それよりもっ!キアサージはそのロープを何に使うつもりだったんだにゃ〜?!」

 

「ああ、指揮官に使おうと思って」

 

「にゃにゃ!?そういう使い方するものじゃないにゃ!...ちなみに、使った後はどうするつもりだったにゃ...?」

 

「ん、一緒に作って欲しい物があって、その為に部屋に連れて行こうかと」

 

「そ─そうだったのかにゃ〜!それなら安心──いや!騙されないにゃ!!部屋に呼ぶだけならロープを使う必要なんかないにゃ!!──なんでお腹を撫でてるんだにゃ!?」

 

「ふふ♡♡」

 

 

 

「会話の内容から察するに、やはり彼女も俺を探しに来た鬼側の者だったか...そういえば前に、DX饅頭ロボMk.810のプラモを一緒に作ろうって約束したっけ」

 

 

 それくらいならまぁ着いて行ってもいいけど、確かに明石が言う通り、ロープを用意する必要なんて無いよな...しかもどうやら俺に対して使うみたいだし...まさか──!

 

 

「あの鬼耐久シリーズをやらせるつもりか!?...この前の“1000ピースパズル完成するまで帰れません”はきつかった...2人で8時間くらい掛かったのに、完成間近でバラバラにしやがったオフニャまじゆるさん」

 

 狙ったように飛び出してきて、全部吹き飛ばしたオフニャに初めて“可愛い”以外の感情が湧いた瞬間だった。しかもキアサージは何故か嬉しそうに「おっと、また最初からだな、指揮官」なんて言うし。マゾなんか。

 

 

「わしゃまたあんな耐久ゲームしとうない!危ない危ない、やはり気を緩めてはいけない(戒め)」

 

 決意を改めて固めた所で視線を戻すと、明石とキアサージはまだ会話を続けているようだった。

 

 

「大丈夫、私の手にかかればすぐに()()()筈。あまり時間はかからない。...まぁ、指揮官次第では、3日程付き合ってもらう必要があるかもしれないが♡」

 

「にゃー!!やっぱりそのつもりだったかにゃ!!ダメにゃダメにゃー!!」

 

 

 

「おっぶぇ...やっぱそうだったか。今度は2000ピースとかに増えてそうだな」

 

 2000ピースとか3日で終わらせられるもんなんか?てかそんな長い事拘束されたくねぇよ、もう懲役じゃん。

 

 

 

「...ふぅ、そろそろ世間話は終わりだ。指揮官を持って行ってもいいだろうか?」

 

「だ、だからここにはいないって言ってるのにゃっ!」

 

「いや、いる筈だ。指揮官の携帯の位置情報が、ここを指していたからな。......今は消失しているが」

 

「ストーカーにゃ!?」

 

「指揮官の身の安全の為だ(大嘘)。それに、これは私個人の願望により独断で行っているものではなく、“同志”達と共に協議し、管理しているものだから、安心して欲しい」

 

「他にも共犯者がいるのかにゃ!?ってゆうか、それなら尚更、私利私欲で使っちゃダメにゃ!!」

 

「安全の為だ(大嘘)」

 

 

 

 まじかよ(唖然)、俺の携帯そんなもん入れられてんの...?

 

「...うーん、考えても思い当たる節が無い。さっっぱり分かんね(無能)」

 

 今すぐ確認したいが、話の内容からして電源を付けるとすぐに察知されてあぼん(捕縛)だろうな。

 

 

「さぁ、そこを退いてもらえるか、明石」

 

「ダメにゃ!ここより奥は従業員専用にゃ!関係者以外立ち入り禁止にゃ!!」

 

「あっ、あんな所に野生のダイヤの山が」

 

「にゃ!?!?どこにゃ!?!?全部明石のモノにゃ!!!!!」

 

「ふっ...」

 

 

そんなもんある訳ないだろ(憤怒)

 

 

「にゃっ!?騙した──」

 

「隙あり」

 

「にゃにゃ!?......へにゃ〜♡」

 

 

 騙されたと分かり、急いでキアサージの方に向き直ってももう遅かった。彼女が取り出したハンカチで鼻を抑えられた明石は、弱々しい抵抗の後、酔っぱらったかのようにヘロヘロになって崩れ落ちてしまった。

 

「にゃ〜ん♡ふにゃ〜♡」

 

「すまない。お詫びに後で、私と指揮官が愛し合うビデオレターを送るから許して欲しい」

 

 

 

「ふぅん!(KIB社長)マタタビハンカチ如きに負けるなんてだらしないぞ明石──ってやべ、早よ逃げなきゃ捕まっちまう、どうすっぺ...」

 

 

 押入れに隠れるのは...普通に見つかりそうだから無し。ま、素直に窓から脱走だな。

 

 

「明石は必要な犠牲だったとして、この快適空間を犠牲にしなきゃいけないのは不服だが...見つかって軟禁されるよかマシだな!」

 

 徐々に近づいてくる足音を背に、物音を立てない様に窓を乗り越えて、早足でその場から離れた。

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

「うへぇ...また炎天下でじっと耐えなきゃいけないのかぁ〜嫌だなぁ...」

 

 しゃあない、甘んじて受け入れようじゃないか。いややっぱりめんどくさいなぁ...かくれんぼとは思えんくらい鬼いるし。

 

 

「ま、俺のステルススキルには誰も敵うまいて──おっと」

 

 前方に、数人の艦船が集まって何やら談笑(?)しているようだ。

 

 

「いつもならこのまま挨拶してたが、この状況じゃ迂闊に声掛けらんないな。一先ず隠れますよ〜っと」

 

 近くのいい感じに相手から死角になっている茂みに身を隠し、彼女らの動向を伺って、逃げる隙を探る事にする。

 

 

「───と、言う訳で!!わたし達は指揮官というお宝を見つけなきゃならないの!!分かった!?」

 

「はいはい分かったわよーそれなら、こんなとこで時間を潰すより、早く探しに行った方がいいと思うんだけど」

 

「アミティの言う通りね〜まだ指揮官さまが見つかっていないとは限らないもの〜」

 

「まだ大丈夫でしょ〜だって発見報告とか上がってないし〜。どうせみんな合体(意味深)したら記念写真感覚でアップする筈だし〜。それがないって事は、指揮官はまだ捕まってないってことよ!!」

 

「おーさすがロイヤル・フォーチュン頭良いー(棒読み)」

 

「なら早く指揮官さまを探しにいきましょう〜♡」

 

 

(テンペスタまでいんのかい...)

 

 

「まぁまぁ待ちたまえよ!2人も指揮官が本気出したらマジで見つかんないって知ってるでしょ?」

 

「あー...この前、ファンシーが暴走して、指揮官追いかけ回してた時思い出すわね」

 

「うふふ♡倉庫の中に逃げられて、追い詰めたと思ってたのに、どれだけ探しても見つからないから〜って、あの子が暴れ狂ってたのを見て慌てて飛び出してきたのよね〜♡外から♡」

 

「そう!一回でも逃したら、もうわたし達じゃ見つけるのなんて無理無理かたつむり!なので、今回は──じゃじゃ〜ん!“指揮官ストーk『おい』───捕獲三銃士”を連れてきたよ!!」

 

「おおー」

 

「あら〜♡」

 

 デカい胸を張ってドヤ顔のロイヤル・フォーチュンに、アミティとゴールデン・ハインドが適当な拍手をして盛り上げている。そしてすぐ、ロイヤル・フォーチュンが連れてきたという艦船3人が名乗りをあげた。

 

 

「...クルスクだ」

 

「北方連合の一匹狼(笑)さんだよ!足跡とか探ったり、わずかな痕跡で追跡できる歴戦ストーk─わわわ!!ごめんって!!──こほんっ、ハンターさんだよ!!」

 

「アミティは追いかけられる方が好きかな〜」

 

「うふふ♡追い詰めた瞬間ってゾクゾクしちゃうものね〜♡」

 

 

「モガドールで〜す...あつ〜い...」

 

「そして、こちらの死にかけてるのがヴィシアの変態さんだよ!特技は、指揮官の匂いなら壁越しでも、なんなら母港中どこでも嗅ぎ分けられる!!──らしい!!」

 

「ぐへへぇ♡指揮官の汗から塩を作って熱中症対策したい♡♡」

 

「うわきも...」

 

「アミティでも引いちゃうかな〜」

 

「あら〜♡」

 

 

「...こほん!気を取り直して〜最後は我らのドルフィンちゃん!わ〜!ぱちぱちぱち〜!」

 

「うん!指揮官が何処にいても見つけるよ!──たとえ世界の裏側にいても、絶対」

 

「なんか空気重くない?」

 

「アミティ怖〜い」

 

「あら〜♡」

 

 

「えーと、以上!3名がわたし達の仲間、もとい手下なのだー!これで指揮官はわたしのモノだー!!」

 

 

 

「あら?アミティにくれるんじゃないの?」

 

「私のお宝に入れてくれるんじゃないの〜?」

 

「へ?そんな訳ないじゃん笑!まず船長であるわたしが味見して〜」

 

「「うんうん」」

 

「そんで、住処に持って帰る♡」

 

「「は?」」

 

「しゃぶりつくしたら貸して下げるからさ笑」

 

「「あったまきた...(憤怒)」」

 

 

 助っ人をほっぽり出して3人で──正確にはロイヤル・フォーチュンとアミティの2人が言い争い、それをゴールデン・ハインドが圧のある笑顔で睨みつけている──やいやい喧嘩を始め出した。

 

 

「...いやいや本気スギィ!一体俺が何をしたっていうのだ!...今の内に少し離れとこ...」

 

 

 

「はぁ...もう行ってもいいか?さっさと捕まえたいんだが」

 

「──おっと、またまた実はね、今回はお助けアイテムも用意してたんだった──じゃ〜ん!指揮官の靴下〜!」

 

「お〜?盗んできたの?」

 

「いやいやウィダーから借りただけだって!」

 

「...そのウィダーちゃんはどうやって手に入れたのかしら〜?」

 

「さぁ?拾ったんじゃない?ってことでクルスク、はいどーぞ!」

 

「......私は犬じゃないんだが」

 

「そっかーじゃあ」

 

「まぁ待て、獲物の匂いをスゥゥゥゥ覚えておくのもスゥゥゥゥ!狩猟には必要だからなスゥゥゥゥ‼︎」

 

「えー...クルスクさんだけずる〜い...モガドールも吸引(キメ)たいのに〜...」

 

「...ふむ、あまりあいつの匂いが残っていないな、かなり前の物じゃないか。まったく、そのまま置いておくのではなく、密封できる物の中で保存しろ」

 

「あー!だからジッ○ロックの中に入れてあったのかー!」

 

「うわ〜アミティ知〜らな〜い」

 

「ウィダーちゃんは怒ると怖いわよ〜♡」

 

「──よし。クルスク、行動開始」

 

「モガドールは直接摂取する事にしま〜す...やっぱり純度100%の方が気持ちよくなれますから〜...」

 

「なんかあの子だけ危なくない?」

 

「アミティはよく分かんな〜い」

 

「ドルフィンちゃんも応援してるわよ〜♡」

 

「うん!任せて!」

 

 

 クルスクを先頭に、捜索を開始したテンペスタ一同。その向かう先はまさしく俺が今隠れている方角。

 

 

「マジで迷いなくこっち来るじゃん......逃げるんだよォ〜!」

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

「...フェイクの足跡、身代わりオフニャ、ドルフィンの対策ぅ〜...うん!全てヨシッ!」

 

 逃げ続ける事およそ30分。進行方向を特定されづらいように、偽の行き先を装った足跡を残してクルスクを騙し、俺の肌着と帽子を通りすがりのオフニャ2匹に押し付けてモガドールを撹乱、ドルフィンはもうどうしたらいいのかワカンネ。

 

 

「...ちっ、あいつ...私達の存在に気付いているな、小賢しいマネを...」

 

「すぅぅぅ!!──んへぇ♡ぐへへへ♡指揮官の汗の匂いすっごいよお〜♡すぅぅぅぅ!!──ぐへへぇ♡」

 

「自分の服まで囮に使って逃げるなんて、指揮官も必死ね〜──ってアミティ!帽子取んないでよ!」

 

「ロイヤル・フォーチュンばっかりずるいわ、アミティだって指揮官の帽子被ってみたいんだもーん」

 

「ドルフィンちゃんどお〜?指揮官見つかりそう〜?」

 

「...うん。さっきから、ずっと私達から距離を取って移動してる。遠いから、帰ってくる反応が遅くて正確な位置までは分かんないけど...」

 

「──追い詰めている、着実に。絶対に捕まえてやるからな」

 

 

 

─────────────────────────

 

 

テンペスタ達から逃げ続け、あれからおそらく30分とちょいくらい。流石に疲れてきて、いい感じに木と草が生い茂っている森に隠れて、休憩を取っていた。

 

 

「っべぇよ...っべぇよ...もう万策尽きちゃったよ!」

 

 まぁ無理だよね、クルスクは狩人の達人。俺みたいなトーシロのなんちゃってデコイが効く訳ないし、ドルフィンに至っては俺が生きてる限り一生探知して追い掛けてくる、無理ゲーやってこんなん!

 

「あー...ずっと動きっぱなしで疲れた...運動不足にはきついって...」

 

 明石がやられてしまったのが悔やまれる。まぁあいつが倒された事よりも、あの休憩スポットを失ったのがかなり痛い。

 

「てゆうか今何時よ。もうそろそろ夕方じゃねーの?」

 

 空は少し赤み掛かっており、睦月達から隠れて、結構な時間が経った事を示している。もう終わりでいいんじゃない?

 

「最初に遊んでた公園まで、一回様子見に行ってみるか」

 

 

 ワンチャン睦月達に会えたら見つかりに行こう。もうこの際、罰ゲーム受けたろうじゃない。どうせなら、被害が少なそうなちびっこ達に賭けるぜ。

 

 

「よっしゃ、終わりが見えてきたら元気出てきた!さっそく向かうやで^〜」

 

 

 幸い、今いる場所は最初の公園に近い。テンペスタチームとの鬼ごっこもようやく終わる。

 

 

「あれ?俺かくれんぼしてたよな?...まま、ええか!あいつらに捕まるくらいなら、ちびっこ共のお願い聞いた方がマシだろうしな!」

 

 

 よし、行くか!と歩き出した途端、背後から俺の頭の真上を、高速で何かが突き抜けていった。

 

 

「あら〜?捕まえたと思ったんだけど〜ハズレだったみたい〜♡」

 

「どんまーい、それじゃ次はアミティが〜!」

 

 

 

 遠くから聞こえるゴールデン・ハインドとアミティの楽しげな話し声。俺の頭の上にあったのは彼女達の触手だった。

 

 

「うそぉん!?もうそんな近くに──うおおお!!??」

 

 

 またも顔のギリッギリ横を突き抜けていく触手。運良く当たらなかったものの、俺がここに居る事を把握している動きで、獲物を捕らえようと辺りを蠢いている。

 

 

 

「あーあ、アミティもハーズレ。ドルフィンちゃーん、本当に指揮官ここにいるのー?」

 

「......うん、ずっと止まってる......」

 

「おっけー!やーっと観念したって訳ね!ふっふーん!真打登場ー!やっぱわたしがバシッと決めなきゃね!」

 

 

 

「こ、ここまできて捕まってたまるか...!」

 

 バレているというのなら、俺はもうなりふり構わず全速力で逃げ出した。

 

 

「──おぉ?逃がさないよー!いっけー!」

 

 

「ほっ!はっ!ふっ!ヌッ!!───ひでぶっ!?」

 

 

 後ろから迫り来る触手も、最初の数本だけしか避けられず。奮闘虚しく両足を絡め取られ、転んでしまった。

 

 

「おーっとぉ!これはアタリ引いちゃったかなー!!へへーん!これで指揮官はわたしのモノー!!」

 

 

「くっそ...!かくなる上はぁ...!」

 

 

 彼女の元へ引き摺り出される前に、急いで腰のベルトを緩め、手元にあった木の根っこにしがみつく。

 

 

「そりゃー!!一本釣りだー!」

 

「いやーー!!!」

 

 

ぐんっ!!と勢い良く引っ張られたが、すんでの所で悪あがきが間に合って、ズボンだけで被害を抑えられた。

 

 

 

「あぁん!?おパンツまで取られてもうた!?」

 

 くっそ!!!ますます見つかるわけにはいかなくなったじゃん!...あれ?じゃあ睦月達に見つかりに行く作戦詰んじゃった?

 

 

「あちゃあ〜逃げられちゃっ──こ、これは...!!!!」

 

「どしたの〜?──へぇ。それ、アミティにちょうだーい?」

 

「...あら〜♡それは無理よ〜♡──だって私が貰うんだから♡」

 

「はぁ!?!?!?わたしのおかげで手に入ったんだから!!これはわたしの!!!!」

 

「まったくスゥゥゥ‼︎!なんて匂いだスゥゥゥ‼︎!臭害と責められても文句は言えないぞスウゥゥゥゥ‼︎‼︎」

 

「あへぇあ...♡離れているのにくっさいよぉ♡こっちまで届いてくるほど臭いよぉ♡♡さいこーぉ♡♡...あへぇ♡ぐえへへぇ...♡」

 

「そ、それはドルフィンの...!私のエコーで見つけたんだもん...!」

 

 

 

 遠くからテンペスタ達の言い争う声が聞こえてくるが、それは次第に、激しい衝突音にまで発展し始めた。

 

 

「な、なんか知らんが仲間割れ起こしてるぞ...!今がチャンスだ...!こっそり離れるぜ...!」

 

 彼女達を刺激しない様に、忍び足で離れる。

 

 

「くっ、何か隠すものは.........」

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

「はぁ...!はぁ...!辿り着いたぞ!」

 

 

 最後の砦、残った上着を腰に巻いてモロチンを回避、もうこの際俺のプリティなおケツには自由に外の景色を堪能してもらおう。

 

 

「ここに睦月達がいるはずなんだ...!いて貰わなきゃ困る...!」

 

 

 茂みの陰からキョロキョロと辺りを伺うと、願いが天に通じたのか、遊具の影から待ち望んでいた少女が姿を表した。

 

 

「ふぉぉぉ!睦月キタコレ!よっしゃ気付いてくれ...!」

 

 目の前の茂みを掴んで思い切り揺さぶると、勢いが強かったのか、驚いてそのまま逃げていってしまった。

 

 

「そ、そんな...!もうだめだ...おしまいだぁ......ん?」

 

 項垂れていると、去っていったはずの睦月が他の姉妹を引き連れて、戻ってきたでは無いか。

 

 

「ここ!おばけだったらどうしよう...!」

 

「ふぇぇ...こわいよぉ...!」

 

 

 

「うほぉぉぉぉ!!大丈夫怖くないから!早く俺を見つけてくれぇ!」

 

「みーつけた♡」

 

「わ〜い見つかったのら^〜......はぇ???」

 

 

 

 あれ?睦月達は俺の前にいるよな?じゃあなんで横から声が聞こえるの?

 

 

 

「あ、ああ......」

 

「うふふ♡聞こえなかったのかしら?♡もう、みーつけた♡♡♡」

 

「きゃあああああ!!!!」

 

 

 急いで離れようと動き出したが、それより速く謎の力によって拘束されてしまった。

 

 

「うふふ♡そんなに慌てて逃げなくてもいいじゃない♡」

 

「やめろぉ!(本音)ナイスゥ!(建前)」

 

「よくやったわインプラカブル」

 

 

 担ぎ上げられ、抵抗すら許されずに睦月達の前に摘み出された。

 

 

「しゅきかんみーっけ!って、なんでハダカなのー?」

 

「わーへんたいさんだー!」

 

「へんたいさんになったんですか...?」

 

「なってなーい!これには事情があって──」

 

「まぁまぁ♡そんな事はいいじゃない♡それより見つけたら何でもお願い聞いてくれるのよね?♡」

 

「いやぁそれは...」

 

「お願い、聞いてくれるのよね♡何でも♡」

 

「クゥーン...(諦観)」

 

 

 インプラカブルとアルヴィトに挟まれ、強い圧を伴った笑顔でこちらを見てくる。どう答えればいいか、しばらく逡巡していると、今度は追いついて来たテンペスタ達に、俺と同じ様に縛られた明石を連れたキアサージまで参戦してきた。

 

 

「ようやく追い詰めたわよ!手間かけさせた分、えっぐい♡命令してやるからね!」

 

「アミティ追いかけるの疲れちゃったー」

 

「うふふ♡これでようやく、指揮官が私のコレクションに〜♡」

 

「もう解放してくれにゃ...明石はなにも悪い事してないにゃ...」

 

「見つけたぞ、指揮官。また私の趣味に付き合って欲しい、今度はドミノアートだ。完成まで数日掛かると思うんだが、指揮官は断らないと信じている♡」

 

「やめてくれよ...(戦慄)」

 

 

 四面楚歌。俺を取り囲んで、満面の笑みで重い思いの願望を口にしている。

 

「え、えーっと実はな...!このかくれんぼは夕方までって決めてて...「だから?」─へ?」

 

「関係ないのよそんなの♡」

 

「無茶苦茶すぎる...」

 

 

 アルヴィトの有無を言わせぬ物言いに、周りの艦船達もそーだそーだ!と便乗してねじ伏せようとする始末。

 

 

(くそ...有耶無耶にして終わらせて逃げる作戦は失敗か...もうほんとに一体どうしたら──)

 

 

 ふと、キアサージに抱えられている明石と目が合う。その瞬間、俺に電流走る。周りにバレない様に明石に何とかアイコンタクトを送り、それに気付いて貰うも、嫌な予感が働いたのか何とも言えない複雑な表情をしていた。

 

 

(終わらせるのが無理なら、既に終わった事にしてしまえばいいんだ!!──)

 

 

「──ごめんな、みんな...やっぱり、お願いは聞いてあげられそうにないぜ...」

 

「は?なにふざけたこと言ってんの?触手でぐちょぐちょにするよ?」

 

「おおお脅したって無駄だぜ...ふぅ、何故なら、このゲームはもう既に終わってるんだからな...」

 

「何を言って──」

 

「本当さ、俺はもうとっくに見つかって、罰ゲームを受けている最中だったんだからな」

 

「...ふーん?一体誰に見つかったっていうのー?」

 

「それはだな──」

 

 

 

 アミティの問いかけに、俺は指を差して答えた。

 

 

「───にゃ???明石は別に何も──」

 

「このかくれんぼが始まって間もなく、俺は明石に見つかって罰ゲームを受けていたんだ...!」

 

「にゃ!?ああ明石そんな事してないにゃ!」

 

「その内容は『母港一周しながらえっちな自撮りを送る(大嘘)』、なんて鬼畜極まりないものだったんだ...!」

 

「にゃにゃ!?でたらめもいい加減にするにゃ!!」

 

「こんな姿をみんなに見られる訳にはいかなかった、だから隠れていたんだ...!」

 

「にゃー!インチキにゃ!妄想にゃ!明石にはそんなヘンタイ趣味は無いにゃー!」

 

 

 ジタバタ暴れて抵抗する明石だったが、睦月達ちびっこを除いた面々の凄まじい気迫によって、可哀想なくらい震えていた。

 

 

「よって、もぉ〜し訳ないんだが!終わり!w 閉廷!w みんな解散!w」

 

「えー!!!!しゅきかんのうそつき!!」

 

「ひどいよー!!!」

 

「いじわるでへんたいで、すくいようのないへんたいだー!!!」

 

「おぉん!?2回も言わなくていいんだよ!終わりなもんは終わり!!ほら!帰って熱々おでんでも食ってろ!」

 

「うわーーん!!!!」

 

「さっ!俺もお部屋帰って、お風呂入ってゲームしよっ!w もー、みんな突っ立ってないで、早く帰りな?wインプラカブルもこれ解いてよーw」

 

「.........ねぇ睦月ちゃん」

 

「う、うぅ...なぁに、アルヴィトせんせぃ...?」

 

「......悪い事をしたら、罰が当たるって、前に教えたわよね?」

 

「ん?」

 

 

 あ、あれ?なんか身体を縛る力がどんどん強くなっていくぞ...???

 

 

「ア、アルヴィト?インプラカブル?ちょっーと指揮官、身体痛くなってきたなー、て...」

 

 

 ニコニコと不気味な笑顔のまま、俺を見やる2人。背筋に悪寒が走り、見回してみると、俺を取り囲む他の艦船も同じ表情だった。

 

 

「や、やだなーwちょっとした冗談じゃんw本気にするとかお姉さんやめちくり^〜─ガンッ!!─ヒエッ...」

 

 

 顔の横に槍が突き刺さり、恐る恐る顔を上げるとアルヴィトが、ちびりそうなくらい冷酷な顔をしていた。

 

 

「......睦月ちゃん達、存分にお仕置きしてもいいわよ。先生の私が許可するわ。この悪逆非道な大罪人にお仕置きよ」

 

「「「「「「おー!!!」」」」」」

 

「いやぁぁぁん!!お尻叩かないでぇぇ!!!あひぃぃぃん!!!」

 

 数の暴力による無数の張り手の乱打が、俺のプリティなお尻を襲う。どさくさに紛れて凄い撫でられてるし、モミモミされてるんだけど!くすぐったいわよぉ!!

 

 

「はひぃぃん...」

 

「ありがとう睦月ちゃん達、これで指揮官は懲りて反省したはずよ」

 

「うん!わるいしゅきかんをせいばい!」

 

「おにたいじ!」

 

「すべすべだった♡」

 

「硬いのに柔らかかった♡」

 

「あらあら♡おませさんな子達ね♡それじゃあ次は私達のターンね♡」

 

「...え?」

 

 

 インプラカブルに持ち上げられて、彼女の細い指が肩を撫でる。

 

 

「うふふ♡私達のお願いも聞いてくれないんでしょ?♡なら、しょうがないわよね?♡」

 

「お、お休みでも荷物持ちでも!お小遣いでも聞くから!痛いのはいやぁ!」

 

「うーん...ちょっと違うのよね〜♡」

 

「い、一体なんなんスか...」

 

「え〜♡私に言わせるつもり?♡」

 

「じゃあ無しって事で...」

 

「はーいお仕置き確定ね〜♡」

 

「結局こうなるんかい!!」

 

 

 インプラカブルとの問答の後、俺はアルヴィトへと引き渡され、胸の中に抱えられるようにホールドされた。

 

 

「むー!」

 

「あん♡そんなに動かれたらくすぐったいわ♡」

 

 

 お顔に柔らかなお山さんが〜!でもこのままじゃ窒息しちゃう〜!

 

「じゃあ♡そろそろ指揮官にはおやすみなさいして貰おうかしらね♡」

 

「む、ふもふもふがふが──(一体何を言って──)」

 

 

 意味深な発言から、徐々に俺を拘束する力が強まっていく。

 

「ふもん!ほうぉんふぅ!(アカン!これじゃ死ぬゥ!)」

 

「大丈夫起きた頃には全て終わっているわ♡」

 

「ふ...んぐぅ...(もう...むりぽ...)」

 

 

 こうして、デッカパイに顔を埋めて、頭を撫でられながら俺の意識は闇へと沈んでいった。

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

「へあっっ!?!?」

 

 目が覚めると、自室のベッドの上だった。

 

「くぉくぉは...俺の部屋か...」

 

 うーん...頭が痛い...何も思い出せない...アルヴィトのでっぱいの中で気を失って、それからどうなったんや...

 

「...いつの間に部屋着に...?」

 

 誰かがここまで運んで、着替えさせてくれたのか?

 

「おはようございます、ご主人様」

 

「ベルファスト」

 

 部屋の扉を開けて入ってきたベルファストが挨拶と共に、換気の為にカーテンと窓を開けたのだが、そこから差し込む陽光に脳が理解を拒む。

 

「...なんで朝なの?」

 

「昨晩はぐっすりと眠っておられましたね。それはさておき、昨日のお昼から放棄されていたお仕事がまだ残っております。今日はそれらの対処から始めましょう」

 

「お、おお...昨日の夕方から、俺そんな寝てたのか...」

 

「聞いていますか、ご主人様」

 

「大丈夫、うん...とりあえずお腹すいたから何か食べたいな、って...」

 

「では支度を終えて、すぐに食事に致しましょう」

 

 ベルファストが持ってきた朝食は、昨日から食べていない俺の事を考えてか、いつもより量が多かった。

 

「こんなに用意して貰って悪いな、ベルファストはもう食べたのか?」

 

「ええ、もう既に──十分頂いていますよ♡」

 

「ほぉん?そっか」

 

「ふふ♡」

 

 その後はベルファストと共に昨日の昼から手付かずだった書類を片付けて、いつも通りに過ごした。その間、昨日のかくれんぼで、俺が気を失う前にあの場にいた連中から、「次はいつやるの?」とか「またヤろーね♡」みたいな催促する連絡が来てたけど、もうやんねーから!

 

 

 

 





〜後日〜

指揮官「流石にガキンチョ可哀想やから労ってやるやで^〜」

睦月‘s「アメさん!たいやき!結婚!(おままごと)」



〜うらすじ〜


指揮官「クゥーン...(気絶中)」

アルヴィト「指揮官の遺伝子ジュースごちそうさま♡」

インプラカブル「懺悔しろッ!♡いっぱい懺悔出せッ!♡オラッ!♡」

キアサージ「指揮官のDNA美味し♡私のと混ぜ混ぜさせたい♡」

テンペスタ‘s「「「「私たちも手に入れてないお宝があるんだけど、“子宝”って知ってる?♡」」」」

クルスク「お前の味を覚えさせた責任取れ♡」

モガドール「うお♡くっっせ♡犯罪だろ♡こんなの空っぽになるまで没収だ没収♡」


ベルファスト「帰ってこないと思ったらこんなに汚されやがって♡上書きしてやる♡ジュズルル♡」

明石「もう好きな人汚されるの見てらんない!♡上書きしてやる♡ぐぽ♡ぐぽ♡」


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