一年も経ったのにわてしびっくり。導入とかネタは思いついても、話の着地点に迷って結局途中で消してまうねんな。そしたら半年経ってました。ヒエ〜w
はい。久しぶりにしゅっきり〜できたので初投稿です。
春が近くなって花粉症で死んでしまうので不定期更新です。
「指揮官は夢を見るかにゃ?」
「なんだいきなり」
「見るのかにゃ?」
「まぁ...」
今日もいいペンキ⭐︎な母港の昼下がり。丁度昼の休憩を利用して、何か面白い映画やドラマはないか、明石の元へ訪ねていた。
「指揮官がどんな夢を見るのか明石とぉ〜っても気になるにゃ〜♪」
「別に普通だぞ。空に浮かんでたりとか、海辺でバカンスとか、後は...」
「後は?」
「...いや、なんでもない」
(お前達とスケベな事してる夢見てるぜ⭐︎なんて言えるわけないんだよなぁ)
「あ、あーそういえば、最近は溺れる夢をよく見るかも」
「トラウマとかあるのかにゃ?」
「いや、そんな記憶ない。俺ばりばり泳げるし。...しかも不思議なのがさぁ、決まって“艦船が側に居る時だけ”なんだよなぁ」
「にゃ?」
「毎日じゃないけど、夜に一緒に寝て欲しいって子が来るんだよ──あ!勿論手出したりとかはしてないぞ!...んで、その時によく見るんだ」
「あっ、ふーん(察し)」
「何回も見るからさぁ、ちょっと不思議に思って考えてたんだけど...俺、気付いちゃったんだよね」
「にゃ!やっっと気付いたのかにゃ!?でも良かったにゃ〜いや良くないのかにゃ?」
何か複雑そうな顔でうんうん唸っている明石。
「ああ、おそらく俺は、彼女達の内なる恐怖──その悪夢を、代わりに見ていたんだ」
「ちょっとでも期待した明石が間違ってたにゃ」
「そう思ってからは、あんまり苦じゃなくなったなぁ。それで皆んながぐっすり眠れるなら、俺がいくらでも代わりになるから。フッ...」
「にゃ〜...指揮官がそう思うなら、それでいいと思うにゃ。アホすぎだにゃ〜(小声)」
「それよりなんか面白い映画とかねーの?できれば1人でゆっくり見れるやつ」
「...はぁ、実は指揮官にぴったりのイイモノがあるから、ちょっとだけ待ってて欲しいにゃ」
そう言うと、工房の奥へと戻って行った明石。待つ事約三分、先と同じようにダルそうに戻ってきた明石は、謎の輪っかを差し出して来た。
「お待たせにゃ!指揮官には特別に、限定オファーにゃ!今なら3,000ダイヤで──」
「まず先に説明しろ、あとぼったくりすぎだ」
「まぁまぁ落ち着くにゃ、ちゃんと指揮官の要望通り、面白い物が見られるアイテムにゃ」
「それだけじゃ分からん」
「しょうがないにゃあ...簡単に言うと、“これを付けて寝た相手の夢が見れる”にゃ!」
「ふむ」
「あんまり詳しくは言えにゃいけど、まぁ重桜の秘術でちょちょいと、にゃ」
「そーなのかー(棒読み)」
じゅうおうの ちからって すげー
「指揮官も皆んなが普段どんな夢を見てるか、気になってたんじゃないかにゃ〜?」
「...ま、多少はね?」
「嫌なら使わなきゃいいにゃ〜。それに、バレなきゃ犯罪じゃない、って昔の偉い人も言ってるにゃ!」
「お前、そう言って俺に隠してる事無いよな?」
「何の事かさっぱりにゃ」
「...」
はにゃにゃ〜?なんて、ふざけた態度でしらを切る明石。じっと睨んでも惚けたままで、このまま続けても無駄だろう。
「...はぁ...んで、どう使うんだ」
「指揮官は分かってるにゃ〜!さっすが──わわわ分かったにゃすぐ用意するからその手を下すにゃ」
別に乱暴するつもりじゃない。ちょっと腰の辺りをトントンしてやろうと思っただけだ。最近、オフニャや野良猫相手に覚えたのだ。
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「こちらへどうぞ、にゃ」
「なんだこれ」
用意すると言ってその場を離れた明石を待つ事約10分。戻って来た明石に連れて来られたのは、工房の奥にあるいつもの部屋。
「指揮官に楽しんでもらうために準備したのにゃ」
「これで見るのか?」
部屋に置かれているのはぱっと見、普通のテレビにリモコンとかソファとか、なんの変哲も無い一般家庭のリビングにあるような家具だけ。
「うん、いつも通りのレイアウトだな」
「前に使った時から動かしてないからにゃ、ちょっと掃除しただけにゃ」
ソファに腰掛けた明石の横に俺も座る。
「それじゃあ早速始めるにゃ」
リモコンのボタンを押すと、画面に数名の艦船が映り出した。
「ジャベリン達、いつもの4人だ」
「たまたま近くに居たから協力してもらったにゃ!指揮官の為って言ったら即決だったにゃ!」
「そんな、照れるぜ」
「あ、夢を見られる云々は内緒にしてるにゃ。だからありのままの妄s──ゲフンゲフン、夢の世界を見れるにゃ!誰から見たいにゃ?」
何か言い掛けた明石が、起きちゃうから早く選ぶにゃ!と急かしてくる。
「うーん...じゃあ、綾波で」
(特に理由は無い。...昨日、ゲームでボッコボコにされたからとかでは無い。うむ、決して)
「ポチッとにゃ」
明石がリモコンを操作すると、画面が徐々に切り替わり、さっきまでとはまったく別の映像になっていた。
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『...指揮官。やっと追い詰めた、覚悟するです』
『いいや違うな、俺が此処へと誘い込んだのさ』
「なんかもうクライマックスシーンだ。しかも俺が敵役だ」
「昨日やってたアニメのシーンかにゃ?」
『...っ!まさか...!』
『ふっ...もう遅いZE⭐︎』
綾波の背後から縦横無尽に飛んできた糸に絡め取られ、無惨にも拘束されてしまった。
「なんであんなに際どいとこだけ隠した破れ方してるんだ?てか糸巻き付いただけじゃん」
「サービスシーンにゃ」
『いい気味だな、綾波...おっと、じっとしてないと、そのお前の自慢の顔が傷ついちゃうわぜ』
『くっ...!』
「おお、絶体絶命だ」
「この後、覚悟と気合いで覚醒して返り討ちにするから大丈夫にゃ」
「おおい!ネタバレすんなよ!!」
『それじゃ、今までのちかえしをたっぷりとさせて貰おうじゃねぇか』
『いやっ...!』
「うおお!プ⚪︎キュアがんばえ〜!」
「お約束にゃ〜!」
『ぐっへっへ、ヒーローの癖に敵に触られて感じるなんて、こりゃたまげたなぁ』
『んぅ♡あう♡あっ♡』
「ん?」
「にゃ?」
明石が言うような覚醒シーンは来ず、ひたすらに身体を弄られ続ける綾波。
『こっちの方はどうだぁ?ん〜?』
『あぁっ...♡!そこはダメっ♡です♡』
「流れ変わったな(興奮)」
「わァ...!(困惑)」
『それじゃあ、従順になるまでやるからな?』
『はぁ♡はぁ...♡!』
徐に伸ばされた手が、息も絶え絶えな綾波の下半身を捉え───
「にゃ、にゃー!夢から弾き出されてしまったにゃー(棒読み)」
「は?(威圧)」
ぶつっ、と音と共に、先程の、4人の艦船が寝ている画面へと切り替わった。
「ええーと...あ!脳の防衛機構?的なやつに!追い出されちゃった(って事にしとく)にゃ〜!!!」
「なんじゃそりゃ...!くそぉ!えっちなシーン期待してたのに!!1番テンション上がる所でCM入って邪魔されたあの感じ、嫌いなんだよ俺ぁよぉ!!」
「はいはい、まだ夢は見れるにゃ。次に行くにゃ」
「それじゃあ次はジャベリンだな!いっつも好き好き言ってくれるし!きっとまたムフフな夢見れるはず!」
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『指揮官!見てください!とっても綺麗ですね!』
『そうだね。でもジャベリン、君の方が、何倍も綺麗だよ(吐息多め)』
『えへへぇ♡』
「うえー...こんな浮ついたセリフ言う指揮官キモいにゃ」
「アッ! (ショック死)」
画面には、壮観な夜の街並みを背景にジャベリンと形容しがたき存在、ざっくり言うと誇張しすぎた俺Lv.100というモンスターが、美女と野獣もかくや、世にも恐ろしいメロドラマを繰り広げていた。
『指揮官〜♡もう、からかわないで〜♡』
『からかってなんかいないさ...君の美しさは、この景色を軽く凌駕するほどに、輝いて見えるよ...』
『あへぁ〜♡しきかぁん♡』
「ヴォエ!!!!」
「素直に喜んだらいいにゃ。ジャベリンには指揮官がこれくらいカッコよく見えてるって事にゃ」
「ほなええか」
「にゃ〜」
『えへ♡ここでの思い出、ジャベリン、ずっと大事にしますね!♡...ラフィーちゃん達とリサーチしに来てて良かったぁ〜...(小声)』
『観光したのか、俺以外のやつと...』
「ん?」
「にゃ?」
謎のジェラシーを発揮したモンスターが、ジャベリンの後ろから抱きつき、顎に手を添えて、無理矢理顔を上げさせた。
『へ...?ふえぇ...!♡し、しきかん!?♡』
『お前と観光するのは、俺だと思っていた...』
「何なんだこれは...(絶句)」
「にゃー(察し)」
『指揮官...♡気持ちは嬉しいですけどぉ...♡母港でみんなが──』
『今夜は、帰したくない...』
「おっ(興奮)」
「2回連続でこうなるのかにゃ...」
ジャベリンと俺のガワを模ったモンスターの唇が触れ合った時、画面がいきなりホワイトアウトした。
「うおっまぶし」
「にゃにゃ?ガタが来ちゃったかにゃ?」
不思議そうな表情で、リモコンとモニターを交互にパシパシと叩いていた明石だが、次第に映像が戻り始めた。
「戻ってきたぞ、ほらどけどけ」
「古いやつだから、そろそろ修理した方がいいかにゃ〜?」
明石がモニターの前から離れようとした途端。
『───あっ♡─だめ─♡指揮か──♡♡』
『最後の一発くれてやるよオラ』
「ぬっ!(超速反応)」
「にゃああああ!!!!!」
微かに聞こえてきたのは、甘く脳に響くような嬌声と、パンパンと水気を帯びた、湿った破裂音。しかし、明石の絶叫と共に繰り出されたパンチで、モニターに大穴が空いた事で、物理的にかき消されてしまった。
「な、なにをするだァ──!」
「にゃ〜?ちょこーっと力加減を間違えちゃったにゃ!!てへ〜⭐︎にゃ!」
「ゆ゛る゛さ゛ん゛ッ!!!」
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「次は無いぞ」
「ほぉおぉ...♡♡わ、分かったにゃ...♡──んお"っ...♡まだ余韻が♡」
「おら、早くしろ」
腰トントンの刑に処して10分。まだ腰が抜けているようで、ソファにケツを突き上げた状態でダウンしている。時折あげる声も相まって、まるで
「発情期の猫みたいだな」
「だ、誰のせいにゃぁ♡」
(やっぱり、明石も猫っぽいし、野良猫達やオフニャみたいに“効く”と思ったんだよな。でもこんなダミ声は出さないだよなぁ。痛そうには見えないし、艦船だから?...うん、分からん⭐︎)
「後でナヒーモフにも試してみよ」
「絶対に辞めとくにゃ」
結局、もう立ち上がることは諦めたようで、饅頭に新しいモニターを持ってきて貰った。
「次はラフィーだな!」
「イヤな予感しかしないにゃ〜...」
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画面に映ったのは、一面ピンク色の空に、雲の絨毯で出来た地面。パステルカラー多めのメルヘンチックな世界が広がっていた。
「おお、テーマパークに来たみたいだぜ、テンション上がるなぁ」
「可愛らしくて楽しそうな夢だにゃ〜♪」
『指揮官、ラフィー、ここで一緒にねんねしてたい...』
『ああ、いくらでも付き合うよ』
「夢の中でも寝てるにゃ?」
「いつもと変わらんけど、1番平和で落ち着くなぁ」
仲睦まじく隣り合って、雲のベッドに寝転んでいる光景が映し出された。
『んぅ...ラフィー、幸せ...指揮官も、同じ...?』
『あぁ、俺も幸せだよ、ラフィー』
「あぁ^〜たまらねぇぜ。これが“尊い”という感情...?守りたいこの笑顔」
「そうにゃ〜!これこそが乙女の夢にゃ〜!前の2人がちょっっっとイレギュラーだっただけにゃ!」
「どうしてイレギュラーは発生するんだろう?(疑問)」
指揮官の今までのツケだにゃ。と明石のセリフと同時に、俺の端末が鳴り出した。
「...げっ、ベルファストからだ──もしもし?え?休憩時間とっくに過ぎてるって...うおまじか、ごめんごめ───今なにしてるかって?...うーんと、ちょっとね、戦略会議的な〜集まりに参加してて...──へ?GPS?工房にいるのは分かってる?おーーーんーーーっと」
明石に、少し外すとジェスチャーで伝え、一度外へと出た...が、部屋の中から聞こえる明石の絶叫が、外まで聞こえる。一体何やってるんだあいつ。
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「ふぅ、何とか“1日予定に付き合う約束”でお咎め無しになったぜ...ってどうした」
「にゃ〜この母港はもう終わりにゃ...分かってたけどにゃ...」
「おーい戻ってこーい」
「にゃ...ぬるぬるレスリング...ぴょんぴょん大運動会...ぶつぶつ...」
「ダメだこりゃ」
いつの間にか画面は切り替わっており、残るはZ23ことニーミだけとなった。
「ニーミは真面目だからなぁ。夢の中でも勉強してたりして」
「...あの身体に収まるサイズじゃないにゃ...壊されちゃうにゃ...」
「勝手に始めるぞー」
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画面に映ったのは、いつも艦船達が授業を受けている教室。しかし、その空間にはニーミと俺の2人だけしかいない。
『指揮官!終わりましたよ!』
『さすがニーミだな、完璧だ。偉いぞ〜!』
『ふふん♡もっと褒めてくれてもいいんですよ♡』
「俺が教師とは珍しい。いつもは教わる側だからなぁ」
「情けないにゃ。もっといっぱい勉強しないと、そのうち見捨てられちゃうにゃ」
「おっ、おかえり。大丈夫だ、俺も先生って呼ばれてるんだぜ?」
「アンカレッジ以外にいるにゃ?」
「それ以上はいけない」
明石からの追及を避けると、画面の向こうで俺が次の授業を始めようとしていた。
『ふーむ、ニーミはどうやら【保健体育】が苦手みたいだな』
『うっ...だ、だって指揮官の前で、恥ずかしいですよ...♡』
『俺のせいにするなんてニーミは悪い子だな。そんないけない子は先生がお仕置きしちゃる!』
「やったぜ。(大興奮)」
「何となくそんな気はしてたにゃ(絶望)」
うごごご...と頭を抱えてうずくまる明石を他所に、授業は無常にも進んでいく。
『保健体育の補修は実技で行う事になっている。さて、分からなかった所は手取り足取り、俺が教えてやるからな〜?(ゲス顔)』
『そんなぁ...!♡(期待の眼差し)も、もちろん!♡望む所ですよ!♡』
「ふおぉぉ!!キタコレ!!堪りませんなぁニチャァ...」
「にゃーー!!なんでこの母港はどいつもこいつも、頭の中がピンク色のメスばっかりなんだにゃー!風紀はどうなってるにゃ!風紀は!!」
『それじゃあニーミ、俺が性教育の実技指導を行う。しっかりとその身体に叩き込んでやるからな。覚悟しろよ?』
『はぁ♡はぁ♡指揮官♡お手柔らかにお願いします♡』
「子供には見せられないシーンがこの後始まる(セッ○ス)」
「もう無理にゃーー!!!」
画面の中の俺が勢いよくズボンを脱ぎ捨てたのと同時に、明石がモニターの電源を切ってしまった。
「あーー!!!やりやがったなぁぁ!!!」
「もうデータは取れたからいいにゃ!!こんなスケベな夢ばっかりだったのは誤算にゃ!!計画になかったにゃ!!!」
「はぁ??計画?何だそれは」
「...にゃ」
「やっぱりなんか隠してやがったのか」
問い詰めてみても守秘義務だのプライバシーだの何だので、答える気はなさそうだったので、仕方なく解放してやった。
「ま、そんな事だろうとは思ってたけどな。ジャベリン達は知ってたのか?」
「あの子達はホントに通りすがりにゃ......こんな思春期真っ盛りなスケベ少女達とは思わなかったけどにゃ(小声)」
「はぁ...巻き込んだ謝罪とお礼はしておけよ」
「指揮官だって喜んでたにゃ!」
「ああん?指揮官サマに逆らうってのかァ?“こう”だぞ?」
「にゃにゃ!?♡もうアレは勘弁にゃ!♡」
腰トントンのジェスチャーで脅すと途端に弱気になる明石。
「ま、楽しませて貰ったのは事実だし、今回は見逃してやるよ。ただ、後で大事になるようなヤツだったら早めに言えよ。処理するのは俺なんだからな」
「大丈夫にゃ!ちょっとした小遣い稼g──こほん、お悩み解決だからにゃ〜!そんな大それた事はしてないにゃ〜!えへえへ」
「...ならいいけど」
もうそろそろ戻らないとベルファストに本気で怒られる為、帰る用意をする。
「んじゃ、仕事しますかねーありがとな、明石」
「いってらっしゃいにゃ!お仕事頑張ってにゃ!」
「...いつもそんなこと言わないだろ、怪し」
「あー!!!!ベルファストが迎えに来るって連絡にゃ!間に合わなくなっても知らないにゃ〜!?」
「くっっそコイツ...!!!」
嘘っぽいけどホントだったら酷い目に遭うのは俺だ。よって、超スピード!?で執務室へ戻らなければならない。上司を脅しやがってぇ!
「...今回は見逃してやろう!真の脅威はベルファスト故な」
「誰が脅威だと?」
「 ア゜! 」
「ご主人様、“なんでも”1日付き合ってくれると約束しましたよね?」
「なんでもとは言ってない...」
「は?(威圧)」
「シキカンヲイジメヌンデ...」
本気になった艦船のパワーには、たかが成人男性の抵抗など無意味なのさ。ドナドナ...
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〜数日後、母港某所〜
とある領の秘密の会議室。多種多様な(性癖を持つ)艦船が集まり、円卓を囲んでいた。
ここでは、厳正な審査を経て参加する事が許される重要な会議が開かれていた。
「明石、
「にゃ〜皆のフィードバックが思ってたよりも多かったおかげにゃ」
明石が取り出したのはいつぞやの機械。
「これで指揮官の夢を観る事が出来るのだな...!」
「どうしよう、めちゃめちゃえっちなの映っちゃったら...私我慢できないかも...」
「すっごい
「指揮官様も年頃の男性ですもの...♡無理はありませんわ♡」
「やばぁ♡テンションぶちアガッてきた〜♡」
「まぁまぁ♡その時は全員で、ですよ♡」
「時は来た...!今夜、決行するぞ!」
各陣営の面々、立場から、普段あまり触れ合う事ができない者に、毎日自分の抑えられない欲望を(脳内、もしくはぬいぐるみを含む)指揮官に物理的にぶつけている者まで、各々抱えているものは若干異なるが、それでも行き着く想いはただ1つ。
「「「「なんだかんだ指揮官もえっちな事考えてるはずだよね〜♡♡♡」」」」
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ー???ー
夜の帳が下りた。霧が立ち込める街で、人ならざる獣どもが唸りをあげている────
────空には、赤い月が佇み、何処からともなく、絶えず赤子の鳴き声が響いていた。
───血が舞う。夥しい量の血が。
「おお」
目の前の、人の形をした獣を引き裂いた。
「死んだ」
立ち向かってきた奴を叩き斬った。自分と同じ人“だった”者。
「手こずった」
今度の奴は思ったよりも強かった。殺しきるまでに時間がかかった。
「まだいけるな」
次に出会った奴は、今までの比にならない程強かった。手も足も出ないまま、臓物を引き抜かれて死んだ。
「くそが」
何度も、何度も、何度も、殺して殺されて、一方的に殺して、じわじわと追い詰められるように殺され、数えきれない死を経験して。
「楽しい」
異形を、人を、立ち塞がるもの全てを血の海へと沈め、自身も血と傷にまみれながら獲物を探し続け────
「あー」
終わらない悪夢の中で、飽くなき殺戮を続け───
「誰か俺を殺してくれ」
血溜まりの中で、
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「ファ〜(ソプラノ)よく寝た⭐︎」
久しぶりの快眠に、珍しくメイド隊の子達の力を借りずに気持ちよく起きる事ができた。
「いや〜懐かしい夢を観たぜ」
まさかブラッ○ボー○の記憶が蘇ってくるとは。
「やはりこの身体は、殺戮を求めているのか...」
昨日、ロングアイランドと一緒に死にゲーやったからかぁ?あいつは「くそゲーなの!!!2度とやらないの!!!」とかブチギレてたけど、ふっ、まだまだ甘ちゃんだな...(後方腕組み)
「...血みどろの殺し合い、かぁ」
この母港は基本的に、マイルドな表現のゲームばっかりなんだよなぁ...ぶっちゃけ任○堂みたいな、全年齢向けのテイストが多い。てかそんなのしかない。
「ま、それもいいんだけどさ」
やっぱ、グロ!ゴア!血がブシャー!スプラッター上等!って感じのゲームばっかやってたから、物足りないんすよねぇ。グランドでセフトなオートのやつとか、地獄の悪魔どもをチェーンソーで薙ぎ倒すやつとか。
「ここじゃ絶対出来ないな」
だってすぐそこが戦場だもん。なんでゲームでまで殺し合いして、血塗れになんないとダメなんですかって話だよな、艦船達からしたら。
てな訳で、余計なストレスを与えない為にも、表現にかなり気を配ったゲームばっかりなのだ。もろちん、映画やアニメなんかもだぞ。
「うん、あんなの精神衛生上良くないよな!久しぶりにキャンプでもするか〜!」
ヤー○ムで過ごした日々。すっかり忘れてたけど、一回思い出したら鮮明に蘇ってくるな〜!
よっしゃ!今日は1人で起きれたし、執務室に突然行って、(ベルファストを)びっくりさせたる!
「先に朝ごはん食べに行こ^~」
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「みんな離れて...」
「大丈夫...?指揮官君1人でご飯食べれる?」
「辛くなったらいつでも言って...お姉さんがずっとそばに居るからね...」
「もう何もするな...お前は何もせず、後は我等に任せろ...」
食堂に着いて「おはよう!」の挨拶をしただけでオ○マーみたいになっちゃったよ。みんなピ○ミンだな!(バカ)
「飯も仕事も自分で出来るから...大丈夫だって!安心しろよ^〜」
「できるわけない!!!!」
「ファッ!?」
「あっ...ご、ごめんね!いきなり大声出しちゃって...あはは...」
鉄血のハインリヒが力無く笑うと、それに釣られて周囲の雰囲気も不穏なものになってきた。
「本当本当!平気だから!俺はみんなの笑顔が見れるだけで、最高に幸せなんだずぇ...?(吐息)」
「...本当に大丈夫なの?」
「さっきからそう言ってるダルルォ?それより腹減ったぜ。今日は何食べようかな〜ん!」
心配そうに見てくるみんなを押しのけて料理を頼みに行った。料理当番だった龍武も泣きそうな顔で山盛りにしてきた。その量は俺も泣きそうだよ。
食べてる間も、「1人で食べれる?」だの「私が食べさせてあげるから...」だの、過保護なセリフが箸を口に運ぶたび飛んでくる。俺は赤ちゃんちゃうんやぞ!!!
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「一体何だったんだ...?」
結局食べ終わるまで甘やかし包囲網が解かれることは無かった。何とか解放してくれて助かったぜ。
「普段生意気なやつらも大人しかったのはなんで...?」
壊れ物を扱うかのような、触れたら消えてしまうような...みんな、慎重に伺う素振りで接してきた。うーん不気味だ。
「...俺が知らないうちに、俺の身に何か起きたのか?え、なにそれこわ」
(とうとう寝てる間に改造されたか?それか病気に掛かった?)
うんうん唸りながら考えても思い当たる節はなく、そのまま執務室まで辿り着いてしまった。
「おはようベr」
「...ご主人様」
「うわ顔白いな、体調悪い?」
「...いえ、お気になさらず。早速、今日のスケジュールの確認を」
「本当に平気か?」
「ええ、健康そのものですから」
俺の心配を押し切って仕事の準備に取り掛かった為、やむなく俺も書類に手を付けたのだが、やっぱりベルファストもみんなのように様子がおかしい。
しきりに俺の方を眺めてくるし、声を掛けても何処か上の空で。極め付けは紙で指を切った時に、この世の終わりみたいな表情でこっちを見ていた。まぁその後すぐに治療してくれたけど。でも包帯はちょっと過剰だったかな。
「ふぃー今日もお疲れ、ありがとうな」
「ええ、ご主人様のメイドですから。いつでも頼ってくださいませ」
「ほんと助かる。いつも頼りっぱなしでごめんな。じゃあまた明日」
「...“あれ”は偶然、きっと
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「ファ〜(アルト)よく寝た⭐︎」
うーんまた懐かしい夢を観たぜ。サイ⚪︎ブレ⚪︎ク、超面白かったんだよなぁ。
なんでこう昔の夢ばっかり見るんだ?いつものえちちちwな夢を見させてくれよ、俺の煩悩だらけの脳みそちゃんよぉ。
「ふーむ刺激が足りないと言うのか?今の生活に?それこそあーりえんなぁ(空耳アワード)」
でもこうやって昔の思い出を懐かしむのも悪くないな、ワシが若い頃はなぁ、なんつって。
「よーし今日も1人で頑張って起きれたし、お仕事頑張ろーっと」
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「誰もおらん」
あ、ありのまま、さっきまでの出来事を話すぜ...!朝飯食いに食堂に行ったら艦船1人居なくて...!(饅頭が作ってくれた)廊下を歩いていても、誰ともすれ違わなくて...!(けど部屋の中から変なうめき声は聞こえる)執務室に着くまでに出会った艦船はゼロ!ゼロゼロゼロ♡
「流石にベルファストは居るよな...?───おはよう〜っと」
「...おはようございます、ご主人様」
「「...おはようございます」」
「あれ、今日はニューカッスルとグロスターもいるのか」
「...はい、これからは3人体制で監視...こほん、見守らせて頂こうと思います」
「なんで?(半ギレ)」
俺があまりにもサボり過ぎて監視の目を増やすってのか!そんなサボってないやろ!
「...ご主人様はただ座っていて頂ければ、後の仕事は全て私達が処理致します」
「じゃあもう俺要らないじゃん」
「ただそこに居てくれるだけでよろしいのです...」
「俺はカカシかなんか?」
この日から数日の間、本当に座ってるだけでみるみる書類が減っていくのを眺めるだけで、俺は重要なやつにだけハンコを押すマシンとなっていた。
まぁ暫くすればそれも収まったようで、10日程で以前と同じ日常が戻ってきた。落ち着くまでに泣きながら抱きつかれたり、ほぼ軟禁みたいな状態にされたり、色々あったけど。...ほんと落ち着いてくれて良かった。
「俺は一体なんの誤解を解いたんだ...?」
うーん、無事に終わったし、いっか。
「いつもの雰囲気が戻ってきて良かった良かった」
今日もお仕事めちゃ頑張ったぜ、俺ちゃん偉〜い。
「よーし!明日はもっと良い日になるよね!ハ⚪︎太郎!」
ヘケッ!(裏声)
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「ファ〜(ビブラート)よく寝た⭐︎」
いやはや、またまた懐かしい夢見ちゃったよ僕。⚪︎トル⚪︎ィールド4、超やってたなぁ。現代で白兵戦!時間を忘れるまでやったっけ。バカみたいに突っ込んで倒して倒されて、ほんと何も考えてない戦い方だったなぁ。
最近は忙しくて夢なんて見ないぐらい爆睡だったからか、やっと一段落ついた昨日は、久しぶりに1人で寝たからな!一昨日はケルサンと一緒に寝たんだけど...もうデカいしやわらかいし、すごかった。まじで(小並感)
「よーし、今日も1人で行って、びっくりさせたる!...その前に、朝ごはん食べに行こ^〜」
“うらすじ”
〜悪夢 1回目〜
クソガキ「あーも俺ほんとサイッキョw 誰か俺の事殺してくれよ^〜ん」
ーーー
艦船‘s「全裸待機完了!w すっげぇえっちなの、いつでもかかって来〜い...ファッ!?なんだこのグロ映像!?クゥーン...(絶命)」
〜悪夢 2回目〜
クソガキ「うっひょ〜w 俺ちゃん上手すぎ!wちゅよすぎて怖くぬぇーわ!w (難易度:カジュアル)」
ーーー
艦船’s「好きな人が血飛沫あげながら殺されまくるの辛たん...でも今度は大丈夫でしょ!w...ファッ!?なんだこの世界観!?もう精神バグってるやんけ...(絶望)」
〜悪夢 3回目〜
クソガキ「⚪︎ね⚪︎ね⚪︎ねオラッ弾よこせ!はー味方つっかえ!もうなんで...はあぁぁぁんん!?!?!?(ブリブリブリブリュリュリュwww)」
ーーー
艦船‘s「3度目の正直!今度こそスケベなやつ来るって、はっきり和姦だね。それじゃイキますよ〜wイクイクw...ファッ!?なんだこの戦場!?好きな人が死に続ける映像とか、もう気が狂う!(発狂)」