よし、サボるぜ   作:まんぐーすかすか

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○○ゲーム 3 (ヨークタウン・エンタープライズ・ホーネット)

 

「さて私の番だな...むっ、私も緑色のマスだな。よし、この1番上のやつを買おう」

 

エンタープライズが選んだのは、1番高い値段の豪邸。ヨークタウンが買ったそれよりも巨大なサイズで、まさにお金持ちの家だ

 

─────────────────────

 エンタープライズ《 1560万円→560万円 》

 ・最上級の家

─────────────────────

 

「すげぇな...富豪じゃん...」

 

「ふっ...ああ...だが、1人で住むには大きい家だ...誰か一緒に住んでくれる人がいれば寂しくないんだがな...チラッ」

 

「実際に住むわけじゃないんだから大丈夫だろ。ほら、ヨークタウンの番だぞ。」

 

「...えぇ、私の番...いくわよ...」

 

うーん...ヨークタウン、落ち込んでるな...運ゲーで仕方なかったとはいえ、悪いことしちゃったな...

 

「あら...《 美術コンテストで優勝!賞金を獲得した! 》プラス500万円ね」

 

──────────────────

 ヨークタウン《 40万円→540万円 》

 ・子供 ・小さなお家

──────────────────

 

「よし!私のターン!...わお!私も緑色のマスだ!私は〜この家にしよっ!」

 

ホーネットは2番目に値段が高い、大きい家を購入した。

 

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 ホーネット《 860万円→360万円 》

 ・2、4、6カード ・借金帳消しカード

 ・大きい家

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「へぇ、エンタープライズのと比べると、流石に小さいが、それでも豪華な家だな」

 

「でしょっ!それにね!」

 

(ここが〜♡私と指揮官の、愛の巣♡になるんだよ〜♡)

 

 

「それに、なんだ?」

 

「...ん〜ん!何でもない!」

 

これで、俺以外の3人はマイホームを持った。相変わらず俺はすかんぴん、なんなら借金まみれ。どうして...

 

「俺の番だ...とにかく、進んでみなければ、始まらないよな!...これは?」

 

止まったマスはまた新しい、水色のマス。パパラパーと明るい効果音が流れると共に、今まで出てきたイベントの内容が書かれたカードが数枚現れ、裏側に伏せられると同時にシャッフルされて、俺の手元に配られる。この中から、どれか1枚を選べということだろう。

 

「うーむ...どれにしようか...」

 

 

 

 

 

( ( (今一瞬だけしか見えなかった(が)(けど)、間違いなく...) ) )

 

 

( ( (“アレ”があった...!!!) ) )

 

 

 

 

 

 

「...よし、これだッ!」

 

俺が選んだカードが捲られ、そのカードに書かれてあった内容がホログラムにより投影される──

 

 

「...また“結婚”イベントだな」

 

「「「ィよしッッ!!」」」

 

 

すげーテンション...でも、これはチャンスだ。またペアになれば、有利なコースに行けるし、何より3人とも俺とは違って資産がある。借金もある意味資産だが、俺はこの呪縛から解放されたい

 

「それじゃあペア決めのルーレットは、最初にこのイベントを起こした俺からだな......ふむ、2か」

 

「!!!」

 

(まずい!今のホーネットには、あのアイテムがある!ここで決めなければ、またあの衝撃ががが)

 

(あはは...♡そっかそっか♡指揮官は恥ずかしがり屋さんだったもんね♡待っててね♡こっちから迎えに行くから♡)

 

 

「よ、よし...ハーッ...!ハーッ...!ゴクッ...い、行くぞッ!」

 

 

若干過呼吸気味なエンタープライズが回したルーレットが示した数字は───3

 

 

「あ...、ああ...、そんな...もうNTRは嫌だ...もうNTRは嫌だ...」

 

「にゃはは〜!ドンマイ、エンプラ姉!さっ!次はヨークタウン姉だよ?ほらほら!早く回しちゃって!」

 

「え、ええ...。大丈夫...1度は夫婦になれたもの、次も必ず...諦めなければ、報われる...!」

 

手が震えまくっているヨークタウンが回したルーレットの結果は───6

 

「...ごめんね...、パパは帰って来れないみたい...、大丈夫よ...私1人でも、貴方を立派に育ててみせるわ...」

 

自分のコマに、付いて回るようにその存在を主張する子供コマに語りかけるヨークタウン。そんな悲しそうな演技されると、こっちが申し訳なくなってくる...ごめんヨークタウン...

 

「...にゃはは〜これで姉達は全滅...ついに私の時代がァ!これからァ!始まりってねェ!!」

 

急に悪役みたいになったホーネットが余裕綽々といった感じでルーレットを回す。その結果は───9、だが──

 

「ここで私は!このアイテムを使ーう!」

 

目の前のホログラムを操作し、ホーネットが1つのアイテムを発動した。それは最初に手に入れたあの《 2、4、6カード 》だ。

 

「私はこのカードの効果で!結果を書き換える!もちろん!私が宣言する数字は──2!!」

 

ハーミーズが好きそうなテンションで高らかに効果を発動したホーネット。しかしアイテムの使い時が上手いな、ホーネットは勝負師気質みたいだ。

 

俺のコマとホーネットを模したコマが隣り合い、キラキラとしたオーラが周りに浮かんだ後、俺たちのコマは〈 新婚生活!ラブラブロード! 〉へと転移した。

 

───────────────────

 指揮官《 −1510万円→−1470万円 》

───────────────────

 

「これでパートナー成立だな。よろしくなホーネッt」

 

「にゃはは♡指揮官♡やーっと一緒になれたね♡ヨークタウン姉と結婚した時は運命を疑ったけど...やっぱり私達は運命♡で結ばれてたんだね♡」

 

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 ホーネット《 360万円→400万円 》

 ・借金帳消しカード ・大きい家

──────────────────

 

うおっ...でっか...そんな前屈みになってこっち見ないで...指揮官の指揮官がウェイクアップしちゃうから...

 

 

「ワァ......ア......(涙目)」

 

────────────────────

 エンタープライズ《 760万円→720万円 》

 ・最上級の家

────────────────────

 

「指揮官様...私よりもホーネットちゃんの方が良かったの...?活発な方が好みだというの...?」

 

───────────────────

 ヨークタウン《 540万円→500万円 》

 ・子供 ・小さなお家

───────────────────

 

エンタープライズ...お前は今推定1位なんだから、まだ泣くほど窮地じゃないだろ...それにヨークタウン、俺は落ち着いた雰囲気の子も大好きだぞ。口には出さないが

 

「...クッ!それでもォ!私はNTRには屈しないぞ!...《 諦めない心が実を結んだ!過酷な競技で優勝した!》プラス500万円だ!」

 

─────────────────────

 エンタープライズ《 720万円→1220万円 》

 ・最上級の家

─────────────────────

 

「...私も!まだ!指揮官様との子供を残して、倒れるわけにはいかないわ!...《 子供がピアノのコンクールで優勝!賞金を獲得! 》プラス300万円よ!」

 

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 ヨークタウン《 500万円→800万円 》

 ・子供 ・小さなお家

───────────────────

 

「さぁ〜て!指揮官と夫婦になった事だし!このままゴールまで駆け抜けちゃうわよ!...《 夫婦の様子を撮影した写真が雑誌に掲載された!報酬を貰ったよ!》プラス200万円!」

 

──────────────────

 ホーネット《 400万円→600万円 》

 ・借金帳消しカード ・大きい家

──────────────────

 

「よし、俺のターンだな」

 

いざ、ルーレットを回そうとした時、指揮官、とホーネットから呼び止められた。

 

「私の持ってるアイテムで、さ。指揮官の抱えてる借金を帳消しにできるアイテム、あるじゃん?...それさ、使ってもいいよ」

 

「え、本当か!?ホーネットがいいなら、ぜひ使わせてくれ!」

 

やっぱホーネットよ。パートナーである俺の圧倒的不利な現状を憂いてくれて、自分の大切なアイテムを使う許可をくれるなんて...!!なんていい子なんだ...

 

「それじゃあさっそく!「その前にね」...ひょ?」

 

「指揮官の口から〜

 

 

 

 

 

 

『ホーネット、愛してる』って聞きたいなぁ〜♡」

 

「「なっ!?!?」」

 

「え、えー、とそれは「言えないならこの話は無しね」クゥーン...」

 

「ホ、ホーネット!いくらなんでもそれはライン越えだ!」

 

「そうよホーネットちゃん!元の優しい人格の貴方に戻って!」

 

「うるさいうるさい!私は姉ちゃん達と違って肝心な所でひよったりしないの!これはチャンスなの!...それに〜?今は”夫婦“だもん。旦那さんが奥さんに『愛してる』って言っても、何も違和感ないじゃない?ほら、指揮官たった一言だよ?それだけ言えば、指揮官は解放されるの。ちょっと演技するだけだよ?ほら、言っちゃえ♡」

 

「うぐ...」

 

ニヤニヤと笑いながら無茶振りを仕掛けてくるホーネット。こいつ...俺の弱みに漬け込んで、からかおうって魂胆だな...!俺がそうハイ!って頷くチョロい奴だと思うなよ...!

 

俺は勢いよくホーネットの方を向き───

 

「ホーネットッ!!」

 

「ひゃ、はいっ!」

 

 

─────愛している(せいいっぱいのイケボ)」

 

「!?!?!?♡♡♡♡」

 

「あああああああぁぁぁぁ!!!!(脳破壊)」

 

「あ......は......あはは!これは夢よ...いつもの悪い夢...そうよ...早く起きなきゃ...」

 

 

すまん抗えんかった。だがこれで俺の借金はチャラだぁー!!ハーッハッハッハァッーー!!

 

────────────────

 指揮官《 −1470万円→0円 》

────────────────

 

だがそれでも今は俺が最下位であろう事は一目瞭然。出来ればこのままペアを維持した状態でゴールに辿り着きたいが、果たしてどうなるやら───

 

「このまま進むぜ!...《 夫婦でテーマパークを満喫した!幸せな時間を過ごした! 》プラス400万円だ!」

 

───────────────

 指揮官《 0円→400万円 》

───────────────

 

「う...ぐ...まだ...私は...やれるぞ...!...《 暗号通貨で大成功! 》プラス800万円だ!」

 

─────────────────────

 エンタープライズ《 1220万円→2020万円 》

 ・最上級の家

─────────────────────

 

「やっぱりこれは現実なのね...それなら立ち向かわないわけにはいかないわよね...《 子供が風邪を引いちゃった! 》マイナス100万円...」

 

──────────────────

 ヨークタウン《 800万円→700万円 》

 ・子供 ・小さなお家

──────────────────

「えへへ〜♡えへ♡も〜♡指揮官私のこと好きすぎでしょ〜♡えへへへ〜♡」

 

「またか...おーいホーネットの番だぞー...」

 

「ん?♡うんうん、私も大好きだよ♡」

 

ぐおっ...美女からいきなりの満面スマイル&大好きボイスは俺に効果抜群だ。即刻中止せよ

 

「よ〜し♡それじゃ行くよ〜♡......え」

 

ホーネットが踏んだマスは、俺が苦渋を舐めさせられたあの憎き、ドクロマス。おどろおどろしい効果音と共に、黒いルーレットが周り、その悪夢ぶりを遺憾無くホーネットに叩きつけた。

 

 

「《 うわーん!隠れて浮気していたのがパートナーにバレちゃった!パートナーに見限られて、離婚を申し込まれちゃった! 》...違う...そんなこと...私がするわけない!!!...ねぇ違うの指揮官、これは何か、そう誤解!本当に違うの!!」

 

「分かってるって...これはゲームだから...ホーネットがそんなことするような子じゃないのはよく分かってるから...」

 

「なんてことだまさか私の妹がそんな不貞をやらかすなんて指揮官にはお詫びとして私がメンタルケアを努めさせて頂こう(早口)」

 

「ダメよホーネットちゃん指揮官様がとても悲しそうだわそうだわお詫びとして私が指揮官様の身の回りをお世話をさせていただくわね(早口)」

 

──────────────────

 ホーネット《 600万円→100万円 》

 ・大きい家

──────────────────

 

「...う、うぅ...指揮官ありがとう...あのね...もっと慰めて、欲しいな...なでなで〜、って...」

 

こいつ、もしや言うほど凹んでないな?だいぶ余裕じゃないか(呆れ)

 

「...はいはい」

 

「にゃはは〜♡ありがと♡おかげで元気出たよ♡」

 

「クッ!どこまでもあざといな...!さすが私の妹だ...!」

 

───それから特にイベントらしいイベントは起こらず、所持金の変動は多少上下したものの、各々が着実に、ゴールへと向かっていった。

 

「よし、みんなもう少しでゴールだな。このままいい目が出れば、エンタープライズが一着だな」

 

「ああ、いくぞ...よし、これで終わりだ」

 

エンタープライズのコマがゴールに到達した時、ホログラムのクラッカーや祝福のファンファーレが鳴り、一着の証がエンタープライズのコマの上に現れた。その後、ヨークタウン、ホーネットが続いてゴールを踏み────

 

「...結局俺が、最後に上がる事になったな」

 

俺のコマがゴールに辿り着いた時、〈 ゲームクリア! 〉の表記と共に、俺たちのスコアが空中に投影された。

 

 

─────────────────────

1位

 エンタープライズ《 3550万円 》

 ・最上級の家 +1000万円

 

 【 4550万円 】

 

2位

 ホーネット《 1790万円 》

 ・大きい家 +500万円

 

 【 2290万円 】

 

3位

 ヨークタウン《 1380万円 》

 ・子供    +200万円

 ・小さなお家 +100万円

 

 【 1680万円 】

 

4位

 指揮官《 810万円 》

 

 【 810万円 】

 

─────────────────────

 

「あはは!指揮官ビリになっちゃったね〜」

 

「うぐっ...まぁ今回は運が悪かっただけだ。負けは負け、ちゃんと受け入れるさ。...エンタープライズは勝ったのに浮かない顔だな」

 

「ああ...そうだな...確かに、ゲームの結果は1位だったが...本当に手に入れたかったものは、最後まで手に入らなかったからな...」

 

そんな喉から手が出るくらい欲しいアイテムなんてあったっけか?

 

「...私、とっても楽しかったわ。指揮官様、ありがとうね」

 

「うん!私もすっごい楽しかったよ!指揮官!」

 

「ああ、ゲームに誘ってくれてありがとう、指揮官」

 

「こちらこそ、非番日で、しかも急な誘いだったのに、付き合ってくれてありがとうな」

 

盤のボタンを押せば、空中に投影された順位が自動的に消え、展開されていたフィールドが中央に纏まっていき、箱から取り出した時のようにコンパクトな姿となった────

 

「...そろそろ夕方だな、俺は明石の所に行って、このゲームを返してくるよ。それじゃあみんな、今日は本当にありがとう」

 

またねー、と掛けられた声を背に、部屋から退室し、明石が居るであろう工房へと、そのままの足で向かった────

 

 

 

 

 

「にゃ〜、意外と早かったのにゃ〜指揮官、それで、ゲームの方はどうだったかにゃ〜?」

 

「ああ、明石が言った通り、プレイしている最中はヒリヒリした空気やピリついた気配があったが、それもプレイし終わったらみんな仲良く笑いあえたよ。ありがとうな、明石」

 

「にゃ〜!それなら良かったのにゃ〜...それで〜、“結婚”のイベントについてはどうだったかにゃ?」

 

「それについては...まぁ...少しドキドキしたが...ペアを組んでタッグプレイができるシステムは、仲良くなる為の要素としては最適だと思ったぞ」

 

「にゃふふ〜そうだにゃそうだにゃ〜明石に間違いはないのにゃ〜(多分指揮官は気付いてにゃいだけで、普通に修羅場ってそうだにゃ〜)」

 

「それで、もうテストプレイはもう十分か?」

 

「にゃ〜指揮官が取ったデータを元に、少し改良を施してから、次は他の子達にテストプレイを頼んでみるにゃ〜」

 

「そうか、役に立てたのなら幸いだ」

 

「指揮官〜今回は本当に助かったにゃ〜。また困ったことがあったら、その時はよろしくおねがいしたいにゃ〜」

 

「ああ、今回みたいな母港のみんなと仲良くなれるような企画なら、喜んで。...いつもみたいな無理なお願いなら無しだぞ」

 

「わ、わわかってるにゃ〜、でも指揮官は優しいから、なんだかんだお願いを聞いてくれるって信じてるにゃ!」

 

パチッ、っと可愛くウインクしながらこちらに笑顔を向けてくる明石に───

 

「フッ────そうやって予算を貰おうとしても無駄だぞ。ダ・ヴィンチと新しい発明と称して、予算を使い潰しているのをイングラハムから聞いたぞ」

 

「.........そ、それは〜、その、あ〜!ぬいぬいから購買部の店番を頼まれていたんだったにゃ〜!それじゃあ指揮官失礼するにゃ〜!」

 

「...はぁ、まったく」

 

走り去っていく明石を見つめ、俺も夕食を取るか、と食堂に向けて歩き出す────

 

「ご主人様」

 

「......スーッ、あー、こんばんはベルファスト。君はいつ見ても綺麗だな。惚れ惚れする美しさだよ」

 

「あら、ありがとうございます。ご主人様も女性を褒める言葉がお上手になりましたね」

 

「ははっ、毎日、華のように可憐な女性を相手しているからかな。...それじゃあ俺はこれで...」

 

背を向け、その場を立ち去ろうとする俺の肩が、ガシッ、っと掴まれる。そのとてつもない力から、絶対に逃さないという意思が感じ取れる。

 

「待って、待ってくれベルファスト。今日の仕事はもう終わったんだ。これから夕食をとって、余った時間は部屋でゲームするって決めてるんだ」

 

「その余った時間で残りの仕事を片付けられますよね、ご主人様。...私も手伝いますから、仕事は今日のうちに終わらせておきましょう。...明日やろうだなんて思わないでくださいね」

 

「嫌DA⭐︎!HA⭐︎NA⭐︎SE!」

 

「ご・主・人・様?」

 

「クゥーン...(諦観)」

 

そうして、俺はメイド長監視の元夕食をとり、終わった瞬間に執務室へとドナドナされることとなった──────

 

 

 

それから数日後、数回のテストプレイを経て、明石が正式に改良版を発売したらしい。俺も何度かいろいろな子達と遊んだが、“結婚”のシステムは“仲良し同盟”と名を変えて、金額も100万円単位から分かりやすく100コイン単位になっていたりして、俺がテストプレイした時よりも大幅に改良されていた

 

「あー、仕事多すぎ。嫌んなりますよ〜仕っ事〜、...よし!サボるか!今はベルファストもエリちゃんの所にいるし、ちょっとくらいサボってもバレへんか...」

 

そうと決まれば遊びに行くぞ〜!

 

 

─────────────────────

 

「ベル...“アレ”は手に入れたんでしょうね?」

 

「はい、陛下...こちらに」

 

ロイヤルの女王陛下の広間、そこでは多数のメイド隊に、ロイヤルの主、クイーン・エリザベスとその側近、ベルファストが怪しげな集会を行っていた。

 

「うふふ!良くやったわ、ベル!これが今母港で話題の、ボードゲームの“プロトタイプ”...明石は随分とすんなり渡したのね」

 

「はい、開発の予算を嘆いておりましたので、少々“相談に乗って”差し上げましたら、気前よく渡してくださいました」

 

「これがあれば、合法的に下僕と“新婚プレイ”ができる!」

 

ざわ...ざわ...

 

「誇らしきご主人様と、“新婚プレイ”!?そんな破廉恥なこと...あぁ///」「うふふ、ご主人様が本物の旦那様に...完璧に管理して差し上げます...」「ご主人様が旦那様...やば、そんなのいっぱい自撮りして証拠残さないと...」「ご主人様と“結婚”...そうしたら本当に少女漫画みたいな事に...?いやもしかしたらそれ以上の...///」

 

パンッ、パンッ

 

「みんな、静かにしなさい!...あいつと結婚すれば、どんな日常を送れるのか...今までは妄想する事しかできなかったわ。でもね!これからはその妄想が実現するの!まぁ仮なんだけど!...それでもあいつと一時のイチャイチャを味わいたい子がいれば、心待ちにしていなさい!その願望はすぐに叶うわ!」

 

パチパチパチパチ.........!!!

 

「待っていなさい下僕...すぐに私達の魅力を叩き込んであげる♡」

 

 

 

 

そんな感じで、この母港は今日も平和だ

 




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