導入の部分が長くなってしまうせいで本題に辿り着けないようえんえん
拙者、寝てる間にめちゃくちゃに犯されるの大好き侍、義によって助太刀致す
「よーっし...やっっと仕事終わったー...」
「お疲れ様です。ご主人様」
ある日の昼下がり、今日も今日とて山のように積み重なる書類を珍しく(当たり前の様に手伝ってもらいながら)片付け終えた男が、座りっぱなしで固まった身体をほぐす様に背伸びをしていた。
「んー、手伝ってくれてありがとうな、ベルファスト」
「構いませんよ。...普段から真面目にお仕事をこなして頂ければ、こうして一気に片付ける必要は無いと思いますよ、ご主人様」
「せっかく終わったのにお説教なんて聞きたくなーい...」
「はぁ...それにしても、今日は珍しいですね。いつもなら、目を離した隙に何処かへとサボりに出掛けますのに」
「ささサボってなんかないやい!息抜きに散歩してるだけだから!...これから重桜で温泉入りに行くんだよ」
「なるほど、それで今日はサボらずに、お仕事を終わらせたのですね」
「そ、なんか明石が宿泊も兼ねた温泉施設を作ったみたいでさ、いつまでも仕事溜めとく訳にもいかないし、遊びに行くついでに、片付けて行こうって思ってさ。それと俺サボった事なんてないよ」
ジトーっとした視線を受けながら、昨日明石から新しい温泉施設が完成したから、ぜひ遊びにきて欲しいにゃ〜、と言われた事を思い出す。
「まぁ、そう言う事だから、今日はこれで仕事終わり。ベルファストもお疲れ様、後は自由に過ごしてくれて構わないから」
「かしこまりました。それでは私はこれで、ご主人様」
机の上を片付けて、綺麗なお辞儀と共に退室したベルファスト。
「んー...さーてと、俺も準備して行くか〜それにしても温泉なんて久しぶりで楽しみだなぁ〜!」
(もしかしたら混浴とかあったりして〜!ぐへへへへ)
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「おー...すっごいおっきい...」
今いる場所は件の温泉施設がある重桜寮の某所。明石から教えてもらった場所はたしかこのあたりだったよな、とうろ覚えの記憶で訪れてみると、そこには大きな和風の旅館があった
「よく来たにゃ〜、指揮官」
「明石、今日はよろしく頼むな」
「任せるにゃ〜、指揮官には、この旅館でも力を入れて作った、特別な部屋を用意したんだにゃ〜。長門様や三笠大先輩が泊まるようなスイートルームにゃ〜」
「おお!そんないい部屋使ってもいいのか?」
「当然だにゃ〜!指揮官には最高の宿泊体験をお届けしたいからにゃ〜!」
「明石...!お前にもまだ客を大事にする善の心が残っていたんだな...!」
「にゃ〜!失礼だにゃ〜!明石はいつだってお客様第一!あくどい商売なんかした事ないにゃ〜!!」
「この前、お前のとこで買い物した時、どさくさに紛れて一桁増やしてたの気付いてるぞ」
「ななななんの事だかさっぱりだにゃ〜!それじゃあ指揮官!案内するから着いてくるのにゃ〜!」
「こいつ...」
こっちだにゃ〜!と勢いよく駆け出した明石に続いて旅館に入ってみると、まだ開店して間もないというのに、そこには重桜の艦船以外にも、様々な陣営の子達がいて、この温泉の人気が窺い知れた。
「へぇ、結構人気なんだな」
「にゃ〜この旅館には血行を良くしたり、お肌が綺麗になるお湯があるからにゃ〜。日帰りで楽しむ子達もいるから、お客様はいっぱいで大忙しにゃ〜」
「そうなんだな。...ところで、俺が入る温泉って...混浴〜とかって」
「そんなのある訳ないにゃ〜、大浴場は艦船だけしか入れないにゃ。指揮官は部屋の備え付けのお風呂に入るにゃ〜」
ちゃんと温泉だから安心するにゃ〜、と付け足した明石。まぁ期待してなかったし、いいんですけどね(落胆)
「いやいや大丈夫確認しただけだから(早口)。...それじゃ部屋まで案内してくれ」
「こっちだにゃ〜」
そうして改めて明石に着いて行くと、辿り着いたのは、旅館の中でも奥まった場所にある部屋。豪華な内装に、窓から見えるオシャレな景観は、その部屋を利用する者に最上級の安らぎを与えてくれる事間違いなしだ。
「お〜豪華だな、それに広い」
「今回は指揮官の貸切だにゃ〜存分に堪能して欲しいのにゃ〜」
「ありがとな、明石」
「にゃ〜♪それじゃあ指揮官、ごゆっくりにゃ〜」
部屋を用意してくれた彼女に礼を伝え、話題の温泉に入ってみる事にした。
「ふぅ、仕事終わりの温泉〜あ〜極楽」
(混浴は流石に無かったか...まぁ温泉は気持ちいいし、OKか!)
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「そういえば、この旅館って温泉以外にも何があるんだろう?」
時間的には夕方手前、夕食を食べるにはまだ少し早い時間。室内に備え付けられた温泉を楽しんだ後、部屋着である浴衣に着替えた俺は、絶賛部屋でゴロゴロして暇を持て余していた。
「このまま部屋に居ても暇だし、ちょっと探検してくるか〜」
とりあえず部屋から出て、旅館のエントランスまで歩いて行き、案内板を見ていると声をかけられた。
「おっ、指揮官じゃーん!」
「こんにちは、指揮官」
「ん、熊野と鈴谷か。2人も温泉入りに来たのか?」
振り返るとそこには浴衣姿の、さっきまで温泉に入っていたのだろう、少し顔が上気した熊野と鈴谷がいた。
「そう!熊野達泊まりに来たんだー!ここの温泉ってすっごいお肌に良いらしいんだよね〜!どう指揮官、熊野の肌めっちゃキレイになったっしょ〜♪」
そういって、浴衣の胸元を少しはだけさせ、その豊満なお山をこちらに見せつけてきた熊野。うお...デカすぎんだろ...
「そそそうだなすっごいおっk...綺麗だな!!」
「でしょ〜♡」
「もう、熊野。皆んなも居るんだから、そんな事しないの」
「ごめーん、まっ!指揮官も喜んでるし気にしない気にしない!それより〜指揮官はどうしたの?なんか探してるみたいだったけど」
「ああ。夕食の時間までどうやって時間潰そうかなーって思って、何か面白い物がないか探してたんだ」
「それなら卓球なんてどうですか?娯楽室に、卓球が出来るスペースがあるんです」
「それいいじゃん!ご飯食べる前に軽ーく運動したいかも!指揮官も行こうよ!」
卓球かぁ!確かに温泉といえばって感じするし、ありだな!
「ああ、それじゃあ行くか。言っとくが俺は強いぞ?」
「へぇ...でしたら、最下位の人は罰ゲームなんていかがですか?」
「フッ...臨むところだ、後で泣き言言っても遅いからな!」
(これでも部隊にいた頃は、隊のやつらとの勝負では負けなしだったんだ。悪いがぶっちぎりで勝たせてもらうぜ!)
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「そんな...」
「やったー!熊野達強すぎっしょ〜♪てか指揮官が弱すぎって感じー♪」
「指揮官、大した事ありませんでしたね」
イキった割には結果は惨敗。熊野が一位を取り、次いで鈴谷が二位、そして当の俺は見事に大差でビリ。くそっ!だってしょうがないだろ!!こいつらラケット振るたびにぶるんぶるん揺れて集中できないんだよ!!しかも長引くと浴衣がどんどん着崩れていくしさぁ!!目に悪すぎるんだよ!!(興奮) 対戦ありがとうございました。
「くっ...!男に二言はなーい!好きにせい!」
「え〜♡じゃあ〜♡」
「熊野、ちょっとこっちに来て」
鈴谷に引っ張られて俺に聞こえない様に距離をとってコソコソと話し出した2人。
(うへー...何やらされるんだろ...)
「お待たせ!指揮官!...指揮官って夜になったらすぐ寝ちゃう?」
「んーまぁやる事もないし、適当にゴロゴロして寝るかな」
「じゃあ熊野達と一緒に遊ぼうよ!指揮官もいればめっちゃ盛り上がるし!...あ!これ、罰ゲームだから拒否権は無いからね!」
「そういう事なので指揮官、楽しみにしていてくださいね?」
うお...旅館で夜に女の子と遊ぶなんて青春じゃん...部隊に居た時は旅館に来ても騒ぐ奴なんて男しか居なかったってのに、遅れて青春がやってくるなんて最高かよ...
「分かった。でも夜に娯楽室って空いてるのか?」
「そんなのもちろん!指揮官の部屋で遊ぶに決まってるじゃ〜ん♡」
「えぇ...(歓喜)」
「...そろそろ夕食の時間ですね。指揮官、一緒にいかがですか?」
「もうそんな時間か。よし、行くか」
2人に着いて行く形で食堂に足を運ぶと、多くの席が艦船で埋められていて、俺たちは来るのに出遅れたみたいだった。
「マジか...少し来るのが遅かったみたいだな。席が空くまで、また何処かで時間を潰すか?」
「いえ、先程連絡して、席を確保して貰っているので大丈夫ですよ」
「ん?2人以外にも泊まりに来た子がいるのか?」
「そー!ここに来た目的は温泉以外にも女子会をする為に来たんだから!...あ、いた!おーい!尾張ー那智ー!」
大きく手を振った熊野に応えて手を振り返してくれたのは、6人席に座った俺たちと同じく浴衣に身を包んだ尾張と那智の2人だった。
「もー遅ーい!あたしもうお腹ぺこぺこ〜...」
「ごめーん!指揮官との卓球が思ったより白熱してさー!でも、そのおかげでこの後指揮官の部屋で遊ぶ約束取り付けたから!」
「まじ!?熊野やるじゃ〜ん♪」
イェーイ♪なんてハイタッチを交わしている2人を眺めていると、那智から隣に座る様促された。
「俺の分までありがとな、那智」
「当然よ、それよりも早くご飯にしましょう?アタシもお腹が空いたわ」
「うわ!那智がどさくさに紛れて指揮官隣に座らせてるー!」
「ううるさいわね!ほら!指揮官アタシの分まで取ってきなさい!」
「え、めんどくさいから嫌」
「え...?あんたいつも喜んでパシリするのに...?」
「(喜んでなんか)ないです」
ここのご飯は様々な種類の料理を自分で選んで取りに行くバイキング形式で、和風の旅館の外観に似合わず、実際は色々な陣営の艦船の子達も楽しめるホテルの様な食事のスタイルを採用したのだろう。
(まぁ、食べる料理はいつもと変わらないんだけどな)
「指揮官肉ばっかじゃんウケる!ちゃんと野菜も食べなきゃダメだよ〜?ほらほら美味しいから食べなって」
「指揮官、バランス良い食事を取ったほうがいいですよ」
「うるせー!お前らは俺の母ちゃんか!体力付ける為に食べるからいいんだよ!」
皿に無理矢理野菜を入れてくる尾張と鈴谷をブロックすると今度は那智からもお説教が飛んでくる。
「熊野〜!お前はそんな事言わないよな!?」
「んー...熊野も食べた方が良いと思うな〜?好き嫌いしない男の子はカッコいいと思うな〜?」
「ここに指揮官の味方はいないって〜、嫌なら食べさせてあげるから!ほら、あ〜ん!」
「えっ、え、いや、あ、あー」
「ぷふっ、指揮官キョドりすぎウケるw」
「もう誰も信じない(殺意)」
そうして5人で食事を終え(全員から野菜を食べさせられた。あーんされて)、準備してくるからまた後でね♪と一旦部屋に戻った彼女達を、部屋で待つ事にした。
(あのむちむちギャルどもめ...ちょっと可愛くて距離が近くておっぱいが大きいからって、童貞オタクをバカにするなんて許せん...!卓球では少し油断したが、それは激しい運動を伴うゲームだったからであって、トランプなんかのカードゲームなら俺に勝機はある、ありありのありだ。ボッコボコにして泣きべそかかせてやるぜ...!)
そうして闘志を燃やして待つ事数分。部屋の呼び鈴が鳴り、彼女達がやってきた。
「指揮官お待たせ〜♪それじゃお邪魔しま〜す♪」
「うわ広〜...あたし達の部屋も十分広かったけど指揮官の部屋もめっちゃ広いね!」
「寝室も大きいですね。布団が小さく思えるくらいに」
「あんたには勿体無いくらい良い部屋じゃないの」
「スイートルームだからな。好きな様に寛いでてくれ、お茶入れるよ」
人数分のお茶を入れ戻ってくると、そこには──ニコニコと無言の笑顔でこちらを見てくる4人と、テーブルに置かれた
「ん、それじゃあ何して遊ぶ?俺はトランプでも何でも構わないぞ」
「...指揮官、今何でもするって言ったよね。じゃあ──」
──王様ゲーム、やろうよ。
指揮官の旅館卓球列伝
昔
バカ「はは!また俺の勝ちだぁ!どいつもこいつも弱いなぁ!最強!無敗!ガハハハ!」
部隊員A「くそー指揮官は強ぇなぁー(でっけぇ胸筋チラチラ見せつけやがって...誘ってんのか)」
部隊員B「誰も敵わないなんてさすがだぜー(着崩れて見えるてめぇの雄っぱい...集中出来ねぇんだよ!このガードゆるゆるビッチがよ...)」
部隊員C「先輩!好きっス!(さすが先輩!卓球も強いなんてカッコいいっス!)」
今
熊野「指揮官よわ〜♡あんだけイキってて恥ずかしくないの?♡」
バカ「コンナハズジャナイノニィィ!」
鈴谷「(はぁぁ♡指揮官の視線♡鈴谷はぜーんぶ♡分かっていますよ♡)」