よし、サボるぜ   作:まんぐーすかすか

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つい先日、自分の投稿しているお話について、お気に入りや感想がたくさん寄せられていた事に気づきました。私、大変嬉しく思います。感謝感激雨あられ〜


その事に気づいた私は無事、承認欲求の鬼と化したので初投稿です。


嬉しくなっちゃったので30%くらいえっち表現入れちゃったけどまま、ええか(慢心)


前回のお話が短かった気がしたので今回は長ちんです。







重桜ギャルと旅館で○○ゲーム 3 (鈴谷・熊野・尾張・那智)

 

 

 

 

 

「ほら♡指揮官引いてください♡」

 

鈴谷が勢いよく箱を突き出してきたので、酔ってテンションが上がっていた事もあり、そのままの勢いで引いてしまった。

 

 

「おーいくぜ!そい!...“2番”だな〜!」

 

「指揮官言っちゃダメじゃん!♡」

 

「おっと、そうだったな〜ごめんごめん!」

 

(間違えて自分の数字言っちゃったよ。俺ってバカだな〜!いやバカちゃうわい!)

 

仕切り直すか〜と思い、箱に棒を戻そうと手を伸ばすと、那智に手を掴まれた。

 

 

「もう!しっかりしなさいよね!...それじゃあ〈 2番が王様の頭を撫でる♡ 〉」

 

「お〜?やり直さないのか〜?」

 

「......そうだったわね♡やり直しましょうか♡」

 

 

「まだちょっと早かったね〜♡(小声)」

 

「焦っちゃダメだよ那智〜♡(小声)」

 

「もう少し酔いが回らないとダメかしら♡(小声)」

 

「フーッ♡早く酔え!♡早く酔えッ!♡(小声)」

 

 

「どうした〜?コソコソ話して、俺も会話に混ぜてくれよ〜!」

 

(みんなさっきまで俺とも話してたじゃんかよ〜!仲間外れは寂しいぜぇい!)

 

 

「まぁまぁ♡もっと飲んで...ほら♡それじゃあはい!指揮官どうぞ!♡」

 

お酒が入ったグラスを差し出しながら、熊野から催促される。引いた数字は“2”...てゆうかみんなさっきから、俺から先に引かせてるけど、王様ゲームってこんなんだっけぇ?

 

 

「あたし王様〜♡......じゃあね〜♡〈 2番が〜王様の好きな所を5個言う♡ 〉!」

 

「お〜?そんなの楽勝だぞ〜!まず尾張は〜!可愛い!しかも気配り上手で、ギャルっぽいのに畑仕事とか得意なのが、ギャップがあって可愛い!明るい所も元気を貰えて可愛いぞ!」

 

「えっへへ〜♡指揮官あたしの事大好きじゃ〜ん♡「それとな〜!」ん〜?♡」

 

 

「おっぱいが大きくてえっち!!!」

 

 

「......あはは♡やっと言えたね〜♡偉いぞ〜♡指揮官♡♡」

 

よしよし〜♡なんて言いながら、自身を褒めさせた男を胸に掻き抱き、頭を撫でる尾張。

 

 

「尾張、ちょ...ぐるじぃ...」

 

「え〜♡いいじゃん♡指揮官もあたしの胸好きなんでしょ〜♡いっぱい堪能させてあげるって〜♡」

 

「もう〜!尾張ばっかりずるいって〜!」

 

「そんなに焦らなくても、後で私達もできるわよ♡」

 

 

「それじゃあ次のゲーム行きますよ♡指揮官どうぞ♡」

 

尾張のおっぱいホールドから抜け出し、鈴谷の手にある箱から棒を引き抜く。描かれていた数字は“3”

 

 

「指揮官の引いた数字見ーせて♡」

 

「おいおい!勝手に見んなよ〜!」

 

俺が手元の棒を眺めていると、熊野が後ろから覗き込んで盗み見てきた。

 

 

 

「指揮官は“3”だって〜♡!」

 

「なるほどね〜♡じゃあ〜♡〈 3番が1番をくすぐって、1分以内に笑わせる♡ 〉」

 

「狙い撃ちじゃね〜かよ〜!卑怯だぞ〜!」

 

そのまま、王様を引いたのであろう尾張に、俺の背中に張り付いた熊野が無邪気に笑って番号をばらした。

 

 

「あら♡1番は私ですよ♡指揮官♡」

 

「まぁ逃げも隠れもしないって言ったしな!鈴谷覚悟しろよ〜?」

 

「頑張るのよ鈴谷〜♡指揮官のくすぐりになんか負けちゃダメよ〜♡」

 

那智から声援を受けた鈴谷が俺の前まで近づいてきた。その顔はよほど余裕があるのか不適な笑みを浮かべており、まるでこちらを挑発しているかのような表情だった。

 

 

(みんな俺がヘタレの陰キャだと思ってバカにしてるな〜!ふっふっふ...だがしかし!これでも部隊にいた頃から、可愛がっていた後輩部隊員S君をくすぐったりして、緊張を解してあげたりしてたからな〜!何処がくすぐったいかは何となく分かるんだぜェ〜!俺ァ〜!)

 

 

「準備はいいか鈴谷〜?思いっきり声出させてやるからな〜!」

 

「んっ...♡望む所ですよ♡さぁ...♡指揮官の好きな様に、めちゃくちゃにしてください♡」

 

 

やっちゃえー!という熊野の掛け声を合図に、両手を広げて待っている鈴谷に、くすぐりの刑を実行する。

 

 

「それじゃあ本気で行くぞ!」

 

「ええ♡遠慮なんていりませんy...ひゃうっ///♡」

 

「ははは!もう声出てるぞ〜!」

 

 

手始めに首の辺りを手で撫で上げてみると、思ったよりも簡単に声を上げた鈴谷。そこから肩、腕、脇腹と下にくすぐっていくと、プルプルと震えて我慢する様に耐え始めたので、調子に乗った俺はそのまま攻め続けた。

 

 

「どうした鈴谷〜!さっきまで余裕そうな感じだったけど、全然堪え性ないな〜!ほらほら〜どうした〜?」

 

「う...♡っぐぅ...♡ちょ、♡指揮官止まって、♡なんか慣れてませんか!?♡」

 

「おう!駆逐艦の子達ともよくやるからな!何処が弱点かは、大体の目処は付くんだぜェ〜!」

 

「やぁっ...♡ま、まってくださいっ♡思ってたより強いっ...♡指揮官ダメっ...♡」

 

「待てと言われて待つ奴がいるか〜!おらおら〜!」

 

「はぁっ...!♡♡ほん、とにっ♡ダメっ、て言、♡んっぐぅ...♡」

 

 

あまりにもくすぐりに弱い鈴谷に、いい気分になった俺は、遂に我慢の限界か、俺から離れようとした鈴谷のお腹に、後ろから腕を回して無理矢理押さえ込んで、とびっきりの“必殺技”を披露する事にした。

 

 

「んやぁ...!♡もうゆるしてください...!♡はなして...!♡」

 

「暴れんなよ...暴れんなよ...よーし、鈴谷には俺のとっておきをくれてやるぞ!駆逐艦の子達もお気に入りのやつなんだ!」

 

 

抱え込んだ腕はそのままに、片方の手の平を鈴谷の下腹部に当てて固定する。

 

 

「え...なんでお腹に手を当てて...?ひっ♡指揮官...♡お顔怖いですっ...♡♡......!!こ、これだめっっ!!♡♡指揮官ダメですっ!♡♡そんな事女の子にしちゃ...!!♡♡」

 

「それじゃあいくぞ!鈴谷!」

 

「やぁ...!!♡♡むりむりむーり!!♡♡そこしきゅ───」

 

「おりゃ!」

 

「──う"っ♡♡♡」

 

 

───そのまま少し力を込めて圧迫させると、鈍い声をあげて、ビクンッ!と強く痙攣して動かなくなった鈴谷。顔を見てみれば刺激が強すぎたのか、目を閉じて眠っているみたいだった。

 

 

「あちゃあ〜...ちょっとやりすぎた、か...?後で謝っとかないと...ごめんみんな、鈴谷気絶したみたい...」

 

 

振り返って3人を見ると、腰を抜かしたのかへたり込んで、互いに身を寄せ合い、まるで信じられない者を見るような、怯えた表情で俺を見ていた。

 

 

「ひっ...♡♡鬼畜っ...!♡あんな...♡♡鈴谷がやめて♡って言ってたのにっ...♡♡」

 

「無理矢理...♡♡堕として言う事聞かせちゃうんだ...♡♡」

 

「最っ低っ...!♡♡あんたっ...!♡女の子の事そんなふうに思ってるのっ...!?♡♡こんなやつに、アタシは負けないからッ...!♡♡」

 

「ご、ごめんって...やりすぎたわ...」

 

 

(うへ...もしかして俺、やらかしちゃった...のか...?!)

 

 

狼狽えて自分のやらかした事を反省していると、気絶から立ち直った鈴谷がもたれかかってきた。

 

 

「指揮官...♡♡」

 

「鈴谷...!ごめん!やりすぎた!酔ってたからって言い訳は言わない...!ほんとごめん...!」

 

「いーえ♡私は気にしていませんよ♡最初に言ったじゃないですか♡遠慮はいらないですよって♡だから、ほら...♡もっとお酒を飲んで、気持ちよくなりましょう♡?」

 

 

そう言って机の上に置かれていたお酒を手に取り、楽しく遊ばないと損ですよ、と言いながら渡してくる。

 

 

 

「いやでもこれ以上飲むとほんとに...!」

 

「だいじょーぶですっ!♡...ね?♡みんな♡」

 

 

鈴谷の言葉に、3人が顔を合わせて頷く。

 

 

「ま、まぁ?♡さっきはちょおっと驚いただけ♡...って感じ...?♡」

 

「そ、そう!♡まさか指揮官があんなエッグい攻め♡やるなんて思ってなかったってゆーか♡やっぱ指揮官も男だったんだな♡って思っただけってゆーか♡」

 

「もう!!♡♡アタシとヤる時にもあんな事したら許さないから!!♡♡」

 

「みんな...!許してくれてありがとう...!よーし!俺ちゃんもっと飲んじゃうぞ〜!!」

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

それから、鈴谷の体調を気にして少しの休憩を挟む事にした。その間俺は、鈴谷に開けてもらった重桜酒を飲み干して、テンションが最高潮へと至っていた。

 

 

「しきか〜ん♡鈴谷もう大丈夫だって♡...指揮官はまだいけそ?♡」

 

「あったりまえよォ!んじゃあ続きやろうぜ!」

 

「指揮官もノリノリになってきたね〜♡はい♡どーぞ♡」

 

尾張から渡された箱に手を伸ばし、もはや最初に1人で引く事に何の疑問も抱かなくなった俺は、そのまま疑わずに引き抜く。そこに描かれていたのは待望の“王様”

 

 

「よっしゃ〜!王様だ〜!!」

 

「お〜!♡やったじゃん指揮官!♡」

 

「やっと指揮官が命令する番か〜♡」

 

「はっはっはー!お前達、さっきまでよくも俺に色んな罰を与えてくれたな〜?今度は俺がやり返す番だぞ〜!」

 

「怖〜い♡また気絶させられちゃいそう〜♡」

 

「それよりも恥ずかしい事させてやるぜェ!じゃあ────」

 

高らかに、手元の王様と文字で記された棒を突きつけて、先ほどまで考えていた〈 1番が王様に下着を見せる! 〉と宣言しようとした時、正面に座っていた那智が、大きなため息を吐いて俺の言葉を遮った。

 

 

「はぁあ〜!でも、指揮官の事だし、大した命令じゃないんでしょうね〜!」

 

「はぁ〜?!そんな事───」

 

そんな那智のおちょくり発言に続き───

 

 

 

「まぁ指揮官だもんね〜!ヘタレだから多分しょぼ〜い命令っしょ〜?」

 

「もう、熊野。それでも指揮官にとっては真面目に考えた内容なのだから、許してあげましょう?」

 

「いやいや、ほんとにすごい───」

 

熊野、鈴谷からの姉妹口撃。そして最後に───

 

 

 

「そうそうw所詮指揮官は陰キャの敗北者だからw」

 

尾張からのいつもの陰キャいじりフィニッシュブローが炸裂した。それはもう、盛大に。

 

 

「・・・」

 

陰キャの敗北者だからw...陰キャw...敗北者w......

 

 

 

その時俺の中で何かの枷が外れた

 

 

 

 

「......フーッ...誰が、陰キャで、敗北者だって?」

 

「あっ♡♡やっ!♡♡こわい!♡♡ねぇ指揮官顔こわい♡♡」

 

「もういっぺん言ってみろ尾張」

 

「え〜?♡...陰キャの〜♡敗北者〜?♡」

 

「ッッ!!!...ハァッ!ハァッ!やってやるよッ...!だから取り消せよッ...!今の言葉ァ...!」

 

 

(もォォう許さんぞォォ!!オタクの純情な心を弄ぶ悪のギャル達めェ!俺が全世界のギャルに翻弄される童貞オタク達の代表となり、こいつらに裁きを与えてやるッッ!!)

 

「...俺はなァ、本当は下着を少し見せてくれるだけで許してやろうと思っていたんだ」

 

「ぷふwまじで言ってんの〜?w♡♡そんなんいくらでも見せてあげるし♡♡ほらほら〜♡指揮官君の見たかった可愛い下着だよ〜♡」

 

「こんッッの...!!...フゥ、だがな、お前達に煽られて考えが変わった」

 

「へぇ〜♡どんな風に?♡」

 

「それはな───」

 

 

 

 

「───〈 お前ら全員、俺におっぱい揉ませろ 〉」

 

 

 

「「「「ッッ♡♡♡」」」」

 

 

「拒否権は無いぞ?王様の命令は絶対だからな」

 

「...ほ、ほんとにいいの〜?♡指揮官、そんな事したら〜♡熊野たち、他の子に言っちゃ──」

 

「うるせぇ、まずはお前からだ、熊野。こっちこい」

 

「ひぃっ...♡ひゃい♡♡」

 

恐る恐るといった感じでゆっくりと近づいてくる熊野。だが怯えているのかおちょくっているのか分からないがあまりにも遅い。そのノロさにもムカついた俺は、彼女の手を引っ掴んで無理矢理胸元に手繰り寄せた。

 

 

 

「遅いんだよ。はやくこい」

 

「やっ♡やぁだ!♡いつもの優しい指揮官じゃない!♡くまのこわい!♡」

 

「ごちゃごちゃ騒ぐな。おら、じっとしてろ」

 

「だめ♡めーだよ!♡女の子のおっぱい許可なく勝手に触るのきーんし!♡」

 

「は?俺の言う事聞けないの?」

 

「あたりまえでしょ!♡そんなのじょうし──ほぉぉぉ♡♡♡」

 

何やら訳の分からない事を宣っているので無視し、いつもチラチラと見せつけて、押し付けてくる彼女の豊満な胸を、無遠慮に揉みしだく。

 

 

「あ〜やっぱそうだよな、いつもは腕とか胸に押し付けられるだけだったから分からなかったけど、こうして思いっきり触ると分かる、めっちゃやわらけぇわ」

 

「ね、ぇ♡つよいっ...!♡おんなのこの♡...はぁっ♡おっぱい、は♡...もっとやさしく♡、さわらにゃいと〜♡だ──んぐぅぅぅ♡♡」

 

「口答えすんな」

 

ヒトがせっかく楽しんでるところに説教してくるとかこいつなめてんのか?

 

 

そのままグニグニと揉みしだいているうちに、ビクビクと小刻みに痙攣したかと思いきや、声にならない声を上げて、熊野は気を失った。

 

 

「し、しきかん!くまのをいじめるのはそこまでです!♡」

 

「鈴谷か、次はお前だぞ。こっちこい...って抵抗すんな」

 

「やっ♡むりやり、なんてっ♡おんなのこに、ぃ♡しちゃいけ、ませんよ!♡」

 

「お前のは熊野よりも柔らかくて包み込まれる様なやわらかさだなぁ」

 

「おっぱいレビュー、ぅ♡きんし!♡♡わたしにも♡ほかのこ、にもぉ...♡しつれいです──ほぉ"ぉ"ぉ"♡♡♡」

 

「なんでどいつもこいつも説教してくるんだよ」

 

 

耳障りな説教を中断させようと、胸を一際強く揉んでみると、声を張り上げて仰け反ったまま帰ってこなくなった鈴谷。彼女を抱き抱えたまま何処かに降ろすかと見回していると、那智と目があった。

 

 

「ひっ♡あ、あんた...!♡」

 

「那智、鈴谷置いたらお前の番だからな。動くなよ」

 

「は、はぁ!?♡♡あんたの指図なんて聞くわけないでしょ!♡♡」

 

「はぁ...」

 

「な、なによ!♡アタシは!あんたみたいな女の子の敵には容赦しな──んぎゅううぅ!♡♡♡」

 

熊野の横に鈴谷を置いて、いまだにキャンキャン吠えている那智に近づき、でっかい胸を、目一杯広げた両手でこねくり回しながら、今まで那智に散々パシリにされてきた鬱憤を、ここで晴らす事にした。

 

 

「あのな、いつもパシリとか言って雑用させてるんだから、それに見合った対価が必要だろ?今までの分を、こうして清算してんの。分かった?」

 

「んきゅう♡やん♡だからって...♡へぇ♡おっぱい!♡こねこね♡しなくても、ほぉ♡いいでしょ!♡他の、事で、んう♡...我慢できるでしょ!♡」

 

「例えば?」

 

「え、えっとぉ〜♡アタシのぉふ♡、肩を、揉んだりとか〜♡今日も、おっ♡那智は頑張ってて、っへぇ♡えらいね♡とか褒めたり──んきゃあぁぁぁぁ♡♡♡」

 

「さっきから黙って聞いてりゃよ、いつものパシリと変わんねえじゃねえか。なめてんのか」

 

 

胸を揉みしだく手に、怒りで一際強く力を入れて引っ張ると、那智が立っていられなくなったのか、俺の胸に倒れてきて、自然と抱き止める様な形になった。

 

 

「おい」

 

「へぇ♡へぇ♡あんたのおもいどーり、にはぁ♡させない、からぁ♡...ばーか♡」

 

「......お前はそういうやつだったよな。そうやって気丈に振る舞って、自分の弱い面を見せないところ。俺はな、本当に偉いと思っているし、尊敬してるよ。」

 

「へ?♡...えへへ〜♡そうでしょ♡そうでしょ♡もっとアタシを褒め───なんで手を上に、上げてるの...?」

 

「──だからこそな、そうやって反抗されんのが、最っ高にむかつくんだ、よッ!」

 

「やっ♡待っ──あぎゅうぅ!!♡♡♡」

 

気分を落ち着かせるために、優しく褒めていたら、俺が平静を取り戻したと勘違いし始めたみたいで、頭を撫でていた手を止め、大きく振りかぶって、那智のケツに思いっきり平手打ちをかました。

 

 

「さっきもよお!そのでっけぇケツ押し付けてきやがって...!駆逐艦のちびっこどもなら、まだ許せるけどよぉ...何が女王様だぁ?調子こいてんじゃねぇ、ぞッ!」

 

「んぐううぅぅ♡♡あ、あんたねぇ!♡ぼうりょくはんたい!♡♡おしりぺんぺん♡♡きんし!♡♡おんなのこは、やさしくあつかうこと♡って、まえにおしえたでしょ!♡」

 

「は?お前の胸もケツも、俺のおもちゃでいいんだよ、上等だろ。...ってか、なに笑ってんだお前」

 

「へぇ?♡」

 

もう一度、叩いてやろうと思った時にふと、見えた那智の顔は、何故か悔しさや憎しみといった負の感情を抱いている様には到底見えない、こちらに媚を売る様な、下卑た笑みを浮かべていた。

 

 

「お前まさか...」

 

「は、はぁ〜?!♡べつにアタシ!♡たたかれてきもちよくなんかなってないもん!♡♡ほんとうは、しかられてうれしい♡とか、おもってないもん!♡♡」

 

「こいッッつ...!!どこまでイラつかせれば気が済むんだ?あぁ!?」

 

バチィン!バチィン!と何度も連続でケツを叩いてやると、罰を受けているとは思えないような喜色の浮いた喘ぎ声で鳴き始めた那智に、さらにフラストレーションが溜まっていく。

 

 

「ひぎゅっ♡ひぎゅうう♡...もっ♡だめ...♡いたい!♡もうおしりいたいの!♡ぺちぺちしちゃだめ!♡アタシ♡こんなのすきじゃない!♡もうやーだ!♡♡」

 

「なら嬉しそうにしてんじゃねえ、よッ!」

 

「お"っっ!!♡♡♡」

 

渾身の力を絞って振り下ろした、最後の一撃。痛みの許容範囲を超えたのか、眠る様に気絶した那智を熊野たちが寝転んでいる場所に置いて、最後に残った、へたり込んでこちらを見上げる様に震えている諸悪の根源へと向き直る。

 

 

「...ふう、待たせたな、尾張。最後はお前だぞ」

 

「...え♡や、こっちくんなし!♡♡」

 

座ったままの尾張に近づき、いまだ震えている彼女を見下す。

 

 

「...思えば今回の王様ゲームでも、お前が1番俺を煽ってたよな?」

 

「はぁ〜?♡だって指揮官♡何も言い返してこないから♡攻められて喜んでんのかと思って─」

 

「んなわけねえだろ。言い返さないのは、お前達の事が本気で好きだからに決まってんだろ」

 

「えっ♡好き、って♡...あたしたちの事...ほんとに...?♡」

 

「当たり前だろ、お前らみたいなツラもスタイルも最高で、おまけに内面も良い女なんて、好きにならない訳ないだろ」

 

「え、えへへ♡♡そんなに褒めても〜♡何も出ない───」

 

「けどなァ、俺にも限度ってモンがあんだよ。あそこまで言われちゃあ、俺のプライドが黙っちゃいないんだよ」

 

依然座り込んでその場を動かない尾張の目線に合うように、俺もしゃがんで彼女を正面から見据える。

 

 

「だからよ、覚悟しな」

 

「やっ♡ごめ♡ごめんなさい♡...ね♡ほらあやまるから♡♡えへへ♡♡」

 

「何ヘラヘラ笑ってんだよ。...てかよ、俺が熊野から始めていった時、お前ら見てただけだったよな?助けることもできたのに、何でわざわざ1人ずつやられにきたんだ?」

 

「そ、それは〜♡え、っと♡...そう!♡陰キャの指揮官にはごほうび──んむぅう?!♡」

 

相変わらず減らず口の尾張にムカつきすぎて、もう怒るのも面倒になった俺は、そのまま口で黙らせることにした。

 

 

「...?♡?!♡♡...はぁむ♡ん♡...ちぅ♡んれぇ...♡♡ちゅ♡ちゅ♡♡」

 

ヘタレだとかなんだとか言っておちょくってきた意趣返しに、強引にキスでやり返してやったつもりだったのに、何故か尾張はノリノリで唇をくっつけてきた。

 

 

「...ぷは、おい...なに喜んでんだよ」

 

「はぁ♡はぁ♡指揮官の方からキス...!♡キスしてきた♡♡最っ高♡♡」

 

「ぼそぼそ話してても聞こえねえよ。おら、顔こっちに向けろ」

 

「えっ、きゃあ♡♡」

 

下を向いた尾張の顔を無理矢理こっちに向けてまたキス。

 

 

「ん...♡やぁ...♡おっぱいもどうじに♡さわんないで...♡♡」

 

キスだけじゃ辱めが足りないと思い、頭を後ろから掴んで固定させている右手とは反対の手で、尾張の胸を強く揉みしだいてやると、力が抜けたのか、こちらの首に両腕を回して、しなだれかかってきた。

 

 

「ん...っぷは、...おい、なにどさくさに紛れて舌入れてきてんだ」

 

「はぁあ♡はぁあ♡だって♡♡しきかんが♡♡いつものしきかんとちがうから♡♡」

 

「こいつ...どんだけ俺の事舐め腐ってんだ?」

 

「やん♡やん♡おっぱいにぎんなし♡♡やさしくさわんの♡♡これだからしきかんは〜♡」

 

「......立て」

 

へ?とキョトン顔で困惑している尾張にもう一度立つ様に促す。

 

 

「えっと♡立ったけど...♡」

 

「脱げ」

 

「え...!?♡♡」

 

「下着だけ脱いで置け」

 

少しの躊躇いの後、尾張はゆっくりと、上と下に身に付けていた下着を脱いで、綺麗に畳んで自身の脇に置いた。

 

 

「はっ♡はっ♡ぬいだよ♡♡それで、ここからあんたはどうしたいのかな〜...♡♡」

 

「土下座」

 

「え...?♡」

 

「早く」

 

俺に気圧され、渋々といった感じで座り、頭を下げた尾張。悔しさからか微妙に、小刻みに震えている。

 

 

「...それで、俺になんか言う事あるよな?」

 

「フーッ♡♡フーッ♡♡しきかんに...♡“陰キャ”っていって...ごめんなさい♡♡」

 

「なんて?聞こえないぞ」

 

「ちょうしのってっ!♡しきかんのことっ!♡♡ばかにしてごめんなさいっ!♡♡♡」

 

「言えたじゃねえか」

 

 

その一言が聞けて目的を達成した安心からか、さっきまでは感じなかった眠気がどっと襲いかかってきた。

 

 

「ん...それじゃあ...もう...いいぞ...俺は───」

 

(やってやったぜ。全国の俺と同じ思いをしていた同志達よ...あーもう限界。きぜつ...す...)

 

 

そうして抗えない眠気に身を任せるように後ろに倒れ込み、夢の世界に旅立とうとした俺に、焦ったような必死な表情の尾張の顔が目に映って、俺の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

『しきか〜ん!♡まだ寝てるの〜♡』

 

『もう〜指揮官起きて〜!♡♡』

 

『起きないと食べちゃいますよ〜♡』

 

『早く起きなさいよ!♡♡』

 

『...ん、あれ...俺、寝ちゃってたのか...って!お前ら前!めっちゃはだけてるから!隠して!』

 

 

『え〜♡そんな事気にしなくていいっていいって♡』

 

『そうそう!♡この部屋にはあたし達しかいないんだし!♡』

 

『それに、どうせこのあと脱ぎますしね♡♡』

 

『え、は...?お前ら何言って、ってなんでこっちに近づいて...』

 

『じゃあ始めましょうか♡♡指揮官、あんたは動かなくて良いわよ♡♡アタシ達が勝手にするから♡♡』

 

 

『ちょちょちょ!お前ら待てっ...て、身体が動かねえ!なんでェ!?』

 

『それじゃあ...』

 

 

『『『『いただきまーす♡♡♡』』』』

 

『ほわぁぁぁぁ!!!!───』

 

 

 

 

 

「───ハッ!?!?......夢か...はぁ...」

 

障子から差し込む燦々とした朝日、外から聞こえてくる小鳥の囀り。昨日、熊野達と王様ゲームをしていた最中にいつのまにか、俺は眠ってしまっていたようだ。

 

 

「うーわ、まじか...確か鈴谷から貰った酒を飲んで、それで...」

 

記憶を辿っていくと、くすぐりの後に鈴谷から貰った酒を飲んだ辺りからの記憶が全く無い。

 

 

「うへ...よだれで口の周りべちゃべちゃ...こんな記憶無くなるまで飲んだのなんて、前の部隊にいた頃が最後だったな...」

 

(確かあの時は、俺がこの母港への着任記念で開いてくれたパーティーだったっけか...まさか母港で、しかも艦船の子達といる場でやってしまうなんて...)

 

 

女の子に変な事してたら終わりだぞ俺...!なんて考えていた時にふと、股間の辺りから違和感があった。

 

 

「なんだ...?...もしかして、さっきの夢で出ちゃった...!?」

 

慌てて確認してみるも、()()()()()()()()()()()()()()()()()湿()()()()()()()()()だけで、白い方のは出ていなかった。

 

 

「...ふぅ、良かった...我慢の方の液体だけだったか...風呂入って洗い流すか...」

 

(毛布もかけずに寝ていたのか、冬なら間違いなく風邪を引いていただろうな...あれ?でもなんでこんなに布団湿ってんだ...?別に俺、そんなに汗かいてないんだけどな......まぁいっか、これ以上頭使うとぱっかーんしちゃう...あー頭痛てー...)

 

 

二日酔いでガンガンくる頭を抑えながら寝室から出ると、居間の机の上に、白い紙切れが置いてあった。

 

 

「なんだこれ?...『指揮官へ』?」

 

小さい紙切れに書かれていたのは、俺がゲームの途中で寝てしまったので、寝室に移動させておいた事、そして俺がゲームでした事についてみんな気にしていないから大丈夫だよ、との事、そして最後に──

 

 

「今回やった王様ゲームについて、絶対内緒にしてほしい、ね...」

 

(まぁ、それはこちらとしてもこんな失態、酒に酔って女の子の部下とそんないかがわしい遊びしたなんて、他の人に知られたくないしな。特に隊長)

 

 

後で個別に謝罪のメッセージを送っておくとして、まずはお風呂に入るか。

 

 

「ふわぁぁぁぁん?...んんん?...んんんん!?」

 

あくびをしながら風呂場へ向かおうとしたところ、顔を上げた際にふいに見えた時計の針が指し示した数字に、頭が理解を拒む。

 

 

 

「ほえ〜10時か〜なるほどね〜うんうん...」

 

(ふぅ...ままままぁ待て、まだ大丈夫だ。始業が7時だとして、もうどう言い訳しても逃れられないとしてもまだ大丈夫だ。俺には最終兵器ベルファストがいる...いや、そういえば今日は、エリちゃんに付きっきりになるから仕事手伝えないって言ってたな...!やべぇよ...やべぇよ...!)

 

 

 

うごごごご...!!かくなる上はっ...!!

 

 

 

「とりあえずお風呂入って、上がってから考えよ^〜」

 

 

 

 

現実逃避。私の好きな言葉です

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

──時は少し遡り、まだ日が登り始めるよりも前、重桜寮の廊下でとある艦船達が、各々の部屋へと帰ろうとしていた。

 

 

「温泉気持ちよかったー!また入りに行きたいねー!」

 

「もう、さっきまで入ってたじゃないの、もう入りたくなったわけ?」

 

「ふふ、そうね。またみんなで予定が合えば、行きましょうか」

 

「そん時は指揮官も誘って行こうよ〜!今回みたいに美味しい思いできるかもしんないし!」

 

楽しそうに、さっきまで滞在していた温泉旅館について姦しく話していた。

 

 

 

「それにしても熊野ほんと驚いたわ〜」

 

会話が途切れたタイミングで、熊野が急に話を切り出した。

 

 

 

 

「だって起きたらさ〜

 

 

尾張が指揮官襲ってんだもん♡」

 

 

 

 

その言葉を皮切りに、グループを取り囲む雰囲気が一変した。

 

 

 

「だって良いところで寝ちゃうんだよ!?♡あんなん我慢できる訳ないって!♡」

 

「しかも指揮官からいっぱいキスされてトロトロにされた後なんでしたっけ?♡それは私でも我慢できませんよ♡」

 

「鈴谷はそんな我慢強くないっしょ〜♡ね♡那智はどうだった?♡」

 

「あ、アタシは!♡ここまでするなんて思ってなかったわよ!♡...王様ゲームで細工して、みんなでちょっと美味しい思いするだけって言ってたじゃない!♡...確かに最後まではしなかったけど...♡それでも指揮官のあそこをっ...♡あんな!♡口でなんてっ...♡」

 

 

「ね〜!♡すっごかったよね!♡よゆーで喉埋まっちゃうんだもん!♡ちょーデッカかったし〜♡」

 

「那智は相変わらず真面目だね〜♡妙高と足柄にも教えてあげたらいーよ♡」

 

「羽黒も才能ありそうですよね♡あの子は多分()()()()だと思いますから♡」

 

 

キャイキャイと、4人は朝早くで、他に出歩いている艦船がいないのを良い事に堂々と、夜中から続いた秘め事を掘り返す様に、思い出話に華を咲かせていた。

 

 

「───でさ〜♡那智の番になった時、指揮官の寝相が悪くてさぁ♡足で頭抑えられて逃げられなくなってたよね〜♡」

 

「あれ熊野達が艦船の身体だから丈夫で良かったけど♡普通のヒトだったら、窒息して死んじゃってるよね〜♡」

 

「それでもかなりもがいていましたよね♡やっぱり苦しかったですか?♡」

 

「あ、当たり前でしょ!?♡やっぱりあいつは女の子の敵よ!♡普通のヒトと付き合って、知らない間に殺人を犯してしまわないように、アタシ達で監視してあげなきゃ!♡」

 

 

だね〜♡、なんて話していると、先に熊野達の部屋の前に着いた。

 

 

「じゃあ熊野達はこれで!尾張!那智!また温泉行こうね!」

 

「私達はお昼まで少し寝ることにします」

 

「おっけ〜!じゃ〜ね〜!」

 

「ええ、おやすみ。アタシも楽しかったわよ」

 

 

そうしてドアの奥に消えていった熊野と鈴谷。残った尾張と那智もお互いの部屋に戻るため、歩き出した。

 

 

「あたしはちょっとお腹空いたから、野菜スティックかじろっかな、那智もどう?」

 

「アタシは...お腹いっぱいよ」

 

そう言って、自分のお腹をさする那智。

 

 

「...あ〜♡まぁ、あんだけ出されてたらね〜♡はいはい分かりましたよ〜♡あたしは1人で食べるとしますか〜♡」

 

「そういうことだから、部屋に帰るわ」

 

そこから他愛無い世間話をして、2人は互いの部屋へと戻った。

 

 

───こうして艦船4人の、特別な温泉旅館計画は大成功という形で、幕を閉じた。

 

 

 

今日もこの母港は平和だ。

 

 

 

 

 






指揮官の対応


・普段

生意気な艦船「ざっこ〜♡ざぁこざぁこ♡」

指揮官「んんww悔しいのうwww悔しいのうwww」


・お酒(天元突破)入った時

負け確 「ざっこ〜♡ざぁこざぁこ♡」

24歳、覚醒です「もういっぺんいってみろやおらなめてんじゃねぇぞ」


普段はとっても優しい指揮官だけど、お酒がキャパオーバーしちゃうと暴走モードに入っちゃうよ。

この状態は普段指揮官が抑圧している、性欲や支配欲といった黒い感情が全面に押し出るので、人格や態度が180度変わって悪いお兄さんになってしまうんだ。でも出て来れる機会も少ないし時間も短いので、すぐに気絶して返り討ちにあっちゃうんだね。

なお、本番を経験してしまうとデフォルト装備に変化する模様。この状態を知っているのは前部隊の皆様とアイリス・ヴィシアの子達のみ。←New 重桜ギャル4人



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