SPECIALな旅でもなくたって   作:闇音猫

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狭間の23、24番道路 〜ハナダジム戦前の裏話

 

 

「そういえばさ〜、23番道路と24番道路行ってないよな」

 

「ハナダの上にある道路か〜あそこ、今コダックが沢山いるらしいよ」

 

「行ってみる?」

 

「さんせ〜い。行こうぜ」

 

 引き返してハナダの上にある橋を通って23番道路へ行く。分かっての通りコダックは沢山いたし、ナゾノクサや水辺にはコイキングなどもいた

 

「知ってる?コイキングの色違いって金色なのにギャラドスになると赤くなるんだよ」

 

「マジでレモンさんの知識は何処産なわけ……?」

 

「母さんからだよ。今はクチバに入院してるから、ついでに見舞い行こうと思ってて」

 

「アハハ!その話さっきもしてたぜ!レモンさんってお母さん思いなんだな!」

「ていうかさー……ポケモン捕まえすぎてボールホルダー圧迫してるんだよな」

 

 レッドがそう言うのと同時にカラカラ……とボールが落ちる

 

「おとと……ん?レモンさん」

 

「はーい?どしたの」

 

「あれって……ポケモン───だよな?」

 

「はぁ……人でありポケモン」

 

 僕は大きなため息を吐いて頭を抱える。その声が聞こえたのか、謎のポケモンはコチラを向く

 

「おー!丁度ええ所に──ってレモンやないか!見ての通り助けてくれへんか?」

 

「あれだけ気をつけろと僕、言いましたよね!?」

 

「え、なに?レモンさんの知り合いなの……ってポケモンが喋った!?」

 

 僕は、引っ越してきた時に預かりシステムを使わせて貰うことになったのだが(マサラタウンの話参照)

 そのシステムを見せてくれると言った際にマシンに服を引っ掛けて自分がポケモンと合わさってしまった事と、前はラッタだった事を説明した

 

「見事に弱体化してますね〜。大変そう(棒)」

 

「こんなへんぴな所、誰も来てくれへんかと思たわ」

 

 陽気に、呑気に喋る人なのかポケモンなのか分からない生物にレッドは絶句している。そりゃそうだろ。誰だってそうなるわな

 

「そやったな。この格好じゃ驚くわな。ワイは今でこそこないな姿やけど、その正体はポケモン評論───」

 

「あーオニドリルじゃん。野生かな」

 

 オニドリルはコチラに真っ直ぐ向って来たと思えば、目の前で悠々と喋るコラッタを足で掴んで飛び去っていった

 

「わーーっ!!ちょっと兄ちゃん!ボーっと見とらんで助けてぇな!」

 

「レッドーオニドリル捕まえるチャンスだよ」

 

「ったく……しょーがねぇなぁ……待てーっ!」

 

 人間の足ではオニドリルの飛行スピードに追いつけない。何とかして止める必要があるのだが、あいにく僕にはその気力がない。

 

「よし……フシギダネ!“はっぱカッター”!」

 

 しかしフシギダネが放った技はヒョイっとオニドリルに避けられる。

 

 〘くさタイプ〙のポケモンは〘ひこうタイプ〙のポケモンと相性が悪い。ひこうに効くのは〘でんきタイプ〙〘いわタイプ〙〘こおりタイプ〙のみ。これらを駆使して止めなくてはならない。

 

「レッド。レモンさんからのワンポイントアドバイス〜。ひこうタイプ相手ならピカチュウの電気技やニョロゾの氷技がオススメだよ。マサキさんから前苦言吐かれたから先に言っとくわ」

 

「サンキュ!“れいとうビーム”!“でんじは”!」

 

 いいチョイスだが、その技は全てコラッタマサキの方へ当たる。

 

「あちゃー……」

 

「こっちに当ててどないすんねん!このままじゃラチがあかん。止まったところ狙うてや!レモンはもう少しやる気出したらどうや!」

 

「…………はぁ。ポポろう、“すてみタックル”」

 

 ピジョットにいつの間にか進化したポポろうはオニドリルに一発タックルをかます。ダメージは入っただろうが、飛ぶ元気はあるようだ

 

「ピカチュウ!下がダメなら上からだ!」

 

「無茶したらアカン!」

 

 ピカチュウの電気技が、降ってきた雷と合わさって大きな雷となり、オニドリルに命中する。ハチャメチャだけどすげぇな〜……。

 飛行態勢を維持できなくなったオニドリルは地面にドサッと落ちる。

 

「ちょ……飛ぶ速度はや……」

 

「レモンさん歩いてきたのかよ……。ま!流石にあれ食らったらもう動けないだろ」

 

「気をつけろ!あれは……っ!ライって間に合わないか!」

 

「兄ちゃーーん!気ぃつけぇ!“ドリルくちばし”や!」

 

 レッドの方に自身の身体をドリルのようにして迫る。避けられずダメかと思った時だった。

 レッドの横にいたニョロゾの身体がスーーッと消え、オニドリルのくちばしや何からがどんどん凍っていく。その後にいたニョロゾが技を放ったようだ。

 

「お〜“かげぶんしん”か!」

 

「来る技が分かってたから何とかなったよ。サンキュ!」

 

「はー命縮んだわ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホントマジで注意したんですけどねー……僕」

 

「やれやれ助かったわ。分離プログラムは内側におったら押せへんから困っとったんや」

 

「これは?」

 

 レッドはマサキが出てきた機械の方を見る

 

「ポケモン転送マシンや。ポケモンやアイテムを離れた場所に転送できるっちゅうすぐれモンやで!あのクチバシティの……むぐっ!」

 

「次言ったらキャタピーとでも合体させますよ」

 

 僕地雷の禁止ワードがでそうだったので防がせてもらった。

 

「す……すまん。まぁうっかり入ってしもうて、転送先にコラッタがおったさかいに合体してあのザマや」

「ま、挨拶のやり直しや。ワイはマサキ」

 

「俺はレッド。最強のポケモントレーナーを目指して旅してるんだ!レモンさんはライバルなんだ!」

 

「最強か……。すごいやないか!そらええ。助けてもろたお礼や!何でも相談に乗りまっせ!」

「まずはその重そうな荷物!預かっとくわ!何処にいても必要ならば即時お届けしまっせ、ダンナ」

 

「じゃ、クチバに向うんだよね?日も暮れないうちに行ったほうがいいよ。夜の地下通路雰囲気ヤバいから」

 

「そっか……じゃ早くいかねーと!ありがとなー!」

 

「気ぃつけるんやで〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 所変わって、地下通路を越えた6番道路。

 

 あと数分歩けばクチバに着くであろう。

 

「あと……もう少し……だね」

 

 はぁ、はぁ、と息が荒くなる。正味もう痛みが限界値に達している。でも自分より年下の彼に迷惑をかけていられない

 

「……レモンさんさ、マジでマサキさんのところといい、バトルといいちょっとおかしいぜ……?」

 

「いやいや……普通でしょ。僕のことは心配しなくて大丈夫……!大丈夫だ─────」

 

 ふらり

 

 突然重心が前に傾く。あ、駄目なやつだコレ。

 

 バタッと僕は倒れ、すぐに意識は暗転した

 

 

 

 

「えっ、え!レモンさん!?」

 

 呼びかけても返事がない。本格的にヤバそうだ。

 

「ニョロゾ!確かクチバには病院があるって言ってたよな?そこまで運ぶぞ!急げ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に目を覚ました時はクチバの病院近くだった

 

「うーん……あ、病院か」

 

「起きた?急に倒れたし……まだ無理しないほうが──」

 

「いや、だいぶマシになった」

 

 ヨイショ……とニョロゾとレッドに支えながら歩く。結局迷惑をかけてしまった……。

 

「ごめんね。迷惑かけちゃって」

 

 病院内はいつもよりは混んでいないが、この病院は毎日大勢の客が来て混み合っている程有名な病院だ。

 

「いや、全然いいぜ。俺がハナダでカスミと特訓している時に何かあったのか?」

 

「それについては薬もらってから、ゆっくり話すよ。すみません、レモンです。いつもの包帯と軟膏をください」

 

「痛いんだろ?病院で休んだほうが────」

 

「僕だったら何とかなるって。あ、ありがとうございます」

 

 2、3個の包帯と軟膏を受け取って病院を出る。痛みはさっきよりもマシになったがまだ痛い。……ろくに食らうもんじゃねぇな。そのまま真っ直ぐ桟橋まで歩く

 

「レッドって海初めて?」

 

「いや?小さい頃に来たぜ。そういやここ、レモンさんの地元なんだよな」

 

 僕の地元、クチバシティ。海に面していて、極稀に豪華客船が停まり多くの人が集まるカントーの有数都市の1つだ

 

「うん。ねぇ、こんな話知ってる?

『有る者が力を示し時、クチバの海の祝福を受けるだろう。但し、応えてくれぬ事も有る』───クチバの海の話」

 

「あぁ、なんとなーくは。あとはトキワの森の話があるよな。あれは生まれつきらしいけど……それがどうかしたのか?」

 

 水に触れればぴちゃりと水面が揺れる。潮風でとっくにベタベタするが、気にしたこともない。

 ここは変わらないなぁ。僕が昔住んでた頃と何一つ変わりもない。おニューの建物が少しできた位で

 僕は陸を背にして立つと願い事をするかのように手をギュッと握る

 

「見てて。面白いから」

 

 僕が目を閉じれば、海のざわめきは大きくなり、波も高くなる

 僕は“クチバの海に選ばれた者”なのだ。痛みは和らぎ、だいぶマシになった

 

「っし、おーしまい。これで意思疎通できるようになったぞ〜」

 

 レッドはマサキの時のように口を開けて動かない。そりゃそうか。誰だってそうなる(2回目)

 

「さっきの伝承の選ばれし者、あれ僕ね。人間の内傷の回復とポケモンとの意思疎通が可能だよ。ポケモンの回復はできないんだ。まぁ……使ったら眠くなったりするんだけどね」

「最近クチバに来れなくて、力が薄まっちゃったからお祈り直したんだよ。これで何処でも使えるよ」

 

「す……すげぇ……だから休まなくてもいいって言ってたのか。外傷は?」

 

「ったく……その為に包帯と軟膏貰ってきたんでしょ?外傷はクソ痛い。待って、治療するから」

 

 まだ身体が慣れていないのか、それとも久しぶりだからか、包帯を巻くのに時間がかかる。僕は医者の子供はなんですけどね!!??なんとかの……忘却曲線だよ。なんとかの……

 

「包帯巻くの手伝うぜ。俺の母さんも俺がめっちゃ怪我した時よくやってくれたし」

 

 レッドに包帯を渡すといい感じに巻いてくれる。きっとやんちゃ(ポケモンバトルとかで)してたんだろうな。僕なんか小さい頃の記憶うっすらとしかないしなぁ……

 

「はい、できた。どう?大丈夫そ?」

 

「ありがとう。でさ、事の経緯を話さなくちゃならないんだけど……場所を変えよう。病院の受け付けで話そっか。悪いね……旅の邪魔しちゃって」

 

「助けんのは当たり前だろ?バトルにしても、図鑑コンプリートにしてもそうだけどさ

“ハンデのある勝負に勝ったって、うれしくないじゃんか”

 ロケット団と戦う時に戦い方が変わるレモンさんの事、結構好きだぜ」

 

「ッ!た……確かにそうかもね。ありがとねホントに……勇気出た……」

 

 何照れてんだ!?僕!そんな純粋無垢ないい顔で言われたって大丈夫だったじゃん!?

 

「おーい、レモンさーん……って顔赤いけど熱!?」

 

「いや……マジで大丈夫……。病院向かおうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所を変えて病院内。母さんのお見舞いを目的に待合室にいるのだが、さっきよりも人数が多い。これならゆっくり話せるだろう

 

「実はね……?カスミと戦う2日前に、ロケット団アジトに潜入したんだ。研究者である父がカントーで死んだんだよ。だから手掛かりがないかと思ってね」

 

 

 

 

 2日前の事……

 

 

「おい、あの研究はどうなっている?」

 

「あぁ、順調だよ。画期的な研究だよな〜あれ」

 

「(画期的な研究……?)」

 

 草むらに隠れてロケット団の話を伺う。

 

 手当たり次第に父の情報を探してはいたが、どれもハズレだった。そこで考えたのがロケット団アジトに行くこと。リスクは高いが、何か分かるかもしれない。

 

「ちょ〜っと失礼しますね〜。“10万ボルト”!」

 

「なんだおまッ!ぎゃあああああっ!」

 

「お借りしまーす。後で返せたら返すわ〜」

 

 そこら辺にいた団員を“10万ボルト”で気絶させ、服を拝借する。やっぱり黒に赤ってかっこいいよなぁ〜。だからといってロケット団の服は着たくないけど

 

「さてと……ここはどこだ?」

 

 入り組みすぎだろロケット団アジト……。資料が置いてありそうな場所まで行きたいのだが……どうも現在地が分からない。当たり前なんだけどね〜〜

 近くの団員に道を聞こう。ゔぅん……声を変えて───

 

「すみません、新人として入った者なのですが、道に迷ってしまって……」

 

「なんだ、お前……まだ覚えていないのか」

 

「はい。すみません……物覚えが悪くて。研究室に向かってくれって言われたんですが……」

 

「何、研究室だと?お前新人なのに位が結構高いんだな。いいぞ。ここを降りて左に曲がって突き当たりだ」

 

 へ〜位が高いやつしか入れないのか……?まぁいいや。ガチでチョロ〜い。場所まで教えてもらったし、情報手に入れてとっとと退散しよう

 

「感謝する」

 

 ちょっと格好つけてお礼を言った後、階段を下りる

 

「左に曲がって、突き当たり……。あった」

 

 あの人の言ってたことは間違ってなかったんだ……てっきり大嘘つき集団かと思ってたよ。

 鍵は掛かっているが、さっき服を剥ぎ取った奴が研究室の鍵を持っていたのでこっそり開ける

 

「資料棚は……コレか。片っ端から見ていかないと……資料が多すぎんな」

 

 1冊のファイルを手に取った時、何かがヒラリと落ちる。

 

「ん……?ナニコレ」

 

 〘色違いの出現率について Mr.セチア〙

 

 すぐに自分の父が書いた文章だと気づく。なんでここにあるんだ……?

 

「これ……親父の……。まだあるかもしれない」

 

 出てきたファイルをペラペラとめくるといくつか父の論文が見つかる。〘約1週間に渡る、トキワの森での出現率の実験結果〙〘突然変異の可能性が高い〙などといった論文だ。どれも父の隣で見てきた資料だ。手を取るように分かる

 

「僕が知ってるのはこの3枚だけ……ってなんだこの資料」

 

 〘炎の石、雷の石、水の石で進化や退化するイーブイの研究〙

 

「は……?なにそれ……こんな事まで───」

 

「おい!誰かいるのか!?」

 

「やっべ!長く居すぎた!ポポろう(ピジョン)!“かぜおこし” ライ(ピカチュウ)!“フラッシュ” ブイ(イーブイ)はライに“ものまね”!」

 

「ぐっ、眩しいっ……!おい!侵入者を逃がすな!」

 

 ボールを片手で3つ持ちして技を使ったあとはすぐ戻して退散。

 もちろん父の研究資料を内ポケットにしまって───

 

「邪魔邪魔邪魔!!ロココ(ロコン)!“あやしいひかり”!スピピ(スピアー)!“とんぼがえり”!」

「ライ!ロココとスイッチ!“こうそくいどう”!」

 

 どんどん技を繰り出していくレモンに下っ端団員は圧倒されていく。あの羽根を負傷していたスピアー……名付けて“スピピ”も戦えるようになった。

 

「くそ!行く手を阻め!バリヤード、ユンゲラー!“リフレクター”!“ひかりのかべ”!」

 

「ライ!“かわらわり”!!」

 

 作られた2枚の壁はピカチュウの“かわらわり”でたちまち割れてしまう。これは基礎中の基礎なんだが

 

「おい、見たか?アイツのイーブイ、色違いだぜ……捕まえれば、研究しているイーブイが2体に増えるぞ!」

 

「バーロー。誰がそんな研究の為に大事な仲間を渡すかっての!ポポろうあの男3人組に“とっしん”!ロココはポケモンに“だいもんじ”!」

 

「うぐっ!?」

 

 見事にクリーンヒットし、男たちとポケモンは倒れる。

 ポポろうはピジョンへとだいぶ前に進化したのだが、結構強い。

 アジトを出て、服を脱ぎ捨てる。返すとか言ったけどごめ〜ん^^

 このまま、ハナダに向かおう。と逃走ルートを練る

 

「ユンゲラー、“サイケこうせん”」

 

 突如として足元へ技が降りかかる。一歩間違えれば足を負傷していた

 

「っあぶな!!お前、何者だ!」

 

「ふふふ……私はロケット団3幹部のナツメ……。サカキ様の計画を邪魔するならば私たちも容赦はしないぞ」

 

「あー。ナツメ……ね『エスパー少女』とか呼ばれるジムリーダー様でしたっけ?すみませんね〜クチバ以外詳しくなくて」

 

「ふん。今はそんなものどうでもいい。お前が盗んだ資料を返してもらうぞ!ユンゲラー“サイコキネシス”!」

 

 エスパー技を無効にできるタイプはいるのだが、あいにくカントーには居ない。

 

「ライ“こうそくいどう”!」

 

「ふふふ……私のユンゲラーの“サイコキネシス”は何処までも追ってくるぞ」

 

「(1体に集中するならもう1体は確実に狙われない。ハズ)」

「スピピ!“ダブルニードル”!」

 

 予感は的中し、ユンゲラーは“どく”をうける

 

「ちっ!だがコレはどうだ……?“かなしばり”!」

 

「っ!まじかよ」

 

 体が固まって動かない。ナツメは僕に近づき、イーブイが入ったボールを奪う

 

「ふはは!このイーブイは貰っていくぞ。ロケット団に逆らったことを後悔するんだな!」

 

 くそっ、ダメだ。あのイーブイは……大切な……あの女の子が助けてくれた僕の仲間だ。そんな奴らに───

 

「渡せねぇよなぁ!ポポろう!“すてみタックル”!」

 

 上空を飛んでいたピジョンに“すてみタックル”の指示を出す。“かなしばり”をすり抜けていたコイツならまだ使える。

 しかし、ご存知の通り、ピジョンじゃ“すてみタックル”は出せない。あれは見かけ上だ。技を教えてもらって使えるようになったのだ。精度は低いが

 青白く身体が輝き、一回り大きくなった鳥ポケモンが姿を現す。

 

「進化……!」

 

 ユンゲラーにピジョットに進化したポポろうが思いっきり体当たりし、ユンゲラーは吹っ飛ぶ

 

「流石は元ジムリーダー……強いじゃん?でも、ポケモンだけ強かったらダメだよな」

「そのイーブイ!返してもらうぜ!」

 

 グッと踏み込んでボールの方へ手を伸ばす。

 

「バカにしか思えんな!ユンゲラー“サイケこうせん”!」

 

「遠い地方で培ったフィジカル舐めんな!」

 

 ヒョイと光線を一回転して避け、イーブイの入ったボールを奪ったまでは良いが、肝心の受け身が苦手すぎて地面に体をぶつける。

 

「痛あっ!でもボールは取り返したぞ……」

 

 大丈夫か〜?と確認している最中、

 

「ユンゲラー“きりさく”!」

 

「がっ……」

 

 “きりさく”が腹にクリーンヒットする。痛い。ナイフで抉られたような痛みが走る。

 

「はぁ……。イイね、ノッてきた」

「レオ、撃て。“あくのはどう”」

 

「なっ!あく技……!?ユンゲラー!」

 

 効果バツグンの技を受け、ユンゲラーは倒れる

 

「まだだ……ボールの開閉スイッチを壊せ。“ BAN ”!」

 

 ピシィッと開閉スイッチにヒビが入る。もうポケモンは出せないだろう

 

「クソ……退散だ!覚えとけ……!」

 

「手間かかせんじゃねぇよマジで……。ん?」

 

 ポケモン達が出てきて、心配してくれる。一匹を除いて

 

「大丈夫だよ……ちょっと痛いけど……。ジム戦前のいい戦いになったんじゃないかな。レオ(• •)もごめんね。突然指示出して」

 

 レオと呼ばれたポケモンは、ボールから出て来さえしないが、こちらを向いてホッとする。

 

「そうだ、ジムに行かなくちゃ……レッドは─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




マサキの話とロケット団戦!

ロケット団との戦いで傷を負ってたんですね〜だからあんなに消極的だったのだ
クチバの海の力はレモンの設定付けにはちょうどいいかなって思って、作ってみました。

ほとんどトキワの森の力と変わりませんが、違うのはポケモンを治すのではなくて、人の“内傷”(骨折など)を治す、医療的な力です。疎通とれるだけなんですよ。被るやん?

レモンの父親の名前は“ポインセチア”からとりました。色違いの研究をしているセチア博士です

あとは謎が少し進みましたね。どう関わるんだ…


一章まだまだあるのに長々と書いちゃった

ポケモンは平均で一話ごとにLVが4上がっていると思ってください。

ピジョットのステータス↓↓↓


ピジョット : ポポろう ♂ LV: 36 れいせいな性格

技:どくどく かげぶんしん すてみタックル かぜおこし など

博士にもらったポッポが進化した姿。飛行手段にもなってくれて、足止めにもなる。

ばいねこ〜!


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