真っ暗な何処か分からない場所で、私は目を覚ました。目の前では床に倒れて寝ている自分がいて、そんな自分の前に二つの人影が見えた。
その二人は互いに銃を向け会っており、片方は金髪で連邦生徒会の服を着ている演じていた頃の私だった。
『ねぇ、これウチの体なんだけど?』
笑顔だが、声色は低くそう告げた手に持ったサブマシンガンP90を遠距離カスタムした『天☆照らす勾玉』を両手で構えている私。
そしてそんな金髪の私が銃口を向けている先には、ストックを外したサブマシンガンのVector『
『何を言っている、この体は私にこそ相応しい。貴様のような存在こそ消え失せろ……チッ、厄介な奴まで来たか』
そう言いながら桃色の髪の私は私を見ると嫌そうに顔を歪める、それは金髪の私もだった。
『マジでさぁ、空気読んでくれない?アンタの意見、聞く気ないんだけど』
イライラした様子を隠そうともせず、片手で
『二人とも消えてくれる?アンタらのせいで、ウチ友達と遊べないんだけど。アンタらのせいで友達のモモトーク全部消えちゃってさ……どうしてくれるの、マジで』
『それは此方の台詞だ、貴様らこそ邪魔をするな!!』
まるで虫を見るような侮蔑するような目で私と桃色の髪の私を見る金髪の私に、桃色の髪の私は全てを遮るような大声を出す。大声を出した私に思わず体がビクリと震えてしまい、口から声がでない。
『ずっと……ずっとだッ!私にはある!奴らに復讐する権利がッ!!ずっと苦しみ、悲しみ!原因を作った奴らへの憎悪と殺意を押さえ込んでいた……忘れるものか!何度でも思い出し憎悪と殺意を燃やしてきた!』
目を吊り上げ金髪の私と私を睨みながら桃色の髪の私は左手で頭の半分を覆うように触れる。
『ようやくだ、ようやくこの憎悪が、研いできた復讐の牙を剥くチャンスが来たんだ!誰にも邪魔をさせん!自分自身にでさえだ!このアマノイワトがあれば、全てを壊すことが出来る!!弱いお前も、下らない他人とのお遊びをする貴様も邪魔をするなら、私の敵だッ!』
声がでない、分かってしまうから。
どちらの私の怒りも思いも私が感じていることだった。
誰かに合わせて生きるのが嫌だったから、苦しかったから全部を捨てたんだ。
私は、私は金髪の私のようにモモトークで消した人達に負い目も感じてないし後悔してないんだ!戻りたいだなんて、絶対に思ってない筈なんだ!!それに私を苛めてきた人達への復讐なんて考えてない!
さっきから訳の分からない事ばかりを話す目の前の二人とも私じゃない!!
気がつけば私は持っていたグロック18C(マシンピストル)レーザーサイトカスタム、
「どっちも、どっちも消えろ!!消えろ!!消えろ!!全部、全部……ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ!!消えろ!消えろ!!消えろッ!!!」
そう言いながら私は構えた
目が覚めて見覚えの無い天井が見えて、先程見ていた光景が夢だったのだと気付いた。
恐らく私は何処かの部屋のベッドに寝かされているらしい、体を起こすと左肩に痛みが走り僅かに体が硬直する。
布団がずれ、左肩と右足には包帯が巻かれており身体中の痛む場所には湿布が貼られている。
「ここは……」
「"セイアのセーフハウスだよ。目が覚めて良かったよ、カリナ"」
隣から聞こえてきた声の方を向けば、シャーレの先生が私の座るベッドの横にある椅子に腰掛けていた。
なるほど、どうやら私は先生に拾われてここへと運ばれたらしい。それなら正義実現委員会に捕まっていない事にも、体に治療した後があるのも納得できる。
「何の、用ですか先生。私はもうシャーレ所属でも無ければ生徒でもない、百合園セイア誘拐犯である、犯罪者ですよ。そんな私をシャーレが、先生が助けて良いんですか」
「"それについてもあるけど、まずは落ち着いて。私はただ君と話がしたいだけだよ"」
「話?今さら、何を話すことが……」
「"カリナはさ、なんでシャーレを辞めてトリニティ総合学園も辞めたのか聞いてもいい?"」
「そんなの、私が元から誰かに合わせて生きるのが嫌だったから」
「"そっか。じゃあ、カリナはなんでずっと明るい自分を演じてきたの?連邦生徒会に入ったのもそうだし、自分を偽ってまでみんなと接していた理由はなに?"」
「みんなと、みんなに好かれるような人になれば、そうなれればきっともうみんなが私を苛めてこないと思って───ッ!?違う!私は!」
「"苛められないように、演じてきたんだよね?"」
先生との会話の中でポロリと口から出てしまった隠し続けてきた昔の事に、即座に否定しようとしたが先生の言葉に遮られ私は俯く……もう隠すことは出来ない、そう悟り少ししてから口を開いた。
「そうです、そうですよ……苛められたくなくて必死に自分を偽って好きなことを我慢して、明るくて前向きな性格で振るまったんです。『自分が変われば世界も変わる』という言葉をバカみたいに信じて、皆に好かれるような明るく前向きな人として振る舞えばもう苛められない、皆に嘘をついて騙して生きて来たんです。」
自分が変われば世界も変わるなんて言葉を信じていた私は………本当に、バカみたい。
私一人が変わっても、回りが変わっていくなんてことありはしないのに。
「"そっか、ずっと嘘をついて騙して来たんだね"」
「ずっと騙して来ました、何ですか。私の事なんて調べて、もうどうでもいいでしょう……どうせ私はこれから矯正局へ送られるんですから」
どうせ、後は正義実現委員会に引き渡され矯正局へと飛ばされるんだ。
ようやく、ようやく私は罰を受けられる、この場所から消えられるんだ。私はこんな場所にいてはいけない、皆を騙して利用し自分を守り続けてきた犯罪者が私は、私は許されてはいけない。私は誰かの友達になる権利なんてない、友達を作る権利も誰かに優しくされる権利も、歩み寄り共に過ごす権利もない。
そんな、私がいる場所は矯正局が正解なんだ。
「"じゃあさ、何で他の学園の子達とも一緒に過ごしてたの?"」
「え」
先生の言葉に、思わず顔を上げ先生の顔をみて思考が停止する。そして即座に先程と同じ答えを口にする、が。
「なんでって、そんなのさっき言った通り苛められないように」
「"確かに、回りに苛められないように自分を偽っていたかもしれない。でもそれなら最悪自分のいるクラスだけ……大きく考えてもトリニティ総合学園だけで良かったよね?どうしてハレやカヨコ……他の学園の子達とも一緒に過ごしてたの?"」
「それ、は……ッ!?」
先生に言われて初めて気付いた。
確かにそうだ、演じるのは広くともトリニティ総合学園内だけで良かった筈だ。
連邦生徒会に入ったのは周りから苛められないため、じゃあなんで連邦生徒会に入った後も自分を偽っていたのだろう?
学園の外、言わばあまり交流することも少ない筈であるその場所でも私は自分を偽って様々な生徒と過ごしていた。
「"カリナは自分が苛められないように明るい自分を演じていたのかもだけど、それなら態々カヨコ……ゲヘナの、それも指名手配されている便利屋68のカヨコに誕生日プレゼントをあげたり、彼女が職務質問で捕まっても大丈夫なように手を回すなんてしないんじゃないかな?"」
「そ、れは……」
警官の前で片腕を抱き締めるようにして組んでからそのまま便利屋68の事務所に入りムツキさん達から、からかわれ珍しく赤面したカヨコとの思い出が脳裏に浮かぶ。他にも誕生日プレゼントのCDを渡したとき、驚いた後に涙を流しながら笑ってありがとうと言ってくれた記憶が浮かぶ。
「それにハレ、態々ハレの家や部室のデスク回りを片付けに通ったり態々作り置きのご飯を作るなんてこと、普通の友達にはしないんじゃないかな?」
ハレの家やヴェリタスの部室のデスクを片付けて、からかわれるハレとそれを見て笑う私。
ハレの家でご飯を作って上げて、それを食べて美味しそうにどんどんと食べて幸せそうな顔で昼寝する彼女の姿が浮かぶ。
「それは……」
「"ハナコも、態々別のクラスの子……しかも周りを近付けないように振る舞っている彼女と仲良くするなんて、普通ならしないんじゃないかな?"」
一緒に雑談しながら噴水に足を着けて涼んだり、噴水に飛び込んで水を掛け合ったりした時のハナコの心の奥底からの笑顔。その後に正義実現委員会に注意を受けて一緒に謝った後に、水着でトリニティ総合学園の校舎を徘徊しどちらが先にはバレるか競った記憶が浮かぶ。
なんで、なんで?なんで?
友達なら、私の友達ならそうしてあげたいって思ったから、そうしたいって感じたから──。
「"確かにカリナは彼女たちを騙していた、
私が、皆に嘘をついて騙していた。
その時に過ごしていた私が感じた事は、作った友達は……嘘じゃ、ない?
「そんな……私は、他人と関わるのが面倒で苦手で周りの人を気遣うことが出来なくて、空気が読めなくて、名前を覚えるのも簡単に出来なくて……好きなことはゲームセンターで自分の好きなゲームで遊ぶことの筈!でも、でも…それじゃあなんで」
なんでさっき先生の言った言葉に……その時に過ごしていた私が感じた事や作った友達は嘘じゃないという言葉に安堵している自分がいるのだろう?
すがりたいと思ってしまう自分がいるのだろう?
「"カリナ、君が色々な人達と接していくうちに成長して好きだったことや好きなことが変わったんじゃないかな?人は変わっていくものだからね"」
「私が、変わった?」
「"そうだよ。だから、君が皆に抱いた気持ちは決して……嘘なんかじゃないんだよ"」
その言葉が、私の中に響いたとき私は目から流れ出した涙を止めることが出来なかった。
そっか、そうだったんだ。
ずっと、私は過去の好きなことがそのままだと思い込んでたんだ。だから皆を騙して、自分だけ嘘をついていたのが嫌だった。
自分が皆に嘘をついているのが嫌で、罪悪感で苦しくなって…それをみんなと一緒にいるのが苦しいんだと勘違いした。
それで楽になろうとして、友達をみんな傷付けて遠ざけてしまった。
そればかりか、学校すらも辞めて連邦生徒会も辞めて全部を全部、自分の勘違いで捨ててしまった。
「"カリナ、どうしてセイアを誘拐したなんて嘘をついたのか、聞いていいかな?"」
「私は、虐められないように周りを、皆を騙して利用したから。ここにいちゃいけないんだって、消えなきゃいけないって、罪悪感で苦しくて消えたいって思って……それで犯罪者になればってそう思って……」
両目から流れる涙を拭いながら、先生の質問に答える。いくつもの雫が布団へと落ちて布団を濡らしていく中、先生はそっと私の背中を撫でてくれた。
でも目から流れる涙は止まらない。
理由は、後悔だ。
私は、モモトークを消して皆に心配をかけた。
急にいなくなってそれを心配して探しに来てくれた友達に酷い言葉を言って傷付けてしまった。
カヨコちゃん、ハレちゃん、ハナコちゃん、みんな……。
「もう一度、もう一度みんなと……友達になりたい……学校に行きたい、連邦生徒会にも謝りたい。」
呟くように、消えてしまいそうに口から出た言葉は先生にも聞こえていた、先生は椅子から降りて床に膝を突いてベッドの上で泣く私を見上げるようにしゃがんで言った。
「"なら謝りにいこう、不安なら私が付き添ってあげるから"」
そう優しく言ってくれた先生に私は頷いて返した。すると、先生は部屋の出入り口の扉を開けると三人の生徒が部屋に入ってきた。
鬼方カヨコ、小鉤ハレそして浦和ハナコだった。
三人とも私を見て最初こそ安堵した様子だったが、私が泣いているのをみると戸惑いながら後ろの先生の方を見る。
先生は私の方をまっすぐに見て頷いたのを見て私は涙を拭わずそのままで、三人に向けて頭を下げた。布団に触れるギリギリまで頭を下げ、私は深呼吸をしてから口を開いた。
「ずっと、嘘をついていてごめんなさい。勝手にいなくなって、皆を傷付けて心配をかけてごめんなさい……お願いです。何でも、何でもするので」
声が、体が震える。
もし、もし断られたらと考えると怖くて、悲しくて涙が止まらなくて。
何度も何度も鼻を啜りながらようやく私は言った。
「どうかもう一度、私と友達になってください」
そう言って私は口を閉じて頭を下げたまま、みんなの答えを待つ。
返事を待つ時間が長く、一秒、1分が一時間に思えるほどに長く感じられる。
みんなが私の言葉にどんなことを思い、どんな表情を浮かべているのか分からない。
もし、もし断られても私にもう一度を望む権利なんてない。でも、でももしもが叶うなら私はもう一度みんなと友達になりたい。
私は、私は………。
「顔を上げてください」
ハナコちゃんの声が聞こえて恐る恐る顔を上げる。
「何でもするんだよね?じゃあ──」
そう言うカヨコちゃんの言葉の続きを待つ、どんなことを言われてもどんな無茶を言われても、もう一度友達になれるなら私は……。
「便利屋68で1ヶ月バイトね」
「え?」
「あら♡では私からは半年間、放課後補習授業部の副顧問をお願いしますね?」
カヨコちゃんとハナコちゃんが笑いながらそう告げたあまりにも罰とは思えない条件に、そんな事で許して貰えるの?と感じてしまう。
「何でも……カリナ、私とけっこぐふっ!?」
「ちょっとそれは見過ごせませんよ、小鉤さん?」
ハレちゃんはなにかを言いかけたが途中でハナコちゃんから肘でみぞおちをつつかれ、ハレちゃんがみぞおちを両手で押さえながら前屈みになる。
「うぅ、ハナコちゃん酷い……」
なんで?なんで?なんで?あんなに酷いことを言ったのに……。
「なんで、あんなに酷いことを言って傷付けたのに、また友達になってくれるの?」
「それは──」
「うん──」
「決まってる──」
そう言うと三人はまるで打合わせでもしたかのように同時にある一言を口にした。
「「「カリナと友達でいたいから!!」」」
「あ……」
私は、こんな私でもまたみんなが友達になってくれるんだ。
これならきっと、消してしまったモモトークのみんなとももう一度繋がることが出来るんだ。
部屋の窓から日差しが入り、真っ暗だった部屋を明るく照らす。
ベッドに座る一人の少女を囲むように側によって寄り添って笑う三人の少女、そんな三人に影響されたのか、少女はゆっくりとだが悲しそうに涙を流した表情を変え、笑った。
「ありがとう」
暗く長い夜が明けて、始まりの風が吹く。
彼女たちを照らす太陽が昇る。
あれから数日経ち、正義実現委員会と戦闘を行っていた少女に関して、あの戦闘は外部生徒を招いた演習として先生からクロノススクールに伝わり、その旨が改めて報道された。
そして内向けにはセイアは療養中なのにも関わらず学園を抜け出した事に関してだが他のティーパーティーメンバー、フィリウス分派代表の桐藤ナギサとパテル分派代表の聖園ミカ、そして救護騎士団団長の蒼森ミネにより厳重注意が行われた。
ハスミやイチカ等の実際にカリナと戦闘を行った生徒達には当時のカリナの精神状態等の情報共有が行われた為に、特に罰は発生しなかった。
また、連邦生徒会に関しては連邦生徒会人材資源室がまだ晴崎カリナの退会届の受理を拒否していた為に、退会届の取り消しそして業務の続行という形に落ち着き、
続いてトリニティに関してもティーパーティーホストのナギサが退学届けをまだ受理していない状態であった為に数日間の欠席扱いとなり引き続きトリニティへ通うこととなったのだった。
アビドス地区、柴関ラーメンの屋台ではスマホでニュースを見ながらラーメンの到着を待つ1人の……いや一匹の人影があった。
「匿名で過去に隠蔽された学校全体での虐めについての告発ねぇ、怖い世の中になったわもぅ」
「全くだな……そういや、お前がウチに来るのもかなり久しぶりか?なぁ、
「あら?こうして時々会うからこそ、いつも新鮮な気持ちで会えるんじゃない?柴ちゃん」
そう言いながら柴大将へとウィンクを飛ばすのはスマホでニュース番組を眺めていたドーベルマン、ヘアサロン京水の店主である京水だった。
そんな京水に柴大将は苦笑しながらも柴関ラーメンを差し出す。
「止せよ、そういやお前は今は何やってんだ?確か
「まぁね、情報屋ルゥーナは閉業して今はシャーレの近くでヘアサロンの店主をやってるわ。まぁ、赤字にならない程度に働かせて貰ってるわ」
ヘアサロンは半分趣味だもの、そう言いながらラーメンを啜る京水に、柴大将は声をかける。
「まさかだが、さっきの匿名って……」
「勿論、私じゃないわよ。
「ま、青春は若い奴らの特権みたいなもんだしな」
「あら、分かるじゃない?」
「ま、ウチの看板娘が通う学校の嬢ちゃん達がそんな感じだしな」
そう言いながら腕を組み誇らしそうに笑う柴大将にそうねと返事を返し京水はラーメンを啜るのを再開する。
便利屋68の事務所にて、陸八魔アルは優雅な所作でカップに注がれた一杯のコーヒーを口に含む。
「あ、あら……苦くない」
「どうしたのアルちゃん?いつもならコーヒー飲んで苦そうな顔をするのに……」
「そ、そんなこと無いわよ!?でも本当にこのコーヒー……」
ムツキの言葉に慌てて反論するアルだったが、その表情にいつもの取り繕った余裕はなかった。
「どうしたの社長?」
「カヨコ課長、このコーヒーなのだけど……あら?そんなお菓子あったかしら?」
「これは」
「わ、私が用意しました……」
アルはキッチンから出てきたお菓子、クッキーやパウンドケーキの乗せられたお盆を持って現れたカヨコに今日淹れたコーヒーについて聞こうとした時だった。
自分がコーヒーを淹れたと、カヨコの後ろから現れたのは人数分のお茶やコーヒーが入ったカップの乗ったお盆を持っている黒のモッズコートに緑のカーゴパンツを履いた私服姿の晴崎カリナであった。
「あ、あなたが……このコーヒーも?」
「えっと、連邦生徒会でお茶汲みはよくやってましたので。あと料理も好きなのでお茶菓子は手作りです。他の人が作ったものが苦手なら食べなくても、大丈夫です。持ち帰りますから」
「そ、そう……」
「いいアルバイトを見つけたねカヨコっち、このまま社員になってもらっちゃったら?お茶汲み担当とか!毎日美味しいご飯作ってくれそうだし!」
「ま、前に頂いた肉じゃがとても美味しかったですね……」
「ダメよ、カリナは確かに優秀なアルバイトだけど、飽くまでアルバイトだわ。トリニティはともかく、『連邦生徒会の晴崎カリナ』を奪ってしまうわけにはいかないわ!それに、私達はアウトロー、立法側の存在とは対立するものでしょう?」
そう言いながら陸八魔アルはコーヒーカップを口に運ぶ、カリナは腕につけたスマートウォッチを見ると申し訳なさそうに口を開いた。
「すいません皆さん、時間なので失礼します」
「そういえば、今日は速く上がるように相談してたわね。この後何か予定でもあるの?」
「ちょっと、友達と遊ぶ約束があって」
カリナは心から嬉しそうに笑い、そんなカリナの笑顔につられてカヨコやアルも笑顔を浮かべる。荷物を纏めると事務所の出入り口へ向かう。そして何かを思い出したのか、振り返り口を開いた。
「その、ご飯作っておいたので良ければ食べてください……失礼します」
「じゃあね、カリナ」
「またね、カヨコちゃん」
そう言いながら事務所の扉を開けて出ていくカリナの姿を手を振って見送るカヨコ。そして出ていったアルバイトであるカリナを見送ったムツキはいつもとは違う真剣な声色でアルへと話しかけた。
「アルちゃん、本当にいいの?社員にしなくて」
「…………だ、ダメよ!ダメなの、たとえどれだけあの子の作ってくれるご飯が美味しいとしても、どれだけあの子がやりくり上手でも……っ」
悔しそうにテーブルへと突っ伏すアルを他所に、カヨコはカリナの淹れてくれたコーヒーと茶菓子を口に運ぶのであった。
場所は変わりミレニアムサイエンススクール、ヴェリタスの部室ではもはや見慣れた光景とも言っても過言ではない、カリナがハレのデスク回りに積まれた大量のエナドリ缶をごみ袋へと捨てていく光景が広がっていた。
ついでにと全員のデスクまで掃除してくれているカリナの姿に、部長である各務チヒロが声をかける。
「いつもごめんね、ウチの子達が迷惑を掛けて」
「いいえ、私が好きでやっていることですから」
「そうだとしても、好きなだけ散らかしていいことにはならない。特にハレ、少しは自分で片付ける努力をしなさい」
ぴしゃりと、厳しい口調で言い切られたハレは首をすくめて言い訳を始めるが、敬愛する副部長から溢れ出すオーラにすぐに口を噤まされるのだった。
「ごめんなさい副部長……でも気づいたらつい溜めちゃってて……」
「その、本当に好きでやってることですから。こんな私とまた友達になってくれたハレちゃんの為ならこんなこと……」
「カリナ……良い(私の)お嫁さんになるよ」
「……今、変な意味混じって無かった?」
「じゃあ私はそろそろこれで」
「待って」
そう言いながらカリナは大量のエナドリ缶が入ったゴミ袋を持とうとすると、チヒロがそれを止めた。
「ゴミ袋の方は私たちの方で処理するから、任せてちょうだい」
「あ、ありがとうございます。じゃあ失礼します」
そう言いながらカリナが部屋を出ていって暫くしてチヒロはハレに言った。
「本当に良い友達を持ったね、ハレ」
「嫁だからね」ドヤァ
「???」
「あ、部長がフリーズした」
「それよりクッキー食べようよー、せっかくカリナが持ってきてくれたんだし」
ミレニアムサイエンススクール、ゲーム開発部部室では四人の少女が並んでコントローラーを握り締め、白熱したバトルを繰り広げていた。
「ンアッー!カリナの機体が強すぎます!でも環境機体の、人類の革新者であるアリスの機体には勝てないってはっきりわかんだね!いけ、ガガ!」
「ならば見せてやる、このキャラの輝きをな!このハイペリオンの前にひれ伏せ!ハハハッ!」
「うわーん!攻撃が全く当たりません!あ、墜ちます!」
「嘘でしょアリス!?3000コストだよー!?そもそもユズもカリナもなんでランダムで持ち機体引いてるのさ!?ええい!まだだ!まだ終わらないよ!あ!ユズ油断大敵だよ食らえ怒りのフィンガー!ってあれー!?」
「アレックスの盾付きチャージ射撃しゅき♡あ、近付いたら横格闘からの覚醒技ふりゅ!」
「アリス!攻撃カットしてアリス!アリス?アリス!!アリースっ!?」
「うわーん、スタンで嵌められてます!動けません!!」
次の瞬間、ユズの操作キャラがモモイの操作キャラの耐久値を0にしてユズとカリナの操作キャラが画面内で決めポーズを決める。
そんな二対二の対戦をみていたミドリは口を開いた。
「また負けてる……カリナさんとユズは機体ランダム設定なのに。これユズとカリナさんのコンビに勝てる人がいないんじゃない?」
「その、私は全然………Hyperionさんじゃなくて、カリナさんは大会優勝してるから」
「えぇー!?」
「カリナは前作主人公だったのですね!強すぎなのも納得です!ですが前作主人公に負けるわけにはいきません!」
「あはは、もう昔の話だよアリスちゃんにユズちゃん」
カリナの隣でコントローラーを握ったまま、嬉しそうかつ誇らしそうに笑うユズに、照れたようすで笑うカリナ。
「もう二人で大会出れば無双で勝っちゃうんじゃない?」
「わ、私がHyperionさんとた、たたた大会!?む、むむむ無理です絶対!む!む!む!む!む!む!」
「仕方ないよお姉ちゃん、ユズは基本的に部室から出ないんだし大会なんて出たら緊張でゲームできないんじゃない?でも、見たかったなぁ大会で優勝するユズとカリナさん」
モモイの言葉にカリナを見た後、高速で首を横に振り始めたユズに、ミドリが心から見たかったなぁと呟く。するとモモイはそうだ!と負けorzの体勢から勢い良く立ち上がる。
「私たちで大会に出て良い成績だしたらユウカ部費増額してくれないかな!」
「ゲーム開発する部なのにゲームの大会に出てどうするのお姉ちゃん……」
「ふふ」
賑やかで、楽しいその場所の空気感にカリナは思わず笑ってしまう、そしてそれと同時に思った。
こんな場所が、あのときに身近にあったら私は──きっと
「あ、そろそろ約束があるから失礼するね」
「ま、また来て下さいね…Hyperionさんなら歓迎、します」
「今度来たときは私が勝つんだからね!早速練習だー!」
「はい!アリス、モモイと修行します!」
「うん、またね」
そう言いながらカリナはゲーム開発部の部室を出て言った。カリナが出ていってから暫くして、モモイはカリナに勝つために動画サイトを開いた時だった。検索された動画の一番上に、非常に見覚えのある操作キャラタッグの動画が上がっていた。
「あれ?これって……ゆっユズユズ!これ見て!!」
モモイが動画をタップして数分後、モモイはその動画を急いでユズに見せた。
─────────────────────────
『んー、次はもっと歯応えがある人がいないかなー……さっきからずっと低ランク狩りみたいになってるし』
─草─
─また調子に乗ってるよこの子─
─誰か分からせろ─
村田ラフィ@配信中&超天才清楚系病弱美少
VS
UZQueen&Hyperion
『ようやくマッチングした、うわ相方の個性強……っては!?Hyperion!?あの伝説の!?それにUZQueen!?なにこのタッグ!?簡単な護衛依頼かと思ってたら襲ってくる敵が暁のホルスと厄災の狐とゲヘナの風紀委員長みたいなもんじゃんこれぇ!?』
─草ァw─
─例えが的確すぎる─
─ガチかこれ?本人?─
─本人だろ操作キャラ的に─
─伝説を引いた女─
─骨は拾ってやる─
─安心しろ、勝てねぇから盾で撮れ高とれ─
─唯一盾だけは他より勝る女─
─応援してるぞ、撮れ高を─
─盾で撮れ高だけ撮ってこいw─
『やってやる……やってやるわよ!!コンチクショー!!!』
─────────────────────────
瞬間ユズの脳内に浮かび上がった、見覚えのあるユーザーネームと操作キャラ。
あれはカリナが早く部室についた為に出迎えるためおやつを買いに出たモモイとアリスちゃんを待っている間に、適当にゲームでフリーマッチをしようとなって対戦した相手だった。
自分がHyperionさんとタッグを組んで戦っている映像が、キヴォトス中で見られていると考えた次の瞬間、ユズの声にならない悲鳴が部室に響き渡った。
場所は変わり、連邦生徒会事務室。
そこでは相変わらず連邦生徒会メンバーが一名を除いて高く積まれた書類と格闘していた。
カリカリというペンを走らせる音と、トン!という判子を押す音だけが木霊する部屋の入り口が開いた。
「その、休憩にしませんか?コーヒー、いれてきましたから」
そう言いながらティーワゴンを押して現れたカリナと同時に部屋にコーヒーの匂いが広がる。
「待ってました~!」
「あ、モモカちゃんはコーラだよね」
寝転んでいたソファから飛び下りてまるで走りよってきたモモカちゃんにコーラのペットボトルを渡す。
「流石はカリナ!」
「態々休日にありがとうございます、カリナ」
「好きでやってる事ですから、それに私は沢山ご迷惑をおかけしちゃいましたから。あとこれ、よかったら食べてください。手作りが嫌なら残して置いて貰えれば後で回収するので……」
そう言いながらリンさんのデスクにティーワゴンからスパイスの入ったコーヒーと手作りのクッキーを何枚か乗せたお皿を置く。すぐとリンさんがコーヒーを一口飲むと、いつもの強ばった顔が緩んでいく。
「あぁ、やはりこれですね……」
「ちょっと!?何を一人先に飲んじゃってるんですかリン行政官!!カリナ!私の分も勿論あるんですよね!よね!!早く下さいコーヒーを!もう何日も飲んでないんですよ!!」
「何もそこまで……いや、分かる気はしますが」
カリナにコーヒーを求めて詰め寄るカヤの姿に、半歩ほど後ろに下がったアオイはそう呟く。ちなみにそんな彼女の隣に立っているアユムはそんなカヤの様子に恐怖で震えている。
「ちゃ、ちゃんとみんなの分ありますから!」
そう言いながらカリナは個々にあったスパイスが入ったコーヒーと手作りのクッキーも渡していく。カヤとリンは久しぶりに飲むカリナの淹れたコーヒーに、やはりコーヒーはこれが一番だと珍しく談笑し、モモカとアオイそしてアユムはカリナの作ったクッキーを齧り舌鼓を打つ。
「じゃあ、私は行きますね。仕事は無理せず、ですよ」
そんなみんなの様子に、嬉しそうに笑うカリナはそう言って連邦生徒会の事務室を出ていく。
事務室を出ていくカリナの姿を見送ったリンは、ふと思い出し呟いた。
「コーヒーの入れ方、教われば良かったですね」
「いりませんよ、彼女が淹れてくれますから」
リンの呟きにコーヒーを半分程飲んだカヤがキリリとそう答える、だがそんなカヤの姿を見てアユムは口を滑らせた。
「今更カッコつけても……」
「さっきまで凄い形相だっもんねぇー」
そんなアユムの言葉に更に油を注ぐモモカ、そしてそんな二人から僅かに距離を取るアオイ。
先程までのピリピリとした部屋が和らいでいく光景に、リンは改めて彼女が戻ってきてくれたことに心から感謝した。
トリニティ総合学園、別館。
放課後補習授業部の全員が集まり、カリナから勉強を教わっていた。
「ここの問題は、まず教科書のここを」
「あら♡ここって、ドコのことを指して言ってるんですかー?もしかして、
「ダメダメダメダメ!エッチなのは駄目!死刑!!꒰ (⸝⸝ↀᯅↀ⸝⸝)໒꒱」
教科書を指差そうとした私の手を優しく掴みその指先を胸元へと向けて妖しげに笑うハナコの行動に、隣に座っていたコハルが即座にその頭の翼をパタパタさせながらビシリとこちら、正確にはハナコちゃんを指差す。
「あら♡私はただ、カリナに教えて貰ってるだけですよ?勉強は、
「な、何を言ってるの!?は、早く離れなさいよっ!」
「あっ!?」
そう言いながらカリナをハナコから引き寄せようとしたコハルがバランスを崩したカリナと共に床にドッシーンと転ぶ。
そして転んだコハルは、仰向けで倒れているカリナへ俯せで倒れており、カリナの胸へと顔を突っ込んでいる状態となっていた。
「あらあら♡コハルちゃん私よりスッゴク、大胆ですねぇ」
「は、はぁ!?こ、これは違うから!たまたまぶつかってこうなっちゃっただけだから!」
「えっと、その……退いて貰えないと立てないから……」
「あ、ごめん」
そう言いいながらカリナから離れるコハル、そんな三人の姿を見ながらヒフミは穏やかな声色で言った。
「アハハ、なんだかいつも通りで安心ですね」
「そうだな。ヒフミ、ここなんだが」
「あぁ、ここは───」
そう言いながらヒフミはアズサのわからない問題の解き方を教えていく。こうして、放課後補習授業部で過ごす放課後は一瞬の内に過ぎていく。
場所は変わり、トリニティ総合学園。
ティーパーティー専用の居室にてナギサは紅茶の入ったティーカップを傾けながら、問題を起こし今も尚、ティーパーティーの為の居室にどこの分派にも所属していない生徒を連れ込み、ソファに座らせている彼女、百合園セイアから必死に目をそらしていた。
「あー、本当に疲れたね全く」
「その、お疲れ様です。セイアさん」
「そーだともお疲れだとも、早く私に膝枕して頭を撫でたまえ、癒したまえ姉の役目だろう?」
「ア、アハハ……それ、まだ続けるんですね。わかった、おいで」
「これがバブみ……いや姉み」
そう言うトリニティの制服を着た彼女、晴崎カリナが少し戸惑うも慣れた様子で横に座り倒れてくるセイアを抱きしめると優しく頭を膝に置き、膝枕しながら撫で始める。
そんな様子に、ナギサは傾けていたティーカップをソーサーへと戻し一息つくと口を開いた。
「いや、いくらなんでも慣れすぎじゃないですか!?」
「えっと、そうですか?色んな友達にやってほしいって良く言われてたので……」
「トリニティ内でそんな事が……いやいやいやそんな筈は……」
「ハナコちゃんとか、サクラコさんとか」
「嘘でしょう?」
ナギサとの会話で撫でるのが止まっていたカリナの手を狐耳でペチペチと叩き撫でろと意思表明するセイアに、カリナはわかったよと撫でるのを再開する。
一方でナギサは声を震わせ、知りたくなかったと嘘であって欲しいといった様子で呆然としていた。そんなナギサの耳に入り口のドアが勢い良く開く音がして遠くを飛んでいた意識が戻ってくる。
「やっほっー!真打ちとうじょー!ってあれ?」
入り口に立っていたのは同じくティーパーティーの一人である聖園ミカであった。そんな彼女は膝枕されるセイアとセイアに膝枕をしているカリナを見るとずんずんと距離を詰め口を開いた。
「セイアちゃん、カリちゃんに何してるじゃんね?」
「おや、妹が姉に膝枕され頭を撫でられ癒して貰うのは当然じゃないかい?」
「ずるい!私だってされたことないのに!!セイアちゃん退いてよ!カリちゃんは私のお義姉ちゃんになってくれる筈の後輩だよ?それを奪って何言ってるの」
「うわっ(ドン引き)」
「ミカさん!?」
ミカの目から急速に光が消え去り
(カリナさん……恐ろしい後輩ッ)
人は、成長する。
幼子が転んで泣いても、立ち上がるように。
声が変化していくように、嫌いな食べ物が食べられるようになるように。
苦手な相手を拒絶ばかりせず、受け入れるようになるように。
毎日、1分1秒の中で人は……私は変わっていく。
未来に向け、小さくても大きく変わっていく。
自分だけが変わるだけで、世界は変わらないってそう思っていたけど……別の方から見れば世界はこんなにも違って見える。
大空に浮かぶ太陽の日差しが眩しくて思わず片手で光を遮る。指の隙間から漏れる光に目をお細めていると少し先を歩いていたカヨコちゃんが振り返った。
「カリナ、どうかした?」
立ち止まって空を眺めていた私に、どこか心配そうにこちらを見つめるカヨコちゃんの様子に、私は苦笑しながら答えた。
「なんでもないよ、カヨコちゃん……わっ!?」
「はぁ、はぁ……もう無理、カリナおぶって」
背後から覆い被さってきた、疲れたのか荒く絶え絶えの息をしながらそう言うハレちゃんに、少し運動に連れ出したりしようかなと考える。
「さりげなくカリナに抱きつかないで下さい小鉤さん」
「アハハ、ハレちゃんもう少しだけ頑張ろ?あと少しで着くみたいだし」
「う、うん……」
「そんなんでシャーレの任務とか大丈夫なの?」
「私は、あくまでも……サポート!だからね」
「"みんな、前からヘルメット団が来るよ!戦闘よろしく!!"」
一番前を歩いていた先生の言葉に、私は即座に自分の武装を確認し必要な武装のセーフティを除していく。
左手首の光波シールド発生装置アワノイワトを戦闘モードに移行させ、腰に着けたベルトの左側に着けたCQCホルスターに入った
続いて右太股にあるのは
「アマノイワト、最大展開!!行くよみんな!」
新たに始まる世界を照らす太陽の光が降り注ぐ大地で彼女……晴崎カリナの本当の
─もう一度、私と─
【名前】カリナ(真)
【フルネーム】晴崎カリナ(真)
【レアリティ】☆☆☆
【役 割】STRIKER
【ポジション】FRONT
【クラス】タンク or アタッカー
【武器種類】SMG&ハンドカン
【攻撃タイプ】爆発
【防御タイプ】軽装備
【学 園】連邦生徒会2年
【部 活】帰宅部
【遮蔽物】✕
【市街地】A
【屋 外】A
【屋 内】D
「ありがとう、先生達のお陰で私は本当の自分の思いに気付けた。だから、これからたくさん恩を返して行くね」
~タンク時スタータス~
【EXスキル】アマノイワト
Cost2 スキルレベルMAX
治癒力の250%分のシールド効果を発動(30秒間)。
【ノーマル】紛い物の絆
35秒事に味方のコスト回復力を20.2%増加。
治癒力の100%分の回復。
【サブ】輝く鎧
EXスキルを展開する度、防御力を26.5%増加する
【パッシブ】自由への渇望
シールド解除、喪失時に自身の攻撃力を40%増加する。自分の周囲円形範囲に攻撃力300%のダメージを与える。
~アタッカー時ステータス~
【EXスキル】アメノタヂカラ
Cost4 スキルレベルMAX
扇形範囲内の敵に対して、攻撃力の560%分のダメージ。
【ノーマル】三種の神器
30秒毎に自分の攻撃力を30%増加、最大3回。
【サブ】タケミカヅチ
すべての攻撃を確定改心に移行し、相手の防御力を25%を無視。
【パッシブ】ハヤサスラヒメ
デバフを受けている敵への攻撃時、自分の攻撃力の20%の追加ダメージ。
実装イベント
『アメノタヂカラ〜天地を繋ぐ〜』
─どんなことも、ウチにまかセロリ!─
【名前】晴崎カリナ
【学園】連邦生徒会
【クラス】SPECIAL
タクティカルサポートアタッカー
【ポジション】Back
【レア度】☆☆
【タイプ】貫通
【防御タイプ】軽装備
【遮蔽物】✕
【市街地】A
【屋 外】B
【屋 内】D
「やっほー先生!これから一緒にテンあげあげでやっていくっしょ!」
【EXスキル】晴れ道☆進め!
もっとも近い敵に5回、攻撃力の400%分のダメージ。一定の確率で敵を気絶状態にする。
【ノーマル】照らす☆行く道
30秒毎に、敵の一人を対象とした円形範囲に存在する敵に攻撃力の300%分のダメージ。
【サブ】なんとかなるっしょ☆!
味方1人に対して、治癒力の200%分のシールド効果を発動(30秒間)
【パッシブ】Fly a☆ウェイ!!
EXスキルを発動したとき、味方で最も体力の少ないキャラを治癒力の120%分の回復。
はい、という訳でここからはあとがきとなります。皆様、本作品をここまでご愛読くださり誠にあらがとうございます。
これにて本作『光のギャル、終わりました。』は完結となります。
ここまで追いかけてくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
さて、ここからは本作品の小ネタや書くに至った理由などをお話させて頂きます。
本作品は元々はブルアカを知らなかった自分が二次創作を通じてブルアカを始め、関わる周り全て晴れさせるような明るいキャラがいたら?という発想から始まり、カヨコに絡むような彼女キャラがいたら?そんな明るくて周りから便りにされてる子が実は自分を偽っていて本当は違う正確だったら?と、どんどんと考えた結果誕生しました。
ブルアカを作った人のように書くならば、周りに会わせるのが苦手で自分は一人で居ても良いやと思ってしまうような人、ですかね。
ちなみに晴崎カリナの名前やカリナの武器名の元ネタについてもお話させて頂きますね。
まず、晴崎カリナの名前ですがこれはシンプルであり少しだけ残酷かもしれません。
まずは周りを『晴らすキャラ』そして良くある名字から感じを取り『晴崎』となりました。
そして『カリナ』という名前ですがこれは本作の主人公の名前を考える際に取りあえず先に名字が完成したこともあって『仮の名前』をつけようと考え『仮の名』から『カリナ』となり、『晴崎カリナ』と名前が決りました。
また、本作のストーリーは主人公のモチーフが太陽の神様である『天照大御神』なのもあり『天岩戸伝説』を元にしています。
またカリナの銃にもそれぞれ、元ネタがあり三種の神器と呼ばれる物と神様の名前を合わせた物になっていますね。
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また光波シールド発生装置『アマノイワト』は、そのまま『天岩戸』から、そしてカリナが戻ってくるアマノイワトの後期となるイベント『アメノタヂカラ〜天地を繋ぐ〜』は、天岩戸伝説にて、天照大御神を洞窟から引っ張り出した神様の名前からとっています。
もし本編ストーリーのようにエンディング時にカリナが曲を歌うなら天岩戸伝説をモチーフにされているあのボカロ曲をカリナ、カヨコ、ハレ、ハナコ四人で歌うのが似合うと個人的には思いますね。
改めて、本作品を最後までご愛読頂き誠にありがとうございました。
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