モンスターハンターストーリーズ~The Re-bloomed Lily~ 作:暇を持て余す火の玉
ゴマのライドアクションの調査、及び、単独行動とサブクエストの修行として、南カムナ岬の古代巣の探索をする事になったユリ。
ゴマのライドアクションが“モンスター探知”である事や、空を飛べる事を知ったのも束の間、墜落して迷子になったりしつつ、漸く最奥部に到着したのも束の間、突如現れた“獄狼竜”ジンオウガ亜種に襲撃される。
間一髪の所で駆けつけたレマと、相棒オトモンの“レウス”によってなんとか撃退。
報告のために、ユリ達はマハナ村に戻るのだった。
ユリ
「こぜつのごくろうりゅう?」
ジンオウガ亜種に襲撃された翌日の朝、ユリはレマが言った言葉を繰り返した。
レマ
「ええ。
ガラ様曰く、昨日ユリ達を襲ったあのジンオウガ亜種は、“
ユリ
「異名持ちって?」
レマ
「通常のモンスターよりも高い戦闘能力を持ち、その生き様や戦いぶりから、ハンターやライダー達から尊敬と畏怖の念を込められて、“
ユリ
「とても強いんだね。
でも、なんで今まで村の皆は孤絶の獄狼竜に襲われなかったの?」
レマ
「“孤絶の獄狼竜”は警戒心が高くて、昼間は古代巣の奥地にいるらしいの。
夕暮れ時になると巣から出てきて巣穴の中を徘徊し始め、完全に日が沈むと外に出て来るらしいわ。」
ユリ
「そういえば、昨日現れた時も夜になってた。」
レマ
「まあ、孤絶の獄狼竜に関してはひとまず村のライダー達に任せておいて、ユリは修行に専念して。
良いわね?」
ユリ
「うん…。」
レマ
「今日は、大型モンスターとの戦闘訓練よ。
孤絶の獄狼竜の様な異名持ちモンスターに限らず、この世界には危険な大型モンスターも生息している。
そういった大型モンスターを相手に出来る様にならないと、これから先ライダーとして生きて行く事はできないわ。」
ユリ
「…うん。
昨日もレマが来てくれなかったら、とても危なかった。
だから、強くなりたい!」
レマ
「そうこなくちゃね!
因みに、今回はケイナを同行させるわ。
昨日みたいな事がまたあるかも知れないからね。」
ユリ
「レマは来ないの?」
レマ
「本当はそうしたいんだけどね。
私は別に用事があって、少し出かけないといけないのよ。」
ユリ
「そっか…わかった。
でも、どんなモンスターと戦うの?」
レマ
「イャンクック。
“怪鳥”とか、“大怪鳥”とも呼ばれる大型の鳥竜種モンスターよ。
北カムナの岬に薬草を取りに行った村人が襲われたらしくてね、安全確保の為に撃退依頼が出されたのよ。
今回ユリには、その依頼をこなしてもらうわ。
…おっと…そろそろ私は行かないと。
それじゃあ、頑張ってね!」
ユリ
「うん!」
こうしてユリは、ケイナと共にイャンクックと戦う事になったのであった。
それから約十分後、ユリとケイナはモナ草原を進んでいた。
因みに、ユリはゴマに、ケイナはドスランポスの“アフマル”にライドしている。
ケイナ
「それにしても、ユリちゃんが初めて戦う大型モンスターがイャンクックになるとはね〜。
レマの時は、二番目に戦った大型モンスターになったんだっけ…。」
ユリ
「二番目?
それじゃあ、レマが一番最初に戦った大型モンスターはなんだったの?」
ケイナ
「レマの時は、“クルルヤック”が初めて戦った大型モンスターだったわ。
因みに、ナビルーとはその時に出会ったのよ。」
ユリ
「へぇ〜。」
ケイナ
「そうそう、ハンター達の間ではイャンクックを相手に出来る事は、初心者卒業の証であるとされているのよ。
一流ハンターへの登竜門にされるのと、大型飛竜種モンスターと戦う前の練習相手に選ばれやすい事から、一部のハンターからは“クック先生”と呼ばれる事もあるらしいわ。」
ユリ
「先生…レマと同じ?」
ケイナ
「そうね。
教える人という意味では、レマと同じ存在と言えるかもね。
…っと、ちょっと止まって。」
何かに気付いた様子で言うケイナの言葉に従って、ユリ達もその足を止めた。
ケイナ
「…見つけたわ。
あそこにいるのが、今回のターゲットよ。」
その視線の先にいたのは、桃色の鱗に、丸みを帯びた形状のしゃくれたクチバシ、扇形の耳を持つ鳥の様な姿をした大型モンスター。
皆様ご存じクック先生…もとい、“怪鳥”イャンクックだ。
イャンクックは食事の真っ最中で、足元を歩いていたクンチュウを食べていた。
ユリ
「あれがイャンクック…ちょっと可愛いかも?」
ケイナ
「それはわかるわw
イャンクックは体は大きいけど、実は臆病で大人しい性格のモンスターなのよ。」
ユリ
「そうなの?
レマは村人が襲われたって言ってたけど…。」
ケイナ
「それはもちろん、相手が自分より弱いと判断したら積極的に攻撃して来るわよ。
一応、縄張り意識を持つモンスターだからね。
今回はあたしも力を貸すけど、相手は小型モンスターよりも危険なモンスターだから、油断しない様にね。」
ユリ
「うん、わかってる。
…あれ、こっちを見てる?」
首を傾げながら呟くユリ。
その視線の先では、クンチュウを食べていた筈のイャンクックが、ユリ達に顔を向けていた。
ユリ
「もしかして…バレてる?」
ケイナ
「…あ…アハハハハ…。
…ちょっと、大きな声で話し過ぎたみたい…ね…。」
苦笑いをしながらケイナが言った瞬間ー
イャンクック
『…ククククク…クワァーッ!』
イャンクックは鳴き声をあげながら、ユリ達に突進して来る。
幸い割と離れた距離からの突進だったので、ユリ達は散開するように転がって難なく回避した。
ケイナ
「危ないわね。
大丈夫だった?」
ユリ
「うん、大丈夫だよ!」
ケイナ
「それは良かった。
さあ、切り替えて行くよ!」
そう言いながら、揺らめく炎を思わせる形状をした片手剣を構える。
ユリも、ガンランスを構えて戦闘準備を完了させた。
ケイナ
「いよいよ初めての大型モンスター戦ね!
いきなりだけど、大型モンスターと戦う時の心得その一を教えるわ!
心得その一、“モンスターと戦う時は、肉質を見極めるべし”!」
ユリ
「にくしつ?」
ケイナ
「モンスターには、それぞれ苦手とする武器が存在するわ。
これを“肉質”と言って、そのモンスターが苦手とする武器で攻撃する事で、より多くのダメージを与える事が出来る様になるわ。
これは大型モンスターに限らず、全てのモンスターにも言える事だから、覚えておいてね!」
ユリ
「わかった!」
ケイナの説明に頷いた時ー
イャンクック
『クワァー!』
イャンクックがユリに向かって飛びかかってきた。
ユリ
「くうっ…!」
間一髪のタイミングで盾を構えたおかげで直撃を避ける事は出来たが、イャンクックはユリよりも大きな体格を持つモンスターなので、受けたダメージは少し多かった。
ユリ
(一撃が今までのモンスターよりも重い…。
これが、大型モンスター…!)
ケイナ
「慌てないで、落ち着いて反撃してみて!
因みに、イャンクックは“突撃属性”の武器が弱点よ!」
ユリ
「突撃属性…突っつく…あ!?」
そこまで呟き、ユリは今装備しているガンランスが突撃属性の武器である事に気付くと、再び飛びかかってくるイャンクックに目を向けた。
ユリ
(イャンクックはどんな攻撃をするんだろう…?
パワー攻撃をする様には見えないし…スピード攻撃にしては少し動きが遅いかも?
…という事は…テクニックタイプ?)
「こう言う時には…思いっきり!」
そう言いながら、ユリは槍を思い切り振り下ろした。
イャンクック
『クワァッ!?』
振り下ろされた槍は、イャンクックが振り回していた尻尾にクリーンヒットする。
反撃を受けて怯んだイャンクックは、一瞬だけ動きを止める。
ケイナ
「隙あり!たぁーっ!!」
その隙を逃さず、ケイナは片手剣を思い切り振り下ろして、イャンクックを攻撃する。
ゴマ
『ジュウッ!』
アフマル
『ギャアオッ!』
それに続くように、ゴマとアフマルも攻撃を仕掛ける。
ケイナ
「このまま次の心得行くわよ!
心得その二、“部位破壊を狙うべし”!
大型モンスターは、攻撃する事で破壊する事が出来る“部位”が存在するの。
部位を破壊する事で、モンスターの技を封じたり、素材が入手できたり、色々お得な事があるのよ。」
ユリ
「うーん…?」
ケイナ
「まあ、百聞は一見にしかずと言うし…実際にやってみましょう。
イャンクックは“頭部”を破壊する事ができるわ。」
ユリ
「頭を狙えば良いんだね?
やってみる!」
再び槍を構えながらユリは頷く。
対するイャンクックは、再び飛び上がりながら突っ込んで来る。
しかし、イャンクックはテクニック攻撃を主に使用するモンスター。
それがわかってしまえば、攻撃も読みやすい。
ユリ
「よーし、もう一度…!」
頭部に狙いを定めながら呟くと、再びユリはイャンクックに突撃する。
ゴマ
『ジャアー!』
ユリ
「!?」
その時、ユリの隣に立っていたゴマも同時に飛び出していた。
ゴマとユリの動きがシンクロし、イャンクックに同時攻撃をお見舞いする。
その際に、イャンクックの扇状に展開された耳が破壊された。
イャンクック
『クワワァッ!?』
それと同時に、イャンクックはバランスを崩して転倒した。
なんとか立ち上がろうと必死にもがくが、中々起き上がれない。
ユリ
「…!」
ケイナ
「やったじゃない!
部位破壊に成功したから、モンスターがダウンしたわ!
ダウンしている間のモンスターは隙だらけになるから、一気に畳み掛けるチャンスよ!」
ユリ
「ねえ、ケイナ!
今、私とゴマの動きがピッタリになってたよね?
あれって何!?」
ケイナ
「“ダブルアクション”の事ね。
オトモンとライダーが使おうとしていた攻撃が同じになると発動するの。
モンスターに大ダメージを与えられるし、自分達はダメージを受けないし、絆の力も溜まったりと、色々得するわよ!」
ユリ
「ダブルアクション、出来るだけ狙った方が良いね。」
ケイナ
「そういう事!
“心得その三”として覚えておいてね。
そして、今が正に攻撃チャンス!
一気に畳み掛けるよ!」
そう言うと同時に、ケイナはいまだにもがき続けているイャンクックに急接近すると、片手剣を振るいながら跳躍し、炎の斬撃を上空からお見舞いする“烈火斬・技”を叩き込んだ。
アフマル
『グルッ…ギャアオッ!!』
それに続いてアフマルも高く跳躍し、鋭い爪を剥き出しにした蹴りを打ち込む“キラーストライク”を打ち込む。
ユリ
「よーし…ここっ!」
ユリも負けてはいられない。
アフマルが距離を取った所に、鋭い突きを放つ。
ゴマ
『ジャァアッ!』
最後に、ゴマも体当たり攻撃をした。
怒涛の連続攻撃によって、イャンクックに大分ダメージを与える事が出来た。
イャンクック
『ククククク…クワァーッ!!』
その時、やっと起き上がったイャンクックは、突然翼を大きく広げながら地団駄を踏む様に飛び跳ねた。
ユリ
「!?」
(雰囲気が変わった…?
なんだか、危ない匂いがする…。)
様子が変わったイャンクックに、ユリは思わず動きを止めてしまう。
イャンクック
『クワワァーッ!!』
ケイナ
「ユリちゃん、危ない!」
ユリ
「えっ?」
ーボウンッ!ー
ユリ
「わぁあっ!?」
その瞬間、イャンクックの口から火の玉が吐き出された。
ケイナが警告を飛ばすも時既に遅し、ユリは火球をモロに喰らってしまった。
一瞬だけ燃え広がった火を何とか消せたものの、火傷による痛みでユリは思う様に動けない。
ケイナ
「大丈夫、ユリちゃん!?
ちょっと待っててね、すぐに直してあげるから!」
ユリ
「わぶっ!?」
ケイナはユリに駆け寄ると、深緑色の液体が入った瓶の蓋を開けて、中身をそのままユリにぶっかけた。
突然の事にユリは驚くが、痛みと火傷がみるみるうちに消えて行った。
ユリ
「あれ…?
痛みが消えて行く!」
ケイナ
「もう痛くないかしら?」
ユリ
「うん、何とか…。
それより、イャンクックの様子が変わったみたいだけど…!?」
ケイナ
「どうやら、怒り状態になったみたいね…。
心得その四、“怒り状態には要注意!”。
攻撃を受け続けたり部位破壊されたりすると、大型モンスターは“怒り状態”になる事があるわ。」
ユリ
「つまり、怒ってるって事?」
ケイナ
「そういうこと。
怒り状態になったモンスターは、我を忘れて行動パターンが変化する事があるの。
相手の動きがわからない時は無理に攻撃せずに、守りを固めて様子を見るのもアリよ。
イャンクックは怒ると“スピード攻撃”をして来るから、“テクニック攻撃”で攻めてみて!」
ユリ
「わかった!」
ケイナの言葉に頷いた時ー
イャンクック
『クワァアッ!!』
怒りに我を忘れたイャンクックが飛び掛かって来て、クチバシで突っついて攻撃しようとして来る。
ユリ
「ふっ…やぁっ!」
しかし、ユリはその攻撃をサイドステップで回避しながら、砲撃の引き金とは別のスイッチを押す。
ガチャンッという金属音と共に砲口から飛び出したのは、銛の様な形状をした杭。
杭が飛び出したのを確認したユリは、ガラ空きになっている腹部に狙いを定めて、引き金を引いた。
ーズドンッ…ドドドドドガァンッ!!ー
イャンクック
『クワァーーッ!?』
ユリ
「よし、うまくいった!」
砲口から飛び出した杭は見事にイャンクックの腹に刺さり、連続爆発した。
敵に連続ダメージを与える技、“
弾を少し多めに消費する分、その威力は馬鹿に出来ない技だ。
イャンクック
『ククク…クワァー…!』
急所に攻撃を撃ち込まれたイャンクックは、口からヨダレを垂らし始める。
鳴き声も弱々しくなり、明らかに弱っている。
ケイナ
「後一息ってところね…それじゃあ、今度はあたしの番かしら。
ユリちゃん、今から凄い物を見せてあげるね!」
ユリ
「?
すごいもの…?」
一体何なのだろうかと首を傾げるユリの前で、ケイナはアフマルの背に跨る。
その時、ユリはケイナの絆石が強い光を放っている事に気付いた。
ケイナ
「心得その五、“ライドオンでオトモンと力を合わせるべし”!
オトモンとの絆の力が強くなって、絆石が光り始めたら“ライドオン”のチャンス!
ライド中はオトモンとライダーの力が一つになって、より強くなれるわ!」
ユリ
「力を合わせて戦えるんだね!」
ケイナ
「ただし、さっきユリちゃんとゴマがダブルアクションをした時や、竜杭砲を使った時みたいな“真っ向勝負”に負け続けたり、ダメージを受け過ぎたりすると、オトモンから振り落とされてしまうから気を付けて!
そして、オトモンにライドオンしている間にしか出来ない事があるの。
それが…“コレ”よ!」
そう叫びながら、ケイナは眩い光を放つ絆石を天に掲げた。
ケイナ
「行くよっ、アフマル!」
アフマル
『グォオーーッ!!』
ユリ
「ーっ!?」
アフマルが雄叫びを上げて、全力で跳躍した。
“ライドアクション”のジャンプよりも遥かに高く跳躍した為、ユリは驚きで目を丸くする。
ケイナ
「さぁ、お見舞いしちゃうからね!」
アフマル
『ギュァアーンッ!!』
イャンクックの頭上まで跳躍すると、アフマルは目にも留まらない速度で連続キックを放つ。
放たれたキックは衝撃波となり、地面に着弾して土煙を巻き起こす。
土煙で視界を遮られたイャンクックは、敵が何処に居るのか分からず立ち往生するばかり。
その時、すぐ目の前の土埃から、鋭い爪を剥き出しにしたアフマルが飛び出して来た。
イャンクックは何とか反撃しようとするも、時既に遅しだった。
ケイナ
「アハッ☆」
アフマル
『ギャギギャギャギャッ!!』
ケイナの笑顔と共に、アフマルの鋭い爪によるとどめの一撃が、イャンクックに撃ち込まれた。
イャンクック
『クク…ク…クワァー…!』
鋭い一撃を受けたイャンクックは、弱々しく鳴きながら倒れて動かなくなった。
ケイナ
「よっと。
久しぶりで少しドキドキだったけど、うまく行って良かったわね!」
アフマル
『ギュアーン♪』
ユリ
「…。」
ケイナ
「…あれ、ユリちゃん?
どうしたの?」
先程からユリが一言も話さない事に気付いたケイナが視線を向けると、ユリは腰が抜けたのか、座り込んだまま固まっていた。
ケイナ
「えっと…ユリちゃーん?
もしもーし?」
ユリ
「…す…。」
ケイナ
「す?」
ユリ
「…すっごい!!
ケイナ、今の何!?
アフマルがいつもよりも高く跳んで、すごい蹴りをして…!
今のはなに!?なに!?なに!?」
ケイナ
「ちょっちょっと!
驚いてくれたのはわかったから、少し落ち着いて!?
ほら、深呼吸!」
ユリ
「わかった!
…すぅー…はぁー…。
…うん、落ち着いた。」
物凄く興奮した様子で一気にまくしたてるユリを何とか宥めると、ケイナはホッとしながら話しだした。
ケイナ
「オトモンとの絆の力が強くなって絆石が光り始めると、オトモンに“ライドオン”する事が出来る。
そして、ライドオンしている時にライダーとオトモンの力を一つにして、とても強力な必殺技を使う事が出来るの。
それが、“
ユリ
「きずなわざ…それが、さっきケイナとアフマルが使った技?」
ケイナ
「そうよ。
絆技は、絆の力を全て使って放つとても強力な技だけど、発動後はライドが解除されてしまうから、発動するタイミングに気を付けてね。」
ユリ
「わかった。
アフマルが使えたって事は…ゴマも絆技を使えるのかな?」
ケイナ
「多分ね。
オトモンによって、絆技は様々な種類が存在するわ。
例えば、ドスランポスの場合は“ドスラッシュ”ね。
これから修行を重ねて、しっかり使いこなせる様にならないと。」
ユリ
「うん!」
ケイナ
「それにしても、ユリちゃんも凄かったわよ。
ガンランスを使いこなしてたじゃない!」
ユリ
「レマが言ってたの。
“ガンランスは少しクセがある武器だから、よく使い方を頭に叩き込んでおく事”って。
だから、いっぱい勉強した!」
ケイナ
「なるほどね。
教えた事は全部吸収するってレマも言ってたっけ。
あたしもそれくらいの頭の良さが欲しかったわ…あら?」
ユリ
「どうしたの、ケイナ?」
何かに気付いたケイナがふと視線を別の方向に向けたので、ユリもそちらに視線を向ける。
見ると、先程倒した筈のイャンクックが起き上がり、空へと羽ばたいてどこかへ逃げて行くではないか。
ユリ
「イャンクック…どこかへ逃げた…?」
ケイナ
「やったわね!
イャンクックが“
ユリ
「きそう?」
ケイナ
「そのままの意味で、モンスターが自分の巣に帰る事よ。
後を追えば、そのモンスターのタマゴをゲットできるかも知れないわ!」
ユリ
「タマゴって事は…オトモンにできるって事?」
ケイナ
「そう言う事!
折角だから、イャンクックのタマゴを回収してから村に戻りましょうか!」
ユリ
「さんせい!」
その後、イャンクックの巣に潜入したユリ達は、タマゴを回収し、マハナ村に戻ったのであった。
…この時、タマゴを持ち出す際に、ユリの絆石に以前とは異なる形状をした文字の様な模様が浮かび上がっていた事には、誰も気付かなかった。
ナビルー
「次回は少し休憩タイム!」
レマ
「ガバゴボゴボボォッ!?」
ラギアス
『主ぃいいっ!?』
ユリ
「ねえ、レマ。
もしかして…。」
~おまけ解説~
:
ゲーム内で一部のサブクエストを受注する事で出現する、“○○の[モンスター名]”という風に名前が変化したモンスターの事。
例: