ラムとレムと話をして、落ちなかった花瓶を見つめスバルと出会わないまま、エミリア様と話をした
「そうだ、スバルの事なんだけども、何だか気が立ってたみたいで、その…」
言葉に詰まるエミリアをフォローするかのように話す
「後で様子を見に行って見ますね、多分彼は僕のこと男だと思ってるので、同性で話せる事もあるでしょうし」
「それって騙してるってことにならない?」
「…必要なことです」
「そうなの?」
首を傾げ、肩に乗っているバックに不思議そうに聞いている
「そう言う事もあるよ、リア」
納得いってなさげに首を傾げていた
ーーー
「気が立っているから様子を見に来て欲しいと言われてきたけど…」
部屋に入れば警戒しているのか目つきが鋭くなっている彼と目が合う
「…」
「だいじょ」
「レムだった」
声をかけるよりも先にそういい、肩を落とし震える彼を見る
にやける口を隠す
「そうか…そっか」
知っていた、知っている
「何で俺が…何をしたって言うんだよ…」
頭を抱える彼のそばに行き、彼に手を伸ばす
「…は?」
不思議そうな、驚いたような何とも言えない声が聞こえた、見つめてくる目を無視して、そんな声を無視して、黒い髪を丁寧に撫で回す
「君はどうして辛くっても苦しくっても頑張れるの?君はただの子供なんだよ?ただ親に愛されてただ生きてた、ただの少年なのにどうして何度も死んでも頑張れるの?そこまで自分を犠牲にするほどの価値はあるの?どうして」
壊れきっていない彼を見つめる
僕はきっと初めての死で壊れきってしまっただから聞きたかった
「俺は…おれは」
「君は優しすぎるだからこそ辛いなら逃げて仕舞えばいい、誰も君を責めない責めれないよ」
頭を撫でるのをやめ、彼の顔をちゃんと見つめる
「逃げたくない俺は、エミリアが好きだだから、逃げたくない、見捨てたくない」
その言葉を聞けて満足して微笑みまた頭を撫でる
こんな質問に意味などない、|だって逃げたとしても僕がそれを許すわけないだろ?《僕が知っているナツキ・スバル以外認めない》
だから
まっすぐな彼の目つきの悪い瞳を見つめる
ああ安心した君はやっぱりナツキ・スバルだ
「…案外人の頭撫でたの初めてかもしれない、昔ユメだった頃にね、お父さんによくやられていたの辛いことがあった時頑張った時嫌なことがあった時」
「なんなんだよ、…」
案外長い前髪を撫でる
「撫でられて頑張ったって、すごいって」
撫でる手を止めて頭から下ろす
「…何となく分かった気がしたから」
自分でも何をやっているのか何がやりたいのか分からない、わからなくって不思議で首を傾げた
「…意味わかんねぇ」
「僕も分からない」
「お前は分かってろよ!」
多少、元気の出た彼を見つめて笑う
「僕はエミリア様の騎士だが、君を信じて守るよ」
「ストーカーじゃ無かったら、すげぇ安心できたよ」
「そこは安心して信じてる頼りにしているぜっていう所だよ」
少し元気の出た彼を見つめる微笑む
ああこれはゆめじゃない、そう実感できる
ーーーー
朝日が昇る少し前の時間
スバル君は禁書庫に閉じこもってる
スバル本人から昨日言われた事だった
「ふぁ」
大きなあくびをしながら、着るのがめんどくさい騎士服に着替える、
何でわざわざ上着を2枚も着ないといけないんだよ!暑いじゃん!
不満を口にはしないが1人なのをいい事に顔には出す
着替え、廊下に出る
悲鳴、あるいは絶叫が聞こえた
走り向かう
「何が…」
目に入ったのはラムが動かないレムを見て深い深い悲しみに絶叫し泣いていた
まだスバル君は来ていないらしい
「…ロズワール様…」
同じく、廊下で立ち尽くしていた、目を伏せる、次々と集まってくる屋敷の住人たち
「ロズワールにレイア…」
「…エミリア様とスバル…」
「中を」
今の状況を説明するためにか、ロズワールがスバルに言い放った
「どうして、レムが」
動いていないレムに手を伸ばす姿を黙って見つめる
「触らない!レムにラムの妹に触らないで!」
「おそらくは魔法によるものだぁね。魔法より、呪術寄りに思えるけどねぇ」
「申し訳ありません、僕の至らなさが原因です」
深く頭を下げる、申し訳なさそうに
「死因は衰弱によるものだ、眠っている間に生気を奪われ、ゆぅっくりと鼓動を遠ざけられて、そのまぁま眠るように命の火を吹き消されている、だぁからレイア君の責任ではなぁいよ」
「…」
僕は頭のおかしな狂人なんかではないだからこそ、昨日まで話してた人が死ぬのは悲ししい辛い、だからごめんねスバル君、君の信用を勝ち取りつつ君を殺す
今回は絶対に君を死なせなきゃいけない
レムが死んだからじゃない、此処で彼が死なず生き残れば、僕が
疑いの目がスバルに向き始めていく中黙って見つめる
ーーーー
空気が重い
助けを求めるような黒い瞳
「ごめんね、ラム。私はそれでも、スバルを信じてみる、スバル、お願い。……あなたがラムを、レムを救ってあげられるなら、全部話して?」
「ごめん」
後ずさる、その足が廊下へと向かう
「スバル!」
「ごめんね」
スバルに向かって放たれた風の攻撃を剣で弾き、スバルを突き飛ばし氷の壁を作る
軽くやったから平気でしょ?
「レイア」
「申し訳ありませんが僕は僕を信じたいんです」
冷たい声と視線に耐えながらもナイフを取り出す
「残念だぁよ」
「絶対に!殺してやる!」
ラムの怒号を、スバルを追いかけるように行くのを無視して、レイアはロズワールの足止めに専念する
ーー
あれから数時間が経過した、屋敷の外に飛ばされて、今は屋敷の庭にいる
流石!ロズワール強いね!
右肩から先が無く、左横腹が抉れている状態で立つ
水をこぼしたかのように、血が流れる音が聞こえる
「君らが彼にそこまでする理由が分からない」
どうせ終わるんだ答えでも言ってやろ
「彼が僕の星だからです」
自信満々に言い放った言葉に、意味がわからな後でも言いたげなロズワールを見て無自覚に不気味に笑う
「彼の笑みが!泣き顔が!苦しそうな顔が!辛そうな顔が!全部乗り越えた笑顔が!泣きそうな顔が!頑張っている顔が!全てが!これは夢ではないとそう!実感させてくれる!僕が夢ではないと!そう思わせてくれる!」
「意味が分からない」
「だろうね!」
氷柱を出し攻撃をしようとしたが、放たれた風の刃が氷柱を切り刻み、左目と脳を切り刻む
「ぁ」
焦げた芝生に頭から倒れる
「本当に残念だよ」
その声を最後に意識は消えた
まぁ
そんなことを最後に意識が消えた
ちょっとしたメモ
日本での前世での名前 ゆめ
リゼロ 世界での呼び方 ユメ
別に名前とかじゃない方 夢
ややこしい