楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

14 / 47
数時間走った

見つかんないょぉ

 

探し始めて数時間、日が落ち始めてきた

 

魔獣を駆りつつ探し回るが見つからない

もう諦めて村に帰ろうかと考え始めて来た時、声が聞こえた知ってる声、その声の方に向かって走る

森の隙間から大量の魔獣が見えた

 

マナ練っておいてよかった

 

ナイフを数本取り出す

 

黒い霧が見えた

口角が上がる、彼がいる彼が頑張っている彼が争っている!!みたい!

諦めなくって良かった!

 

村に帰らなかった自分を称賛する

 

彼が頑張り戦っている中タイミングを見て飛び出す

 

スバルの近くにいる魔獣とスバルが持っている、剣に貫かれている魔獣ににナイフを投げ刺す

 

「ヒューマ!んで!アル・ゴーア」

「レイア!?」

 

驚きの声を聞きながら、スバルを抱き抱え後ろに下がる

 

ナイフの限界と共にか小さな氷の氷柱を体の中で撒き散らしながら弾けん飛んだ、追い討ちをかけるように炎がウルガルムを焼き尽くす

 

全部死んだのを確認し、彼を下ろす

 

「本当に良かったよ、間に合って」

 

少しふらつく足取りを隠しつつ彼を見る

 

「くんのおせぇよ」

 

「見つけられなかったの」

 

会うまでにかなりの魔獣と鉢合わせしてしまったせいで、今現在のマナはほとんどない、陰魔法をギリギリ使え、立っているのがやっとの状態だ

 

にしてもロズワールの役割取っちゃった!

ロズワールの役目をとってだが世界からのペナルティはない、殺し方を同じにしたからだ、氷も使ったが最終的にウルガルム達を殺したのは炎だ、原作でもウルガルム達を殺したのは炎だ、結果を同じにすればペナルティはない、僕が死に物狂いで見つけた抜け穴だ

 

などと考えながら、いつの間にか来ていたロズワール

スバルとロズワールが話しているのを適当に聞く

 

「あはぁ、ずぅいぶんと、ひぃどい有様だ」

 

「くんの超絶遅ぇよ、ロズっち、俺がなんべん死を覚悟したと思ってやがる」

 

「スバルくんもそうだぁが、レイア君も随分無茶をしたみたぁいだね」  

 

「いえそんなことはありません」

 

ニヤニヤしながら何を考えているのかわからないロズワールに、軽く押されバランスを崩し倒れる

 

「認めたらどぉだい?」

 

「レイア!大丈夫か!?」

 

意外に心配してくるスバルに癒されながら、必死に起きあがろうとするが、立っているのがやっとだったので立とうに立てない

 

「マナの使いすぎだぁね、まぁあ当然だぁね」

 

エミリアから魔獣を殺してまわっていたことなどを聞いていた、的な事を言い笑っていた

 

何とか陰魔法を使えるだけのマナはあるが…

 

ボッコの実、持ち歩こう

 

ケラケラと笑う道化を見上げながらそんなことを考える

 

ーー

 

あの後、ロズワールに村まで抱えられ、村に入った途端ボッコの実を手渡されるという何とも謎と腹だたしいことなどを終えて、今報告を終え、目的の場所で歩く

 

報告と言っても、森で魔獣使いらしい奴と遭遇し、取り逃した警戒した方がいいなどと言っただけだ 

 

ーーー

 

報告を済ませ、彼の部屋に向かう

 

そろそろレムとのお話も終わる頃だろう

 

「レイア様」

 

彼の部屋の近くの廊下でであった、少し目が腫れている

 

「迷いは無くなった?」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「よかったよ、安心した」

 

迷いの晴れ、綺麗に真っ直ぐに笑う姿の彼女を見つめる少し…眩しく感じて目を逸らした

この子とは気が合うようできっと合わないだろうな

 

そんな事を思いつつ、彼の部屋の扉をノックした

 

ーーー

 

「僕が来たよ」

 

「…」

 

「何その顔、ユメ君のテンションが上がるだけだよ」

 

嫌そうな顔をされたが、レイアの発言でさらに嫌そうな顔をしてからいつも通りの顔になる

 

「いや、レイアにも助けられたと思ってな」

 

「うん、ユメ君にお礼をって褒め称えるような言葉を言ってくれていいよ」

 

「レイアありがとうな、性格はあれだけどレイアには何度も助けられたよ」

 

「そう言われるとレイアちゃん頑張った甲斐があるよ」

 

口が緩み笑う

嫌なところは聞かなかったことにする

 

「なぁ、何でたまに自分の事名前呼びなんだよ」

 

「さぁ」

 

言えるわけない、前世と今で別々に大切にしたいなんて、言えるわけない

自分がめんどくさい奴だと分かっている、だから自分が嫌い、自分の汚いところを見せたくないから、教えない、教えることはないだろう

 

「そんな事よりもスバル君、怪我大丈夫?」

 

「エミリアたんのおかげでな」

 

話を逸らされた事に少し困惑しつつもそう答えてくれた

 

「それなら良かった」

 

知っていたはずなのに、どうしてこんなに安心しているんだろう

もやもやとした何とも言えない感情に振り回される

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。