楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

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曇れ曇れ!
曇った後の輝く瞬間が好きなんだ!


夢で見たあの子

今夢を見ている

ああ、ちゃんと睡眠をとった時の方の夢だ

僕は夢夢使いすぎてどっちがどっちだがいまいち分からないよね、うん

 

暗い空間、視線の先には誰がいる

 

何故夢だとわかるのかと言えば簡単、頬をつねっても痛くない、本当に痛くないんだよ

確か…僕の記憶的に、スバル君が去った後ふて寝した記憶があるな…

 

思い出して

 

誰かが何かを喋っている

耳を澄ませる

 

「あの人を助けてあげて」

 

「…」

 

知ってる声、知ってる髪

 

「あの人を愛してあげて」 

 

「あの人に手を差し伸べてあげて」

 

綺麗な声で黒いベールから覗く知ってる銀髪の髪を靡かせ

影のようなドレスを纏い近づいてくる

 

「何で君が僕にそんなことを言うの」

 

「貴方があの人の幸せを1番に願っているから」

 

「そんなの…そんなの違うだろ…」

 

僕と言う異物を何故頼る

 

そんな考えを読み取ったようにその人は答えた

 

「貴方をこの世界に呼んだ1人でもあるからだから信じられる」

 

細い指で頬を撫でられる

紫紺の瞳が

銀髪が

綺麗な声が

目を逸らすのを邪魔する

 

「だからあの人を助けてあげて」

 

「相変わらず、君はずるいよ」

 

何故が出た言葉に疑問は無かった、悲しそうな顔をしながらそう言われて仕舞えば断れるはずもないそう思えたから

 

「僕が死んでも必ずハッピーエンド辿りつかせるよ」

 

「…ーーーーー」

 

不満げな顔をしながら口を開き何かを言ったその子に首を傾げつつも目が覚めた

 

「…」

 

目が覚め、起き上がる気力もないまま頭に手を置く

 

「自分のことも愛してか」

 

「無理な話だよ」

 

僕を呼んだ人物の謎がまた増えてしまった

何故だか安心できる声を体温を思い出し、布団から出る

 

ーーーーー

 

「レイア」

 

名前を呼ばれ振り返る、嫌そうな顔を必死に隠す

 

「…」

 

母親だ

 

いつも一緒にいるメイドと共に駆け寄ってくる

 

「レイアやっぱり」  

 

「お母様、2人で少しお話ししたいことがありますいいですか?」

 

「ええ!」

 

メイドを切り離し、あまり使われていない部屋に入る

 

「レイアそれでね」

 

「白鯨を殺しに行きます」

 

「…白鯨、白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨白鯨!!!」

 

「はい、そうですよ」

 

取り乱し方を強く掴む母親に冷静に伝える

 

「貴方まで死ぬの!ねぇ!やっと家を建て直せたのに!」

 

腕を離させ、椅子に座らせる

 

「敵討です勝つ見込みもあります」

 

「それでも!私は認めない!白鯨も!ハーフエルフも!」

 

「…貴方は私のことなど見ていないのですね」

 

座る母親の肩を後ろから掴み耳元で言う

 

「家の為の尽くしてきたと言うのに、私の判断は認めてくれない、それって貴方は私を認めていないって事じゃありませんか?私の権利を価値を意味を否定している、それなのに私に許しを求め自分は悪くないとそう正当化した、貴方は自分のことしか考えていなかった、私の事など考えた事はなかった」

 

「そんなことはないわ!私はいつだって」

 

「なら、貴方は私に女も物服を物を渡したことがありますか?」

 

言葉に詰まる母親に続けて言う

 

「ありませんよね?だって貴方は私を一度だって見てはいなかったのだから」

 

「ちが」

 

「違くないだろ?貴方は自分が許されたいだけ自分が大好きなだけ」

 

何かを囁くように言う、母親を無視して耳元で囁く

 

「哀れで傲慢で親になってはいけない、親としてはあってはならない行動だ、そうでしょ?」

 

「違う、私は…わた、しは」

 

放心状態の母親を無視して部屋を出る

 

「…強く言いすぎてしまった…から…その…面倒ごとを押し付けるようですまない」

 

「いえ、子が親に反抗するのはよくあることです」

 

メイドが部屋に入っていくのを見つめ、早足で約束の場所に向かう

 

ーー

 

早足で向かう

 

「レム」

 

名前を呼びこちらを見た顔は少し安堵したような顔だった

 

「レイア様、来ていただきありがとうございます」

 

「畏まらなくっていいよ、今ここにいるのは騎士レイアなんかじゃないんだから」

 

「エミリア様の友人ですから」

 

そう言われて何も言うことができず困り果てる

 

「にしても、スバルはすごいね」

 

「はいスバルくんはすごいです」

 

人心満々に言うレムについ笑う、馬鹿にしたわけじゃないただ微笑ましくって

 

「ありがとうレム」

 

不思議そうに見つめる1つの目を見つめる

 

「スバルを助けてくれて」

 

「当然です!レムはスバル君のレムですから」

 

ああ、痛くって苦しいなぁ

 

これから起こる展開を思い出し、何とも言えない感情が駆け巡る

 

ーー

 

「やぁ」

 

驚いた瞳と、信じられないと言いたげな顔が見えた

 

「反省文終わったの!?」

 

「全然」

 

「何で」

 

眉を顰め聞いてくる彼

 

「レムに呼ばれたからだよ」

 

「…そうかよ」

 

「なになに?喧嘩でもしたの?」

 

目を逸らし居心地悪そうにしているスバルを見て不思議そうに聞いてくる

 

「そんなところだよ、そう言えばフェリス、クルシュ様が呼んでいるらしいけどいいの?」

 

「にぁ!すぐ行かなきゃ」

 

呼んでいたのは本当だよ、だからそんな嫌そうな顔しないでよ

 

「…」

 

木に寄りかかり夜空を見上げる

 

「その…レイア、ごめん俺すげぇ自分勝手なことばっかり言って」

 

何分かの沈黙の後そう言われた

前回、僕の知らないループで何かあったのかそれとも、ペナルティのことに気づき同情でもしたのか、ただ信用できない相手を頼る必要があるのか

 

「君は生きる事で必死で当たり前の行動をしていたただそれだけじゃないか、だから謝る必要はない」

 

「…」

 

「気が済まないと言うならば僕の質問に答えてくれないかい?」

 

「そんな事なら全然いいけど」

 

スバルの方を見る、服の裾を軽く掴む

 

(レイア)を、ユメを君は見捨てないよね?」

 

多分声は震えていたと思う

目が開かれていくのが見えた

レイアは必要とされている

でもユメは?ユメは前世でも今世でも求められていないそう感じてしまったから

それでもこの際どうでも良かった、どちらかが認めてもらえれば僕はどちらかを捨てられるだから

 

「俺は、レイアもユメも見捨てねぇよ」

 

裾を掴んでいた手を握られる

きっと同情されたのだろう、それでもよかったそれがよかった、同情でも何でもいい

僕を否定しないで信用して認めてくれるならば何でもいいだから安心して微笑んだ

 

ずるい人だな

捨てる覚悟までしたのに、どちらも取ってしまうなんて

 

「そっかそれなら良かった」

 

安堵と安心の目と目が合う

 

安心して手を握り返す

 

「ああやっと僕は」

 

どちらでもいれる(偽らないでいれる)

ーーーー

 

「なぁそろそろ手離してくんない?」

 

「君から握ってくれたんじゃないか」

 

「本調子に戻ったなこれ」

 

手を振っても離そうとしないレイアにスバルは話しかけたが離す気配を見せない

 

「スバル君、僕ができる範囲で君を命に変えても助ける、だから君もいつか僕を助けてくれない?」

 

「ああお互い頑張ろうぜ。でだそろそろ手離してくんない?」

 

「ユメさん?」

 

 

ーーーーー

 

話を聞く限り、エミリア様にも死に戻りのことを話したらしい、だがとそときはペナルティが働いたらしい、もしあの夢が関係しているのであれば、僕は僕を呼んだ理由はナツキスバルの幸せの為の踏み台と言うことか…

 

達って他にもいるのか?

400年前の誰か?サテラと居たとされるのはフリューゲル、シャウラ、ポルカニカ、ホーシン、レイド、エキドナ

 

わかんねぇな

 

視線の先でリカードに頭をわしゃわしゃされる彼を見つめる

 

謎が深まるだけだな

 

「フェリスから聞いてた通りだ」

 

「クルシュ様、勝手な行動についてはおわ」

「必要ない」

 

「分かりました」

 

鎧を身にまとう、その姿を見る

 

「卿は、父親の敵討か?」

 

「いいえ違います、あれは自業自得の結果だと思っていますので、僕がそんなことをやる必要がありません」

 

「なら何故白鯨討伐に?」

 

鋭い視線が突き刺さる

 

「今の僕は騎士などではありません、だから友人を助けるために僕は白鯨を倒す」

 

「その友人というのは、ナツキ・スバルのことか?」

 

「いいえ、その友人は僕が騎士であると主人になってしまうので」

 

驚いたように目を見開く

 

「ふふ、そうかレイア卿は前見た時よりも人らしくなったな」

 

「クルシュ様それはどう言った意味か聞いてもいいですか?」

 

「さてな」

 

それだけいい去ってしまった

 

そんな僕が前まで人じゃない何かみたいな言い方するなんて…

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