楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

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見守りたい

四章は2人の成長にとって大切な章だ、だからこそ

 

「僕あんまり手伝える事ないよ」

 

「まじか」

 

眉を顰め頭を抱え悩んでいるスバル君を微笑ましく眺める

 

「あんまりやりすぎると世界に殺されかねないから暫くは大人しくしないと」

 

「さらっと、とんでもないこと聞こえたんですけど!?」

 

顰めていた眉は上がり、口を開けで驚いていた

 

修正力は怖い、前にフェリスとクルシュが仲良さげに歩いていたので、いい感じの雰囲気はしてやろうも思って、色々やっていたらペナルティをくらい全治1ヶ月の怪我を喰らったことがある

地雷だったのかな?

 

それほど世界の修正力は強く恐ろしいという事だ

 

「嗚呼でも困ったら言って情報は言えないけど助けるから」

 

「色々聞きたいけど…分かったよ、頼りにしてるからなユメ」

 

「君に頼りにされると嬉しくって仕方が無いよ。だから」

 

綺麗に軽くお辞儀をする

 

「君の期待に全力で応えるよ」

 

ペテルギウス戦の失敗がある今度こそ役に立ちたい

 

「…ユメってカッコつけ?」

 

ポカンとしたような顔をしながらそんな事を言われた

 

「カッコつけたい相手とかいるじゃん」

 

あとはほぼ原作通りになった

アーラム村の住人を解放して、聖域には雪が降り戻った

 

 

ーー

 

戻った

 

「屋敷にエルザがくる」

 

「うん」

 

相談タイムだ

人気のない場所座り考える彼を見つめる

 

「そっちはどうだったんだ?」

 

「雪が降った」

 

「雪?」

 

疑問に思ったのかオウムのように繰り返し首を傾げるスバル君を見つめ笑みを浮かべる

 

好き!

 

「ユメはエルザをなんとかできるか?」

 

「出来るよ、周りの被害を考えなければ」

 

「…」

 

レイアの言葉に下を向き口元に手を置き悩み込むスバル君を見てさらに微笑む

 

「好き!」

 

「落ち着け」

 

漏れ出た声に慣れたように言われた

 

ーー

アーラム村に行く竜車の中エミリアに見送りしてもらっている

 

「んじゃ、いってくるよ、エミリアたん」

 

「ん、気をつけてね」

 

頭を下げ、エミリアを見つめる

心細げに見送るエミリアに少々心が痛む

 

「…」

 

ーーー

 

心配そうに屋敷に入るスバルを見つめ、口がにやけるのを我慢する

 

スバルが、レムと2人きりになりたいそう言ったため1人、屋敷の中を歩こうとした時フレデリカとあった

 

「レイア様、お戻りになられたのですね」

 

「うん、スバルもいるよ」

 

そういい視線をスバルとレムがいる扉に移す

 

フレデリカが扉の中に入っていき、場所を移し話し合いをすることとなった

 

「旦那様がお戻りになられていないということは、まだ試練は終わっていないようですわね」

 

「本気で話が早いな。そんだけ内情をわかってて、あれっぽっちしか情報くれないで送り出してくれたことに関しては物申したい気持ちもあるけどよ」

 

「言い訳をしたりはいたしませんわ。私が『聖域』のことも『試練』のことも、不肖の弟のことも語り尽くさなかったことは事実ですもの」

 

差し出された紅茶を飲む

話が長くなりそうな気配に困り席を立つ

 

「嫌な視線を感じたから少し見てくる」

 

その言葉にスバルは異常なほどに肩を震わせた

 

嘘は言っていない、嫌な視線を感じたのは本当、だから君に見るも無惨な死に様を見せつけたいから行くんだ

 

「気をつけろよ」

 

「うん」

 

ーーー

 

若干薄暗さがある部屋にはいる

 

「君の妹を怖がらせたのをそんなに根に持っているの?」

 

「それについては少し思うところはあのだけど」

 

暗闇の中から出てくるエルザを見る

 

「それよりもどうやってアレほどまでの情報を得たのかしら」

 

色気のある笑みに、笑う

きっと僕が男であったならば色んな意味で倒されていただろう

 

「僕は色々知ってるよ、君のお母さんなる人物も何となく知ってるさ」

 

肩が跳ね、動揺を見せたエルザを見て笑う

 

「もう時間稼ぎおしまいにしてもいいかな?」

 

「ええ」

 

剣を抜く、1つは火を纏いもう一つは氷を纏っている

 

何の合図もなしに2人は同時に切り掛かり剣とナイフをぶつけ合った

 

ナイフを溶かすほどに熱しられた剣はナイフ溶かし切りエルザの首に突き当てられた

 

「…」

 

最初にエルザと戦った時みたくエルザの首を跳ね飛ばした

 

「その外套凄いけどさ…外套に当たらなきゃ意味無いもんね」

 

今エルザが来ている外套がそうなのかは分からないが

もう一つの剣でエルザの首を切る、切り口はすぐに凍っていく

 

これで多少の時間稼ぎになるだろ

限界を迎えた剣が割れ壊れていく

 

「もう行ってしまうの?」

 

「早く無い?」

 

想定より早く再生するエルザに内心ドン引きしつつ焦る

壊れた剣を投げ捨て、魔法を打ちまくる 

廊下に出て距離を置く

 

「あ」

 

一方後ろに引いたタイミングで、隠し持っていたであろうナイフで腹を切られた

後ろに引いてたおかげで傷は浅い

 

「ユメ!」

 

後ろから聞こえた声に振り返ってしまった

 

「スバル君」

 

肩に鋭い痛みが走った

切られたんだ、エルザを蹴り飛ばし廊下に氷の壁を作る

 

「ユメ!しっかりしろよ!」

 

怪我をしていない方の肩で肩組みをして運ばれる

 

「スバル、僕を置いて逃げるんだ」

 

「そんなことすると思うか」

 

ぼたぼたと落ちていく血を見つめる

 

「早く、逃げてよ」

 

肩をほどき背を押す

 

「あ」

 

眉を八の字にして、信じたくなさげに、泣きそうな顔で、絶望的な顔をした彼を見つめ、胸を貫通するナイフを喜んで受け入れた

 

痛みとは別にゾクゾクとした何が全身を駆け巡る

 

 

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