楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

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ナイフ一本火事の元

墓所に入っていくエミリアを見送る

 

「そう不安そうな面ァすんじゃねェよ、大将。男が下がるぜ」

 

「お前のその独特な言い回しも、中二って思うとなんかすんなり受け入れられんなぁ。俺にもお前みたいな頃があったわ」

 

「たまにスバルも中二的な発言はあるよ?」

 

エミリアを見送り落ち着きのないスバルを茶化す

 

「そういや、大将。ケンカんときに、大将が俺様をブッ飛ばしたアレ、なんだった?」

 

「インビジブル・プロヴィデンスのことか?」

 

「そう言うところだよ」

 

言った側から中ニ的な発言をするスバル

黙れと言わんばかりに頭に手を置かれる

 

何だこいつ可愛いかよ

 

「いん……なんだって?」

 

「インビジブル・プロヴィデンスだよ。不可視なる神の意思だ。かっこいいだろ」

 

「あァ、メチャクチャかっこいいな」

 

「技名決める時は俺に相談しろよ?メチャクチャかっこいい技名つけてやるよ」

 

目を輝かせ子供らしくはしゃぐガーフィール

 

僕の陰魔法を応用した体全体を別の場所に移すやつも見つかったら、こんな名前つけられちゃうのかな?

 

名前を付けてもらえるならいい、でもちゃんと覚えられる自信がない

 

最近記憶力が少し心配なんだよな…

ーーー

 

屋敷に向かう

 

 

オットーと一緒に村の住人の避難をさせる

 

「魔獣!?」

 

声をあげるオットー

それに反応して振り向く

 

「やっとくからよろしく」

 

「頼みますよ!」

 

いろんな魔獣がいた、蛇やネズミに蝙蝠の羽が生えたような奴

 

ーー

 

「数が多いいな」

 

結構倒したのに、そう思いながら血まみれの剣を振るう

 

「レイアさん!魔獣の数が思った以上に多いいです!だから村の人達の護衛に行ってください!こっちは何とかします」

 

「分かった…そうだ!オットー」

 

ナイフを一本渡す

困惑した顔で受け取るオットー

 

「僕が火のマナをこめたお手製だよ、強い衝撃が加わると爆発するから…火の魔石と同じ扱いでいい」

 

「ありがとうございます!」

 

受け取り屋敷の方に走り去った

 

ーー

 

なんかとんでもない奴いた気がするけど!無事終わった!

 

ーーー

 

「え?」

 

ペトラの口から出た言葉に脳が処理できず聞き返した

 

「だからね、スバル、じゃなくってスバル様がレイア様のナイフ使って屋敷燃やしちゃったの」

 

どうやら、渡したナイフはオットーからスバルへ行き粉末爆発をする際の火として使ったらしい

 

「僕これ以上借金するの?」

 

火じゃなかった氷にしておけばよかった、そう後悔する

 

同情の目が突き刺さる

 

ーー

 

聖域に戻ってきた

 

「ユメ!いい時に!」

 

嫌な予感を察知した

 

「まて、何で近づくたびに下がるんだよ」

 

「ユメ君は嫌な予感を察知した!」

 

このタイミング的に、エミリア様の赤ちゃん発言だ

僕は説明したくない!

だって僕!転生者だよ!?前世も合わせてもう30代だよ!?やだ!絶対やだ!説明したくない!同姓にやってもらうべきだろ!?…今僕女の子だった!

 

フレデリカを生贄にした

 

ーーー

 

「エミリア様の騎士ナツキ・スバル」

 

「何だよ急に」

 

「いい肩書だよね」

 

体を伸ばし、返り血で汚れた白い上着を脱ごうとしたが寒かったので辞めた

 

「僕はエミリア様の仮騎士を降りて、エミリア様の友人に昇格しようかな」

 

「騎士って2人じゃダメなのか?」

 

「いいんじゃ無い?でもね僕は百合の間に男が挟まるなんてやりたく無いよ」

 

あの微笑ましい空間に自分を入れるのは嫌だ

解釈違いだ、死刑だ死刑!

 

「それなら俺が邪魔者にならないか?」

 

「?僕が邪魔者だろ?」

 

少しの沈黙の後スバルが勢いよく詰め寄る

 

「お前!俺のことどう思ってんだよ!百合って!」

 

「エミリア様に早速!交渉だぁ!」

 

詰め寄ろうとするスバルを置いていくように走る

 

ーー

 

フレデリカに説明を受けていたエミリアにさっきのことを言えば

 

「…?レイアとスバルが私の騎士様だったらすごーく嬉しいけれども、それにレイアは騎士でも私の友達よ?」

 

そう返され、言える言葉など一つしかなかった

 

「仮騎士から騎士になります」

 

「エミリアたんに甘くね?」

 

こうして、2人の騎士を持つ王戦候補者が誕生した! 

 

ーー

 

ロズワールが殴られるのを見つめる

 

「ユメも酷い目にあったんだやっちまえよ」

 

「レイア様がやればロズワール様が死にかねません」

 

「借金チャラで!」

 

了承するロズワールを見て微笑む

 

「借金?」

 

「没落貴族だったから元に戻すのにお金がね…必要で」

 

納得し終えたスバルとロズワールの会話を眺める

 

 

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