式典式、テラスにいる2人を微笑ましく眺める
「よかったのかい?」
「何がですか?」
「君はスバル君に執着しているだから」
エキドナと似たようなことを言うんだなそう思いつつも口に出せば喜びそうなので辞めた
「僕はエミリア様が好きです、幸せになって欲しいと思う僕はスバル君が好きです幸せになって不幸にもなって欲しいと思ってます」
「何とも歪な」
ロズワールを見れば理解できない人間を見る目を向けていた
君にはその目を向けてほしくなかったな、だって君もやってることドン引きものだよ?
心の中で悪態をつき、馬鹿にするかのように笑う
この場はエミリア陣営以外もいる、何処で誰が聞いてるかも分からないだからロズワールに傍観者として悪態もつかないのだ、だからこその負け惜しみだ
「だから僕は特等席で2人を見たいんですよ、それがどんな酷い目に遭おうと、特等席は僕が死んでも譲らない」
「…想像以上に厄介な子だ」
「僕に目をつけられたのが運の尽きだよ」
室内に入ってきた2人は真っ直ぐこっちに向かってくる
「レイア、来てくれない?」
そういき白くって綺麗な手を差し出してくる
「はい喜んで」
その手を迷わず取った
ーーー
「誰か道連れにしていい?」
ひらひらなドレス
着慣れない露出
「オットー当たりはどうだ?」
「オットーはダメだね酔っ払って連れてかれた」
フレデリカに持ってかれているオットーを眺める
エミリアに何を吹き込んだのかは分からないが戻ってきて、「後半はお友達のレイアとして!」と言われて着慣れないドレスを着させられた
「でも案外似合ってんな」
「元々ついてた身としては結構キツイよ」
「そういや元男だったもんな」
可哀想な物を見るような目で見られる
その目にため息をつく
「…そういやぁユリウスいたな」
「別陣営に魔の手を出すな」
アナスタシアなら面白がって協力してくれそうだけどな
ーー
渡されたグラスの中にある酒を見つめる、少し考えてから飲むのをやめた
「ユメって酒飲めないタイプ?」
ベアトリスを膝に乗せ座るスバルを見つめる
可愛いなこいつら
「美味しさがわからないだけ」
と言いつつも酒はクソ弱い、弱すぎてフェリスにドン引きされたほどだ
それとレイア自身自分が何をやらかすのか分からない、それ故にスバルがいる今はっちゃけて何かやからかすのが怖いだけなのだ、特にこれからの情報を喋ってペナルティを喰らう事になるのは1番嫌だ、最悪死ぬ
「へー」
「全くお子ちゃまなのかしら」
「さっきから酒を飲まずに甘い飲み物だけ飲んでる子に言われたくない」
思わぬ反撃をくらい目をぱちぱちさせているベアトリスを見て可愛らしく2人して悶絶する
ーー
1人外の風に当たりながら中の様子を見つめる
「本来あったあるべきの姿」
僕と言う紛い物がない状態こそ本来の物
「まったく」
こちらに気づき笑い手を振るスバル達を見て笑みが溢れ、手を振る
「僕の星はいつも眩しいね、焦げてしまいそうだよ」
夜空を見上げる
「何から聞きたい?」
「そうだな」
聖域での言葉を思い出したのか、ベアトリスを置いてきたスバルを見つめる
「未来を知ってるのか?」
「知ってるよ、限られた過去と未来だけどね」
「過去も知ってるのかよ」
「限られた!」
大切所などでもう一度言った
「…世界に殺されるって」
これ以上話す気がないと分かったのか別の話を聞いてくる
「ゴムって戻ろうとするじゃん?邪魔な物は弾いてでも」
「ああ?」
「世界もね、少し変えても修正力で戻るんだよ、そのはじかれる衝撃で死にかねないって話だよ」
「…それじゃあユメは、派手に動けば世界に弾かれて殺されるリスクを背負っていたのか」
「うん」
行動を思い返すように、考え込むスバルを見つめる微笑む
勝手と言っても、結果が同じであれば派手な動きをしても問題はない、例えば、誰かが毒で死ぬとしたら、その誰かを生存させれば世界に弾かれる、だがその誰が、最終的に毒で死ぬのであれば、はじかれない、途中何があろうと、あるはずのなかったことをやろうと、最終的の結果が同じであれば弾かれることはない、これは確信している
2章でのスバルを魔獣から助ける際も、本来はロズワールが炎で魔獣を殺したい、だがレイアは炎と氷で殺した、なのにはじかれない、つまりは多少の違いがっても結果が同じであれば世界的にセーフと言うことだ
ペテルギウス戦ではある程度知ってる情報を与えても平気だと言うことがわかった
与え過ぎれば後々ペナルティが来ると言うことも分かった
「ユメの知ってる未来と今の状況って」
「違うね、死ぬかも」
驚くスバルを見つめる微笑む
世界が求めるのは結果のみ、スバル君がエミリア様の騎士になった、そのついでにレイアも騎士となったが、別にそれはセーフらしい
「大丈夫だよ、足掻いて傷跡残してから死んでやるから安心してよ」
「それは、世界にだよな?」
「…」
「なんか言ってくれよ」
不安になったのかそんなことを言われ肩を揺さぶられる
「スバル君とエミリア様達の幸せは保証するよ必ず」
手を引き室内に戻る
「僕の命に変えても」
僕のせいでハッピーエンドから遠のくなんて許されないから
「命に変える必要なんてねぇ、絶対に俺が救ってみせる」
そういい微笑んだ彼の顔は、背後の星のせいか、それとも謎のフィルターがかかっているのかどうしようもなく眩しくって綺麗に見えた
「その優しさが君をいつか苦しめるよ」
君はそう言う子だったよ
だからこそ