楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

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レグルス構文難しい


吠える犬

シリウスと戦うエミリアに加勢したいが、シリウスの権能でやられた市民達を止める事で手一杯でなかなか加勢に行けない

 

襲い来る市民を大きな傷を残さないように蹴り飛ばす

 

「感情の共有だけじゃなくて、自分の手駒みたいに洗脳することもできるのかよ」

 

「言ってる場合じゃないかしら。打開策がない以上、逃れるしかないのよ!」

 

鞘に収めたままの剣を振り回して気絶させるが、やはり原因を経たない限り減らない

 

「このまま時間を稼げば、異変を察して誰かが……」

 

「知らせればいいの?」

 

ラチンスと追いかけっこしているスバルに声をかけば驚いたような顔をされる

 

その顔の愛らしさに思わず足を止めるが、すぐに足を動かす

 

「出来るのか!?」

 

「魔法を空に打つそうすれば誰か来るよ、一応救難信号だから」

 

「頼む!」

 

と言っても他でもきていると思うから、なかなか来れないと思うけど

 

まぁきてもペナルティは受け入れてやるよ

そう覚悟を決め空に手を伸ばし火の玉を打つ

 

変なのが来ないといいな、などと思いながら民衆を気絶させて回る

 

ーー

 

遅かった

 

民衆を気絶させ終わった頃

 

「――間に合った」

 

白髪の髪に白い服、体つきはいいとは言えない男

エミリアをお姫様抱っこしそう言い放った

 

舌打ちを我慢した僕を誰か褒めて欲しい

欲を言えば誰かではなく、エミリア様やスバル君達がいい

 

「僕は彼女を迎えにきた。間に合って本当によかったよ」

 

「む、かえって……いったい」

 

「――妻とする女性の手を取るのは、当然のことじゃないかい?」

 

スバルの近くに行く

 

「僕は魔女教大罪司教、『強欲』担当。――レグルス・コルニアス」

 

様当然かのように言い放つ

 

「約束通り――彼女を僕の、七十九番目の妻にする」

 

僕の見たい、『スバル君とエミリア様とベアトリス様とレムちゃんのイチャイチャパッピー計画(追加予定)』にとって邪魔な存在

 

クソダサネーミング計画を考えながらレグルスを睨みつける

 

ぶっちゃけ言ってしまえば、レグルスと言うキャラ自体は嫌いでは無い、むしろラインハルトを追い詰め、エミリアとスバルの共同作業を見せてくれたり、性格以外は結構好きなキャラだ

 

そこまで好感があるキャラに殺意を向けるのは

百合(推しカプ)に入る男は殺す、と言うレイアのモットーであるからだ

 

と言ってもなかなかにがばがばな判定なのだが

 

ーー

 

「それ以上、エミリアに気安く触ってんじゃねぇ……!」

 

そういいかけ出す二人を眺める

 

「ミーニャ!」

 

レグルスの頭部を狙うように空中に無数の紫色の結晶が出現し、レグルスに発射された

 

だがそれらはレグルスに当たりはするが簡単に砕け、レグルスは何とも無いかのような顔をしていた

 

「違くね?」

 

本来ならばここで見えざる手を使うはずなのに

そう考え、(イレギュラー)まあのせいかと結論がつく

 

「あのさぁ」

 

ため息をつきレグルスの長い言葉を聞き流す

 

「もういいかな?」

 

「ユメ?」

 

嫌そうに見つめて来るレグルス

 

取り敢えず時間を稼ぐ、もしこれが僕と言う存在が居たせいならば

 

焦っているのがバレないように余裕そうに笑みを浮かべる

 

時間を稼ぐ、スバル君に何としてでも見えざる手を使ってもらい、そしてシリウスにペテルギウスだと誤認させる

それしか方法が思い浮かばなかった

 

「後でぐちぐち言われるのは嫌だから先に名乗っておくよ、僕は『狂剣』レイア・イスキオス、そこにいるエミリア様の騎士。さて僕は君の長ったるい無価値な話を聞いてやったんだ、僕も言わせてもらうけど、君の言葉一つ一つが不快だからさ、少し黙っててくれると助かるな…所でさ花嫁にするとか言ってたけど、それは誰の許可を得て誰に許しを得てそう言ってるの?自分?だとすれば笑っちゃうよ、笑わないけど、つまらなすぎてさ、はぁ、全くさ、自分の権利は自重して重視しろと嘆いて喚く癖に他人の、誰かの権利は侵害するんだね、それっておかしいことだと思わない?だって自分がやって欲しい事は誰かにやらなきゃいけないの、自分が嫌がる事はやっちゃいけないのそんなこと小さい頃から言われるだろ?親じゃなくっても誰かに言われて教わって…それとも誰も言ってくれないほどに君は見放されていたの?。はぁ本当に君達の存在さえなければ今日は3人の仲良しイチャラブ風景を眺めて充実した1日で終わると言うのに…全くさ、ペラペラ五月蝿いし自分勝手な理屈で僕の大切な人を奪おうとするし、それ、僕の理由を意味を生きる価値を僕の夢を否定するって事だよね、そうだよねうんうんそうそう、だったら殺されても死んでも文句の言いようないだろ?、てか僕が何かする前に文句言えないもんねだって魔女教の『強欲』だもんね、沢山の人を殺して、血まみれの屍の上に立っているような糞、屑、ゴミみたいな存在だもんね生きるだけで嫌な顔される存在だもんね、仕方ない仕方ない、でだそんなゴミや世界の吐きだめを凝縮したような、汚い最悪の奴に僕の大切な人が主人が触られているんだよこれってさ普通に我慢ならないことだと思わない?しかもその吐きだめがノミ以下がその人を大切な人を花嫁にするとか抜かしているんだ、頭が痛いよ全く身の程をわきまえて?」

 

「ちょ…!?ユメ?」

 

「いきなりどうしたのかしら!」

 

真顔で言い放つ姿に、スバルやベアトリスは動揺を隠せない

そしてここまで言われたレグルスも怒りで顔を歪ませている

 

「あのさぁ」

 

「怒った?別にいいよ好きなだけ怒りなよ、僕も怒ってるから、だって当たり前だろさっきも述べた通り君は僕の夢を否定してるわけ、それって最低最悪のことだと思わない?」

 

「あのさぁ、今僕が喋ろうとしていたよね?それを妨害するってさ権利の侵害だと思わないわけ、僕の喋る権利の妨害だよね?それだけじゃなくって、存在まで否定するの?そもそも僕は君みたいに不完全な存在じゃない完成された存在なのだから、誰かの許可を得る必要はない、だってそうだろ?完成された完璧な人間の花嫁になれるんだよ?これ以上幸せなことってないと思うんだけだ、それにさぁ、君だって僕の花嫁の意見も聞かずにベラベラ、偉そうに決めつけてさ何のつもりなの?たかが名の知られてない騎士だろ?たかが騎士が偉そうに喋ってさぁ、騎士なら騎士らしく市民を守り誰かを尊重すべきだと思わないの?僕は善良なる市民でもある、それを口汚く罵倒して、否定して剣まで抜いて、それは騎士としてどうなの?あるべき姿じゃ無いよね?僕を脅かし脅し下に見ているってことだよね?それに、僕のこと散々な言いようだったよね、ノミ以下とか、ゴミとか屑とかさ、人としてどうなの?ありもしない言葉を優しくって無欲な僕にその言いよう、自分の存在を否定するとか言っているけどさ、その前に僕の存在を否定してるよね?それって僕と言う個人の権利の侵害だよね」

 

「…?ノミ以下に人権も権利も適用されないよ?何言ってんの?それに決めつけてるのは君だろ?変なの?そんなこと分からないの?自称完璧な人間さん?ああ!そっか、完璧な人間って言ってるのは自分が不完全で何にもできないただの強欲だってことがバレないようにしてるだけの心激狭狭でプライドだけはたかーいのか!だからか!そっかごめんね、そんな自分を繕うことに必死になってることに気づいてあげられなくって」

 

なかなかに苛烈な口喧嘩に、スバルはただ冷や汗をかく、前にレイアがスバルに対して怒った時があった(レイア本人は否定)あの時の顔を思い出したから、あの全てを諦めたような何とも言えない顔が脳裏をチラつく

 

「スバル…」

 

レイアの変わりようにベアトリスも不安げな顔をしている

そもそも、レイアがここまで喋ること自体珍しい、いつもレイアが話す言葉は必要最低限で…スバルの前ではよく喋るが、時々何言ってるのか聞きたくなるような内容だが、それを除きここまで喋ること自体珍しい

 

「…!」

 

レグルスに見えない位置からレイアがハンドサインを送っていることに気づいた

 

「ベアトリス、エミリアを助けよう」

 

「でもどうやって」

 

攻撃が効いているようには見えなかった

 

「探す、そのためにユメが時間を稼いでくれてる」

 

その言葉にベアトリスもレイアの変わりようの理由に気づいたのかハッとしたような顔をしていた

 

ーーーー

 

どうやらスバル君達は僕の意図に気づいてくれたらしい

 

そろそろ喋りすぎで疲れ始めてきた

顎痛い

顎、つる、痛い、この人何?権能で顎強いの?

 

「そもそもさぁ、君みたいな頭のおかしい騎士僕の花嫁に相応しくない、そもそも男の時点でそれは浮気だよね、それって夫である僕を傷つける行為だよね?だったら君には死んでもらって、こんな頭のおかしな騎士がいたと言う過去自体無くなった方がいいと思うんだよ」

 

「頭がおかしいのは認めるよ、頭がおかしいとか言われて狂剣なんて言われてるんだから、でも聞ずてならない僕は口調や見た目で誤解されるだけで、僕は女の子なのそれとも完璧な人間さんは人の性別の区別もつかないの?それとも胸と髪の長さでしか判別できないかわいそーな人なの?てゆーか、頭がおかしい人に頭がおかしいとか言われたくないんだけど、自分中心のかわいそーな考えでー…勝手に結婚した気になってああ愛されたことないんだろうね、あ!そっかごめんね君みたいな奴誰も愛してくれないもんね、暴力で従えて恐怖の首輪をつけてーああそう言うかわいそーな愛し方しか出来なのか!あーあ本当にさぁ、君は可哀想な人だね」

 

レグルスはプライドが高い、それゆえに言い負かした後で殺さなきゃ死逃げされたと腹が立つ、まぁ腹が立ちすぎて手が出るとは思うけど、対策もある

 

馬鹿にしたように笑う

 

「ハァ女?、その見た目で?騎士で?」

 

「中性的な名前だし…もしかして君胸でしか女の子の判断つかないの?」

 

「ッ!!やさしい僕が!何もしないからって!調子に乗るなよ!」

 

もう我慢の限界なのか

そういい地面をけり、砂利が小さな石が弾丸のように飛んでくる

 

「は?」

 

がそれは全て体を通り抜け、後ろの塔の壁に打ち壊れていく

 

「口で負けたからって暴力に頼るの?それってもう自分が負けましたーって言ってるのとおんなじじゃーんか!行動で示しちゃったならさぁ、口でも言えるよね?言ってよ?僕は口喧嘩で負けて悔しくって手が出ました!言えないか!プライドたかーいもんねぇー!」

 

攻撃を仕掛けようとして居るスバル達に気づかれないよう、ヘイトを集中させる

怒りで顔を歪ませるレグルスをただ馬鹿にするように笑う

 

「シャマク!」

 

「ユメ!助かった後!さっき何だよ!」

 

見えざる手を使った、首を狙った攻撃は効いているようには見えない

 

「手応えがねえ!」

 

「あのさぁ!本当に何なの!」

 

スバルに攻撃をしようとしているのか手を動かそうとしている、それを止めに入るために、2人の間に入り、レグルスに剣を振り下ろす、手応えがなく切れてすらいない

 

「――つけた」

 

ずっと黙り立ち尽くしていたシリウスの発言に、スバルが振り返る

 

「見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。ああ、あああ! ああああ! そう、やっぱりそうでした! ごめんね、気付かなくてごめんね? ごめんね? ああ、良かった。そうですよね。やっぱりあなたは、帰ってきてくれたんですね!?」

 

「何を……?」

 

シリウスの突然の言葉にレグルスの動きが止まった、それをいいことに、ベアトリスを抱えているスバルごと抱えて、距離を取る

 

「そこにいたのね、あなた!? どこを探しても見つからなくて、あなたの予備を全部引き裂いてみたのにどこにもいなくて、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと探していたのに……ううん、そうやって私が探しているのに気付いてくれたから、帰ってきてくれたんです!」

 

「私の想いが届いたから! あなたと一つになりたいと、ずっとそう願っていたのをやっと気付いてくれたから! 私の『愛』があなたに届いたから!」

 

「ずぅっとあなただけを待っていました……愛しい愛しい、ペテルギウス!」

 

熱のこもった瞳で、狂気じみた笑みを浮かべ、その意味のわからない言葉全てがスバルに向けられたものだった

自分が仕向けた(戻した)がちょっと後悔してきた

 

「ヤンデレってやっぱり夢だからいいよね」

 

目の前にいたらシンプルに怖い、それが自分相手じゃなくっても

 

 

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