楽しみで仕方がない明日へ!   作:欠けたチーズ

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メイド服や執事服には夢がある!

腹から血が出ている彼を抱き抱える

エルザとの戦いは、ほとんど原作通りに進んだ、別にこの傷を無かったことにも出来るが世界の修正力が怖いのでやめた、助ける気もなかったし

 

エミリアの手当てのおかげで血が止まり眠るスバルをただ無心で眺める

 

「レイア、一つ聞きたい事がある」

 

「何?僕が答えられる事なら何でも言ってよ!」

 

ラムが待つであろう竜車にスバルを運ぼうと足を動かそうとした時、呼び止められ金髪の少女を持つラインハルトを見る

不安が混じった目

 

「スバルとはどういう関係なんだ?」

 

「僕が一方的によく知ってる中だよ」

 

「そうなの?もっと仲良さそうに見えたけど」

 

驚いたようにそういうエミリアを見て微笑む

側から見れば仲のいい友人にも見えただろうが実際は、ストーカーとその被害者と言った方が分かりやすい関係だ

 

だからこそ本当のことなんて言えないが

 

「僕もスバルとは仲良くなりたいですよ」

 

信じてなさげに見つめる青い瞳を見る

僕的には、君じゃなくって僕がその目向けるべきだと思うんだよね

 

ラインハルトの腕の中には気を失い力なく抱えられているフェルトがいた、青年に変な目を向けるやつもやばいが、少女を誘拐する奴もかなりやばい気がする

 

そんなことを言い出せない空気の中、見つめてくるラインハルトを納得させるべく口を開く

 

「悪い事にはならないよ」

 

「それは、よかった」

 

何が言いたげな顔を無視して竜車まで向かう

前からたまにこんな顔をしてくる、何なだろうか

 

不満げに何か言いたげな顔、時よりそんな顔をしているが考えても分からない、それなら考えたって意味がないと感じやめた

 

ーー

 

朝日が昇る

 

「ふぁあ」

 

大きなあくびをしながら、メイザース領にいく準備をする

本来ならば怪我をしたスバルと一緒に行きたいところだったが、やる事があるので後から行く事になった

 

剣を2本、ナイフを数本

 

僕は思いついてしまったのだ、剣ではなくナイフを使えば出費は減ると

 

かなり遅いひらめきだ

 

「レイア様、お母様がお呼びです」

 

扉をノックして入ってきたのはこの家の使用人だ

 

「ん、今行くよ」

 

買い戻した屋敷の廊下を歩く、懐かしい感覚などは無い

幼い頃の記憶はあやふやだ、これも全部ここがリゼロの世界だと分かったからだ、はしゃいでいたのだ

 

「レイア、こんな朝早くに呼び出してごめんなさい、でも貴方が行く前に話しておきたくって」

 

「何ですか?」

 

母の部屋に行けばそんなことを言われる

メイザース領に行くにしても半日はかかる早く行って、メンタルボロボロになっていくスバル君が見たいのに

 

「銀髪のハーフエルフの騎士になるのはやめなさい」

 

「どうして」

 

「どうしても無いわよ!だって魔女と!魔女と…おんなじ容姿なのよ?貴方のためを思って言ってるのだから」

 

子を思っているのか、またこの家を手放すのが嫌なのか、よく分からないがそんなことを喚く母親をどうでもいいものを見るかのように見つめる事実どうでもいい

僕の優先度の外にいるんだからコイツは

 

「お母様は私をまだ否定するのですか?」

 

女の子ぽい仕草をして口調を真似る

 

「え」

 

「私は!この家のことを持って行動してきました、近衛騎士になったのだってこの家のためです、なのに私の選んだ道だけは否定するのですね」  

 

手を口に置き、にやける口を隠す

 

「ご、御免なさい…わ。私レイアのこと何も考えていなかったわ」

 

泣き崩れる母親を抱きしめる

 

「お母様もいろいろ大変なのでしょう?仕方ありませんよ」

 

ちょろいな

この人は私と言えば納得する、男として育てた罪悪感でもあるのか?

 

「私頑張りますから、この家のためにも、お母様のためにも」

 

ああ早くスバル君に会いたいな

 

母親のせいで出発時間が遅れることに内心舌打ちしつつ彼のことを考える

 

ーーーー

 

長い時間座っていたからか尻が痛い

やっと自由に身動きができると体を思う存分伸ばす

時間的にはスバル君が使用人になる宣言した次の日の昼かな?

 

送ってくれた使用人に感謝を述べ、屋敷に向かって歩き出す

 

やっとこれた

何気にこの屋敷に来るのは初めだった

 

屋敷の窓から少しだけ見えた執事服の青年にニヤケが止まらない

 

「…到着が予定より遅れてしまい申し訳ございません、ロズワール様」

 

屋敷の出入り口にいる、ピエロメイクの男に頭を下げる

 

「仕方なぁいさ、それに君達の頑張りはエミリア様から聞いたぁよ」

 

何を考えているのかよく分からない男の笑みを見る

 

ーー

 

屋敷の住人の特徴名前を聞き、水色の髪のメイド、レムに部屋の案内をされる

 

「ここが、レイア様のお部屋です」

 

「ありがとう、そうだエミリア様かスバル何処にいるか知らない?」

 

「エミリア様は自室にいると思います、スバル君は、姉様と仕事中です」

 

「ありがとう、屋敷の探索がてら探してみるよ」

 

軽くお辞儀をし仕事に戻るレムを見送ってから、ちょっとした荷物を置き、探しに行くことにした

 

しばらく歩いた先にスバルと桃色のメイド、ラムが掃除をしているのが見えた

箒を花瓶が置いてある机にぶつけていた、重力に従い床に落ちていく花瓶

 

「危ないところだったね」

 

花瓶を無事キャッチすることに成功した

 

「助かった!レイア、これ以上割ったらラムに何されるか分からないところだったんだ!」

 

ニコニコとしながらスバルを見る

 

「それは良かった、にしてもスバルは器用だね」

 

「器用だったら花瓶はおとさねぇよ」

 

「丈を合わせたの君だろ?」

 

スバルに近づき、ラムに聞こえないように指摘する

綺麗に丈が合わせられていた

それを指摘できたのも物語を知っていたからだが側から見たら、恐怖でしか無い

 

「…お前やっぱり怖いや」

 

普通の反応だ

 

花瓶を戻しながら、軽くお辞儀をするラムを見る

 

「…君がラムだよね?知ってるかもだけど僕はレイア・イスキオス、これからお世話になるよ」

 

「はい存じています、剣を壊しまくり頭のおかしいで有名な、狂剣レイア様ですね」

 

「くっ、、事実だから何も言えない…」

 

「ラムは誰にでもそれなのかよ」

 

もう剣を壊さなくってもいい方法見つけたし!頭がおかしいと思うのは人の価値観の違いだし!

 

頭の中で言い訳を並べる

 

あれ以上仕事の邪魔はできない

仕事している姿を見たいから!話を切り上げ、エミリア様を探しに歩き回ることにした

 

執事服いいな!ジャージ姿もいいけどこれはこれで!てか4章以降行くと、スバル君騎士になっちゃうから今のうちに執事服を堪能したほうがいいのでは!?

 

バレぬように遠くから見つめる

 

エミリア様とは簡単な話をすませ別れた

 

ーーー

月が綺麗に見える夜

今は誰にもバレぬように窓の外を覗いでいる、あの真っ白な上着を脱ぎ

 

2人の会話がギリギリ聞こえるところにいた

 

エミリアの日課、それに割り込むスバル

微笑ましく眺める

 

「そんなに警戒しなくってもいいと思うよ?」

 

「…」

 

冷たい視線で見てくる水色の髪のメイドを見る

 

どうせ終わる世界だ何言おうが別にいいかな

 

「彼から何を感じるのか分からないけど、悪い子では無いよ」

 

「何故言い切れるのですか」

 

「悪い子、ましてや魔女教なら今頃僕が凍らせてるか燃やしてるよ」

 

睨んでくるレムを見る

戦ったところで勝ち目はないと思ってるのかな

 

「それに僕は案外彼の事気に入ってるんだよ、どうしょうもないほど」

 

レイアは気づいていないのだろう、今のレイアは不気味に笑っていることに

 

「…貴方が狂剣と呼ばれている理由が少し分かった気がします」

 

「どこで?」

 

答えず暗い廊下の中に入ってしまったレムを見つめる

 

「笑いながら切ってるからじゃないの?」

 

不気味に笑い、戦うからつけられた二つなだがレイアはその事に気づいていない

 

「レイア何してるんだ?」

 

「ぴ!なんだ君か驚いなぁ…少し迷っただけだよ」

 

突然の声に驚き情けない声を上げる

 

「迷ったって…」

 

君達を眺めて微笑んでましたなんて言える訳がない

本性をバラしたせいで、好感度がかなり落ちているだからこそのこれ以上下げないべく、嘘を言う

 

「でも大丈夫、さっきレムと会って聞いたから自分の部屋に帰れる、じゃ」

 

怪しむように見つめてくる、スバルから急いで逃げるべくそれだけ言って部屋に帰ろうとした

 

「てっきり俺とエミリアたんを覗いているのかと思ったけど…」

 

正解だよ!

 

バレる前に逃げようとスバルの言葉を聞いて背を向け歩き出そうとした時

 

「まぁでもレイアおやすみ」

 

そう言われ、驚き振り返る

 

「ああ、おやすみスバル」

 

あまり言われてこなかった言葉に驚いてしまった

おやすみなんて寝る前なら誰でも言うだろうが、前も今もあまり言ったことも言われたこともなかったから、驚き固まってしまった

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