〈個性〉を奪い、ストックして、与える能力の転生者〈ヴィラン〉 作:アマテス豆
好評だったら続き書きます。
2/19 書き直しました。大まかな流れは変わっていません。
俺は、ふわふわした空間にいた。
目の前がハッと光り、一人の女性が目の前に現れ話しかけてきた。
女神「私は女神…単刀直入にいいます、あなたは死にました。」
俺「え!」
突然、目の前の女神?に死んだと言われて俺は驚きを隠せなかった。
そして、女神?は、言葉を続ける。
女神「そして…手違いにより『〈個性〉を奪い、ストックし、与える』能力を授けててしまいました。」
俺「え?」
俺は、死んだと言われて、脳が追いついていないのに普通じゃ考えられない事を言われ、脳が追いつかない。
女神「最後に…普段は転生者自身に転生先の世界を決めてもらうのですが…これも手違いによりヒロアカの世界になってしまいました…。」
女神「あ!私のせいでは‘決して’ありませんよ!?本当ですからね?!私が間違えたとかではありませんよ?!」
女神?が慌てながら、猛烈に自分のせいでは無いと主張する、正直そんな事は、どうでもいいと思った所で俺は一旦冷静になる。
俺「ちょっと待ってください、状況を把握しきれてないんですけど?!てかさっきから俺、[え]のニュアンスでしか相槌してないんですけど?!」
この状況で、冷静になれる訳もなく、なぜか自分にツッコミを入れていた。
そんなクソどうでも良いこと言ってる間にも女神は、説明を続けていた。
女神「ちなみに、本当は、“個性”を授ける所を‘なぜか’、違う世界の能力を与えてしまったので、あなたは“無個性”として生まれてしまいます。人生ハードモードになるかも知れませんが、転生ライフを楽しんでくださ〜い」
女神は、言わなければならない事を言い切ったと言わんばかりの顔をして、俺に手を振る。
俺「いや、ちょっと待って!まだ聞きたいことが・・と言うか、ちゃんと聞いてなかったんですが?!待って・・・・て、あれ?」
突然、ふわふわした空間からいっぺん、緑色の衣服を身に纏った人達がいる空間に変わっていた。
そうつまり・・・・俺、転生しました。
ーーーーーーーーーー
俺がこのヒロアカの世界に転生して15年が経った。
俺は、能力『“個性”を奪い、ストックし、与える』という実質「オール・フォー・ワン」な最強能力ということは、聞き取れていたので、ヒーローを目指し、ヒロアカ主人公の緑谷達と切磋琢磨し、これから起こる出来事を一緒に乗り越え、順風満帆なヒーローライフをしよう!!
と考えてた時期もありました……。
餅ヒーロー餅ドン(もちどん)「見つけたでごわすよ!〈ユニークバンパイア〉!」
俺の後ろから、お相撲さん体型のヒーローが走ってくる。
普通なら、俺の目の前に居る人を捕まえるために、後ろから来た時考えるだろう…。
だが、現実はそう甘く無い…、この世界で改めて実感した事だ。
そのヒーローは、確実に俺を追っていた。
俺「やばい、見つかった…。」
俺は即座に、逃げる…何故こんなことになったのか?
事の始まりを話す前に、一旦俺の人生を振り返って行こう。
転生してまも無い頃は、慣れない世界にあたふたしていた。これが0〜3歳の時だ。
そして最初の運命の分かれ道…この世界では、“個性”と言われる超常的な力が一般化していて、総人口の約8割が、なんらかの“個性”を有す、一般的に4〜5歳のうちに発現するのだが、あの女神の言うとうり、俺は“個性”を持たない“無個性”という事が発覚した。(足の小指に要らん関節があったから)
“無個性”の烙印を押された俺だったが、幸いにも周りがいい人ばかりだったのでいじめとかは、なく案外普通の人生を送れたのだが、3年前に新事実が発覚した。
それは自分の能力についてだ、俺はずっとこの能力を、オールフォーワンと大体同じだと考えていたのだが…
いかんせん、人から“個性”を奪いと言う行為に抵抗があったのと、襲われたりなど“個性”を奪う機会がなかったので、なかなか気づかなかったんだけど…
じいちゃんが不治の病にかかったので、許可を取り奪うことにしたんだよ…
じいちゃん“個性”チートだし。ま、許可は、取れなかったけどなんと言うか、それで意地張っちゃって、無理やり取ったのよ…
じゃあ、じいちゃんがおかしくなったんだよ。
まるで、相手の特徴を取ったみたいに……お察しの方が居るであろう。
そう、僕の能力『個性を奪い、ストックし、与える』は、この世界の超常現象である“個性”を奪う能力では無かった!!
前世の意味、他人と違う性質・性格と言う〈個性〉を奪う…
『“個性”を奪い、ストックし、与える』オールフォーワンでは無く、ただ単に『〈個性〉を奪い、ストックし、与える』雑魚能力だったのだ。
ここで最初考えていた、ヒーローライフを断念しんだよ。
まあ、それだけだったらヒーローに追われる事も無いし、このまま普通の人生を送れたのかも知れない…が
初めにも行ったヒーローから逃げ惑う事になった、始まり……
それは2年前に起こった。
俺の中学校に、トガヒミコがいたらしい。
そしてトガヒミコとの出会いは、最悪と言っていいタイミングだった、そう…トガヒミコが殺しを起こした直後だったのだ。
その日は、卒業式の片付けを先生方からお願いされたので、学校に赴いていたのが…遭遇してしまった。
初めて事件現場を目の当たりにしたのと、トガヒミコの狂気じみたオーラにやられて、少しパニクってしまい、止めようと無策で近付いてしまった。
そして……足元に流れていた血で滑って転んで全身血まみれになり、巡回していた先生に見つかり…咄嗟に走って逃げてしまった…。
そして、トガヒミコの共犯者として、ヒーローや警察に追われる様になってしまったてわけだ。
初めは、実際関わってないんだし、時期に無罪が分かるだろと考えてたんだけど…トガヒミコが、、俺の姿を使って殺人をしたんだ!逃げのすれ違い様に血を舐められてたみたいでね…これで共犯者が確定されたんだ…許すまじ、トガヒミコ!
それで俺〈ユニークバンパイア〉が誕生したんだよ。ちなみに〈ユニークバンパイア〉て名前は、自分で考え言い出したらことだから能力を知られてつけられたとかではない…
こんなはずじゃ無かったのには〜、俺のヒロアカライフ…
まあ、そんな事があって、今に至るってわけだ。
餅「“無個性”の癖に、捕まらないのはなぜでごわすか!」
俺を追ってきているヒーローは、“無個性”を全員敵に回す差別発言を平然としている。
俺「それは、捕まえてから聞いてくださいよ!あと、ヒーローが“無個性”差別はやめといた方がいいですよ。」
と言うか、こんな質問真面目答えるヴィランいるのかな?
餅「生意気でごわす!でもおいどんの“個性”で捕まるでごわすよ!『餅バインド!』」
すると、ヒーローは、太長い餅を生成する。なんか、イナズマイレブンのもちもちきな粉餅みたいだ。
俺「え、待って待って…それ聞いてない!あと、出来れば戦闘は勘弁して欲しいんですが?」
餅「問答無用でごわす!」
そして、生成した餅が四つに分かれ、俺の四肢に向かって振られる。
回避しようと体を逸らすが右足に餅が絡みついてしまった。
俺「やばい、ちょっと舐めてた。極力使いたくなかったんだけど仕方ないよね…ごめんなさい。『ユニークステール』…」
そう言うと、俺の手元が赤黒く発光する。それと同時にヒーローから白い光が漏れ包み、その光が俺の手元にの吸収されてゆく。
餅「な、何でごわすか!」
そして光を吸収し終わると、そこには姿が変わってしまったさっきのヒーローが居た。
餅「油断をしてしまった。…あれ?何か違和感が…私は何をしていたんだろう…そうでしたこのヴィランを捕えるのでした。」
元々、お相撲さん体型で、語尾にごわすをつけるのが特徴のヒーローであったが…今は、何の特筆したことのない、一般男性のような体型。特徴のかけらも無い、普通の言葉使いになっていた。
俺「あぁ、めっちゃくそ変わってしまっただから使いたく無いだよ。…まあ、今のうちに…」
俺はヒーローが困惑しているうちに足を餅から引き剥がし、その場から逃げる。
餅「あ、待ってください。」
逃げたことに気づいたヒーローは、俺の後を追うが、体の違和感などから、よろけたり、個性を使う時に餅の重さに引っ張っられたりしていて、俺は逃げ延びることができた。
そして、俺は最近寝床として使っている裏路地へと無事帰還する。
俺「やっと帰って来れた、は〜、近くにゴミ捨て場があるって聞いたから使えるものを拾いに行ったのになぜこうもヒーローに出会うのか…一人は巻かしたけど、さっきのヒーローに能力を使っちゃったよ…大丈夫かな?」
そんなことをボソボソと呟いていると、急に背後からナイフを突き出された。
俺「やめてよ、トガヒミコ。」
俺はそれを冷静に対応する。
トガ「お久しぶりです。ユニくん!まだ捕まってなかったんですね!」
ナイフを向けたまま、デリケートなと言うか、洒落にならん事を言ってくる、マジで嫌い。見てた時はまだ許せたんだけどな…
俺「いや!誰のせいで俺が逃げてるとでも?」
俺は、盛大な嫌味を入れて、言った。まあ無駄だと思うけどね!
トガ「知りません。あ、せっかくまた会ったので、血、貰うね?」
そういって、ナイフを俺の首元にあて、切り傷を作る。
俺「いや、せっかくで、血貰わないでね?それのせいで身に覚えのない罪が重なっていくんだけど!?あと、俺痛いの嫌いだからやめてって…イタい!あ、ちょ吸わないで……俺の意思は?」
トガヒミコとは、こうやってちょくちょく会うことがあるんだけどこうやって血を吸われる。曰く血を貰いたいぐらい好きではないけど、すごく血が美味しいらしい…異世界から来たからなのか?
ちなみに、なぜ大人しく従ってるのかと言うと、単純に勝て無いから、下手しなくても死ぬ。
その後、逆鱗に触れない程度の抵抗虚しく、トガヒミコに血を吸われた。
トガヒミコ「美味しいかったです!また会いましょう!」
そのまま素早い静かな動きで去っていく。
俺「二度と…くんな!!…うぅ、血吸いすぎ…止血しないと…」
フラフラな状態になりながらも、救急箱を取り、包帯を巻く。
俺「はぁ〜、残り少ない…そろそろ次のバイト貰わないと、明日義蘭に会いにいくか…アレを作ってもらうためにも、金を払わないとだしね…」
残りの包帯をと食糧を見てそう口にする。
俺「今日は、もう寝よ…」
ダンボールで作った簡易ベットに横になり、眠りについた。
ーーーーーーーーーー
次の日、俺の根城裏近く、そこでヒロアカ世界のヒロインである麗日お茶子が職場体験の一環でパトロールをしていた。
ガンヘッド「パトロールの基本は・・・・です。わかったかな?」
とガンヘッドがお茶子にパトロールの基本を教える。
麗日「はい!わかりました。(やっぱり可愛い)」
ガンヘッドは、比較的安全なパトロール経路を案内する。
そのルートは、〈ユニークバンパイヤ〉の根城がある経路でもあった…。
そんな事を知らない俺は、義蘭さんにバイトを貰うため、遠出する準備をしていた。何故、電話しないのかって?スマホがないからだよ!
俺「よし、証拠は残ってないな…はぁ〜、貧血だ…目眩がする…トガヒミコめ!て嘆いてもしょうがないよな…」
周りを確認する。そして、準備したカバンを背負う。
俺「よし!行きますか!バイトあるかな?運び屋とかが良いけどね…出来るだけ安全なやつ」
そうして、期待を胸に出発する。すると…
ガンヘット「ちょっとそこの君、見ない顔だね?路地裏から出てきたみたいだけど?」
俺は、ガンヘットと鉢合わせてしまった。
あれ?ガンヘットがなんで?確か日数的に今日のこの時間は別経路のパトロールじゃ?え、間違ってた?
いや、でもすぐ捕まえるそぶり無いし…まだ俺が〈ユニークバンパイア〉なのに気づいていない?ならここは言い訳で乗り切る!
俺「あ、俺は、各地を旅してる旅人でしてね、道に迷ってしまったんですよ。あははは。そんな感じでしてね……」
言い訳をしてると、ガンヘットの後ろから可愛いらしい女の子が息をあげながら走ってきた。
麗日「ガンヘットさん、早いわ。急に走り出すなんて私追いつかれへんかったわ。はぁはぁ」
その女の子を見た時、俺は驚いた。なんてったって!
ヒロアカのヒロイン!麗日お茶子ちゃんだったのだから。
え!今の時期だっけ職場体験?やっぱり可愛いな〜……?
あれ?麗日さんなんて言った?走り出した?パトロールで走り出すってヴィランと遭遇したときぐらい?……まさか!
ガンヘット「ごめんね?この子、指名手配の〈ユニークバンパイヤ〉だからね、早急に対応しないと」
麗日に説明する。うん、バレてた!
俺「え、なんでバレてた!」
俺は驚いて、そんな事を口に出してしまった。
ガンヘット「そりゃ、ヒーローに顔が共有されてるのに、顔を隠さなかったらバレるよね?」
あ、そういえば、そうだった、顔バレてた…報道されてないってだけでヒーローには共有されてたんだった…でもまだ捕まってないから逃げられる!
俺は逃げの体制に入る。
麗日「ガンヘットさん逃げられちゃいますよ!」
お茶子ちゃん、良い着眼点だよ!さすがヒーロー志望だ。やっぱり本物!
でももう逃げの体制、このまま逃げちゃうもんね!
そうして逃げようとした瞬間……浮遊感とともに目の前の景色が変わった。
俺「あれ?なんで俺、宙に浮いてる?逃げようとして距離は、稼いだはず…」
次の瞬間、俺は倒れ込んでいた。
ガンヘット「大丈夫、もう捕まえているよ。」
麗日「すごい、今のも格闘術!?」
ガンヘットは、得意の格闘術で俺を確保したんだ。
ガンヘット「〈ユニークバンパイヤ〉。まだ未成年だよね、こんなことしないで罪を償ないな、君はまだ間に合うよ。」
ガンヘットは、俺の自首を促す。
……間に合わないよ!本当に!俺の犯した罪て、ヒーロー達に伝えられてるのは全部、トガヒミコがやった事なんだよ!殺人とかトガヒミコの手助けとかやってないの!ちゃんと自分のした罪は、数えてるんだよ!そんな事も知らずに償えなんて、見覚えのない罪を償うほどお人好しじゃないし聖人でもない!……てちょっとイラついてしまって考えちゃったよ。ヒーローはそんな事知らない、ちゃんと自分の仕事してるだけ…だから、俺は抵抗するよ…ヴィランとして。
俺「ごもっともです。俺もまだ16歳の未成年ですもんね…だからまだやり直せる…でも冤罪で捕まるのは嫌なんですよ!だから逃げさせてもらいます!」
俺「麗日ちゃん、ガンヘッドさんごめんなさい。この世界を生きるためなんです。……『ユニークステール』」
俺は、能力を発動する。二人は、自身から出る光に包まれ、俺に吸収される。
俺「『特性顕現:ガンヘット』…確か、ガンヘットマーシャルアーツ!」
ガンヘットの特徴である、格闘術を使い、困惑しているガンヘッドと俺の位置を変え、そのまま逃げる。
俺「麗日ちゃん、また今度返しに行くから。」
そう言い残して………
俺「はぁ、はぁ〜最悪だ…俺、麗日ちゃんに能力を使ってしまった…ほんとごめんなんだけど…はぁ…」
後悔を残しまたまま、義蘭さんの元へと向かう。
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職場体験が終わった次の週、麗日お茶子は、違和感を感じながらも学校に登校していた。
麗日「あ、緑谷さん。おはようございます。確かステインに襲われたのでしたね。大丈夫でしたか?」
麗日は、緑谷に対し堅苦しい言い方で話しかける。
緑谷「あれ?麗日さん?大丈夫様子がちがうけど…」
緑谷は、いつもと違う麗日に困惑する。それもそうだ、言い方もそうだが、見た目がすごく変わっていた。いつもまるまるしていた体型が、なんと言うか、平均的な女の子になっている、まるまるより、スーンとした体型になっていたのだ。
麗日「大丈夫です。普通ですよ。ただ〈ユニークバンパイヤ〉と言うヴィランにやられただけです。」
ヴィランにやられたという、結構おおごとな事ことも、さらっと言う。
緑谷「それって、本当に大丈夫?!」
大丈夫ではない事を平然と言う麗日に緑谷は、驚きよりも先に心配する。
その後、教室でもそんなやり取りがあり、ステインに巻き込まれた3人より話題になってしまった。
次回は、ヴィラン連合会です。
コメントなどは、自由にしてもらって構いません、励みになります。
麗日を早く緑谷とくっつかせたいか〜!!
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早急にくっつかせたい!!
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もう少し後にくっつかせたい!!
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原作どうりにくっついて欲しい!!