〈個性〉を奪い、ストックして、与える能力の転生者〈ヴィラン〉   作:アマテス豆

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二人の英雄〜前編〜

俺は、スーツケースを転がし空港を出る。

 

ユニ「ついた!久しぶりの〈i・アイランド〉!本当に何にも引っ掛からなかった義爛さん様々です。ありがたや〜、ありがたや〜。」

 

偽ピザを仕入れてくれた義爛さんに感謝する。

 

俺が今いる場所、〈i・アイランド〉は、世界の様々な研究者たちの叡智が集まった科学の最先端をゆく人工移動都市!!

 

人の夢と希望が詰まった最高の場所だ!

 

ユニ「まずどこ行こうかな?久しぶりだしメリッサさんに挨拶しに行こうかな?」

 

歩きながら何処に行くか考える。

 

ちなみにメリッサ・シールドは、俺が最初に出会った原作キャラだったりする、そしてこの世代の無個性と言うことでけっこう仲が良い…能力があるからちょっと心が痛んでるんだけどね。

まあ、じいちゃんがスポンサーだったてのも大きいけどね。

じいちゃんは、最後まで支援してたらしい…多分未来を見てたんだろうな…。

 

そこでハッと思い出す。ここにa組の何人かが来ているではないか!と

 

ユニ「いや、まて…〈i・エキスポ〉開催前にメリッサに会うのは顔がバレてる麗日さんに会う確率が高くなるのでは?」

 

しかもここに来たのは、本筋を見る為じゃ無く、楽しむ為…あと、協力者を作る為だ。

 

ユニ「…よし止めよう。観光前に事を起こしたくないし…でもな〜メリッサがじいちゃんが言ってた協力者候補かもしれないしな〜」

 

悩みに悩む…それはもう、トロッコ問題に挑むように……そして悩んだ結果!

 

ユニ「ま、そんな事よりまずは楽しもうそれから考えよう。…まずここから回るか!早く色々見とかないと。」

 

俺は考えるのをやめた。

そしてここのパンフレットを開く。

 

??「あれ?ユニくん?」

 

開いた直後、俺のあだ名を呼ぶ声がした。

恐る恐る目を向けるとそこには金髪に下ふちメガネが特徴のスタイル抜群の女子がいた…そうメリッサだ。

 

え?何でいるの?そして、なぜすぐにバレた!こんな朝からこんな所に来るなんて…

…てここよく見たら映画冒頭でメリッサがオールマイトと会う場所じゃん!シクった〜

 

ここは、軽く挨拶をして、すぐに単独行動しよ、出会ってしまったものは仕方ない。

 

ユニ「あ、メリッサ久しぶり!」

 

メリッサ「やっぱり?!ユニくんだよね!」

 

メリッサは、すごく嬉しそうな顔をする。

 

ユニ「うんそうだよ、2年ぶりだね。」

 

メリッサ「そうだよね!今年は来てくれたんだ。嬉しい!」

 

眩しい…やばいなんか、単独行動に罪悪感が…。

 

ユニ「ごめんね…えっと…去年はドタバタしてて、受験シーズンだったし。」

 

去年来れなかった理由をそれっぽく話す…受験したかったな〜

 

メリッサ「そっか、大変なだったんだね…じゃ!今年はとことん楽しんで行って!」

 

よし…この調子で、一人になれる様、誘導を…

 

ユニ「うん、楽しんでくる…「あれ!!マイトおじさん?!」

 

メリッサが俺が聞いては、聴こえては行けない言葉を発する。

マイトおじさん…やばくね?

 

オールマイト「おー!メリッサ!招待ありがとう!」

 

メリッサは、オールマイトに近づき抱きつく。

 

オールマイト「あれ?この子はお友達かな?」

 

オールマイトは、俺に気づいてしまう。…

 

メリッサ「うん、紹介するね、マイトおじさまと同じ、日本から来たユニくん!毎年〈i・エキスポ〉に来てくれてる子なの。」

 

うげ…紹介されてしまった…やばいかも…今までオールマイトと直接会った事ないけど、バレるかも…

 

オールマイト「そうか!そうか!知ってるとは思うが私は、オールマイト!」

 

うん、バレてなさそう…良かった。

てか!本物のオールマイトに会ってしまった!!やばい!

ここは、冷静に挨拶を…

 

ユニ「初めまして、ユニです。毎年メリッサさんにお世話になっております。」

 

メリッサ「マイトおじさま!その横でアワアワしている子は?誰なの?」

 

挨拶を終えると、メリッサがオールマイトの後ろにいる男の子の事を指摘する。

 

緑谷「あっ、はい。ぼ…僕は、雄英高校1年の緑谷出久です。」

 

ぎこちない挨拶を返す緑谷くん…原作どうり!オールマイトにバレてないなら、緑谷くんにもバレないか。

 

メリッサ「マイトおじさまの生徒さん?!」

 

緑谷「あ、はい…色々学ばせてもらっています。」

 

あぁ、緑谷くんと話したい!!よし、話しかけよう!

 

ユニ「雄英生…君は確か、体育祭でぼろぼろになってた人か!」

 

緑谷「あ、いや…そうです。」

 

緑谷くんは、ちょっとぎこちない言い方をする。

 

ユニ「いやー、かっこよかったよ!ヒヤヒヤしたよ、超パワーだっけ?2回戦はすごかった!」

 

実物は見てないけど…前世で思った感想を述べた。

 

緑谷「いや、それほどでも…」

 

緑谷くんは、照れ隠しに上を向く。

 

オールマイト「メリッサ、そろそろ…」

 

オールマイトがメリッサに耳打ちする。

 

メリッサ「そうだね、ユニくんも、来て!パパを驚かせたいから!」

 

笑顔が眩しい……あれ?俺、単独行動できる様に立ち回ってたのにペースに飲まれてしまった!!ここは断らねば…

 

ユニ「分かった」

 

あ、口が勝手に……やばい、笑顔に負けてしまった…

 

そしてメリッサに連れられて、デカいビルに案内される。

 

メリッサ「三人ともちょっと待ってて。お父さん呼んでくる。」

 

メリッサが呼びに行った。

 

よし、もうこうなったら仕方ない!この状況をとことん、楽しむぞ!まず!

 

ユニ「オールマイトさん…サイン貰っても良いですか?」

 

オールマイトにサインをもらうことにした。

 

オールマイト「お安い御用さ!」

 

心よく引き受ける。サイン慣れしてるな…

 

ユニ「このスマホケースにお願いします。」

 

やったー!ヴィランなのにサイン貰っちゃった!よし、サイン書いてもらってる間に…

 

ユニ「にしても、雄英てすごいね…緑谷くんだっけ?オールマイトに教えてもらえて。」

 

緑谷くんに話しかける。

 

緑谷「あ…うん、ほんと恵まれてると思うよ。君もヒーロー志望なの?」

 

いえ、志望と言うか現役ヴィランです!なんて言えないよな…じゃここは…

 

「いや、どちらかと言えばサポート志望だよ、ヒーローに憧れてた事はあったけど…俺…」

 

言おうとしたところで、メリッサが入って良いよと言う合図をする。

 

オールマイト「私が、感動の再会に震えながら!来たー!!」

 

合図ともにオールマイトが大声を出しながら飛び出す。

 

デヴィット「トシィ…オールマイト!!」

 

続けて緑谷くん、俺と順に入っていく。あぁ、ここまで来ちゃった。

 

ユニ「お久しぶりです…デヴィットさん…てめっちゃ揺れてる。」

 

オールマイトに揺られて、頭シェイクになりそうだった。

 

メリッサ「どう?驚いた?」

 

デヴィット「ああ。驚いたとも…。」

 

オールマイト「お互いメリッサに感謝だな。会えて嬉しいよデイヴ」

 

デヴィット「私もだ。オールマイト」

 

あぁ、この友情愛しいな…そしてこの友情であんな事が…悲しいな。

 

オールマイト「紹介しよう!私の親友、で私の親友、デヴィット・シールドだ」

 

オールマイトが緑谷くんにデヴィットさんを紹介する。

 

緑谷「知ってます!デヴィット・シールド博士!ノーベル“個性”賞を受賞した”個性”研究のトップランナー!オールマイトのアメリカ時代の相棒で、オールマイトのヒーローコスチュームの全てを制作した天才発明家!!!まさか本物に会えるだなんて…!か、感激です!!!」

 

おお、緑谷くんの生早口、感激!

 

デヴィット「紹介の必要は、無いみたいだね、あとユニ君も久しぶり。」

 

ユニ「久しぶりです。」

 

あぁ、これでデヴィットさんと会えるのも最後になるのか…

 

デヴィット「会って早々わるいが、オールマイトとは、久しぶりの再開だ、少し二人で話させてくれないか?メリッサ、緑谷くん達を案内してあげなさい」

 

メリッサ「わかったわ、さ、二人とも行きましょ!」

 

緑谷「はい!宜しくお願いします!」

 

そして、二人と一緒に部屋を出て、廊下を歩いて行く。

 

メリッサ「君のことなんて呼べば良い?」

 

メリッサがふとそんな事を聞く。

 

緑谷「デクでお願いします。」

 

ユニ「デクか、俺のことは、ユニって呼んでくれ。」

 

メリッサ「私はメリッサで言いわ。では行きましょう!」

 

そして、メリッサに連れられるまま、エキスポを回る。やばい、単独行動が全然できないよ!けど楽しい!

 

ユニ「このメカやばいは!こっちも!」

 

少しして、俺たちは展示エリアに来ていた。

 

緑谷「ユニくん、すごく離れてしまいましたね。」

 

メリッサ「はは、ユニくんはいっつもああなのよ。私たちは、ゆっくり回りましょ。」

 

緑谷くんとメリッサは、そんなたわいのない話をしていた。

 

麗日「緑谷くんが…知らない女の人と…、、、」

 

そんな二人を見ていた人物がいた。そう麗日だ。そして麗日は、緑谷くんに近づくなりニコッと笑い…

 

麗日「楽しそうやね、デクくん……」

 

それに気づいた緑谷は、咄嗟に振り向く。

 

緑谷「麗日さん?!どうしてここに!?」

 

麗日「た・の・し・そ・う・や・ね!」

 

緑谷「なぜ二回言った?!」

 

八百万「緑谷さん…それは行けないと思いますわよ?」

 

緑谷「八百万さん?!」

 

耳郎「緑谷、楽しそうにしてるとか聞いちゃった。」

 

緑谷「恐るべし、耳郎さんのイヤホンジャック?!」

 

この後、緑谷が誤解を解く為に苦労することになる。

ーーーーーーーーーーー

一方その頃、俺はと言うと。

 

ユニ「ここまで来れば大丈夫。この場所だったからな、原作で麗日さんと会うの。思い出せて良かった」

 

会う危機を察知して、逃げて来たのだ。

 

ユニ「メリッサには、悪いけどここからは単独行動だ。確か、カフェとヴィランアタックに行かなかったら会う可能性は、少ないか…もう少しで時間だし、観光続けよ。」

 

俺は、注意しながら観光を続けて、気づけば夕方になっていた。

 

ユニ「もうこんな時間あと1時間でパーティー始まる。…そろそろ協力者探ししないとな…協力者…協力者…誰なんだよ!」

 

頭を抱えながら歩いていると…ゴツン!

向かいを歩いていたら人とぶつかってしまった。

 

ユニ「あっ、ごめんなさい…考え事してて…。」

 

俺は、すぐに顔を見て謝る…あれ?この人どっかで見た事…

 

??「ちっ、気をつけろや…」

 

う?この声…前世の某眠りの探偵に似てる…そして赤い髪…

 

あ!この人、この後エキスポを乗っ取るヴィランじゃん!確か名前はウォルフラムだ!

 

ユニ「すみません…」

 

俺は、再度謝る。ウォルフラムは、そのまま去っていく。

 

ユニ「…はぁ〜、緊張した…。あの人もヴィランなんだよな〜、デヴィットさん騙されて…あれ?良い事を思いついてしまった!コレなら協力者をゲットできるし、原作の追体験も出来る!」

 

俺は、早速考えた事を行動に移す為、ある場所に赴いた。




次回は、後編!ユニが関与する結末はいかに!

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