妹の代わりに女装して学園に行ったらハーレムが出来た件 作:瓜生史郎
次の日も、放課後に佳苗からレッスンを受けた後、また麻奈美の家で自主練をすることになる。
「だいぶ形になって来たねー」
「そうだね。転ぶことも少なくなってきた」
自主練の甲斐もあってか、2人はかなり上達しており、かなり形になって来ていた。
練習が終わると、昨日のこともあるので、さっさとシャワーを浴びて帰ろうとすると、エプロン姿の麻奈美に引き留められる。
「ねぇ、今日も晩御飯食べて行かない?」
昨日のように、家に帰っても恵梨香のご飯を食べなければいけない。
しかも、お腹がパンパンになって、かなり苦しい思いもしたため、正直ここでお腹を膨らませて行くのは危険だ。
「ごめん、今日はいいや……」
そう言って断ろうとすると、麻奈美はムスっと、機嫌を損ねてしまう。
「わかった。食べて行くよ!」
「本当!? 良かったぁ!」
結局亮は、今晩も麻奈美の料理を食べていく事に決める。
このまま、帰ってしまえば、明日の練習に支障が出かねない。
今は麻奈美の機嫌を損ねないようにしなければ。
(はぁ……やっぱりこうなってしまうか……)
リビングに移動すると、机の上には料理がもう用意されており、昨日と同じように形がいびつだったり、焦げていたりだった。
今日のメニューは煮込みハンバーグのようだ。
「ごめんね……。また焦がしちゃったりしたけど、亮君好みの味になってると思う」
「それは楽しみだな」
少しウキウキしながら、机に座って、料理を食べる。
すると、麻奈美の言う通り亮好みの味であった。
「うん! すごくおいしいよ!」
「えへへ、頑張った甲斐があったなぁ!」
そう言われて、麻奈美はとても嬉しそうにする。
「おかわりもあるから、食べてね」
「え……」
麻奈美は更に、たくさんのお代わりを持って来て差し出す。
「え、えっと。恵梨香のご飯もあるから、少し空かせていかないと……」
昨日のように苦しみたくなかった亮は、そう断ろうとするが麻奈美はまた先ほどのように機嫌を悪くする。
「わかった。食べるよ……」
「ありがと、亮君!」
渋々亮は、用意された麻奈美の料理を全て平らげるのだった。
家に帰るとまた恵梨香が玄関に仁王立ちしていた。
「遅い。またですか?」
「ごめん、今日も麻奈美ちゃんの家でごちそうになってた」
そう説明すると、恵梨香は機嫌悪そうに「ふーん」と返事をする。
「晩御飯、もちろん食べられますよね?」
「え、えっと……いらな……」
断ろうとすると、恵梨香はスタンガンをバチバチとさせて、亮を脅す。
「た、食べます!!」
急いで、リビングに行き、机に着席して、恵梨香の手料理を食べて行く。
「ところで、麻奈美様の家では何を食べてきたのですか?」
食事中の亮の目の前に恵梨香は座り、問いただすように聞いてくる。
「えっと……煮込みハンバーグだったかなぁ……?」
正直に亮は、そう言うと、恵梨香はなぜか少し頬を膨らませていた。
「それじゃあ、明日から、麻奈美様の家で出された料理の写真を送ってきてください」
「え? なんで?」
「なんでもです。わかりましたね?」
「は、はい!」
そう言いながら、恵梨香は亮を脅すようにお願いするのであった。