シャリシャリの雪は一瞬で死にます。
剥離骨折めっちゃ痛いぜ!
「魂 それは君たちが体験した姿だ」
「あの部屋は?」
「精神の壁さ。
6本の腕、いや触手の様な関節のない円錐状の物に球がくっついた様な物が自らが持っている本当の人の魂なのだと確信した。
魂なんかじゃない。もっとおぞましいなにかに触れた様な気がする。
「何故俺1人なんだ?」
「お前の魂が何かおかしい」
「複数人の魂があの時お前の精神の壁を乗り越えて入った」
「その時普通は壁が壊れるはずで、なにか特別な資質でも無ければ複数人の魂を受け容れる器になるなど有り得ない」
「あの時使ったバーサークというスキルを発動してみろ」
「恐らくそれが原因だと思う」
「何か分かるかもしれない」
「しょうがねぇ…やるぜ!」
「バーサーク!」
「Guuuuaaaaaa!!!!!!」
:レベル差により攻撃無効化、自動修復
:レベル差により攻撃無効化、自動修復
:レベル差により攻撃無効化、自動修復
:レベル差により攻撃無効化、自動修復
金の蛇が木に絡みついた様な不気味な杖。
神聖とも、悪性とも取れる様な雰囲気がある。
「そいやッ!」
:魂に対する攻撃が行われました
「再構築!」
鍛え抜かれた肉体が一瞬にしてこの世から全て消失。
当然、現世に関与する事は出来なくなり杖がミスリル製の床に落下し、カラカラと回転する。
・
内側に内包できる魔力量は1対5の比率が限界のはず。
それがどうして、1対300の様な割合になるのだろうか。そもそも魔力では無く純粋なエーテル結晶じゃないか!
霊体が囁く。「マホウノコトワリ」 その一言だけで容易く現実を塗りつぶし、
「再構築」
「長居してしまった。だがエーテル結晶は回収した。」
「まさか魂の変形かと思ったが」
「もっと物理的な物だったとは」
「ええと…僕はどうなるんです?」
「うーむ、待遇はほかの勇者たちと同じだ。
しかし、君は転生の時どんな声の神と出会った?」
「高い声の…少年みたいな声でした」
「確か、面白いものを見つけたから云々って言われて」
「いや、そこまででいい。確信した」
「この鏡を見ろ」
カイトウ、シツモントイッチ
ノコリカイスウゼロ、3-2-1--0
眩しいほどだった金の装飾が曇っていき、宝玉が色褪せる。
「神め、雑な仕事をしたな」
「純粋エーテル結晶は人間の魂を徐々に蝕む」
「人はエーテルと魔力の見分けが着くが純粋なエーテル結晶は区別出来ない。」
「お前のエーテル結晶は既に取り除いた」
「エーテルエーテルって……エーテルって何なんですか?」
「宇宙最初の火、万物を形作った爆発の生き残りよ」
「自己増殖し、ありとあらゆるエネルギーを奪い代謝する様に魔力を作り出す結晶体であり、生物の定義に合致する性質を持つ*1
「宇宙最初の火って、ビックバンの事ですか?」
「原子の始まりみたいな…」
「そうだな、そう思った方がいい」
宇宙が誕生したごく初期に、宇宙の急膨張を引き起こしたとされるエネルギー。
「テトレーションって知ってるか?」
「指数の反復を↑の回数分だけ繰り返すのがルールだ。」
3↑↑3=3↑(3 ↑3)となり、それを解くと7625597484987になる。恐ろしいだろう?
そんな難しい事を空中に浮かぶ文字盤に刻みながら言う。
「えっと、つまり純粋エーテルってのがそれくらいに増えるんですか?」
「純粋エーテルは通常直ぐにエーテルへと変わるのだ。」
「内側から膨れ上がる質量に耐えられなくなって外に出る純粋なエーテルが変質し、硬い膜になる。」
「それが裂けて触れた純粋エーテルが反応してを極短時間、ピコ秒といった速さで繰り返されていった。」
「この世界の片隅にエーテルが生き残り、もしそれが反応するなら?」
「えっと。ビックバンが起きる?」
「ビックバン何てものじゃない。」
「あらゆるエネルギーを奪うのは、魂と自分から変化したもの以外全てであり、それは急速に世界を覆い尽くして滅ぼす。」
「そんなチカラを、少しでも制御出来たら?」
「革命じゃないですか!」
「でも、何でそんなことを僕に?」
「キミの魂が特別だからさ!」
目を輝かせて想像にふける人間というのは、案外に気持ち悪い様に見えるのだな、と知見を得た少年。
「入れ物=エーテル膜だ!
そのエーテルが宇宙に漂って、この星に落下してこないと研究が殆ど不可能だ!でもそれが一気にできる!」
「???」
「ッ!?」
安心したまえ、反応しない様に覆ってある!絶対に安全だ!などと言うが、確実にフラグだ。
「てゆうか、何か僕変わった気がするんですけど」
「精神汚染が無くなったからだな!」
「壁ドンを繰り返してたから取り除いた!」
おーい!上級絵描きたち集合!
どうしたんですか陛下、と答える1人の植物…いや、ドライアド。
実はこんな物を書いて欲しくてな、ちょっと待ってくれ、スライムから読み取って! そう言い放つと角を叩く。
頭に生えた角?
いや、角じゃない……ヤドカリの殻?
ニュルン、そんな音を立てて這い出てくる流動体、スライムが居た。 頭中にすまわせていたとでもいうのか?
「よーしブレ子!あの人の元まで言って伝えるんだ!」
「ブレ子って何ですか?」
「ブレインイートスライム子の略」
「えっ」
あっ、絵描き終わったみたい。見てみる?
「魂傷だらけじゃないですか!」
描かれていたのは幾つもの破片がぶら下がっていると表現可能な球。
「これなんなんですか?」
と、破片を指差す。
それぞれ魂の構成要素たち、それがどうして内側から壊された結果だよ。
ひえええ!!
荘厳な部屋に見合わぬ悲鳴が轟く。
「まあ、精神に負担をかけさせるのも良くない。
1年ほど療養しておく方が良いね。」
「それじゃ!」
「マホウノコトワリ」
:内包スキル 短距離転移発動
最初から存在しない様に、現実がすり替わるような出来事が
短時間に起こり、更に自分が廃人になる可能性があると言われた恐怖から、思わず気を失いそうになる。
「おっと!」「あっぶなーい!」
「私たちはメンタルメディック!医者だよ!」
「ちょっとおやすみね!」
「えっちょっ」
抵抗できないまま、少し浮き上がり、運ばれていく。
一体僕は、何処に行くのだろう
ただ真空中でめちゃくちゃ増えるコーラルと違いどこでもめっちゃ増える
話のストック、メモ欄に2話くらい書いたらなんと消えてて泣きました。
鏡 どうやら質問回数は制限されている。今は何も映らない
←元ネタはジーニーの魔法のランプと白雪姫の鏡と機械仕掛けの神。