転生して霊媒師になった俺、やたらと退魔師や妖にビビられる   作:暁刀魚

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第三章 黄泉をめちゃくちゃにしてやる!
第54話 ぶち切れリツ様大権現


 俺、霊媒師こと鞍掛サトルは森の中を駆けていた。

 その森は、人の手が入っていない大自然の森。

 道なき道を、いつのまにか着せられていた仕事中のスーツ姿で走らされている。

 このスーツ、時折戦闘が発生するためスーツであるにも関わらず非常に動きやすいよう設計。

 霊的加工すらされたオーダーメイド品だ。

 なので、寝起きのスウェットで森の中を走らされるよりはずっといいのだけど。

 それはそれとして、森の中を歩く格好ではない。

 

 森からは時折、川のせせらぎが聞こえてくる。

 そこは人の手が入っていないといっても、入ったら出ることのできないような樹海ではなく。

 あくまで豊かな自然のなか、程度の森林だ。

 なので逃げ回る程度の余裕はあるのだけど。

 それはそれとして、俺は現在非常に危険な状態にあった。

 

「……来る!」

 

 超自然的な第六感がうなりをあげて、俺に警告を発する。

 直後に急な方向転換をして、来た道を戻っていく。

 そんな俺の後方に――

 

 

 猛烈な速度で、緑ががかった白の竜が通り抜けていった。

 

 

 その速度は人間が反応できる速度を軽く超えている。

 退魔師として非常に優秀なミクモちゃんですら、反応がむずかしいだろう。

 半妖と化し、わんこ系の嗅覚を手に入れた今ならぎりぎり第六感で回避できるかどうか。

 俺がこれを避けているのは、そもそも来る直前で”読めて”いるからに過ぎない。

 相手に恵まれているのだ。

 俺はこうして、俺をこの森の結界に取り込み龍で襲いかかる相手の対応に慣れている。

 世界一”彼女”のことを知っているといっても、過言ではない。

 とはいえ、逆に言えば――世界一彼女のことを知っている関係だから、こんなことになっているのだけど。

 

「――すごーい」

 

 ふと、俺の手元で声がする。

 原因は、俺がひっつかんで抱えている少女だ。

 ぼさぼさな金の髪と、どこか緩い感じの瞳。

 年のころは幼く、おそらくリツと同じくらい。

 そんな少女が、俺の回避をたたえて手をぺしぺしと叩いている。

 なんとも、気の抜ける光景だ。

 

「ええと、そういってもらえるのは光栄だが」

「きゃっきゃっ」

 

 しかし、問題は彼女を抱えていることではない。

 ある意味で、彼女の存在そのものが問題なのだ。

 

「もうちょっとこう、慎みというものを持ってもらってもいいか?」

「えー? なんでー?」

 

 なにせ――

 

 

「君が何も着てないからだけど」

 

 

 ――全裸だからだ。

 

 

 生まれたままの姿で、年の割に立派なそれをあけっぴろげにしている。

 そんな状態で、彼女は羞恥心をもたずに堂々としていた。

 もし、仮に――の話だけど。

 こんな少女が、朝起きたら俺の布団に入っていたらどうだろう。

 無防備な状態で、眠っていたらどうだろう。

 

 

「ねーえ、サトルぅ?」

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()、どうだろう。

 

「ええと、リツ」

「あら、なにかしら。私、返答を許したつもりはないのだけど」

 

 襲い掛かる龍を避け、逃げ出そうとした俺の前にリツが突如として現れる。

 空中にたたずむリツは、淡く緑に光る角と尾を()()()()()大きくしている。

 人は怒った時に角が生えるなんていうけれど、まさにそれ。

 

「呼吸を許したつもりも、生存を許したつもりも、命乞いを許したつもりもないのよ?」

 

 リツは怒っていた。

 そりゃまぁ怒るよな、朝食事を作って俺を起こしに行ったら、俺が全裸の少女と同じベッドに寝ていたら。

 

「しかしリツ、聞いてほしいんだが、俺も状況がよくわからないんだ。いきなり起きたらこの子が布団の中にいて――」

「喋るなって! 言ってるじゃ! ない!」

 

 途端、リツの周囲から無数の龍が襲い掛かる。

 その大きさ、数、すべてをとっても以前大喧嘩をした時とはけた違い。

 なぜなら、ここはリツの作り出した”世界”の中。

 以前、朽土果によって引き起こされた暴走による異界は、あくまで不完全なもの。

 これはリツが本気で、全力で、何一つ遠慮なく世界を作り上げたからできたものなのだ。

 ようするに――

 

 

 リツは本気で世界を滅ぼそうとしている。

 

 

 あの時は、まだうっかり滅ぼそうとしていただけだから、よかったのだ。

 でも、今度は完全にマジのマジ。

 世界を完全に自分の領域で覆って、自分で殺した俺と二人きりで朽ちるまでここに在り続けるつもりだ。

 

「そもそも! 全裸を見ている時点で有罪よ! 極刑よ! 死刑死刑死刑!」

「ええい、エッチはダメみたいにいいおって!」

「しけぇ!」

 

 言動は、狼狽しているのかなんかおかしいけど。

 殺意は本物だ。

 そんな殺意を伴って迫りくる龍。

 回避は不可能。

 こればかりは、畏れを持たないだけの俺ではどうしようもない。

 身体スペックは、本当にただの人間と変わらないのだ。

 せめて、あの時の大喧嘩のように何かしら準備ができていれば違ったのだろうが。

 というか、たぶん準備をしたうえで挑めば今のリツにも勝つことはできるだろうが。

 残念ながらリツが用意してくれたのは、このスーツだけだ。

 いやそもそも、なんでスーツだけ用意してくれたんだよ!

 俺にスーツを用意できるなら、この子に服を着せてやればよかっただろ!?

 ……いやまてよ?

 

「ん-、しょうがないなー」

 

 この子はそもそも、どうしてここにいるんだ?

 本気で異界で世界を塗りつぶそうとしているリツの力に逆らって、この世界に存在している。

 普通なら、リツは彼女の存在を許さないはずだ。

 なのに、ここにいるということは、つまり――

 

 

「サトルは、私の命の恩人。殺されそうなら、私が守るよー」

 

 

 直後。

 そんな風にこぼした少女は、俺の腕の中で手をかざし。

 

 そこから放たれた()()が、一瞬にして無数の龍を吹き飛ばした。

 

「な――」

「……きみは、いったい」

「私は――」

 

 驚愕する、俺とリツ。

 そんな俺たちをよそに、涼しい顔で少女は言う。

 

 

「ツキ。零号妖鬼”ツキネ”の良心。サトルがあの世から救い上げてくれたんだよ?」

 

 

 ツキネ。

 その名前を、俺はよく知っている。

 朽土果とともに封印され、朽土果の討伐によって封印から解放された――

 

 ――ロウクの、姉君の名だ。

 

 さて、そもそもどうしてこうなったのか。

 ことの発端は、俺がツキと出会う前日にまで巻き戻る。

 

 

 ◯

 

 

 かつて、今から数百年前。

 妖鬼の総大将”イブ”と”イバラ”の夫妻の間に、一体の妖鬼が生まれた。

 名をツキネ。

 鬼である両親や、狼である弟とは異なり、キツネの妖鬼だ。

 妖鬼は基本的に、子をなしたときに生まれてくる妖鬼が自分と同じ種とは限らない。

 そもそも妖鬼そのものが、言ってしまえば一個の”種”なのだ。

 形など、単なる個体差に過ぎない。

 まぁ、そんな話は置いておいて、ツキネにはある能力があった。

 

 死を視る能力だ。

 

 ようするに、人の寿命が見える能力。

 妖鬼や神魔には寿命がないうえに、死の線が見えてそこをなぞると問答無用でなぞった部分を殺せるとか、そんなこともないからな。

 要するに、能力としては使いにくい能力。

 しかし、朽土果の人柱としては、あまりにも最適すぎる能力だった。

 

 ある時、奴が地上に這い出て暴れようとする事件が発生した。

 これは、結構最近――百年くらい前のことだ。

 表の世界でもかなりの大地震として記録され、歴史に残っている。

 そんな折、人柱となったのがツキネだった。

 言い出したのはツキネだ。

 困惑する両親と弟を前に、ツキネはこういう。

 

 大丈夫、勝算があるから。

 

 それは黄泉還りを行うというものだった。

 あの世へと行き、還ってくる。

 妖鬼はそうすることで、零号へ至ることが可能だ。

 それを利用して、零号妖鬼になる。

 そうすれば、ただの死を視る能力しか持たないツキネも、それ以上の力を得られるだろう。

 零号妖鬼になれば、同じ死をつかさどるツキネなら、朽土果をどうにかできるかもしれない。

 そんなか細い勝算が、ツキネにはあった。

 

 仮に失敗しても、そのまま封印されてしまえばいいのだ。

 朽土果は死をつかさどり、あの世にいる。

 失敗したらそのままあの世で封印を行い、朽土果を封じる。

 妖鬼は寿命がないから、いずれ朽土果が討伐できれば還ってこれるのだから、人間が人柱になるよりずっといい。

 そういう考えも、ツキネにはあった。

 結局、その熱意に周囲は説得され、作戦は実行された。

 

 

 ――結果は、失敗。

 

 

 まず、黄泉還りそのものは成功した。

 しかしその過程で、ツキネは”よくない”存在に変じてしまったのだ。

 そもそも、黄泉還りで零号に至った妖鬼は、そのどれもが悪鬼として有名だ。

 日本三大悪妖怪と呼ばれる、酒呑童子等がその典型。

 要するに、たとえ黄泉還りに耐えられても、妖鬼が正気を保っていられるとは限らない。

 変わり果てたツキネは戻ってきた直後、妖鬼の里で暴れまわった。

 そして多くの犠牲の果てに、ツキネはあの世に送り返され――朽土果に封印されたのである。

 

 これが、朽土果封印の顛末。

 ある意味で、今回のすべてのことの発端だ。

 そして朽土果の封印が解かれたことで、ツキネがあの世に解き放たれた。

 だからこそ今、俺たちはツキネをどうにかしないといけないのである。

 

 ゆえに俺は――あの世、つまり黄泉の探索を行っていた。

 

 

 〇

 

 

『れーばいしさーん、本当に大丈夫なんすか?』

「ん? ああ、大丈夫大丈夫。周囲には人の怨念とか憎悪が漂ってるけど、別に畏れを抱いたりはしないよ」

『つまり一向に大丈夫じゃないってことっすね、わーん!』

 

 現在、俺はスマホを片手にシオンちゃんと通信を行いながら黄泉を歩いている。

 あの世の一番奥まで降り立って、自分の足で歩いているのだ。

 このスマホはシオンちゃんの特別なスマホにのみつながっており、俺たちはそれを頼りに黄泉を探索している。

 これがほんとの霊界通信ってな。

 

「なにも心配しなくても、シオンちゃんがこうして通信をつないでくれている限り俺の存在、位置は《《確定)》している。だから問題ないよ」

『命綱がこのスマホ一本ってことなんだよ!? あたしだったら耐えられないよー! 怖いよー!』

 

 このスマホにはいろいろと意味があり、シオンちゃんとの通信以外にも、俺のGPSを兼ねている。

 このスマホがシオンちゃんのスマホとつながっている限り、スマホを通してシオンちゃんは俺の位置を把握できる。

 外部から俺の存在を把握するものがいることで、俺は存在を確立できるのだ。

 なんというかこう、シュレディンガーの猫みたいに。

 ……伝わるか? これ。

 

「それで、シオンちゃんはツキネ以外にも、あの”タツメ”を見たんだよな?」

『あ、うん……前にあの世をちらっと覗いたときに声をかけられたの。”今は危ないから、あの世に近づかないほうがいいよ……って』

「あいつ、まだ完全に成仏してなかったのか……ちゃんと成仏する気はあるんだよな?」

 

 タツメ。

 零号霊魂のあいつは、どうやら成仏したあとあの世にとどまっていたらしい。

 今回の探索、ツキネの件だけでなく、タツメが何をしているかの調査をすることも目的に含まれている。

 いやまあ、あいつが成仏してから随分と時間がたっているから、事件を起こす気があるならとっくに起こしてるんだろうけど。

 

『といっても、タツメは見つからないんじゃないかなぁ。だって霊媒師さんのこっとすーっごく警戒してるでしょ? 絶対に隠れてこそこそしてるはずだよ』

「まぁ、タツメを本気で探したいなら、方法は考えてある。今回はあくまでそっちはついでだよ。本命は――」

 

 その時だった。

 

 

 黄泉が、震える。

 

 

 これは、ある存在が暴れている証。

 すなわち――

 

「――暴れているツキネの調査だ。早速動き出したみたいだから、行ってみるよ」

 

 俺は、シオンちゃんにそう告げて、振動のほうへと足を向けるのだった。

 

 

 ◯

 

「――ようするに、黄泉還りに成功した零号妖鬼ってのは、大きな力を得られるんだよ」

『はえー』

「たとえば、酒呑童子。鬼の総大将と呼ばれ伝承に残るこの妖鬼は、人が妖鬼になった存在だ。そして妖鬼になるそのタイミングで、一度黄泉に潜っている。そして黄泉還りを乗り越えたことで日本三大悪妖怪の一角に数えられるようになったわけだ」

『あ、その名前は知ってる! ゲームで見た! 細くてちっこい女の子!』

 

 どっちだ……?

 ともあれ、俺はシオンちゃんに黄泉還りや妖鬼にまつわる講義をしながら黄泉を歩く。

 辺りには、人が人であるために必要な”生気”とでも呼ぶべき何かを、毒の壺につけて数百年放置したような。

 淀みきった”人の気配”に満ちている。

 ここにある気配は皆死んでいる、だというのに生気を淀ませたような気配がするのだ。

 

「現実の酒呑童子は男だったって話だよ。んで、これは妖鬼全体の特徴なんだけど。()()()()()()()んだよ。たとえ零号だろうとな」

『はえー、そうなんだ。いやでもなんで? 霊魂も神魔も殺せないのに、妖鬼だけ零号でも殺せるってなんか妖鬼に世界が厳しいぜ?』

 

 時折、”なにか”が俺の体をかすめる。

 それは死の気配。

 俺の体の中から生気を吸い取り求める、亡者のあがき。

 しかし彼らはすでに死んでいる、生気なんて集めても何の意味もないのだ。

 ただ、その行為そのものが生気の喪失による消耗と同時に、人の畏れを加速させる。

 

「答えは単純で、妖鬼が神魔や霊魂と違って生きてるからだよ。そもそも神魔ってのは自然で、霊魂は人間だ。妖鬼はその中間、言うなれば生きた自然的な魂ってとこか」

『????』

「非人間由来で神様じゃない霊的存在は全部妖鬼でオッケー」

『りょ!』

 

 道すがら、シオンちゃんと黄泉還りについて話す。

 その間、黄泉の”死”は俺にまとわりついてくるわけだが。

 判らん、俺にはこれの怖さが何も判らん。

 

「ちなみに、死んだ妖鬼は別の妖鬼に”生まれ変わる”。そりゃ人間だって成仏したら輪廻転生を経て生まれ変わるわけだからな。そうして記憶を失い、新たな人生を始めるわけだ」

『私やリツ様みたいに、神様になってその環から外れたり、霊媒師さんみたいにそもそもこの世の生物じゃなかったりするわけだ』

「言い方。いやマジでそうとしか言いようがないんだけど」

 

 俺が畏れを感じない理由は、死んだという事実をはっきり覚えていること。

 そして魂がこの世界のものではないからだろう。

 俺の前世とこの世界はにているようで微妙に違うからな。

 似たような創作はあるけど、名前が微妙に違う。

 でも、一部の通称は同じなんだよな、怪獣王とか。

 

『にしてもさぁ、霊媒師さん』

「ん? なんだシオンちゃん。なにか質問でもあるか?」

『あーいや、質問っていうか……さっきからずっと思ってたんだけど』

「思ってたんだけど?」

 

 ふと、俺は足を止める。

 ここに至るまで、俺は触れてこなかったけれど。

 零号妖鬼ツキネの地響きは、いまも黄泉の国を震わせている。

 その地響きに対し――

 

 

『……さっきから、全然地響きに近づけてないんスけど。()()()()()ないッスか?』

 

 

 そう、こぼした。

 ………………ふぅ。

 

「いや、まさか」

『今霊媒師さん、内心沈黙してたでしょ! 考え込んでたでしょ! ぜーったい、気づいてたでしょ! 電話越しでも解るんスから、現地にいたら絶対解るに決まってるじゃん!』

「まぁおちつけって、シオンちゃん。俺はそもそもツキネに遭遇することが目的じゃない。というか、今は装備が完璧じゃないからむしろ接近するつもりはないんだ」

『つまり、最初から近づいてなかったってこと?』

 

 ……………ああ!

 

「その通りだぞ!」

『沈黙した! 今沈黙した! 絶対近づこうとして近づけてなかったよね! あーあ、後でミクモちゃんやリツ様に言いつけてやるんだから!』

「いやでも、考えてみてくれよ。まさか零号妖鬼が俺を避けるとは思わないだろ? なんたって黄泉還った零号妖鬼は()()()()()()()()()()()()。それつまり、俺があらゆる”魔”よりもやべーやつってことになるじゃないか」

『…………』

 

 そこはなにか言ってくれよ!

 いやまぁ、正直薄々感じてたんだよ。

 そもそも今のツキネは暴走状態にあるはずだ。

 冷静に物事を判断する知恵はないが、本能的な直感は生きている感じ。

 その状況で、どれだけ小さくとも自分をどうにかできるかもしれない存在がいたら、本能的に避けるよな。

 だから多分、これはあくまでツキネが冷静じゃないから本能に従ってるだけなのだ。

 もう少し冷静なら、ただ逃げの一手をうつだけでは終わらないはずだ。

 

『……というか、これだと探索する意味なくない? タツメは隠れてるし、ツキネには逃げられるし。このまま歩いてても何の成果も得られないと思うよ?』

「あー、まぁうん……そうだな。確かにこれ以上はどうしようもないか」

 

 自分でもそうじゃないかな、とは思っていたことをシオンちゃんに指摘され。

 俺は探索を諦めることにした。

 と、その時。

 

「……石?」

 

 俺は、足元に転がる石を見つけた。

 黄泉に物質的な存在が落ちていることは非常に珍しい。

 なので、それを懐にいれる。

 少しくらいは手がかりになるかと思ったのだ。

 

 ただまぁ、正直ここで俺は気づくべきだったのだ。

 ツキネは一言でいうと、キツネの妖鬼だ。

 もっと言えば、いわゆる”九尾の狐”の生まれ変わりと言われている。

 そんな彼女が暴れた場所にあった”石”。

 少し考えればわかったはずなのだ。

 これがいわゆる――殺生石に近い代物であることに。

 そう、これこそが俺の持ち帰ったツキネの一部。

 ”自称”良心回路――ツキであった。




第三章始めます。
章タイトルは黄泉をめちゃくちゃにしてやる!
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