希望と絶望、彼は新たな世界でどちらを視る   作:ジェイ・デスサイズ

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こんにちは、ジェイで御座います。
桜も散り、過ごしやすい季節になりましたが皆様はいかがでしょうか?

前置きはこのくらいにし、今回は異世界のLBXの変化についてを軽く書かせていただきました。
今後も続けていきたい作品なのでお付き合いして頂けると幸いです。
それでは本編をお楽しみ下さい。


第2話 異世界・LBXの変化

 ース・・・ックス・・・レックス!レックスー!ー

 

「バン・・・?」

 

 サターンの自爆で死んだ筈の俺は眼を覚ました。初めは地獄かと思っていたが周りを見渡すと木々に囲まれていた。天国にしては暗過ぎる、かといって地獄にしてはぬる過ぎる。

 もしかすると、どちらにも行けなかった俺は霊としてこの世に留まってしまったのかもしれない・・・だとしたら、身体が何処か半透明の様になっていると思い身体を確認する。

 

 ー触れられる。心臓も動いている・・・どういう事だ?俺は死んだ筈・・・ー

 

 身体を確認していると、近くに見慣れた物が置かれていたーーーいや、俺が眼を覚ますのを待っていたのかもしれない。

 

「Gレックス!それに、イフリート!」

 

 かつての愛機とCCMが傍にあったのは不幸中の幸いだった。

 

「お前達も一緒に来てしまったのか・・・とにかく、今は現状の確認だな」

 

 1、サターンの自爆に巻き込まれた筈の俺が生きている

 

 2、Gレックスとバンに破壊された筈のイフリートがある

 

 3、見た事の無い場所で目を覚ました

 

 4、此処は天国でも地獄でも無い

 

「まさか、別の世界に飛ばされたのか?」

 

 サターンの自爆・・・『無限稼働機関エターナルサイクラー』から生まれた悪魔の機関『グラビティポンプ』の爆発力が、何らかの化学反応を起こし時空を歪ませた?

 

「はは、全く・・・とんでもない物を作りましたね、山野博士」

 

 エターナルサイクラーの生みの親に称賛を伝えながら、愛機とCCMを持ち立ち上がる。

 

「しかし・・・どうしたものか。街どころか人の気配も無い」

 

 暫く辺りを見渡しながら歩いていると、多数の人の声が聞こえてきた。

 

「言った途端に人の声か・・・しかし、こんな森の奥に?」

 

 疑問になりながらも何か手掛かりが得られるかもしれない可能性に賭け、声のする方へ向かった。近くの木々に隠れ様子を伺う。

 どこかの宗教なのか、皆似たような装束を着ている。近くには四輪の付いた鉄格子の檻があった。

 

 ー盗賊の類か?此処が異世界である事を前提に動いた方が良さそうだなー

 

 とは思ったものの、俺はただのLBXプレイヤー。出来るとしてもコイツらで檻を壊す位だ、助けられる保証は無い・・・いや。

 

 ー何もしなかったら何も始まらない。見て見ぬ振りをしたら、バンに示しがつかないなー

 

 決意した俺は、起動させたGレックスを近くの茂みに行かせ檻を壊す事にした。しかし、そこで此処が『異世界であり、自分とは異なる世界』という事が明確になった。

 

「行け、『Gレックス』ーーーなっ!?」

 

「な、なんだコイツは!?」

 

「赤い龍だと!?」

 

 それはーーーGレックスが人間大の大きさに巨大化していた。

 

 ーGレックスが巨大化!?これまでの様に起動させただけだぞ?・・・この世界特有の何かがLBXを巨大化させたというのか!?詳細は分からんがこちらとしたら好機だ。後はいつも通りに動いてくれれば良いがー

 

 俺はGレックスで装束の男に向かい走る操作を行なう、するとGレックスは俺の操作通りに動き装束の男の方へ走って行った。操作性は問題無い様だな。そのままナックルで攻撃の操作を行なうと、装束の男は剣を抜きGレックスの攻撃を防ごうとしたが・・・。

 

 ー無駄だー

 

 Gレックスのナックルは、剣を破壊し男の腹にぶち込んだ。

 

「ぐはぁ!?」

 

「な、なんなんだコイツ!」

 

「囲んで一斉に仕掛けるぞ!」

 

 装束の男達は即座に周囲に展開し剣を抜き、一斉に攻撃をGレックスへ向ける。

 

「必殺ファンクション」

 

 ーアタックファンクションー

   インビンシブル

 

 装束の男達の剣がGレックスに届く瞬間、Gレックスの身体が消えた(・・・)

 

「なっ!?」

 

「透明化だと!?」

 

「おい!気を付kーーー」

 

 装束の男は言い終える前に地面に倒れ、腹には痛々しい拳の痕が残っていた。周りの男達は一瞬恐怖に身体を支配された瞬間・・・意識が無くなった。

 

「・・・ふぅ、必殺ファンクションを問題無く発動して良かった。取り敢えずこいつ等は縛っておくとしよう」

 

 俺は装束の男達の積み荷から縄を取り出し手足を縛る。そして鉄格子の方へ足を運ぶ。そこには・・・半分肉塊となりかけている少女がそこにはいた。

 

 ーこの子も、この世界のエゴに利用されたのかー

 

 俺が悲しみに浸っているとイフリートが鉄格子の鍵を壊し中に入っていった。

 

「おい、イフリート。一体何をする気・・・!」

 

 イフリートは少女の近くに寄るとリペアフィールドを展開させた。

 

 【リペアフィールド】:過去に実在していた必殺ファンクションの1つで、一定時間自身のHPゲージを回復と言うシンプルな効果だが、大型大会で、互いに発動させ試合を行なった結果、決着がつかないまま両者敗北という記録が残り、【リペアフィールド】という必殺ファンクションはデータから削除され使えなくなった代物だ。

 

 ー異世界に来たから【リペアフィールド】も使えるようになった、と考えるのが自然だが・・・それを人間に使った所で・・・ー

 

「これは・・・!」

 

 俺が目にしたのは、イフリートの展開した【リペアフィールド】内にある肉塊が少しずつ縮み始めていた。

 

「異世界での【リペアフィールド】は人体に影響を与えるのか・・・!なら、必殺ファンクション!」

 

 ーアタックファンクションー

   リペアフィールド




必殺ファンクションの表記や説明に苦戦致しました・・・
まぁ、皆様の暇つぶしになれば幸いです。
それでは次回、もしくは他の作品でお会いしましょう。
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