天網のつくもがみ ~みゆきの蜘蛛糸電文禄~   作:きないしょく

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file.9‐1 シャインマン

 PC(パソコン)教室。

 その名の通り、教室中にパソコンがびっしり並んでいる教室のことを指す。

 現代のネットワーク社会においては、ネットナビをインストールするためのPETはもちろん、より細かな作業が可能なパソコンも、一人一台が当たり前となっていた。

 二年後に万博が開催される予定の才葉シティでは、生徒一人に一台パソコンを贈呈する学校もあり、教育の現場でもパソコンは重要な教育資材となっていた。

 とはいえ、数百人を超える生徒を抱える学校では、まだ完全な普及には至らず、ITの授業ごとに一クラスずつPC教室を開放する方式が主流で、歴史あるデン女もその例に漏れなかった。

 学習時間中ではそれぞれのクラスが入れ替わりでPC教室を利用し、放課後はデン女の文化部「パソコン研究部」の為にPC教室が開放される。

 だが昨今のデン女では、PETで事足りる作業の為に、わざわざPC教室まで足を運ぶ生徒は現れず、今年3月の離任式で現パソコン研究部、通称パソ研の顧問の先生がデン女を去った後は、今年度無事に二年に進級したタダ一人の部員がパソ研を切り盛りしていた。

 今日さえ乗り切れば、いよいよ来週からは半日授業が始まる。

 そんな放課後のPC教室に、騒がしい一年生四人と、彼女たちに負けず劣らず子供っぽい仕草を見せる教職見習いが押しかけていた。

 

 

「シーシシシ、アタシの勝ちだシ、レイン、もしかして弱くなったシ?」

 

「ハァ?負け越しの癖に調子こいてんじゃねーぞ、もっかい勝負だオラッ」

 

「直のネットバトルって禁止じゃなかったかなー。っと、はいアルエット、新しい髪型だよ」

 

「あいつらはほっといてもっと可愛いスキン作ってよ。はぁ、アルエット、尊い」

 

 今週の水曜の午後に突如として一年生達がPC教室に押しかけてきて、この三日間だけで我が物顔のように教室のパソコンを操作している。

 教壇から最も近い机に腰をかける褐色の肌を持つ部員は、一年生の騒々しい様を興味深い観察対象を見つけたかのように眺め、手元のラーメン缶をゴクゴクと飲み下す。

 

「ごめんねザラちゃん、ウチの生徒達は悪い子じゃないんだけど、ちょっと遠慮がないの」

 

「別に構いません、私は少し賑やかなくらいの方が好きですし、彼女達が入部してくれるのならパソ研の未来も安心です。それはそうと、本当にゆりこ先生がパソコン研究部の顧問を務めてくださるのですね?」

 

「ゆりこも今月になってやっと余裕が出てきた頃だから。私の方こそよろしくね」

 

「いえいえ、ゆりこ先生のようなIT知識が豊富な方が顧問を務めていただけるのならとても心強いです」

 

 ゆりこ先生が特徴的な二つの大きなカールを揺らして愛嬌たっぷりにペコリと頭を下げる。

 それに呼応するようにパソ研の実質的な部長、ザラは黒い長髪に赤いメッシュを入れた髪を揺らしながら、ゆりこ先生にお辞儀をした。

 

「シシシのシー、やっぱレインザコだシ。ねーねーザラ先輩ホントに知らないシ?女騎士みたいなナビと人魚のようなナビの事。アタシ達そいつら探シてパソ研に居候シてるんだシ、こんなザコよりつよそーなナビと戦いたいシー」

 

「ザコザコ言うなパンモロ女っ。なーなーザラ先輩せめて先輩のナビとだけでも戦わせてくださいっスよー、パソ研部長ってくらいだからやっぱ腕が立つんでしょー?」

 

「だから何度も言っているだろう?女騎士みたいなナビも人魚のようなナビも私は知らないし、君達の私闘を黙認はしても、私のネットナビを私的なネットバトルに巻き込むつもりはないとね」

 

 セリシーは連勝で上機嫌、レインは連敗で不機嫌。

 そんな二人の問いに、ザラはしらを切るように答えた。

 一年生達が探しているナビの内の一体は、間違いなくザラが数週間前に異変が起きた体育館裏の電脳に送り込んだ翠銀のナビ、レヴァ.EXEの事だ。

 しかし、好戦的な二人の少女の姿勢からして、一度でもレヴァを見せれば、しつこくネットバトルを申し込まれるのは目に見えている。

 何よりレヴァは女騎士「みたいな」ではなく、まさに女騎士「そのもの」を意識してザラがカスタマイズしたナビの為に、今後一年生達にレヴァを紹介する時には「みたいな」の部分を抜き出してごまかすつもりでいた。

 このように、冷静なようでレインやセリシーとはまた違う方向性で子供っぽさのあるザラの使用するパソコンの中で事態を見守るレヴァは、最初にあいまいな態度で他人に接したら後々話がこじれる事くらい承知していた。

 それでも、持ち主に絶対の忠誠を誓う騎士道精神のプログラムを組み込まれたレヴァには、頑ななオペレーターに苦言を呈しはしても真っ向から歯向かう事はできなかった。

 

「せめてナビくらい見せてくれたっていいのにねー。じゃあこうしよっか、今から催眠術をザラ先輩に掛けて知ってることを洗いざらい話させるっと。催眠術で検索検索ー」

 

「それ本人の前で言う?やめなさ、ってちょっとセリシー、レイン、あんたたちまでっ」

 

「シシシ、催眠術でみゆきのスカート短くシてやるシ」

 

「逆にテメーに催眠術掛けてクソ短けぇスカートへの羞恥心生み出させてやんよ」

 

 後輩達の物騒な発言など気にも留めずザラはにこやかにパソコンに集う人だかりを注視する。

 ザラの落ち着いたブラウン色の瞳は、四人の中で比較的大人しい少女、みゆきを静かに見据えていた。

 

「まったくあの子達はどうして失礼な事を考えるかなー、ザラちゃん、あの子達を叱るからちょっと待っててね」

 

 ゆりこ先生は困り笑いを浮かべ、腰に手を当ててゆっくりと教え子達に向かう。

 だが、ドンがキーを叩いた瞬間、モニターが真っ白な閃光を放った。

 ザラとゆりこ先生は思わず腕を上げ、目を閉じて光を遮る。

 デスクトップの対面上の全てを包む真っ白な光が徐々に薄らぎ、ザラとゆりこ先生の瞼の裏に焼き付いた光の残像も和らぎ、二人がゆっくりと瞼を開くと、モニターのフラッシュを間近で浴びた四人の少女にある異変が起きた。

 

「──この混沌としたN歴の電脳を照らす一筋の光、電子の海を漂う亡霊ナビに笑顔をっ、未来の平和をお約束っ、躁鬱だけどまかせとけっ、インターネット・エンジェル、ただいまインストールッ」

 

「熱いチョフッ、二ホンの学校は全然冷房効いてないロフッ、こうなったら冷房ガンガン効かせてやるまでショーッ」

 

「私はムサピィ、ムサー、ムサー」

 

「太鼓の達人、さぁ、始まるドンッ」

 

 レインがウマウマダンスを踊りながらPC教室を飛び出す。

 セリシーは制服を脱ぎ、下着一枚でその後を追う。

 みゆきは三階の教室の窓から飛び降り、ドンは教室の真ん中で高速ドラミングを始める。

 

「ふむ、これは実によろしくない状況ですね、まずは彼女達が開いたサイトを確認しましょうか」

 

 ザラがパソコンからレヴァをプラグアウトし、ゆりこ先生と共に急ぎ足で一年生達が使用したモニターの画面を確認する。

 画面上には『チョイナの閃光催眠術師Dr.サイコ』と書かれたタイトルの下に、なんともくたびれたサラリーマンのような風貌のネットナビが、かしこまって佇んでいた。

 

『どうも初めまして、ワタクシ、シャインマンと申します。名刺代わりにシャインフラッシュをどうぞ』

 

「あ、私達はいらないかな。それよりもシャインマンさんもお仕事で大変そうですから、こちらの電脳でゆっくりしていってね、今電脳座布団と電脳茶をお出ししますね」

 

『左様ですか、お心遣い有難うございます。それではお言葉に甘えてしばしくつろがせて戴きます』

 

 シャインマンと名乗るナビは、ゆりこ先生の気遣いに乗せられ、即興のタイピングで出された電脳座布団に正座で座り、電脳茶を啜ってリラックスを始める。

 その間にザラは、サイトに表示された催眠術の文言と、電脳上に現れたシャインマンとの関連を考え、次の行動に移る。

 

「ふむ、私の知る催眠術は医学的なものではありますが──プラグインッ、レヴァ.EXE、トランスミッションッ」

 

 現実の催眠術は大きく分けて、心理学に基づく心理療法を主としたれっきとした医療技術と、暗示により催眠術師に意のままに操られたり己の中の潜在能力を開放するといった世間一般でイメージされる魔術的な催眠術とで二分される。

 そして、今回一年生達に起こった現象はおそらく後者に分類されるものと見ていい。

 実在の人物が暗示を掛けられたのなら対象に直接衝撃を与えるのが手っ取り早い。

 しかし、非力なザラが実力行使に出るのは得策ではないし、インターネット経由で掛けられた催眠術なら対象の持ちナビに関連がある可能性も高い。

 その為にザラはドンのPETにレヴァをプラグインさせたのだが、ドンのPETの電脳にて、シニヨンヘアーのアルエットが普段腕に抱きかかえているぬいぐるみの宙に浮き怪しげな挙動を見せる様を見て、自分の推測は正しいものと自信を持つ。

 

『いや~ん、暴れないでよ~』

 

『アルエット殿が大切にしている人形を攻撃するのは心が痛みますが、──御免、リコシールドッ』

 

 レヴァは左手に構える巨大なシールドをブーメランのように投げ、宙に舞うアルエットの人形に直撃させ動きを停止させる。

 投擲して手元に戻ってきたシールドを器用にキャッチすると、レヴァは急ぎ床に倒れる人形の下へ駆けつけ、ザラから送信されたリカバリーのチップを人形に使用し損傷した胴体を修復する。

 

『あ、ありがとう、おねえさん』

 

『すまない、アルエット殿の人形を傷つけてしまった』

 

『ううん、おねえさんのおかげで助かったよ。ところで、おねえさんはもしかしてドンねえちゃん達が探してるネットナビなの?』

 

『その通りだが、私にはまだ成すべきことがあるのだ。それが終わったら全てを話そう』

 

 レヴァが前髪両横の長く伸ばしたもみあげをより深く垂らしてアルエットに頭を下げると同時に、現実世界のドンドンドラミングを鳴らすドンが我に返る。

 

「勝ったもん勝ちや♪勝ったもん勝ちや♪──フルコンボだドンっ、もう一回遊べるドンっ。──あれ?アタシ今まで何してたんだろ?」

 

「正気を取り戻してさっそくだが、今は私と先生を信じて手伝ってはくれないかい?」

 

 電脳世界で起きたネットナビの異変の解決と呼応したように、現実のオペレーターの奇行も終息した事から、ザラは事件の原因をネットナビの催眠操作を起点にオペレーターをも催眠下に置いたものだと確信する。

 その事実はザラが兼ねてより研究していた、人とネットナビは心で繋がっているという理論。

 その理論が決して世迷い事等ではない可能性が出てきた事にザラの科学者としての好奇心が刺激された。

 

(だとすれば、みゆきくんとスカルマンの間に起きた現象は、やはりフルシンクロという事か。これほど理想的な被検体をみすみす逃す訳にはいかないな。その為にも──)

 

「ゆりこ先生、先にドンくんを連れて残りの一年生の救助に向かってください、私はオフィシャルに通報してから後を追います」

 

「オフィシャル──まぁ、それが普通だよね。じゃあゆりこ達は先に行ってるね」

 

 ザラはオフィシャルに電話をかけ、PETのスピーカーに耳を寄せながら、ドンを連れてPC教室を出ていくゆりこ先生を横目で見送った。

 ゆりこ先生が退出する際に、先生がオフィシャルの名を聞いて一瞬表情を曇らせた事をザラは見逃さなかったが、そこに思いを巡らすより先にPETから沈着冷静な少年の声が流れてきた。

 

「──その声、炎山くん?いえ伊集院さんですね。私です、浮岩ザラです、サイバー犯罪の被害に逢いましたので至急オフィシャルの救援を願いたいのです、場所はデンサンタウン市立デンサン女子高等学校──」

 

 

「──ん、私、今まで何をっ、()っ」

 

 意識をはっきりさせようとした瞬間、みゆきの左胸に激痛が走った。

 痛みをこらえながら左胸に手を当て、ゆっくりと目を開ける。

 夕暮れの光の中、自分を抱きかかえているのは青い前髪で片目を隠したブラジャー一枚の少女。

 そしてその隣には、水色のセーラー服に身を包み銃を構えた緑髪の少女の姿があった。

 

「──ん、あぁ、ダニー、グレッグ、生きてるか?」

 

「何寝ぼけてんだボケッ」

 

「あ、ごめん、レインとセリシー、それにドン、ゆりこ先生、ザラ先輩も。私、いったい何を──」

 

「シーッ、みゆき生きてたシーッ、良かったシーッ」

 

 感極まった下着姿のセリシーが、目覚めたばかりのみゆきに勢いよく抱きついた。

 

「セリシー。──どさくさに紛れて私の制服で鼻水を拭くの、やめてくれない?」

 

「てへぺろ。お詫びにぱふぱふシてやるシ」

 

「いいから服着ろっ」

 

 みゆきはセリシーを軽く払いのけて立ち上がり、状況を整理しようと皆に問いかけた。

 

「えっと、私達に何が起こったんですか?覚えている事と言えば──、確かドンがパソコンで催眠術のサイトを開いたらサラリーマンみたいなナビが出て来て画面から真っ白な光が輝いて──」

 

「そのナビの光が原因で、みゆきくん達のネットナビを通して君達は催眠術に掛かっていたようだ。緊急事態ゆえに手荒い方法を取らせてもらったよ」

 

 ザラはみゆきに向けてPETを掲げる。

 PETの画面には、数週間前に自分達を助けてくれた翠銀の女騎士ナビが、申し訳なさそうな表情で頭を垂れていた。

 

『申し訳ない、スカルマン殿はみゆき殿と同じように催眠下に置かれていたので、やむを得ず手を挙げる形となってしまった』

 

『ううん、記憶にはないけど、どうもぼく達は迷惑を掛けてたみたいだから、逆にレヴァにはお礼を言わないとね』

 

 みゆきは未だ状況を飲み込めずにいたが、とりあえず話を聞く限り、自分達一年生と持ちナビ達は催眠術とやらに掛けられていた事と、それを止めたのはザラと女騎士ナビのレヴァだったというところまでは理解できた。

 みゆきはスカルマンを軽く労い、レヴァ、ザラのペアに感謝を告げる。

 

「でも、催眠って、私達は一体何をしていたのかしら」

 

「みゆきってば凄かったシ、モモンガみたいに羽を広げて木から木へと飛び移ってたシ」

 

「そりゃ違うだろ、ムササビだよムササビ。なかなか捉えられねーもんだからエアガン無かったら詰んでたとこだったぜ」

 

「オーノー、つまり私の激痛はあんたがエアガンで撃ったって事ね?」

 

「ムササビとモモンガって何が違うシ?みゆきも助かったんだからそれでいいシ。皆もっとホンシツを見ようシ」

 

「じゃあこの度のホンシツを見るとして、あのいかがわしいサイトの変なリーマンが俺達に催眠術を掛けたって事で間違いないな?あの野郎、この俺に恥を搔かせやがってっ」

 

「あんたのその服、超てんちゃんでしょ?デン女の生徒なんて皆オタクなんだから配信者好きくらい隠さないでいいのに」

 

「そーそー屋上でニディガ踊ってただけなんだから。セリシーなんて校舎の冷房キンキンに下げて大変だったんですぞ?」

 

「それは二ホンの夏が暑いのが悪いシッ」

 

「はいはい話は後で。皆はどうせこれからあのサイトのナビに文句を言いに行くんでしょ?」

 

「当然っ」「もちっ」「ぶっ殺すっ」「だシッ」

 

「そういう事なら、ゆりこのお気に入りの日傘を出しちゃおっかな、多分あの妙な光を遮れば催眠術には掛からないはずだよ」

 

「確かに、シャインマンとやらがいつまでもくつろいでいてくれるとは限らない。データの残骸だけでも回収した方がいいかもしれないね」

 

 話し合いの結果、先生と生徒達でシャインマンをデリートする流れとなった。

 

 

『これは先程の親切なレディさん、おかげさまで羽を伸ばすことができました。それでは改めてシャインフラッシュを受けて戴きます。──シャインフラッシュッ』

 

 PC教室で一年生達を洗脳した時のように、シャインマンは再び真っ白な閃光を放つ。

 モニター上から閃光が放たれると同時に、ゆりこ先生が手に持つ日傘をパッと開き、ブルーライト混じりの光を遮った。

 

『なっ』

 

 シャインフラッシュを遮断され動揺している隙に、四体のナビがシャインマンがくつろぐ電脳空間に現れ、それぞれがシャインマンに向けて攻撃の構えを取る。

 

「こ、これは皆様お揃いで、此の度は丁重なおもてなしに深く感激──」

 

『シャレコーベイッ』『バーストバレットォッ』『ショットガンアイスッ』『レヴァ・シールドバッシュッ』

 

 四体のナビの必殺固有チップが一斉にシャインマンを襲撃する。

 

『あ、消滅(デリート)保険は出るので──』

 

 保険手当の心配をしながら、シャインマンはPC教室の電脳からデリートされた。

 薄れていく意識の中でシャインマンが最後に聞いたのは、自分のような社畜に初めて電脳茶を出してくれたレディの「デリート完了っ」という声だった。




浮岩ザラ

ルナーラックスのレイン隊の隊員
クールビューティー兼マッドサイエンティスト
他の隊員と比べて攻撃は強くはないが、ストック式のシールドを直接奪ってくる技巧派

レヴァ

ワンステップフロムエデンのエデンを目指すプレイアブルキャラの一人の女騎士
無辜の民を護るために戦う、作中一の善人だが負けるとくっころせず命乞いをするちゃっかりした面も
なお筆者は、最初レヴァをロン毛と見ていたが、後で見返したらもみあげを長く伸ばしたショートヘアだと発覚

チョイナの閃光催眠術師Dr.サイコ

何古レイは容姿的にチョイナで催眠術を学んだんだろうなというのと、催眠術の性質的にこいつは医者の可能性もゼロではない

配信者

とりあえず本作のエグゼ世界では配信の概念あり

シャインフラッシュ

人体に直接ダメージを与えるヒプノシスフラッシュの前身
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