全く覚えてないんだけど、俺多分原作主人公の兄貴殺してるわ…   作:生牡蠣

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ママの次はムチムチデブ娘かよぉ…こんなのモチベ上がって書くしかないやん(真顔)


ジェッターズ後期OPのゼロのかっこよさは異常だよね

“ヒゥルルルル~…”

 

乾いた風が羽織っていたローブをたなびかせ、そのまま俺の頬を撫でた。今更ながら『アンドロイドでも風の感触が分かるもんなんだなぁ…』としみじみ思う。

しばらくシャットアウトしていた視界カメラを起動し、周りの景色を見る。

そこには何の人工物も見当たらない、岩と砂だらけの荒野が広がっていた。

砂塵が舞う荒野にボロボロになったローブを被り、その場に腕を組みながら意味ありげに佇むアンドロイドが一機。その姿は、まさにジェッターズ後期OPのゼロを彷彿とさせる。

そう、つまり…!

 

 

今の俺、めっちゃカッコい“バジャ” ぶべらッ!?

 

 

「ちょッ!?こんな時に転がって来んなッ!!」

 

風に飛ばされてきたのか、急に顔目掛けて飛んできた転がり草を手でどかしつつ俺は叫んだ。人がせっかくカッコつけてゼロごっこしてる時に邪魔すんなしッ!おかげでちょっと恥ずかしい感じになったじゃんかっ!!…って、あぁ!草を払うのに夢中になりすぎて間違ってローブ飛ばしちゃった!?せっかくさっき拾ったのにぃ!戻って来てAIBOoooo!!

 

「……はぁ、ついて無いなぁ」

 

マントを諦めた俺は、近くにあった岩の上に胡坐を書いて座る。カッコ悪い座り方だって?ははっ、今更そんなん気にせんわい…

 

…というわけで、毎度おなじみ転生ゼロ君で~す。みんな、元気してた~?

それじゃさっそく、ゼロ君の転生ボンバーバトル日記はっじまるよ~!……やめよ、寂しいからって誰も聞いてないラジオ形式で現状語るなんて、もっと虚しくなるだけだったわ…

 

「ひ~ま~…」

 

俺はその場で寝っ転がり、そんな事をごちる。

娯楽文化が発展しまくり飽和していた前世の世界。そんな蜜の様に甘美で刺激ある日常を送っていた身としては、荒野に一人残されるという状況は想像以上に辛いものであった。

贅沢は言えないのは分かっているが…せめて話し相手ぐらいは欲しい所である。

 

…はぁ、暇だし、反省の意を込めてなんでこんな状況になったか回想でもしてみるか……

そう、あれはアクアのお見舞いに行って、あの星を離れた後の事……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しばらく活動休止ですっ!』

 

惑星ヘンキョを離れる宇宙船の中で、メカードはイラつきながらそう叫んだ。

俺はてっきり嫌味を言われながら次のボンバーバトルの指示か活動費用の調達を命令されると思っていたので、その言葉を飲み込み野に時間が少しかかった。

その様子を知ってか知らずか、メカードは休止の理由を語る。

休止の理由は大きく分けて2つ。まず1つはチームが組める状態ではない事だ。

前回のボンバーバトルでは俺の他にメカードが作ったプロトゼロ達をメンバー登録していたのだが、そいつらの調整に時間がかかるらしい。なんでも、ボディの方は何とか修理の目途は付いたが内部の人工知能が完全にイかれてしまい短期間で治すのは不可能らしい。

……うん、これに関しては俺のせいだわ。素直にごめんなさいです…

 

そして2つ目の理由なのだが…

 

『貴方はボムの扱いが酷すぎますっ!しばらく訓練しておきなさい!!』

 

そう、前回の試合での俺の動きが酷すぎる為練習期間を設けるとの事だ。

前回はなんやかんやで自社のアンドロイドの性能の宣伝にはなったらしいが、試合内容的には酷いとしか言いようがなく、また同じような過ちを繰り返してはいい恥さらしになってしまう為せめてボムぐらい自由に扱えるようにしておけとの事だ。

……いや、それに関してはお前の責任でもあるからなっ!?なんだよあの根性論!?自分が作った物の仕組みぐらい把握しといてくれよっ!!……まぁ、これ言ったら絶対にめんどくさい逆切れされるから言えなかったけど。

それにメカードの言い分に思う所はあるものの、前回の試合内容は素人目から見てもあまりにも酷すぎるので俺自身もボムの扱いについてある程度理解しておかなければならないと思う。試合中にボムを生み出せたのだって、ほぼ偶然だったから未だにボムの生み出し方分からんしな…

前回対峙したアクアにあそこまで善戦できたのは、彼女が本調子ではなかったからという理由が大きいだろう。仮に彼女が本調子であったなら、俺は確実に負けていた。

経験年数の違い。そう言ってしまえば簡単だが、やはり相手がどんなに強かろうと負ける事は悔しい。せめて次の試合ではいい結果を残したいと思ってしまうのが人間というものである(今の俺、アンドロイドだけど…)

 

そんなわけで俺はメカードの移動基地から離れ、一人この未開拓の惑星へと赴き、ボムの修行をしていたというわけだ。

…えっ、『修行中なら『暇だ』なんて言ってないでちゃんと修行しろ、このボム生成も出来ない偽マイティ!』だって?あぁ、それはご心配なく。

 

「よっと…」

 

短い掛け声と共に俺は立ち上がり、目の前の何もない空間へと右腕を差し出した。

 

“PON!”

 

するとどうであろうか、右手の先から小さく煙が立ち込めたと思うと、いつの間にか俺の右手には黒光りした手のひらサイズの丸い物体―――ボムが握られているではないか!!

 

 

ふふっ、御覧の通りボム生成は完全にマスターしましたよ!!

 

 

前世を含めてても『無からボムを生み出す』なんて錬金術師も真っ青な狂った行為なんて経験なかったから不安だったけど、案外何とかなるもんだね!

懐かしいなぁ…最初の数日間はどうすればいいか分からず、とりあえずひたすらピッチングフォームの練習をしていた時期もあったっけ?あれは我ながら意味があるのか分からずに発狂しかけたなぁ…そんな中で初めてボムが出た時は、もう涙(ウォッシュ液)が止まらなかったよ。

しかし、そんな苦しくも愛おしい思い出も、もう過去のもの!今ではもう、問題なくボムを生み出すことが可能になったのだ!!

 

いや~、一回ボム出せるようになってしまえば、後は簡単だね。…ボムが生み出されるメカニズムとかについては言葉では説明できないけど、心で理解したって言うか、もう呼吸するかのようにボム作れるよね!

それに練習してる中で感じたけど、俺ってボムを生み出してる時ってなんかこう…『しっくり来る』んだよね。手に馴染むって言うか、元の鞘に収まるって言うか、実家の様な安心感と言うか…う~ん、上手く表現できないなぁ……

そうだなぁ…まるで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()的な感覚?…みたいな気分になるのだ。

……まぁ、俺はボンバーバトル目的で作られたっぽいし、こんな感覚になるのも当然じゃね!?知らんけどっ!!

 

とまぁ、こんな感じでハイテンションで過ごしていたわけですよっ!

それからは毎日のようにボムを作っては投げ、作っては投げ……そんなこんなで()()()()()()()()()

 

 

「―――流石に寂しいわっ!」

 

 

一通り回想を終えた俺は勢いよく上体を起こしながら叫んだ。

そう、この惑星に来てから早一か月半、俺はずっっっっとボム生成を続けているのだ。

確かにボムを初めて生成出来た時は嬉しかったし、それからの数日間はずっとボム投げて遊んでいた。しかし、生物(?)というのはどんな刺激でもいつかは慣れてしまうもの。テンション高かったのは最初の数日で、1週間経つ頃には熱も冷めてボム生成が日常となり、今では自分に課したノルマ分のボム練習を終えた後はやることもなくただただ怠惰な時間を過ごすのが日課となっていたのだ。

……寂しいっ!さっきも言ったけどめっちゃ寂しいわっ!!籠の中のハムスターの方が刺激ある生活送ってるまであるぞこれ!?

おまけにこの惑星、この間のヘンキョより過疎ってる。ボムの練習に飽きた頃に探索をしてみたのだが、街どころか人っ子一人いない。まじで岩と砂だらけの惑星だった。

……近隣住民に迷惑をかけないという点では都合の良い星だけどさぁ…一人は寂しいって!せめて話し相手とかルーイやティラ的なペットみたいな生物が欲しかったよ!!

 

あ~…マジで虚しい、前世では刺激に溢れた現代に生まれてたから猶更寂しく感じるぅ……。俺って前世でも寂しがりやな節があって、せめて音だけでも賑やかな気分味わいたいから目的もなくゲーセンに数時間居座るくらいだったんだぜ?1か月誰とも会わないで孤独状態とかマジで気が狂うわ…

クソぅ、メカードの奴、プロトマイティの修理が終わったら活動再開の連絡くれるって言ってたのに音沙汰なしやんけ!せめて進捗ぐらいは連絡くれよあのポンコツ博士ぇ!

 

「………あ゛―も゛う゛ム゛リ゛! 他の惑星行く!!」

 

色々と思い出して限界を迎えた俺は立ち上がり、近くに停めてあった小型宇宙船に乗り込んだ。

この宇宙船はメカードから支給された俺専用で、中は窮屈で移動速度も遅いが移動するには申し分ない性能だ(宇宙船くれるとか太っ腹だよね!ごめんねさっきポンコツとか言って!!)。

メカードからは『貴方は見た目的に悪目立ちしすぎます!何が悪印象に繋がるか分かった物ではないので、わが社の製品が本格的に宣伝できる段階になるまで身を潜めなさい!!』とか言われたけど、ごめん!俺もう限界なんだわ!!

 

「えっと、ここをこうするんだっけっか?…おぉ、いい惑星あるじゃん!!」

 

俺は宇宙船に搭載されたナビを手探りで操作する。

すると、ここからそう遠くない場所に結構栄えている惑星がある事が分かったのだ。

よっしゃっ!ここ行こ!誰かと接するとか贅沢は言わない、もう数時間人混みの中にいるだけならバチも当たらんでしょう!大丈夫大丈夫、満足したらすぐに帰って来るから!

ふっふっふ…正体を隠す術も実は用意してある。こんな事もあろうかと、原作でゼロが身に着けていたものと瓜二つのボロボロなローブを拾っておい……あ、あれ、ないぞ?どこ行ったんだ???

 

………あっ、さっき飛ばされてたやん…

 

「………どこ行ったローブううぅぅぅぅ!!」

 

そんな情けない声を上げながら、俺は飛ばされたローブを探すべく宇宙船を発信させたのであった…

 

 

 

 

 

 

 

「っっはぁ!!」

 

「うぐわぁ!?……が、ガクっ…」

 

 

「あーっと!赤マスクの一撃により、青マスク堪らずダウン!赤マスク、これで5連勝目です!!」

 

 

実況者の男が興奮した様子で叫ぶと、周りの観客も一緒に“ワーッ!”と歓声を上げた。奇妙な事に、それらの人物たちはみな、仮面を着けて自分の正体を隠していた。

ここは、とある惑星にある地下闘技場。しかし、闘技場と言ってもプロの格闘家たちが戦う場所ではない。喧嘩自慢のアウトローや格闘家崩れ、暴走族といった社会に後ろ指を刺されているような輩が日ごろの鬱憤を晴らすために集まっている非合法な場所だ。

そんな場所でも物好きな観客が来る。どこかの星のことわざで「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるが、どうやら人とは争い事が好きな層が一定数居るらしい。

だが、観客の中にはこんな場所に来ている事がバレると立場的にまずい人物もいる。その為、選手も含めてここに入っている人間たちは皆等しく仮面を被り、正体を隠すことがルールとなっていた。

 

「ふーっ…」

 

「ここまでほぼ一撃で相手を打倒している赤マスク!この連勝はどこまで続くのかっ!?さっそく次の試合…と行きたい所ですが青マスク選手が割と重症な様なので救護班がその場で応急措置をするようです。ですのでそれが終わるまでしばらくのインターバルです!」

 

“Boooooo!”

 

 

白熱の試合が中断され、ブーイングを上げる観客たち。

そんな観客たちにも倒れている青マスクにも目もくれず、赤マスクの選手は中央のリングから降り、待機場所であるパイプ椅子に“どかっ!”と座った。

 

「ふぅ~…」

 

己の熱を冷ますように深く息を吐く赤マスク。

しかし、息はそんなに荒くはなく汗もあまりかいていない様子。どうやらそんなに強敵はいなかった様だ。

 

「お疲れちゃ~ん。いや~いい試合だったね~」

 

そんな赤マスクに、小柄な鳥マスクの男が近づいて来た。

 

「……はんっ、あれがいい試合に見えるたんなら、アンタは相当な節穴だね」

 

「そんな事ないよ~。確かに俺ちゃんは喧嘩とか格闘とかはわかんないけど、儲かってるのは分かるし~♪」

 

不満そうな赤マスクの言葉に、鳥マスクは何も動じてなさそうな様子で答える。

実はこの鳥マスク、この地下闘技場において試合の賭博を取り仕切っている人物であった。

闘技場を運営しつつ、賭けで観客から金を巻き上げる事で生計を立てている裏稼業の住民。その為、この商売をずっと続ける為に街に出て腕自慢や半グレなんかを格安でスカウトして戦わせているのだ。

 

「ふふっ、実は君をスカウトした時はあんまり期待してなかったんだよね~。どっかの田舎惑星の暴走族なんてすぐにボコボコにさせるだろうってさ。でも、君めっちゃ強いね~なんか、どっかの有名流派の格闘家さんだったりする?」

 

「………別に、ただ身内に叩き込まれただけだし」

 

それ以上語る事はないと言う様に、赤マスクはそっぽを向いた。

赤マスクの素顔は見えないがその声は高く、正体は女性であることがはっきりとわかった。

………それに、男性というには明らかに無理がある程の立派で豊満なバストをお持ちの様である。

 

「あーおkおk。別に興味ないしね~。でも、君まだ学生さんでしょ?こんな所で半グレの真似事なんてやってていいの~?」

 

「……アンタに関係ないだろ」

 

鳥マスクの言葉に、彼女は不快そうに短く答えた。

しかし、鳥マスクはそんな彼女の様子を無視して話かけ続ける。彼としては試合が始まるまでの暇つぶしと、彼女を今後も利用できないかと思い、情報を引き出したかったという意図もあったのだ。

 

「え~そんなこと言うなよ~。青春は一度きりだよ~。それに、君の運動神経なら運動部とかで大活躍でしょうに…ねね、どんなスポーツが好き?バスケ?テニス?バレー?どれとも最近話題の…なんだっけあれ?あの爆弾投げ合う奴………あ~思い出した!確かボンバー………」

 

鳥マスクは、最後目で言葉を続けることは出来なかった。

 

 

“ぎゅうぅぅ…!”

 

「か、かへっ…!」

 

何故なら、赤マスクの彼女に、首を絞められて声を出せなくなってしまっていたからである。

 

 

 

「ねぇ、悪いんだけどさぁ―――」

 

 

 

 

 

 

「―――アタシの前で、ボンバーバトルの話はやめて貰える?」

 

 

 

そう言った彼女の瞳の中に、鳥マスクは何かこの世のものとは思えないドス黒いものを見た気がした。

鳥マスクは必死で頷く。そうしなければ、何か大切なものを失ってしまいそうだと本能で理解していたからだ。

 

「………分かってくれれば、もういい」

 

赤マスクは鳥マスクの首から手を離した。

鳥マスクはしばらくその場で咳込み、何も言わずに逃げるように彼女の前から立ち去った。

 

「………あーあ、どうかしてるよアタシは…」

 

そんな鳥マスクの様子を見て『やっちまった…』という雰囲気を醸し出す赤マスク。

彼女はそのままの様子でポケットに手を入れ、中に入っている物体を掴んだ。

 

「………アタシがこうなったのはアンタの責任だよ。…だから―――」

 

その言葉の続きを、彼女は口に出さない。

ただただポケットの中の物体を、まるで大切な宝物を離さないと言う様に強く握り締めた。

 




〇ゼロ
この後ボロボロローブ君を発見してご満悦になる模様。
アクア様とのボンバーバトルから危機感を感じて約1か月みっちり修行した結果息をするようにボムを生み出せるようになった。
実はボムを生み出す際、無意識に懐かしさを感じてるらしいよ。なんでだろうね?(すっとぼけ)

〇赤マスク
覆面レスラーの様な赤マスクを被った謎の人物。超究極におっぱいがデカい(重要)
こんなキャラボンバーガールにいなかったぞ…一体誰なんだ!?!?(迫真)
後、超究極におっぱいがデカい(二度刺す)

〇鳥マスク
鳥の仮面を被ってるだけでバード星人ではない。多分もう出番はない。


前書きでも触れたけど、最近のコ〇ミマジでおかしいよ…(誉め言葉)
遊戯王にボンバーガール、後はゴエモンさえ復活してくれればいう事なしだね(絶望)

次回も頑張って書くけど…最近暑くてまったく筆が進まん。
信じられるか?まだ6月なんだぜ???
ここ数年、連続で熱中症になってる私から皆様に一言。オー〇スワンはいいぞ(いいぞ)


ここまでご拝読ありがとうございました
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