スバル君の持つカップ麺の行方が気になった

どうせなら幼女にして、スバル君に苦しんでもらおうと思った



1 / 1
幼女に迫られるスバル君!
いいね



ーー

ただ目の前の状況を理解するのに時間がかかる

 

「だーかーら」

 

目の前にいる、小麦色の髪にロシア帽子と言うべきか、短い円柱形の帽子をかぶる緑色の瞳の幼女

 

「君が買ったカップ麺だってば」

 

「異世界って何でもありなのかよ」

 

確かにコンビニの袋を覗けばカップ麺はなくなっていた

 

ーーー

 

「つまりは、俺が買ったとんこつ醤油がロリっ子になったと…どう言うことだよ」

 

言葉にするが、謎が消えない逆に余計わからなくなる

 

「そうだよ」

 

「でもカップ麺、要素どこだよ」

 

「ここをぺりっと剥がすと」

 

そういい帽子のてっぺんを指差し、ギリギリ届く手でカップ麺の蓋を開けるようにめくった

 

「ここにお湯を入れて3分待ちます」

 

「本当にカップ麺なのかよ」

 

中を覗けば確かに買ったカップ麺だ

 

「…なんか増えてね?」

 

幼女サイズになったからか、なんかデカい

 

「麺は伸びる物」

 

「お湯入れてねぇよ!」

 

ドヤ顔でそう言い放つそいつに、周りに人がいるのにもかかわらず大声で突っ込んでしまった

 

人目が集まるのが分かる

訳がわからず、路地裏にいき一旦座り込む

あまり人目のある所で騒いで、誤解が生まれても困るからだ

 

「それで、ロリっ子になったカップ麺は何が目的だよ」

 

「カップ麺だよ?ご飯だよ?食べられるために作られた存在だよ?食べてよ!腐って痛む前に!」

 

「食べずれぇよ!」

 

手を広げ目をキラキラさせながら言う幼女に思わずツッコミを入れる

 

「…鳥や豚だって食べるじゃん」

 

「人の形をしているから食べずらいの!」

 

「…ふむ」

 

よくわからないと言いたげに考え込むカップ麺を見つめる

 

ーーー

 

銀髪の少女に助けられて死に物狂いでその子をエミリアを救った

 

「知らない天井だ」

 

「スバルスバル」

 

そう名前をより手を引っ張る小さな手がこれは現実だと再確認させる

何気に、エルザの攻撃とかをタックルで助けてもらったのを思い出し邪険にしにくい

 

「出たな、カプ子」

 

「カプ子?」

 

首を傾げ不思議そうにしている幼女を見る

 

「名前ないと不便だろ?」

 

「とんこつ醤油カップヌードル」

 

商品名を言うそいつに目を細める

 

「もっと人間らしい名前だよ」

 

「スバルに食べられる存在だよ?いる?」

 

「俺が食べるならそれまで俺の好きにさせろ」

 

「カップ麺に名前をつける人…やばぁ」

 

「意志を持って人になっているカップ麺に言われたくない!」

 

自分のことを棚に上げそう言ってくるからつい、声を上げた

ーーーーー

 

ボロボロになりながらも一緒に魔獣をどうにかしてくれたカプ子を見る

 

カップ麺の癖して怪我するのかと思いながらも、頬に貼られたガーゼを見つめる

 

「死なれたら食べてもらえないから」

 

視線に気づいたのかそういい目を逸らし、スバルが入っているベットの上に座る

 

「ありがとうな!カプ子!」

 

「感謝を言うならば食べて」

 

「まだいいや!」

 

カプ子じゃなくっても病み上がりカップ麺は食べない

それに、あんだけ助けてもらったんだ食うわけねぇだろ

 

心の中でそんな事を思いながら、目を輝かせて見つめてくるカプ子の頭を撫でる

ーーー 

 

聖域の解放も終わり、平和的な日々が続いていた

 

「スバルの膝の上はベティのものかしら!」

 

「うんいいよ」  

 

平気そうに言い放つ、カプ子にベアトリスは悔しそうに睨んでいる

最近はこれが毎日起きている、何とも平和!

 

「何この可愛いの塊!」

 

側から見れば幼女2人に取り合いにされ喜んでいるただの幼女趣味に見えるが…

 

「スバル、スバル」

 

膝の上にベアトリスを乗せていると、隣から腕を引っ張られる

 

「やっぱりスバルの膝の上に乗りたいのかしら?ダメなのよ!」

 

「別にいいよ、それよりもそろそろ本格的に傷んできそうだよ」

 

その言葉に顔に影を落とした

その意味を知っているベアトリスも謎のマウンドを取りドヤ顔だったが少し顔色は暗くなった

 

「ベア子…」

 

「まだ見つからないのよ」

 

パートナー精霊であるベアトリスにも相談はした、カプ子とずっといられる事はできないと言う現実を直視することしか出来なかった

 

「たーべーてー」

 

可愛らしく腕を引っ張り言ってくるが言ってる内容が可愛くない

 

「カプ子は傷んでもそのままにしたらどうなる」

 

「カビが生えたり腐ったりする」

 

「何でそこはちゃんと食べ物仕様なんだよ」

 

悪態をつきながら頭を撫でる、小麦色の髪をもちもちとした肌を

 

帽子の蓋を見つめる

どうしてもそこに手を伸ばすことができない

 

「…」

 

愛着が沸いてしまった

愛情を注いでしまった

 

「食いたくねぇな」

 

「スバル…」

 

心配そうに見上げるベアトリスを見つめ、空いてる方の手で頭を撫でる

腐ったりカビさせるよりは、食らったほうがこいつのためなのか

 

ーーーー

 

深夜、キッチンでお湯を沸かす

 

「やっと?」

 

嬉しそうに見つめてくるそいつを撫でる

 

何度も助けられたのに、何度も

 

なのにこんなことしか出にないのかよ俺は…

 

ーーーー

ーーーーーー




最後どうなったのかは想像にまかせます。

描写出来てませんでしたがカプ子は死に戻りしてることを知りません

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。