ほうかいにっき   作:梅で鯛を釣る

16 / 23
すみません。投稿場所を間違えて過去編の章に投稿しちゃってました。


一人きりの冬籠り

2035年12月6日(木)

 

今日はソウ君の月命日だ。

今日はお墓参りに行こうと思い家族やおっさん達とソウ君の墓がある墓地にやってきた。

墓を磨き花を供えていると雪が降り始めた。

初雪だ。ソウ君にも見せたかった。

雪を使ってスイカアイスとかもいいな。

そろそろ鮮度が怪しくなってきたスイカを半分に切り、中をスプーンでくり抜く。

そうしたら、中にスイカ果汁と雪を混ぜて流し込み、周りに雪を固めて冷やす。

うめぇ、キンッキンに冷えてやがる。だが悪魔的に寒い。

冬に食うアイスはうまいがそれは暖かい室内限定だ。

墓にも供えておいた。

ソウ君を絶対に気に入ってくれるだろう。

父さんは甘いものが好きじゃなかったしウィスキーアイスも作ってみた。

ぶっちゃけ味はいまいちだがまあ父さんは大の酒好きだったし許してくれるだろう。

バニラアイスとウィスキーが合うらしいが牛乳とバニラエッセンスが無いから作れそうにない。

また食べたいのだがなんとか似たようなものを再現できないのだろうか。

 

2035年12月8日(土)

 

雪が降り続いている。

きれいな雪がたくさん溜まっているし雪を使ったお菓子を作ってみようと思う。

ハチミツにレモンを混ぜ、そしてそこに雪を放り込み混ぜまくる。固まってきたら丸く形成してハチミツ飴の完成だ。

コツはレモンと雪を多めに入れておくことだ。

ハチミツが多すぎると少々くどくなってしまう。

喉にもいいしたくさん作っておく。

あとはパンケーキを焼き、そこにメープルシロップにスイカアイス、ハチミツをかけて食べる。

さっぱりとしたアイスとパンケーキやシロップの濃厚な甘みが合う。

 

2035年12月21日(金)

 

今日は冬至だ。

今回もバ〇を入れて風呂に入ろうと思う。

焼き石式風呂にも慣れてきて、焼き石風呂はちょうどよい温度に調節するのが難しいのだが、最近は適当にポンポン石を放りこんでいるだけでちょうどいい温度にできるようになってきた。

にしても五右衛門風呂はどうやってはいるものなんだろうか。

今年何度か水の入れていないドラム缶で挑戦してみたが、結局青あざを増やすだけに終わった。

 

2035年12月25日(火)

 

今日はクリスマスだ。

闇の祭典だ。

日本文化の汚点だ。

本場では家族で過ごすはずのものだったのにどうして日本では恋人の祭典になってしまったのだろうか?

いままでどれだけの持たざる者達が血の涙を流してきたことだろうか。

リア充爆発すればいいのに。

...もうリア充なんて存在しないんだった。

チキンはないから焼き鳥缶でも食べて寝よう。

 

2035年12月31日(月)

 

今年も今日で終わりだ。

今年もあっという間だった。

年々時間が時間が過ぎるのが早くなってきている気がする。

歳だろうか。

...待って怖くなってきた。

まだ俺は三十にもなっていない。大丈夫だ。まだおじさんというよりお兄さんだ。

今年も鐘をついてきた。

...疲れた。去年より疲れた気がする。本当に大丈夫だろうか。

 




あっという間(現実時間で五日間)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。