ほうかいにっき   作:梅で鯛を釣る

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ScSさん☆9評価ありがとうございます!
初評価かんしゃあ!!

追憶の紙片はこの話の次に主人公が書いたものになります。
わかりやすいように章を分けていますが、この話の次に読むことをおススメします。


秋色のパレット

2034年11月6日(月)

 

山の紅葉が見頃を迎えた。

昔父が言っていたが歳をとると派手な花よりも紅葉の方が美しく感じるようになるらしい。

確かに郷愁?のようなものを感じて年々美しく見えるようになっている気もする。

それに紅葉する木は大体が雑木なので人の手がなくとも枯れることが無いのもいい。

桜はもう随分と多く枯れてしまった。

梅は飛び桜は枯るる世界でも紅き峰々はあの頃と変わらず俺達(達と言っていいのかわからないが)を見守っている....のかもしれない。

 

2034年11月7日(火)

 

明日は紅葉狩りに行くことにする。

ちょうど東京から拠点に帰る途中で長野にいるので香嵐渓にでも行こうと思う。

そうと決まれば早速近くにあったスーパーで食料を補給しようと思う。

昔は紅葉狩りの時には新そばを食べるのが定番だったらしい。

ど〇兵衛そばを見つけたので新どころか製造されてから10年以上たっている物だったが

そばには変わりないし持っていこうと思う。

 

2034年11月8日(水)

 

今日は香嵐渓にやってきた。

今日はここでキャンプをして夜桜ならぬ夜紅葉でも楽しむとしよう。

崩壊前もここの近くの釣り場によく来ていたが混雑しすぎて香嵐渓には来たことがなかったので新鮮だ。

ここの渓流でも意外と魚が釣れることには驚いた。

これは...ヤマメか?いやアマゴかもしれん。

...わからん

とにかくうまそうな魚が釣れたしそばでも食いながら焼けるのを待つとしよう。

やっぱりど〇兵衛は安定してうまいな。

焼き魚のコツは強火の遠火らしい。

遠赤外線ってやつらしく外はパリッと中はふっくらとなるらしい。

そろそろ日暮れの時間だ。

ライトアップ紅葉というものを一度見てみたかったんだ。

頑張って焚火で照らしながら見るとしよう。

きれいだがやはり光量が足りない。

大量に火を起こしまくってみたらいい感じになった。

炎の赤い光に紅葉の紅が映えてとてもいい。

魚もそろそろ焼けたようだ。

ホクホクしていてとてもうまい。

そういえば世の中には紅葉の天ぷらというものがあるらしい。

きれいな葉を何枚か持って帰ることにしよう。

そろそろ眠くなってきたし、寝袋に潜って寝よう。

ひさしぶりのキャンプだ。

野宿は何回かしたが、心に余裕がある状態でのキャンプは崩壊前に家族でキャンプをしたとき以来かもしれない。

......寝よう。

 

2034年11月9日(木)

 

寒すぎてめちゃくちゃ早く目が覚めてしまった。秋の山の朝はきつい。

葉が悪くなる前に天ぷらを作るためにも早めに拠点に帰ろうと思う。

 

2034年11月11日(土)

 

ゼェ…ゼェ…やっと着いた。

葉は若干萎れてしまっているが食べるのに問題はなさそうだ。

卵はないが卵の代わりに油を使うことでおいしい天ぷらにできるらしい。

なんかかりんとうをめちゃくちゃ薄くしたような食感と味だ。

なかなか悪くない。

そういえば今日はポッ〇ーの日だ。

ちょうど天ぷらを揚げた油が残っているし作ってみることにしよう。

なかなかおいしい。

来年のハロウィンはこっちでもいいかもしれない。

 

 

 

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