まあ元々決めていた事である。
ルドマン氏にも相談していたし、ビアンカの父親にも相談していた。
賢者になり少し落ち着いた頃を見計らって、俺は2人にプロポーズをした。
成人が16の世界。少し遅いくらいなのだが、流石に遊び人のままプロポーズはちょっとなーというのでここまで伸ばしていたのだ。
なおこの世界は重婚可。力や財力が相応に必要だが、俺はどちらも満たしている。
プロポーズの詳細は俺達3人だけのものだ。
詳細は省かせていただく。
ただ二人とも本当に喜んでくれた。
嬉しそうにプロポーズを受け入れてくれた事は伝えておく。
結婚式はルドマン氏主導で華々しく行われた。
美しいウェディングドレスを着た2人の美女。
2人だけでも華がある。
場所は教会とその前。
天気は快晴。
軽い軽食と酒も振る舞う。
ダーマからビアンカの父親も参列してもらい、賑やかな式となった。
そして何故かこの人もいる。
「やあマトリフちゃん結婚おめでとー」
「へ、陛下…あ、ありがとうございます」
「陛下はやめてよー今は友人の結婚を祝いに来たただのオッサンだよオッサン」
どうも誰かに王様を押し付け抜け出してきたらしい。
後日知ったのだが、余りやる気のない兵士などにわざと王位を預けて少しの贅沢をさせ、リフレッシュさせたりしてるらしい。
なんともこの人らしい。
実はこの世界屈指の名君なのではないだろうか?
「あ、実はマトリフちゃんに相談があって」
「何でしょう?」
「この場で話すことでもないから、3日後くらいに城に来てくれないかな?」
「わかりました」
その時迎え出すからよろしくー、そう言うとこちらを離れていった。
「マトリフおめでとう!」
「マトリフーおめでとう!」
「ビアンカおめでとう!」
「フローラおめでとう!」
友人達の祝福。花嫁は花嫁で友人の祝福を受けている。
ビアンカもよくロマリアに来ているのでこちらの友人も出来ているのだ。
両脇に2人の美しい花嫁を伴い、皆の祝福を受ける。
ルドマン氏は式スタートから号泣である、ビアンカの父もだ。
2人とも奥方を早くに亡くし男手一つで娘を育てたのだ。
喜びも格別なのだろう。
この2人も実は仲がいい。
3人でアッサラームに何度か遊びに行ったこともある。
2人とも推しはマーニャちゃんのようで、女性の好みも一緒の模様。
しかし、結婚してしまったなあ。
元の世界では結婚否定派だったんだけどなあ。
そんな自分も変われば変わるものだ。
正直囲い込みの気配は感じ、外堀も尋常ではないくらい丁寧に埋められていたので、まあするしかない所も正直あった。
でも一番は
「マトリフどうしましたの?」
「お腹空いた?軽食とってこようか?」
この2人の喜ぶ顔を見たかったし、結婚する事で2人を安心させたかったというのもある。
そして自分も満足しているんだから、きっとこれでよかったのだろう。
まあ美女2人との結婚は正直ロマンだもんね。
5でも、この選択肢があれば良かったのに。
詳細は語らんけどさ。