勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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呪文についての研究と考察

【アッサラームは月に2度まで】

 

我がマトリフ家の最新のルールである。

過酷な労使交渉の結果、交渉打ち切りの危機に何度もさらされながらなんとか成立したのである。

 

 

「いい言葉だな。額縁にでも入れて飾っておくか」

 

そう言ったらなんと次の日には本当に額縁に入れて俺の机の上にデカデカと飾られていた。

そう、今も目の前にあるこれだ。

 

嫁2人曰く、呪文の研究もいいがこの言葉も忘れないように、とのことである。

この信頼感の無さよ。

後日、ルドマン氏の部屋にも同じ額縁が飾られたと知る。

南無。

 

 

呪文の研究だが、まずはダメージ上限の取っぱらいについて調べる。

以前、呪文は魔力の構成を元に発動すると言った。

つまり、その構成の中にダメージ上限を定める部分があるのではと予想したわけだ。

構成はプログラムみたいなものだ。前世ではプログラマーではなかったが、エクセルでマクロとか組んだりはしてたので似たとこはあるのではと予想。

 

エクセル…関数…マクロ…う、上手く動かない何故…

 

ふと前世の頭痛が蘇る。

この記憶は良くない。

 

 

気を取り直し考察する。

 

メラ、メラミ

 

ヒャド、ヒャダルコ

 

ギラ、ベギラマ

 

など同じ系統の呪文と別の系統の呪文の各構成を比較する。

 

メラと、メラミにある似たような構成で、ヒャド系にないもの。

これがメラ系統のベースの属性の構成だろう。

 

同じようにヒャド系統。ギラ系統も比較し分析する。

 

そしてメラ、ヒャド、ギラの各系統で共通する構成。

これが出力安定やダメージ上限などを決める構成ではないかと予想したのである。

 

この中のダメージ上限を決める構成を外し、上手く呪文が発動できれば念願の

 

これはメラゾーマではない、メラだ

 

が出来るのではないか?

 

そう考え研究する。

必要なのはトライアンドエラーだ。

まあ地道にやるとしよう。

 

 

次は合体呪文である。

メラ+バギでメギ!

みたいなことは出来るのであるが、正直どうもしっくりこない。

結局1+1は2になるのだ。当たり前だけど。

 

合体呪文ならば1+1が3になるような増幅効果がないならやる意味もない。

左右の手でメラとバギを撃てばいいだけだ。

 

火を風で煽るという意味でメラとバギは相性いいと思うんだけどなあ。

これもなかなかに難しい。

 

まあ、こちらも地道にやるとしよう。

1+1が3とか4になるような組み合わせ。

最悪それだけ研究してもいいし。

 

賢者でレベリングを進めながら、レベリング以外の時間ではそういった研究を進める。

 

個人的にこういう研究というか考察は好きな方なので苦にならないが、嫌いなタイプの人はできないだろうなあ。

 

そんな日々を過ごしていく。

綺麗な嫁さん2人との楽しい楽しい日々だ。

いつまでもこんな日が続きますように。

 

 

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