「さて転生特典をこの中から3つ選んでね」
びかぴか光る神様がおそらくニコニコした笑顔で語り、目の前の空間を何か不思議な力で操作する。
すると、何も無い空間に突如こちらに読める文字で無数の特典が光輝く文字で浮かんできた。
この中から好きな特典を3つ選べるとのこと。
やったぜ特典選択タイムだ!
異世界転生ものは嗜みとして好きだ。
特にこの転生特典を選ぶ瞬間ってのがたまらない。
男の子なら嫌いなやつはいないかそらそうか笑
転生特典好きに選んで良いって言うんだ、誰だってワクワクするだろうな、決まってる。
光輝く文字の特典。一番上からしっかりと確認していく。
【勇者に転生】
「……(ジト目)」
「……(目そらし)」
さて、見なかったことにしよう笑
神様も諦めが悪いという知見を得た。
披露する機会は無さそうだけど。
特典を確認すると魔物使い向けの特典があるのに気がついた。
どうやら俺が行くのは最新のリメイクのドラクエ3のようだ。
神様に聞くと勇者転生以外はルイーダの酒場に登録されるキャラがベースとなるそうな。
つまり職業と種5個使うのが選択出来るってことだ。
なるほど。
なるほどなるほど!
いや楽しいな。
正直めちゃくちゃかんがえるの楽しいぞこれ。
どうしよう?
正直リメイクのドラクエ3の性能ぶっ壊れキャラは魔物使いだろう。
使えば分かるがビーストモードとか凶悪過ぎで縛り入れたほうが良いくらい強い。
だが、シナリオ攻略考えなければビーストモードいらんのよね。
ボス倒すなら最大火力なども必要だけど、メインストーリーのボスに絡まないならザコの殲滅力のが大切だろう。
そう考えると選ぶ特典も決まってくる。
そして、特典を決めた
1、獲得経験値3倍
〜まあ絶対に無難な能力〜
2、連続呪文
〜右手と左手で別々の呪文が使用可能。やまびこのぼうしと違い、MPは使用した分消費〜
3、即死、状態異常無効
の3つの特典にした。
ほかゲームで使えるどうぐぶくろやそうびぶくろも気になった。
どうやら袋は特典らしい。確かにチートアイテムだもんなあ。
だがあれは多人数でパーティー組んだり、ボスによってアクセサリー変えたり装備変えたりが必要なときの特典で、それにこだわらなければ不要と思い辞めた。
連続呪文はかなりのチートだと思う。
そしてソロプレイ多めで行動を考えているので3の即死、状態異常無効を選ぶ。
1は言わずもがな。
ドラクエ3の特性的にレベルは上がり易ければ易いほどいいに決まっているのだ。
初期の職業は2の特典をふまえ魔法使い。かしこさのたねを5個使いきれものの性格にする。
、、、これで初期の設定完了!
「神様、ありがとうございます」
深々と一礼をする。
手違いで殺されたのは正直あれだが、未練も別に無し.こんな特典貰えて転生できるなら正直ありがたい。
紳士ならそう思うやつ多数だろう。
神様は光輝いているのでよく分からないが、何度かピカピカと頷くようなリアクションをみせ
「うん。君、あまり喋らないから心配してたんだけど、ちゃんと喋れるんだね笑
転生特典あるけど、あまり喋らないとコミュ力不足で苦労するかもしれないから向こうでは気をつけてね」
と、笑いながら(笑ってるような輝き)をしみじみとした声でそうのたまった。
余計なお世話だ笑
リーマン生活20年くらいやってたんだ舐めんな笑
そう思いつつ笑顔でにっこり
「お世話になりました!」
と、社会人スマイル100%で御礼を伝えて深々と、お辞儀。
神様が内心を見破っていたのかどうか分からない。
そこで俺の意識は暗転していく。
この世界に別れを告げ、どうやら転生の時が来たようだ。
そう思いながら俺は意識が閉じていくのを不思議に思いながら感じる。
意識が起きながら眠りについていくようだ。
なんと表現すればいいのか分からないが、不思議な感覚の中俺は意識を失った。
、、、そして、物語は、はじまる