『今のはメラゾーマではない、メラだ』
ドラクエ世界に転生したら、一度は言ってみたいセリフランキングのトップ10には出てくる名ゼリフだろう。
昔から俺は、これを言ってみたいが故に様々な研究と考察を行ってきた。
そもそもドラクエ3のかしこさの説明で。
かしこさを上げると呪文のダメージがアップする。
と明記されている。
じゃあかしこさ999にしてメラ撃てばええやん。
そう考えゲームをプレイしていた皆が絶望するのであった…
呪文の構成について色々調べた。
ダメージ上限定める部分があるのでは?ありました。
出力安定の構成とセットのそれ。
外して安定させメラを試し打ちする。
ダメでした。
ゲームでもそうだが、一定以上のダメージがでないのだ。
かしこさの影響はあり、確かに一定まではダメージは上がる。でも一定の数値からは上がらない。
何故?ダメージ上限外してるのに…
結構考えながら実験を繰り返した。
そして失敗も繰り返したわけだが、ある日メラで燃えた灰をみてふと気づく。
あ、これもしかして質量保存の法則か?
ファンタジー世界で質量保存の法則はナンセンスなのかもしれないが、そう考えると一応筋は通るのだ。
つまり、消費魔力と起きる現象の総量は変わらない。
メラの消費魔力は2。
かしこさが上がり、魔力の運用効率が上がればその分威力は多少高まるが、上限は消費魔力の2の総量となる。
そう仮説を立て、消費魔力をいくらにするかを決める構成を見つけ、それを仮にメラゾーマの約3倍の数値とした。
当然ダメージ上限の構成は外してだ。
出力安定の調整を重ね、ついにその日が訪れる。
「メラ!」
メラゾーマの3倍の魔力を費やしたそれは、過去に見たことのない巨大な火炎を作り目の前のモンスターを燃やし尽くす…
「やった!…つ、ついにやった…」
しばし感動する。するのだかすぐに気づく。
あれ?
メラゾーマの、3倍魔力使った、炎の呪文?
ひょっとしてこれメラじゃなくて、ただのメラガイアーじゃね?
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「き、きさ、きさ、キサマー!!!!」
あ、レヴナントさんちーっす。
本日何度目かのご来店である。
来るたびにバシルーラしてたので、毎度毎度ご苦労なことだ。
流石にコイツの相手をしながらの雑魚戦はキツイので必然そうなる。
雑魚の殲滅が完了したので無事にお迎えしたのだ。
「こ、殺す!殺してやるぞキサマー!!!」
流石に怒りマックスって感じ。
だがそれならこっちもそうだ。
俺もオマエには怒りマックスなんだよレヴナント。
テメェがシナリオにない大ハッスルやらかした所為で俺がこんな苦労するハメになってんだ!
「「魔力かくせい」」
同時に魔力かくせいを使い、魔力を解き放つ。
同時に呪文を唱える。
向こうはおそらくベギラゴン
対する俺は…
「な、なんですのこのとんでもない魔力…マヒャド?でもそれどころの魔力では…」
レナが異常に気づく。
そう、異常だ。
これは本来、この世界には存在しない大呪文!
「ベギラゴン」
レヴナントの呪文が完成し。こちらに巨大な閃熱の波が押し寄せる。
だが、遅い。
俺の呪文が完成する。
「マヒャデドス!」
通常のマヒャドの約3倍の魔力をぶち込んだ極大氷呪文。
さらに魔力かくせい中。
ベギラゴンを一瞬で飲み込み、レヴナントを襲う!
「がああああー!!!!」
苦悶の声を上げるレヴナント。ヒャド弱点だもんな。
だが、何か忘れてないか?
「マヒャデドス!」
俺は呪文を、同時に放つことが出来る!
さらなる極大氷呪文がレヴナントを襲う。
二発目を受けると苦悶の声が止まる。
仕留めたな。
どうやら流石に耐えきれなかったようだ。
まだ砂漠の地を吹き荒れる巨大な氷嵐を背にし、背後に控えていた3人娘に振り返る。
「…これで仇はとってやれたかな」
こくこくこくこくこくこくこく
無言無表情でこちらに頷くマシーンとなる3人。
レヴナント撃破!
やっと、ここまで来れた…
今回のこれが、自分なりのちからと違い、かしこさは一定以上になると数字の高さに関係無く呪文ダメージに上限があるわけの考察となります。
ちからはちから上げて殴るので、その時のちからで上限が決まる。
呪文はどんだけかしこさあげても、消費魔力の値でカンストする。