勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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ネクロゴンド攻略会議

お客様の中に、手元にロトの紋章の一巻をお持ちの方はいらっしゃいませんかー?

 

おりましたら最初の方を読んでみて下さい。

オープニングの舞台のカーメン城。

 

シナリオが進むとわかるのだけど、実はこのカーメン城こそが今のバラモス城である。

 

バラモス城の周囲の水は、実は海や川につながっていない湖である。

 

 

ロト紋の中では、街の対岸と城は橋でつながっていた。

そしてゲームの中で細かな記載はないが、バラモス城は元々ネクロゴンド王国の城である。

対岸と行き来出来ない王国などあるはずがない。

つまり橋はかかっていた。

 

もしくは湖を舟か何かで渡るのだろう。

海や川と違い水の流れの穏やかな湖だ。

橋を渡すのも舟で渡るのもハードルは低い。

 

今作ドラクエ3では、実際にバラモス城の正面だけは山でなく開かれた土地である。その事実を証明するかのように。

 

実際ロマリア王に確認すると、当時のネクロゴンド王国時代、対岸と城は橋でつながっていたそうだ。

 

つまり作戦とはこうだ。

 

「バラモス城に空戦能力のあるモンスターが再集結する前に、メンバーを選抜しネクロゴンド洞窟を抜け、橋ないしは舟を作りバラモス城に侵攻します」

 

 

各国の王を前に俺は続ける。

「4段階の作戦となります」

 

1選抜メンバーでネクロゴンドの洞窟を踏破し、ネクロゴンドのほこらに到達する。

2到達したネクロゴンドのほこらにルーラとキメラの翼をフル活用し橋大工もしくは舟大工を材料とともに届け、そのどちらかないしどちらもを作る。護衛の兵もルーラで呼ぶ。 

3完成した橋か舟を使い、バラモス城に選抜メンバーから何人か送り込む。

そして、4…

 

「ルーラ登録したバラモス城に攻め込み、魔王バラモスを倒します」

 

物理的脳筋パワープレイもいいところだ。

だがラーミアが使えずトベルーラもないとなると、これはかなり現実的なプランだろう。

 

「よいプランだと思う。だがマトリフよ。選抜メンバーで急ぐのは何故だ?我が勇猛なるサマンオサの兵も預けるゆえ、連合軍でじっくり攻略でもいいのだぞ?」

サマンオサ王の疑問。連合軍は正直ありがたいが、今回は本当にスピード優先なのだ。

 

具体的には、バラモス城の接舷ポイントである平地にガメゴンロードを並べられた状態で空戦能力のあるモンスターが集まるとこの作戦は詰む。

詰まないかもしれないが難易度は跳ね上がり犠牲が増える。

 

今回のイシス防衛戦も、楽勝に終わった様に見えて実は紙一重でもある。

魔王軍がイシスを360度+上空含め完全包囲していたならばこうは簡単に殲滅できなかっただろう。

 

イオナズンにも効果範囲がある、その範囲の及ばない部分で壊滅的な被害を受けていただろう。

最終的に勝てたかもしれないが完勝はできなかった。

 

勇者を倒しニンゲンを舐めてかかってきた魔王軍のミスのおかげなのである。

 

「モンスターの空戦能力が揃ってしまうと、橋か舟の防衛の困難度が跳ね上がります。ネクロゴンドのほこら付近に陸戦モンスターを補充しつつ、上空含め360度全方位から攻撃を受ける状況は避けねばなりません」

また、湖を渡る途中も当然危険。

元の世界の歴史でも大概デカい軍の被害が出るのが進軍中に巨大な水辺を渡るシチュエーションである。

「あいわかった。確かにそちの言う事最もである。サマンオサで協力出来ることは全て協力するので、遠慮なく申せ」

「ありがとうございます」

サマンオサ王を皮切りに全ての王が全面協力を約束してくれた。

 

今この瞬間にも、飛行モンスターがバラモス城に向かって来ているかもしれない。

ルーラを使える魔物がいるのは確認されていないが、魔法使いなどもいるのだ。使えないとも断定するのは危険だろう。ルーラで飛行モンスターの補充が始まっているかもしれない。

 

本当に時間との勝負だ。

 

カバについては、城まで着いたら勝確なのでどうでもいいんだけど。

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