詳細な打ち合わせをする中で、最終的には橋でなく舟を作ることになった。
ネクロゴンドのほこら側からバラモス城の対岸まで約30メートルほどの距離があるとのことだ。
戦闘行為中に橋を渡すのは流石に難しいとのこと。
「ポルトガの船大工達を信じろ。必ずや短い時間で素晴らしい舟を作り上げてみせよう!」
ポルトガ王は国の誇りにかけて素晴らしい舟を提供すると誓ってくれた。材料を至急用意するようにと、部下をキメラの翼でポルトガに帰す。
いいじゃないいいじゃない。
こーいうのでいいんだよ。
直接戦うのは俺達だけでも構わない。
出来る事を皆で、それぞれするのだ。
まさに人類総力戦といった盛り上がりの波を感じる。
この世界初の波だろう。
勇者のいない世界でこその。
さて俺も色々準備しなければ。
もう自重するのは辞めたんだから。
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ネクロゴンドの洞窟に突入するメンバーは、俺と3人娘。そしてルイーダの酒場に登録している残りのメンバーとなった。
3人娘とルーラでアリアハンに飛び、ルイーダの酒場で残っていたメンバーと顔を合わせる。
戦士
武道家
僧侶
魔法使い
商人
盗賊
遊び人
魔物使い
それぞれルックスAとBが現在ルイーダの酒場に各1名登録されているとのこと。
内訳にはミオ、アリシア、レナも含まれている。
合計16名。
皆外見は旧作のクラシカルな外見である。髪色含め。
魔物使いは最新のメインのやつかな。
そのうち商人のルックスAはまだ商人の街にいるため、残りの13名プラス俺の14名でネクロゴンドの洞窟を攻略することになる。
ん、計算合わないって?
すみません遊び人のお二方。
申し訳ないんすが、お二人はお留守番です…
どんどんパフパフよーしやるぞーと盛り上がっていた遊び人2人が、それを聞いてしゅん…ってなってしまう。
物凄く悲しそうだ。
そんな2人の悲しそうな顔を見て、俺も思わずしゅん…ってしちゃった。
正直すまんて。
でも一応2人にもちゃんと役割あるから、そっちで頑張ってくれ。
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「遊び人2人のレベリング?構わぬがこのタイミングでか?」
まだイシスに残っているサマンオサ王の下に遊び人2人を連れてルーラで戻り、お願いする。
大丈夫。これを話すことはすでにロマリア王の許可を得ている。
俺はサマンオサ王に話す。
自分は遊び人がレベル20を超えることで転職した賢者であることを。
「再現性があるかはわかりません。ですが、出来ることは全てやっておきたいのです」
実際は再現性はある。
だが賢者が希少な世界であればこれを知っている人はいないはず。
自分が小さい頃兵士に連れられ行ったパワーレベリングをサマンオサ王にお願いする。遊び人をレベル20まで育てて欲しいと。
「わかった。すぐ手配しよう」
そう言うと権限のありそうな部下を一人よび、指示を下す。
部下は遊び人2人を連れてキメラの翼でサマンオサに向かった。
これでいい。各国周辺で一番出現モンスターのレベルが高いのはサマンオサだ。レベリングどうせするならそこだろう。
今後の事も考えておく必要がある。
その場にいたアリアハン王にはルイーダの酒場にある種を全て提供してほしいとお願いする。
最悪、命のきのみだけでもいい。
また、もし追加で命のきのみを買うあてがあるならば出来るだけ買ってくれるようお願いする。
「わかった!任せておけ!」
そう言うと部下を呼び指示を下し、ルーラでアリアハンに戻らせる。
ロマリア王には氷のイヤリングの大量入手、ほか突入メンバーの装備を整えて貰うように依頼する。
氷のイヤリングは必須だ。最低4つ。出来ればメンバー全員2つつけられるくらい欲しい。
詳細は伝えないがロマリア王ならわかるだろう。アッサラームには詳しいし。
そしてある『モノ』の購入も…万が一の備えとしてお願いする。
イシスにも協力しロマリアとアリアハンに費用を出して貰うようお願いし了承いただく。
「マトリフ…資金しか提供出来ぬこの身をうらめしく思います…せめてこれを私と思いお持ちになって下さい」
女王はそう言うと、俺に命のゆびわをくれた。
ありがとうこざいます女王陛下。生憎2人の妻を持つ身ゆえ指輪を身につけることはかないません。しかしこの女王の慈悲の心が、我が身を守りこの作戦を勝利に導くでしょう。
(…………っち!)
そう返すと、ふと何か聞こえ気がした。
気の所為だろうきっと。
もしくは心にシワでも出来てたんだろねきっと
多分てか絶対そうだ。