勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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ネクロゴンド総力戦2  ※修正後

ガメゴンロードを除けば、バラモス城攻略でやっかいなのはエビルマージだろう。

 

こいつが複数出てきてマヒャドの嵐を喰らい壊滅的なダメージを受けたことがある人もいるはず。

 

勇者のレベリングがこの時点で進んでおり、ギガデイン+ほしふるうでわがあれば苦労しないが、そういう状況でなければエビルマージへの警戒は怠れない。

 

におうだち+マホカンタを✖2で用意したのはその為だ。

 

戦士2人を先頭に俺達は対岸へ進む。

 

上空四方からは飛行モンスターの群れ。スノードラゴンを優先にイオナズンで処理する。

イオナズンの効果範囲外から来るのは盗賊、商人、魔物使いに任せる。

漕ぎ手を守りながらの戦闘だ。厳しい。

が、空戦モンスターの数の少なさと最前線級の強さをもつ魔物が少ないことでなんとか凌げている。

 

陸地まで、残り10メートル

 

本来はレナともう一人の魔法使いに対岸への呪文攻撃をさせたいが、それはできなかった。

戦士2人のマホカンタが解けたからだ。

におうだちは継続中。

マホカンタが解けたのを見ているのだろうが、エビルマージはマヒャドをこちらに撃っては来なかった。

わかっているのだろう、撃つと同時にこちらの魔法使い2人が戦士2人にマホカンタをかけると。

そうすれば自分達が反射で被害を受けるため、エビルマージは動けない。

人と魔の魔法使い達は完全なる牽制状態となっていた。

どちらも動けない。

 

「「ベホマ!!」」

マホカンタが解けたので、僧侶2人は遠慮なくベホマを唱える。

対岸が近づくに連れて相手の攻撃も苛烈さを増している。

アリシア達がベホマを止めるわけにはいかない。出来ればバギクロスやバギマが欲しいところだが…

 

接舷までに少しでもモンスターを削っておきたい。

 

残り、8メートル

 

ブレス攻撃を受けていた戦士より先に、ブレスの被害を一緒に受けていた舟が沈んでしまいそうだ。耐えきれるか?

 

残り、7メートル

 

舟に限界が来た。

「ミオ!」

「任せて!!」

 

武道家2人の舟がスピードを上げ戦士の舟に横づけする。

万一のための備え。この為に武道家2人は空戦モンスターの対処に参加せずタイミングを計っていたのだ。

 

戦士はそれぞれ舟を乗り換える。

「後は頼みます!!!」

 

そう言うと舟を漕ぐ兵士2人はキメラの翼で退避する。

一番危険な舟に乗っていた2人には心からの敬意を。

 

ミオ達武道家も巻き添えを避けるため近くにいた僧侶の舟に乗り換える。

 

これでにおうだちは継続出来る!!

 

残り、5メートル

 

ブレス攻撃をしていたモンスターの一部が後方に下がり、うごくせきぞうが前に出てくる。

…陸戦の準備だ。

 

「「バイキルト!」」

レナ達がバイキルトを武道家にかける。

 

残り、ついに2メートル!

「やあああああ!!!!」

 

短い舟で目一杯の助走をつけた武道家2人が飛び上がる

 

「「とびひざげり!!」」

 

それぞれの攻撃がうごくせきぞうをヒット。たたらを踏ませる。

 

ついに上陸した!

接舷ポイントを確保するため武道家2人が周りを牽制する。

「あそこだ!行け!」

 

魔物使いと商人の舟が加速し、上陸すると牽制に加わる。

 

とはいえこのままだと囲まれてしまうだけだ。

 

必要なのは前への突破。

それを意識させることだ。

 

俺の舟も接舷し

「バギクロス!!バギクロス!!」

 

ガメゴンロードがいない前方に呪文を放つ。

バラモス城への道を開くのだ。

 




1月25日大幅に加筆修正しました。
マホカンタかけた戦士にベホマしてたからです。
すみません。
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