勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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バラモス城攻略戦2

入り口付近のモンスターを倒した俺達は、音につられて集まって来たモンスター達を倒しながら先に進んでいく。

 

ガメゴンロードが要所要所に配置されており、相変わらずイオナズンが封じられてるのは痛い。

とはいえこちらも状況は少し違う。

 

「「バイキルト!!」」

 

バフを受けたミオ達アタックチームがガメゴンロードを攻撃していく。

 

舟を守るというハンデがなくなったのはデカい。

ガメゴンロード以外を俺の呪文で倒し、残りをミオ率いるアタックチームで攻撃する役割分担で上手く進めている。

 

「「におうだち!!」」

 

当然敵の攻撃は全てにおうだちで受ける。

こちらもバフかけてるのでそうそう落ちない。

攻略はスムーズに進んでいると言えるだろう。

 

「イケメン…お金もち…貴族の息子…あとお酒好きなのも私的にはポイント高い…!」

「俺は盾なんだ…盾…盾」

 

人参が効きすぎた女戦士と自己暗示をかける男戦士。

 

も少し頑張ってくれ。

 

ただ、女戦士に一つ伝えておくと、そのお酒は決していい種類のお酒ではありません…

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

 

本来ゲームでは4人パーティーなので苦労するが、人数制限外せばこんなものだろう。

 

ほんとはこの世界の勇者としてのロールを引き継いだ俺が、4人パーティーでクリアするのが正しいんだろけどね。

 

ただ、得られる成果は同じなのに、『苦労して達成する椅子』と『楽して達成する椅子』があるなら、間違いなく楽できる椅子に座るべきなのだ。

 

サラリーマンあるあるでもよくあるだろう。

 

今月貴方は周りの人より頑張って、他の人の1.2倍の素晴らしい成果を上げました。

皆が、貴方は素晴らしいと褒めてくれるでしょう。

 

でも、翌月貴方の給料が頑張った分増えることはありません…

残念ながら…翌月増えるのは貴方がこなさなければならない仕事の量だけです…

 

現代を生きるサラリーマンに必要な知識…それは『椅子理論』なのだ…

 

具体的には『最初に頑張ってなるべく待遇含む給料が高く、かつそれに見合わないほど仕事の楽な椅子を見つけたらそれに座る。そして、一度座ったら絶対にしがみついてその椅子から離れない』ことである。

 

得られる成果に見合わない努力が必要な状況というのは、そもそも座るべき椅子を間違えているのである。

 

そういう場合、同じ成果をもっと楽に得られる椅子を探し座り直すべきなのである。

 

それこそが『椅子理論!』

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

そうこうしてるうちに、バラモスの間の近くまで来た。

 

単純に、あの後はあれの繰り返しだったからである。

特筆するほどの苦戦もなかった。

 

例の不思議な魔法陣?らしきものもあったので一度起動しておく。入り口とバラモスの間をつなぐ不思議な魔法陣だ。

 

念のため魔法陣を往復し、問題ないか確認した後はルーラで戻って一度イシスで休む。

 

明日はカバを仕留める日である。

 

状況は3つ想定している。

 

状況1…難易度ベリーベリーイージー

状況2…難易度ベリーイージー

状況3…難易度ベリーハード

 

 

この世界がゲーム基準からかけ離れていなければ1か2で終わる。

念のため3も想定しているが、おそらく何とかはなるだろう。そこまで基本設定がかけ離れているとは思えないからだ。

 

そう考え眠りにつく。

ロマリアにはまだ帰れない。 

決心が鈍るのは怖いから。

 

 

 

 

 

 

 

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