勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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少年期のはじまり

この世界のは16歳が成人というか独り立ちの目安になっているようだ。

実際アリアハンで勇者も16歳で魔王討伐に出発する。

 

ここロマリアでは15歳になると一人で城の外に出るのが許可される。

出るときは街の入り口で兵士に申請し、夕方まで戻るよう念押しされる。夕方に戻らないと兵士が探索に出るとのこと。

 

どうも独り立ち前の準備期間を与えているようである。

16歳からは申請なく外に出れるし、夕方までに戻るルールも無くなる。

過保護にも思えるがいいシステムなんだろうな、この危険が身近な世界では。

 

当然自分も15になった日から街の外でレベリングを開始している。

もちろんソロプレイだ。

特典2の連続呪文は知られたくないしね。

 

街の外に一人で出ると伝えると、最初祖父には凄い心配された。

まあ無理もない。魔法使いのソロプレイなんて特典なければ自殺行為だし。

 

優しい祖父なので当然。

 

決して無理はしないから、と何度も伝えると渋々と

「まあマトリフは頭もいいし、呪文も達者に使えるしのう」

ほんとにくれぐれも無理はしないように。

再度そう念押しすると、祖父は昔自分が使っていた魔法使い用の装備をお下りで良ければ、と言いながらくれた。

 

お下りというがしっかりと手入れされたそれは、自分にとって喉から手が出るくらいありがたいものだった。

「ありがとうございます!!!」

 

心からの感謝を。

このしっかり手入れされた装備を見ると、祖父がいつか自分にこれを渡すために日頃からしっかりと手入れしてくれていたのが伝わる。

ほんとに優しい祖父だ。

 

Eまどうしの杖

Eはねぼうし

Eレザーマント

 

ロマリアでの最強装備だろう。

装備を終え、鏡にうつる自分を見る。

 

今さらながら自分の姿を確認する。

遅いって?すまんすまん笑

 

魔法使いのルックスA。フードを被った黒髪の若者の姿がベースである。

ルイーダの酒場の仲間ベースで転生をさせてくれた神様にも感謝を!

主人公組らしく自分でもまあまあ美形な方だと思う。

感謝感謝。

身長は182くらい。魔法使いらしく細身の体型。

これがマトリフの姿である。

 

ん、違和感あるって?

名前に外見寄せられなくてよかったのが本音ですよこっちも笑

能力はともかく、見た目までは別に寄せたくないしね笑 

 

そうして家を出て街の外に出る。受け付けも忘れずに。

やはり一人で出ることを心配されたが、まあそれも経験か、みたいななんかによによした訳知り顔で頷かれ送り出されました。

 

なんだよ「まあ若い時ってそういう時期あるよな!」

みたいな

危ないと思ったらすぐ逃げてこいよー森には行くなよーも手を振り見送る兵士。

 

まああまり心配させるのもあれだし、こっちもソロプレイで安全に行きたいのも確か。

しばらくは街の近くで活動しよう。

 

そう決めると、まずスカラを唱えて防御力アップ。

ゲームじゃないんだから、バフかけて戦闘入るの当たり前。

 

準備を整えた上で本日の獲物を探して街の外を探索を開始した。

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