勇者が死んでしまった後の世界で   作:のりしー

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アレフガルドへ

さらに一月が経過。

 

施設の研究は終わる。

もう一度同じものを作ることは出来ないが、それぞれの役割や働きは整理出来た。

必要なものも手に入れた。

 

それを元にハーゴンとプランを詰める。

ゾーマ撃破後に地上に戻るプランを。

 

まず、ゾーマ撃破後、ギアガの大穴が閉じる前に地上に帰るプラン。

次に、ゾーマ撃破後、ギアガの大穴が閉じた後に地上に帰るプラン。

 

意見出し尽くし、最終の方針が決まった。 

テストは行う必要があるが、理屈としては行けるはずだ。

 

俺とハーゴンが研究を重ねている時間、仲間たちもみんな遊んでいた訳ではない。

 

しっかりとレベリングを行い、皆がレベルアップしている。

 

ようやく、この時が来たのだ。

 

アレフガルドに行く時が

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

「本当にありがとうハーゴン。助かったよ」

「いえいえこちらこそ、実に有意義で楽しい時間でした。お気をつけて」

…必ず帰って来てください。

 

アレフガルドへの旅立ちの日、ハーゴンもわざわざ見送りに来てくれた。

 

ここはギアガの大穴。その入り口。 

すでに光の玉で闇は払っている。

 

後は、飛び降りるだけだ!

「行くぞ!」

全員で飛び降りる。

そして、舞台はアレフガルドへ!

 

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

ゲームのあの感じで落ちて、無事生きてるのかな俺?

って心配はしてたんだがどうやら杞憂だった様だ。

 

無事全員でアレフガルド、ラダトーム近くの港に着くことができた。

 

ここはゲーム通り裏庭か何かだろう。

しばらくすると、人が中から出てくる。

この家の住人で船をくれる人だ。

 

「凄い音が したから 見にきたが……

 お前さんたち 一体何処から来たんだ?」

 

この後本来なら、家の中に招かれるはずなんだが…

「ああ!あんた達も あの黒髪の少年と一緒で

 大魔王を倒しに 地上ってところから旅してきたのか?」

 

 

……………え?

 

今、なんて?

と、思い最近すっかり忘れていた存在を思い出した。

勇者だ。

勇者はやはり、生きていたのだ。

 

地上から来た黒髪の少年。

そう言われて思いつくのはアルスしかいない。

 

「そ、その人ってどんな顔してた?!」

同じことに思い当たったのか?

ミオがそう聞く。

詳しい外見を話す男性。

その特徴を聞いていく。

 

「どう聞いてもアルスだね…間違いない」

「ですわね」

「あたしもそう思う」

 

一緒に旅をしていたミオ、アリシア、レナが断言する。

 

やはり、勇者アルスは生きていたのだ。

 

でも、ふと疑問に思う。

 

生きているなら何故?

勇者は地上で俺達と合流しなかったのだろうか?

 

オルテガは確かアレフガルドに落ちた衝撃で記憶を失ったんだっけ?

同じ経路で来たアルスもそうなったとしても確かに不思議はないが…

 

…やめだ。どう考えても無駄な仮説になってしまう。

結局はアルスを探すしかないのだろう。

 

 

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