ロマリア周辺のモンスターはポイズントードやアニマルゾンビ。
キャタピラーなどである。
できるだけ複数でなく単体の、もしくは2体程度の獲物を探す。
ちょうど正面にアニマルゾンビが2体見つかった。
「ギラ」「ギラ」
早速特典の連続呪文で封殺する。
やはり連続呪文強し。チートだなこれやっぱ。
ゲームで言えば1ターンクリアだろう。
基本耐久の無い魔法使いなので連続呪文でサーチアンドデストロイがベース戦術となる。
そしてロマリアあたりでは油断しなければ全然行けそう。
魔力(MP)無くなったら街に戻ればいいし。
基本方針が固まり、油断せず索敵と殲滅を開始する。
時にゲームではレベルが上がると勝手に呪文を覚えていたが、実際はそこまで便利ではなかった。
家にも祖父が呪文の記された魔導書を持っており、それで呪文を勉強したのである。
魔導書には呪文を唱えるのに必要な魔力の編み方【構成】が記述されており、それを学ぶ。
現代日本の基礎教育を経験してちゃんと学べば難しいが難しすぎるほどではないのが正直な感想かな?
ただ魔力の構成の記述が結構曖昧なところが多かった。
例えばだ
二等辺三角形に丸を重ねた構成があるとする。
その二等辺三角形の底辺の長さはどの程度のものか?
高さはどうする?
二等辺三角形と丸の大きさの比は?
という、細かいところが曖昧なのである。
上のはわざとわかりやすくするための例だが、学んでいて気になる点はたくさんあった。
呪文の師である祖父に聞くと
「もうそれに気づくのか!やはり優秀じゃのうマトリフは!」
そう言って頭を撫でながら褒めてくれた。
転生前の記憶もあるので頭まで撫でられると恥ずかしいが悪い気はしないものだ。
祖父いわく
その構成の甘さは個人の魔力差にもよるのである程度呪文として発現しやすいよう幅を持たせているとのこと。
優秀な魔法使いはその構成を自分に合うように調整し最適化するそうな。
なるほどなるほど。
ドラクエ3ではかしこさの数値が呪文ダメージに影響するけど、こういうカラクリだったのかな?
まあやり込めばわかるけどかしこさの数値の呪文ダメージ量なんてそこまで大きくないんだけどね。
……だが、それは現代の知識のないこの世界の住人達の話。
自分であれば、何かそこの限界を超えるための条件を見つけられかもしれない。
それはロマンの話だ。
【今のはメラゾーマではない、メラだ】
をやりたくてかしこさ上げた人は今作多いだろう。
自分もそうだ。
正直自己満だがめちゃくちゃメラ≫メラゾーマやりたかったし絶望した。
「今生の目的、一つ追加かな」
まあこの世界、強くなって損することはない。
強さを目指すのは良いことだ。
新しく目標をまた一つ。
心に決めて、モンスター狩りを再開するのであった。