俺の作るジュースが美味しい   作:とうもろこしヘッド

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グリーンダカラ


ナンカ✖️テカラ✖️デテキタ✖️

 気づいたらよく分からない世界に転生していた。自分が前世はどんな奴だったか、何をしていたかはあまり思い出せない。多分前世でも俺は天才だったはず、だって今の俺も才能がある超能力を持った転生者だとコップに入っている水を飲み確信した。

 

 ジョセフ・プリーストリーは紛れもなく天才であった、師事を受ける事なく念を目覚めさせ、弱冠10歳にしてハンター裏試験に気づかず合格する程の念操作を会得、だがジョセフはこの世界にハンターと言う職業がある事も、念という概念がある事も知らず、ジョセフと言う男は、、、

 

「しゃー!これでジュース屋さん開いたら、これで俺も金持ちや!」

 

 ただひたすらに馬鹿だった。

 

 まずは色んな味の開発から始める。よく分からないが、コップに入った水に適当に力を込めて味を確認してみる。力の調整によって水が少し甘くなったり、水なのにハチミツのように甘くなる事から色々な味を作る事が出来た。

 

 安定して出せる、味が薄くて飲みやすい水と味が濃いハチミツみたいな味がする水をとりあえず売ってみるか。

 

 善は急げ、悪は待てと、言いますからね、そんなものはない、町の広場に行き、俺は2種類の水を売り始めた。

 

 「味がある水売ってます!うまいです!ぜひご賞味あれ!2つとも150ジェニーです!」

 

 俺の宣伝に対して大人達は鼻で笑う者もいれば、ちょっかいをかけてくる者しか現れず、1時間程やっているが買ってくれる人は来なかった。

 

 絶対に飲めば分かるのにとジョセフが考えていた所、スキンヘッドの男が喋りかけてきた。

 

「おい坊主、面白いことしてるな。物は試しだ、一つ貰うぜ。」

 

「ありがとうございます!今から作るので見てて下さい!すぐ出来ます。」

 

 やっとお客さん第1号がきてくれた!嬉しい気持ちを抑えて俺は紙コップに水を入れ力も込めて、2種類の水をそれぞれ渡した。

 

 「貴方が初めてのお客さん1号だからどっちも飲んでみてください。」

 

俺の言動にお客さんは変な事してるなといい俺が作った物を飲んでくれた。

 

 「何だこれ!うめーな!スッキリして飲みやすい、もう一個の方も甘くて。うまい!今まで飲んだ事ない味だ、おいどういう手品だ?」

 

 「手品なんかありません、おじさんが最初のお客さんでよかったです。」

「俺はおじさんじゃねーまだ16だ、坊主これまとめて売ってねーのか買うぜ。」

  

 思いのほか気に入ってくれたらしく、2種類ともいっぱい買ってくれて、無くなったらまた来ると言って去って行った。

 

 あの人はハンゾーといい忍者らしい、この世界には忍者とかいるのかと思っていたところ先程までのハンゾーの反応を見ていた周りの人達が俺の水を買ってくれて、変な奴もいたが、初日は完売する事ができた。

 

 家に帰り今日儲けたお金を見て、にやけているジョセフはまた明日もやろうかと考えたが、今日来た変な奴の事を思い出し不安になった。

 

 「みなさん!味がある水売れてます!うまいです!飲むっきゃない!」

 

 最初にハンゾーが買ってくれてからそれを見ていた人達が買ってくれて程よく商品を売ることが出来ていたときに、ピエロみたいな服装をした男が来た。

 

 「面白いことしてるね♠︎僕にも一つくれよ♦︎」

 

 お客さんに変わりはないので今まで通り紙コップに力を込めて味を変えてお客さんに渡すとコップの中身を見た後、水を飲み干し。

 

 「へー調整するとこんな事も出来るのか面白いね♦︎ねぇ君、変化系だろ♣︎僕と同じじゃないか❤︎。」

 

 「ヘンカケイ?何ですかそれ?よく分かんないです。」

「うん?君、念は何処で知ったの?♣︎」

 

「念って何ですか?」

 

 「へぇー❤︎無意識にやっているのか♦︎いいねぇーすごくいいよー♠︎」

 

 俺の質問の答えに対して1人で満足して帰って行った。あいつもまた来るよと言っていたが、正直薄気味悪いから来てほしくない。

 

 あいつの近くにいると何かピリピリした感じもするし。最後には次会って君が成長していたらやろう、と言われ背筋が凍ったのを覚えている。俺はノンケやぞ!

 

 あのピエロ恐ろしい、襲われた時用に護身術でも身につけた方がいいかな、空手とか柔道とか、なんか習い事でもやってみるか。

 

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