俺の作るジュースが美味しい   作:とうもろこしヘッド

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 黒い球(タピオカじゃないよ)


油断✖️大敵✖️脂を流す

 

キルアから貸してもらったスケボーを使う事で試験が一段と楽になったジョセフは少しの余裕が生まれ、先ほど「発」が作れなかった原因を真剣に考えていた。

 

 メモリが足りなかったのか?それとも具現化する際のイメージ力が足りなかったか、確かにゼリーは見る前に口の中に入れてしまうのでイメージが湧かなかったと言われればそれで解決する。

 

 しかしもっとこう何だろう、なにかが違う気がする。能力としてはちゃんとしていたと思うし、分からないけど例えるとあと1つのピースが足りず能力が発揮できなかったと言うかこのモヤモヤが解決しない。

 

 1人で考えることに限界を感じ所持品を捨てた中、唯一ポケットに入れていた携帯を使いビスケに連絡をした。

 

 「なによ?急に電話してきて、もしかしてまた会場に着く前に不合格になったの?私が言ったこと覚えてるバラバラよバラバラ。」

 

 何を言ってるんだビスケは、俺がもし今回の試験で不合格になったら電話なんかせず、失踪する事なんて誰が見ても分かるってのに。

 

 俺はビスケに今回の「発」が作れなかった事について事情を全て話し相談をした。

 

 「また私に相談もしないで「発」を作ろうとしたのね。まぁ確かに念のメモリ不足やイメージ不足ってのは一般的な失敗例だわね。だけどねジョセフ貴方にまだ言ってなかった事があったのよ。」

 

 なんだ改まって、勿体ぶらず教えてくれよ。

 

「これはあくまで仮説の話として聞いてちょうだい。最初に会った時からジョセフは甘い水を作ってたから私も勘違いしてたかもしれない、勘違いと言うかそう決めつけていたって言う方が正しいわね。貴方が作ったタピオカとジュースのオマケ、そして今回のゼリーもどちらかと言うと…

 

         

 

         

 

 

 

 

 

 

 

          バキッ!

 

 

 「アァッ!」

 

「何々!急にどうしたんだわさ!」

 

 「ビスケごめん後で掛け直す。」

 

「ちょっと大丈夫なの?話はまだ終わって…

プープープー

 

 電話に集中してしまいスケボーに付与していた「周」が疎かになっていたジョセフ。集中力が求められる念に気を逸らして行うことは失敗に繋がってしまうことはもちろんジョセフも知っていた、しかし

 

 アーーーーー!スケボーが!!スケボーがオシャカになった!!誰か助けてくれ!、クソッ!誰がこんなことを!ゆるせねー(もちろんジョセフのせいである)俺のせいじゃねーって事は確かだ!

 

 現状を確認しろ、スケボーは真っ二つ、いや見方によっては少しヒビが入ってるくらい、大丈夫だ問題ないまだ助かる。

 

 「何してるんだいジョセフ?そのスケボーバキバキじゃないか直せそうにないね。」

 

 ハッウ!

 

 振り向くとキルアではなかったことに今日1番の安心感を覚えたが別の招かれざる者が来た。

 

 「ヒソカか!今人生で1番焦ってるんだ喋りかけないでくれ。」

 

 「そのスケボー完全に壊れてるけど、僕なら直すことが出来るよ。❤︎」

 

 何!?頼む一生のお願いだ修理してくれ。え?何をくれるのかって、今俺は一文無しなんだぞ、クソッ!

 

 「水あげますっ。お礼に美味い水あげます。」

 

 「相当切羽詰まってるね♦︎まぁ今回はいいよ、それで直してあげる♣︎」

 

 伸縮自在の愛(バンジーガム)薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)

 

 伸縮自在の愛で真っ二つになったスケボーをガムの性質で繋げて、薄っぺらな嘘で亀裂を完璧に隠す。(うーん初めてこう言った用途で使ったけど❤︎やっぱり便利、ボクの能力♠︎)

 

 「はいできた❤︎、見せかけだけだから次乗ろうとしたら壊れちゃうから気をつけてね♣︎」

 

 すげー完璧に直ってる、え?見せかけだけ、意味ねーじゃん!まぁガワだけ直ってればキルアに返してバレなければ良いだろう。ジョセフ・プリーストリーは返却後のクレームは承っていませんのでご了承ください。

 

 ……なんかコイツ俺のバック持ってるんですけど、返してよ。あっ持っててくれたんですね。ありがとうございます。お礼にタピオカミルクティーとコレクション性の高い人形あげます。

 

 スケボーの件は一応、一件落着と言う事で一次試験に集中することにした。足にオーラを込めることで走りが断然楽になる事に気づき、途中で見えてきた階段も登りきることができた。

 

「あ、いた。おーいジョセフ約束通り俺のスケボー返してくれ。」

 

 「オッケー、キルア次はこの地形が悪いところを走るみたいだからスケボーは使わない方がいいぞ。」

 

 「言われなくても使わねーよ。」

 

 俺はキルアに自然な形でスケボーを渡すことができた。返す時に冷や汗が止まらなかったが無事返却することに成功し何事もなく終わることが出来た。

 

 肩の荷が軽くなり次はヌメーレ湿原というところを抜け二次試験会場の建物に辿り着いた。

 

 正午になると扉が開き中に入ると二人の試験官から二次試験の内容は料理だと言われた。

 

 料理か、料理は守備範囲外だが俺の水を飲ませれば合格する事ができるだろう。

 

 試験官から豚の丸焼きをリクエストされ豚を確保するべく森へと駆け出す。

 

 豚の丸焼きと言う事は動物性の脂が多く含まれている。これによって求められる水はお茶やコーヒーと言った脂を分解させる飲み物。ではなく!肉の脂っぽさを口から洗い流す炭酸飲料!これに限る!

 

 一つの目標に対し、更に先の事を考えて行動する。ハンターとしての素質が垣間見えた。しかしキルアに黙って壊れたスケボーを返却したのはハンターとしての資格がない事を如実に表していた。




タピオカ星人
 特徴
 ちょっと強い
 うざい
 好きなもの
 うまい水
 タピオカ
 口ぐせ
 俺の作る水(ジュース)が美味しい
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