ミネラルが少ないジュース
皆は誰が聞いても怖がる怖い話を話せるか?心霊現象だったりオカルトの類だったり色々あるよね。でもやっぱり1番怖いのは人だな、今俺が体験してる怖い状況には誰もが震え上がるだろう。ほら今にもまた、
プルプルプルプル、
キャーまた来たー!!!
ある人から来る電話が今1番怖い、画面を開き登録されている名前を見るだけで震えが止まらなかった。
何だよこれ全身から冷や汗も出てきた。俺の体はどうなっちまったんだ…
ーーーーー
ハンター試験を辞退してから数日が経ち、俺はビスケから見つからないよう遠くの街まで逃げていた。
正直そこまで遠くには逃げなくて良いと思うがビスケに見つかったら俺は殺されてしまう。バラバラだぞ、バラバラ、普通に殺されるならまだ想像が出来るがバラバラと言う言葉は想像が出来ない。
全身均等な四角形にされて解体されるのか、ジョセフ産バラバラ死体のサイコロステーキ(ビスケの怒りのソースを添えて)が完成してしまう。阻止せねば。
逃げる事に関してはスペシャリストの俺は今回マジのモードに入り、逃げる場所も入念に考えた。
たまたま来たビスケに会うのは論外だ、それを避ける為に行く町それぞれ付近に有名なスポットがないか調べた。
何のスポットかと言うと有名な宝石が発掘される鉱山だ。ストーンハンターのビスケには会わないようそういった所は避けるべきである。
俺がビスケと出会ったのも住んでた町の近くに宝石が取れるという事で故郷の町に来たと後から教えてもらった。
その問題を考慮して色々な地図や町のサイトなどをパソコンで確認しているとある一つのページに目が止まった。
「犬、猫、動物達で癒されよう」と記載のある町の紹介ページに興味を示し、メンタルと身体を回復させるために癒されようとこの街に行くことに決めた。
ハンター試験会場から移動中に電話がなり画面を見ると、危惧していた状況に発展した。
ビスケ…だと…連絡が来るのはまだ掛かると思っていた。もちろん電話に出るはずもなく無視をしていると、何度も電話をかけてきたので俺は禁断の技を使う事にした。
プルプルプルガチャ
「ジョセフ!あんた!今どこにぃ…「おかけになった電話は現在使われていません。恐れ入りますが番号をお確かめになって、おかけ直し下さい。(裏声)おかけになった電話は現在使われていません。恐れ入りますがぁ…「ジョセフあんたそれをやるなら最初に電話した時に言うべきだったわね、しかも、声でバレバレよ。」 ガチャ、
プルプルプルプル
恐怖!圧倒的恐怖!怖すぎて電話を切ってしまった。しかも秒で掛け直してきている。俺の嘘が通じなかったのに驚きが1割、恐怖が9割を占めており、電話がトラウマになってしまった。
少し考え俺が出した結論はこのまま携帯を放置する事だった。
着信がかかり番号を見てビスケだったら無視する。これを繰り返すと俺のメンタルが削られるのであえて携帯を見ずに着信が来ても確認しないことにした。これで少しのメンタルケアになるだろう。
いざ癒しを求めて出発!
ーーーーー
かわいいー
現在俺はペットショップで犬や猫だけでなく、色々な動物を見て癒されていた。この町は動物が多く飼われていることが特徴的な町で有名な動物だけでなくマイナーで見たこともない動物も見る事ができ非常に興味をそそられた。
携帯も最初はずっと振動しまくっていたがある時を境に電話もパッと止み着信が来なくなった。
町の人の声に耳を傾けるとどうやらマイナーな動物などはビーストハンターという職業のハンターなどが捕まえて保護などをしているらしい。
ハンターにも色々あるんだなと感心していると最近なっていなかった、電話が鳴った。
プルプルプルプル
恐る恐る電話を開くと非通知からの連絡であり、最近はずっと同じ番号から連絡がかかって来ていたのでホッと一安心し電話に出た。
「もしもしどなたですか?」
「非通知なら出るじゃないの、で今どこにいるの?、おーいジョセフ聞こえてるー?怒ってないから教えなさい。?可笑しいわね。」 ガチャ
危ない、心臓が止まっていたかも知れない。身体がフリーズして電話を切るのが遅れてしまった。ビスケの声を聞いた瞬間に心臓がヒュってなったわ。何か分からんが最早ビスケアレルギー何じゃないかと言える程だ。
電話では怒ってないと言っていたがあれは嘘だな。理由は説明できないが俺が逆の立場だったら甘い言葉を吐き油断して帰ってきたところを狙う。危なかったぜ、ビスケは熟練のハンターだ。先程の敵を誘き寄せるのは長年で編み出した技術であろう。
恐るべしビスケさすが年の功と行ったところか。
しかも非通知でかけてくるという荒技も披露してきた。これは敵(ビスケ)もまた遥か高み、ここまで来ると怪物やな。
ペットショップから出て公園で休んでいると猫が寄ってきたのであらかじめ買っておいた[チュールのようなもの]を猫にあげ餌付けをした。
かわいいー
犬も可愛いが猫はもっと可愛い。実にキュート。俺は次の日も同じ場所に同じ時間に行くと昨日いた猫がいたのでまた餌をあげ、予め買っておいた餌入れに水を入れそれも併せて猫にあげた。
猫が水を飲んでいる時に俺はふと思い付き。味を変えた水を猫にあげた。猫がそれを飲むと普通の水を飲む時より勢いよく飲んでおり心なしか喜んでるように思えた。
成功だ!原料は水だから味が変わったところで猫にとって悪い素材が入っていない。糖分も入っていないので肥満や糖尿病の心配もなく。動物にとっての有害な物質が入っていないので気にせず与えることが出来る。
見ろこの猫を、この水をくれた俺に肌を擦り付けてるぞ、なんと愛らしい。俺はこの猫が好きになり。用事でこれない日以外は毎日行くことにした。
ーーーーー
ある日いつものように猫に餌とうまい水(ジュース)を与えていたところ。
「随分とお前に懐いてるなーその猫、可愛いじゃねーか」
「あー餌と俺のジュース(水)をあげたら懐いちゃってさーこれが可愛いんだよ。」
俺がそう言うと男は餌付けしていた猫を持ち上げたので男の方に視線を向けながら
「お?なんだこの猫の可愛さに気づいたぁ…
「オラッーーー!!」」
急にハイキックを繰り出してきた。
「痛ってーな!何しやがる」
俺が男の方に視線を向けるとリーゼントに白い特攻服のような服を着た典型的なヤンキーだった。
「猫にジュースなんかあげてんじゃねーよ!」
そういうことか確かに俺も言葉が悪かった。いきなり蹴られたのは少し納得いかないが説明しよう。
「あーすまんこれはなぁ…「猫の体調が悪くなったらどーすんだよ!」ヤンキーが餌入れを蹴り上げ俺の水が地面に飛び立った。
その時俺の中の何かがプツンと切れた。
「戦争じゃーーー!」
「待て!猫を逃す!」
ヤンキーの言葉を受け入れ猫を隅っこに置いた。
………仕切り直して。
「紛争じゃーーー!」
「上等だ、オラーー!」
すれ違いによるバトルが始まった!
リーゼントで特攻服きたハンターって誰かな?
だーれー?
自分で考えて下さい。